サスペンション
TM-SQUARE ZC32S トーションビーム & スタビ 正式リリースです! 

2015年06月06日(土)

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いやはや・・・・・、

なんだかんだと、少々時間がかかってしましたが、

ZC32S トーションビーム & スタビ の 正式リリースでございます。

そして、WEB サイト にも、ラインナップ されましたので、

少々、説明文を 引用しますと・・・・・、

FF 車両を、速く走らせるために、とても重要なポイント。

それは、リアのロールを抑制することです。

なぜなら、コーナー立ち上がり区間でリアのロールが大きいと、

対角となるフロントイン側のタイヤ接地が弱くなり、

アンダーステアを誘発してしまうからです。

TM-SQUARE トーションビームは、純正では存在していないリアスタビライザーを

ボルトオン装着できるようにトーションビーム本体を設計した、

ロール剛性を大幅に向上させるコーナリングパーツです。

最大の特徴として、現行のトーションビームが一番たわむ部分に、

スタビライザーを追加することで、荷重移動によるロールを根本から抑制し、

純正のバランスを崩すことなく、また、トーションビーム強化において、

重要なポイントとなる 「リニアにロール剛性を上げる」 を実現しました。

また、スタビライザーを脱着可能としたことで、用途やセットアップにより、

太さがが違うスタビライザーをチョイスして装着することで、

リアのロール剛性を自由に変更することが可能です。

といった感じとなります。

でね! 弊社のトーションビームは、

ボルトオンにて補強パーツを追加するタイプ ではなく、

なぜ、スタビが装着できるように、大掛かりに、トーションビームを 作るのか? 

って、よく質問されるので、田中の個人的な見解を少々・・・・。

田中にとって、トーションビームの強化で、一番重要な部分、

それは、動き始めの部分なんです。

この部分が、リニアに動くと、とても運転はカンタン です。

なぜなら、リニアに動く = リニアに荷重が移動する  となりますので、

ドライバーは、荷重の移動量を把握しやすく、その先の動きを読みやすいからです。

よく田中が解説に使用する

ステアリングを 「1」 切ったら、 荷重が、「1」 移動する

ステアリングを 「2」 切ったら、 荷重が、「2」 移動する

といった特性なら、ドライバーは、ステアリングを 「5」 切った時の

荷重移動量を 「予想」 できることから、運転はカンタンです。

反対に、

ステアリングを 「1」 切ったら、 荷重が、「2」 移動する

ステアリングを 「2」 切ったら、 荷重が、「5」 移動する

といった特性なら、ドライバーは、ステアリングを 「5」 切った時の

荷重移動量を 「予想」 できないことから、運転が難しくなるのです。

これが、動き始めが、リニア(すぐにレートが立ち上がる)で、

その後、同じレートで推移してくれる大きなメリットなのです。

(上記は、すべて田中の個人的な見解です)

そして、この リニアにハイレート化 された 

独特のテイストを出すためには、スタビが装着できるように、

大掛かりに、トーションビームを作るしか、手がないのであります。ハイ。

(でないと、ここまで凝った作りには、ならないですよね・・・・・・)

注)  スタビライザーの特性上、左右のロール差が大きくなると、

レートが、徐々に高くなり、リニアではなく、プログレッシブ となってしまいます。

しかし、この領域は、ストローク量(スプリングレート等)で、抑制が可能なこと、

そして、最大ロール付近では、荷重がすでに移動しており、

レートに関する感度が下がっていることから リニアという表現を使用しています。

また、もちろん、リアのロール剛性が 高くなることで、

コーナー立ち上がりのアンダーステアを大きく抑制できる こともメリットです。

広告文にもありますが、外輪 の リア が、ロールすると、

その対角である 内輪 の フロント タイヤ の接地が弱くなり、

アンダーステアバランスに、なりやすいですからね・・・・・・。

それと、少々余談ですが、マニアックなお話をひとつ。

じつは、クルマって、

フロント か リア のどちらかで、ロールを抑制させると、

全体的なロール量も、抑制されちゃうんです。

カンタンに解説すると、たとえば、スイフトに、

4輪とも、3kg/mm のスプリングを SET して、

トーションビームを装着したとしましょう。

当然、リアのロール剛性が向上していますので、

リアのロール量は、大きく抑制されます。

でも、フロントは、3kg/mm のレートですので、

いままでどおり、大きくロールするかと言うと・・・・、

フロントも、大きくロールが抑制されるのです。

なぜなら、フロントサスペンションも、リアサスペンションも、

ボディに装着されているわけですから、

リアはロールしないのに、フロントのみロールする場合は、

ボディが大きく 変形しないと 成立しないのです。

そうです、ボディ剛性がある以上、

フロント/リア のどちらかで、ロールを抑制させると、

フロント/リア 両方とも、ロールが抑制されちゃうんです。

そして、駆動輪側のロールをあまり大きく抑制すると、

トラクションの問題が発生しますので、

FF車両 では、リアスタビ

FR車両 では、フロントスタビ 

の剛性を上げて、クルマ全体のロールを抑制すると言うのが、

セットアップの王道となっているのであります。ハイ。

で!

どんな方に バッチリ 適合するかと言いますと・・・・、


○ マイルドに、ロール剛性を上げたい!

○ 乗り心地を犠牲にすることなく、ロール剛性を上げたい!

○ コーナー立ち上がりのアンダーステアを抑制したい!

○ もっとイン側タイヤのグリップを有効活用したい!

○ トラクションをもっと向上させたい!

といった感じになります。

ということで!

TM-SQUARE  トーションビーム & スタビセット ZC32S用 は、


トレーリングアームブッシュ 新品(純正品)打ち換え済み!

スタビライザー径  28φ または、 32φ からのチョイス!

といった仕様で、

150,000円 (税込) にて、好評発売中でございます。

(もちろん、在庫も、「◎」 です)

また、現在ご使用中のトーションビームは、

ジグに入れて問題がなければ、¥20,000にて、下取りも可能となります!!

以上、

TM-SQUARE ZC32S トーションビーム & スタビ 

正式リリース の お知らせでした!!


TM-SQUARE ZC32S トーションビーム & スタビ WEB サイト

BILLION
BILLION OILS 特約店  SA京都ワンダー さんの場合!

2015年05月29日(金)

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今年も、大好評をいただきました

SA京都ワンダー さんの  TM コレクション

田中は、試乗に、スイフト談義に、セットアップ談義にと、

終日 バタバタしておりましたが、

弊社、佐藤さんから・・・・・、

「社長! 売り場を見て来て下さい!!」 と、

何度も言われたので・・・・・・・・・、

日曜日の閉店間際に、店内を見学すると・・・・・・、

スンゲ~! 売り場を 発見いたしました!!

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BILLION OILS の販売コーナーには、

なんと! 手書きの POP が!!

それも、ロゴが立体的!!!!!

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いや~、愛を感じて しまいました・・・・。

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そして、このBILLION OILS の販売コーナー以外にも、

エンジンオイルコーナーには、

BILLION OILS  &  TM-SQUARE の エンジンオイル が、

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そして、ミッションオイルコーナーには、

BILLION OILS の ミッションオイルコーナーが!!

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ということで!

BILLION OILS 全国 No1 の販売量 を誇る

SA京都ワンダー さんでは、

BILLION OILS エンジンオイル  5w-40

BILLION OILS エンジンオイル  10w-40

BILLION OILS FF-315 (FF オープンデフ専用 ミッションオイル)

BILLION OILS FF-730 (FF 機械式 LSD専用 ミッションオイル)

BILLION OILS FR-780 (FR 機械式 LSD専用 デフオイル)

BILLION スーパー ブレーキフルード

BILLION BB4 ブレーキフルード

BILLION LLC Type PG+

BILLION LLC Type R+

BILLION LLC Type S+

TM-SQUARE エンジンオイル M16A

TM-SQUARE オイルフィルター

が、常時在庫 されていますので、

みなさん! どうぞご活用くださいね!!

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ちなみに、この 怪しい 店員さんは、

常時在庫 されておりませんので、安心して お越し下さい!! (笑)

BILLION
田中ミノル式  FF 機械式 LSD 完全解説  「曲げるための LSD 有効活用法」③

2015年05月22日(金)

 

 

 

 

今回は、前回の 「イニシャルトルク」 に続き、「カム角」 の解説をしましょう。

 

 

 

 

 

LSD には、ドライバーが、アクセルによって、

加速/減速(除く、1way) といったアクションを起こしたとき、デフのロックが強くなるように、

カム と呼ばれる ものが、装着されており、その カム の角度のことを 「カム角」 と言います。

 

 

 

そして、このカム角 を機構的に説明するのではなく、

ドライバー視点にて、ドライビングに必要な部分だけを 超カンタン に、説明するならば、

 

 

 

 

「LSD の効きが、一番強いポイントを決定するファクター」

 

 

となり、下図  B のポジション が、カム角の大小により、変化するのです。

 

 

 

 

 

 

 

このように、LSD の効きが、

 

 

 

一番 「弱い」 ポイントを決定するのが、イニシャルトルク で、

一番 「強い」 ポイントを決定するのが、カム角 なのであります。

 

 

 

 

 

 

 

また、カム角の違いによる LSD の効きを

イメージグラフで表現すると、下記の感じとなります。

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

なんとなく、イメージが伝わるでしょうか??

 

 

 

このように カム角 は角度の表記となり、

 

角度が大きいと、より速く、そしてより強く ロック し、

角度が小さいと、マイルド に ロック する方向となります。

 

※ 効きの強さとスピードは、LSD の種類、イニシャルトルク、使用オイル

  によっても変化します。

 

また、この カム角 は、加速側、減速側の 2種類が設定されており、

FF の場合、加速側 (アクセルON にて、加速している時) の 方が、

減速側 (アクセルOFF にて、エンジンブレーキが効いている時) より、

LSD の効き (ロック) が強くなる設定となっています。

 

 

なお、どの程度のロックを強いと感じるかは、

ドライバー、セットアップ、使用タイヤ、使用ステージによって、大きく異なりますが、

誤解を恐れずに、角度と効きの強さをイメージでお伝えすると・・・・・・・、

 

 

加速側

40度未満  →  カム角 小   効き弱め

40~50度  →  カム角 中   効き中間   

50度以上  →  カム角 大   効き強め

 

 

 

減速側

 0~5度   →  カム角 小   効き弱め

5~20度   →  カム角 中   効き中間   

20度以上  →  カム角 大   効き強め

 

 

 

といった感じです。

 

 

 

 

たとえば、 加速側 60度   減速側 0度 であれば、

加速側は、強め  減速側は、弱め のセットアップ。

 

 

加速側 45度   減速側 30度 であれば、

加速側は、強めと弱めの中間  減速側は、強め のセットアップとなります。

 

※ 上記の評価基準は、田中ミノルの個人的見解となります。

 

 

 

 

そして、LSD は、カム角 の組み合わせから、

以下の3つのジャンルに分類されることもあります。

 

 

 

加速側と、減速側のカム角が同じもの               2way

(加速側と、減速側が、同じ強さでロックされるタイプ)

たとえば、加速側 45度  減速側 45度 等。

 

 

 

 

加速側と、減速側のカム角が違うもの              1.5way

(加速側に対し、減速側のロックの方がやさしいタイプ)

たとえば、加速側 50度  減速側 10度 等。

※ 減速側 0度 を除く

 

 

 

 

加速側(カム角設定あり)、減速側(カム角 0度)のもの    1way

(減速側は、カム角にてLSDがロックしないタイプ)

たとえば、加速側 40度  減速側 0度 等。

 

 

 

 

FF 車両の場合、一般的には、1.5way と、1way が、主流となりますが、

1.5way の中には、減速側のカム角が、1度でも、30度でも、1.5way 表記

となりますので、少々混乱しますね・・・・・。

 

 

 

 

要するに、同じ1.5 way 表記であっても、1way と、ほとんど変わらないものから、

かなり、2way 寄りのものまで、幅広くありますので、

この way 表記ではなく、たとえば、45-10 とか、60-05 といったように、

カム角 で覚えてしまうと、もっと、その LSD のキャラクターが、

明確に理解できるかも知れないですね。

 

 

 

 

 

いや~、今回も、マニアックですいません・・・・・・。

 

 

 

 

前回 & 今回のポイント をまとめますと、

 

加速時のロックの強さ  →  イニシャルトルク + 加速側のカム角 で決定

減速時のロックの強さ  →  イニシャルトルク + 減速側のカム角 で決定

加速も減速もしていないときのロックの強さ  →  イニシャルトルク で決定

 

といったことです。

 

 

 

 

以上のことから、セットアップの方向性としては・・・、

 

加速も減速もしていないときのロックと、

減速時のロックをマイルドにして、

加速時のみロックを強めたいなら、

 

イニシャルトルク弱め、加速側のカム角(大)、減速側のカム角(小)となり、

 

 

 

 

加速時も、減速時も、

そして、加速も減速もしていないときのロックも強くしたいなら、

 

イニシャルトルク強め、加速側のカム角(大)、減速側のカム角(大)となります。

 

 

 

 

このように、LSD の効きの領域を 「イニシャルトルク」 と、「カム角」 で設定し、

この範囲の中で、アクセル の ON /OFF により、LSD の効き(ロック率)を変化させる。

 

そして、このロック率の変化を活用し、コーナリング に アドバンテージ を発生させること、

それが、LSD を使用する メリット となるのです。

 

 

 

 

 

 

以上で、LSD の基本的な機能の解説は、終了となり、

次回からは、いよいよ!!

 

 

 

LSD を ドライバーが、どのように活用することで、

速く走ることが出来るのかを ドラテクを交えて解説したいと思います!

 

TM-SQUARE
やっと、試作品が完成しましたよ~!!

2015年05月01日(金)

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いや~、待ちに待った、

ZC32S のボンネット(試作品)が、出来上がってきました!!

でも・・・、まぁ~、

強烈なスタイルでございます・・・・・(笑)

以前にも、お話したかも 知れませんが、

100人 の スイフトオーナーに、アンケートを取ると・・・・・、

NG・・・・      97人

大好き!      3人

といった、投票結果になりのではないかと、

田中は、想像しております・・・・・。

(まぁ・・・・・、それぐらい、好き嫌いが、ハッキリするような・・・・・)

また、今回は、カーボンタイプ ではなく、

FRPタイプ (白ゲルコート) にて、

販売をスタートしたいと考えております。

では、未塗装品 & 中央部はモザイク となりますが、

田中が、町田倉庫にて撮影した写真を どーぞ!!

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でも・・、

これじゃ、肝心な えげつない 強烈な形状 は、

わからないですよね・・・・・・・。

ちなみに、穴は・・・・・、

とっても小さいのが、合計4箇所 といった感じです!

現在、佐藤さんと、塗り分けについて、

議論? 口論?? しておりますので、

もう少しだけ、モザイク無しの写真は、お待ちくださいね!

きっと、あまりにも、あまりな形状に、

イイ意味でも、悪い意味でも、驚いていただけると思います!

でも・・・、

97人   →   絶句・・・・。

3人    →   カッコいい!

でしょうね・・・・・・・、きっと・・・・・・・(笑)

TM-SQUARE
スイフトマイスター決定戦 2014  by  TM-SQUARE TV!

2015年04月08日(水)

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全国のスイフト乗りのみなさん!

本日のブログは、チョット、刺激的ですよ~!!

昨年の12月に、

FSWショートコースにて、開催された スイフトマイスター決定戦 2014 

じつは、このイベント の模様を

弊社のスタッフのみで、動画を撮影し、

弊社のスタッフのみで、編集をした 番組? 

が、完成したのであります!!

(いや~、苦節 4ヶ月・・・・、やっと完成いたしました!)

でね、みなさんにも、ご覧いただきたいと思うのですが、

ご覧になる前に、何点か、ご注意(言い訳?)が、ございます。

1) 走行中の車両が急に画面から消えることがありますが、

これは、瞬間移動ではなく、カメラマンの技量です・・・・・。

2) 撮影中に画面が激しく揺れることがありますが、

こちらも、カメラマンの技量です・・・・・。

3) 動画の一部に、画角が、明らかに違う シーンが存在しますが、

カメラの設定ミスによるものです・・・・・。

まぁ~、撮影も、編集も、全員素人でやったものですから、

突っ込み箇所は、多々あるかと思いますが・・・・、

ご参加いただいた みなさんの 情熱 と イベントの楽しさを

少しでも、お伝えできればと思い 作りました。

では、どうぞ、ごゆっくり、お楽しみ下さい!

いかがでしたでしょうか!

撮影、編集に関しては、ド素人軍団ならではの ヘボさ 満載ですが、

どうしても、みなさんに、お伝えしたい という 熱い想いだけは、目いっぱい詰まった、

いかにも、弊社らしい 仕上がりになった気がします。

(出演者のみなさん! ありがとうございました!!)

そして!

また、今年も、スイフトマイスター決定戦をはじめ、

FSW にて開催する イベントは、盛りだくさんです!

少々、予定をご紹介しますと・・・・・、

6/13 (土曜日) 現在、極秘イベントを企画中!  (乞うご期待!!)

7/20 (月曜日 祝日) ワンメイクドライビングレッスン SUZUKI スイフト (FSWショートコース)

サーキットデビュー クラス  &  スキルアップ クラス  


12/13 (日曜日)     スイフトマイスター決定戦 (FSWショートコース)

スイフトマイスター クラス  &  スキルアップ クラス  

みなさん、どうぞ、ご参加くださいね!

あっ!

それと・・・・・・、

上記のイベントで、

動画撮影 を お手伝いいただける方 も、大募集です!! (笑)

もし、可能なら、みなさんが、お持ちの機材で、撮影された動画を譲ってください!

もちろん、交通費、入場料は、弊社が負担いたします。

(ギャランティは、ありませんが、何かお礼のお品を・・・・・・)

以上、スイフトマイスター決定戦 2014 の動画と、

2015年 のイベント告知 でした!

駆動系パーツ
TM LSD (ZC32S) の レポート が届きました!!

2015年03月18日(水)

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本日は、TM LSD (ZC32S) を装着された 32オーナー様から、
ガッツリと、LSDレポートが届きましたので、ご紹介したいと思います!

田中 ミノル 様

ご無沙汰しております○○です。
今年1月にTM LSD & ファイナルを装着し、

本庄 (15分×ドライ6本)、

富士ショート (25分×ドライ2本)、

TC2000 (25分ウェット、9周ドライ)

を 走行いたしましたので感想を述べさせて頂きます。

●街乗り

FF-730を慣らしの段階から入れるとチャタリングしない伝説は本当です。
半信半疑でしたが、あれを体感してしまうと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

多少ハンドルは重くなりますが、人間の慣れの範囲だと思います。
チャタリングによるキックバックが無いので、街中も片手ハンドル運転でラクラクです。

●サーキット

本庄は普段走らないところなので割愛致しますが、
いつも走っている富士ショートでの恩恵は十分感じることが出来ました。

・富士ショート

特に感じたのが3コーナー立ち上がり。
ファイナル変更の影響もありますが、31の時に使用していた他社製のLSDと比べると
パワーが喰われることなく、強烈なトラクションが掛かるのと、
踏んだ分だけデフが効くので、ラインの自由度が上がるのと、
下手くそ加減をいい方向にカバー出来ます(笑)
B3ではセッティングが合わず (トーが超イン)、どアンダーは変わらずでした(汗)
最終コーナーはアクセルを早く開けることができるので、
ストレート立ち上がりで飛び出しそうになる程、速度が乗ります。

・TC2000

初走行でドライ路面はレース中の9周のみでしたが、
十分TM LSDの恩恵を受けることができました。
走行経験が少ないので各コーナーがどうこう、というのはありませんが、
ヘアピン立ち上がりなどは自分がココからアクセル踏んで行く、と
思っているところよりも手前のところから踏んで行けるので、
いい意味で気持ち悪い立ち上がりをして行きます。
ニュルニュルというかヌルヌルというか、そんな感じで加速して行きます(笑)
レース中、オープンデフのFF海外車を追っかけていたのですが、
コーナーリング速度自体はそれ程変わらないのに、立ち上がりで一気に差が詰まります。

・総括

加速が気持ち悪い。
下手くそなところをいくらでも誤魔化せるので上手くなった気になる。
ラインの自由度が増え過ぎてラインを見つけにくい。
お高い買い物でしたが、これを味わってしまうと・・・・・・・・・・・・(^_^;)

・最後に

まだまだ使い始めたばかりなので道具として使いきれていません。
このLSD特有のライン取りとゆーか走り方がありそうな気がしてならないです。
誰が乗ってもある程度の速さは手に入れられますが(現状まだこの段階)、
このLSDはその壁を超えた先に何かがありそうな気がします(笑)
今までのミノルさんの車載にヒントがありそうですね╭( ・ㅂ・)و グッ !

いや~、長文のレポート 感謝、感謝でございます!!

そして、最後の部分ですが・・・・、

↓    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓

このLSDはその壁を超えた先に何かがありそうな気がします(笑)

↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑

いや~、やっぱ、鋭いですね~。

もちろん、もう少し、使い込めば・・・・・・、
きっと、そこには・・・・・、

「うおっ~!」 という感動と、ラップタイムが、あると思いますよ~!!

そして、このLSD から、タイムを絞り出すには、
このあたりが、「カギ」 になると、思われます。

田中ミノル式  FF 機械式 LSD 完全解説   「曲げるための LSD 有効活用法」⑤

また、レポートを読ませていただいた
田中の直感ですが・・・・・、

LSD の完全攻略まで、そして、感動のラップタイムまで、
かなり近いと、思いますよ~!

乞う ご期待でございます!!

レポート、本当にありがとうございました!!!

駆動系パーツ
TM エキマニ ZC32S用 リリースです!

2015年02月26日(木)

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先日、ご案内しました
TM-SQUARE の新製品 ZC32S用の エキマニ。

詳しくは、こちらを!

3月上旬の入荷予定でしたが、
なんと! 一昨日に、納品されました!!

(嬉しいですね~!)

ということで、早速、写真撮影を行いました!!

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いや~、美しい・・・・・・・。
ため息 が出るぐらい、美しい・・・・・・・。

で、検品も終了しましたので、
「早割り」 にて、ご注文いただいておりました みなさん!
TM-SQUARE エキマニ (ZC32S専用品)は、本日出荷となります!!

ぜひぜひ、インプレッションを教えてくださいね。

ということで、本日から、「在庫あり」 となりますので、
みなさん、どーぞ、よろしくお願いします!

もちろん、「匠の日」でも、装着可能ですよ~!!

サスペンション
TM トーションビーム & スタビ (ZC32S) 量産試作 完成!

2015年02月18日(水)

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いよいよ、量産試作品として納入された

TM-SQUARE トーションビーム & スタビ (ZC32S) の写真を

先日、極寒の町田倉庫で撮ってまいりました。

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このトーションビーム、

2013年 のスーパーバトルから、試作品を装着しており、

抜群のパフォーマンスを発揮していました。(いや~、田中の大好物です)

でも・・・、ZC32S のトーションビーム形状は、ZC31S と、大きく異なり、

試作品は、エイヤ~! で、スタビを固定した仕様でしたが、

量産品は、そうもいかず・・・・・・、

袋状となったトーションビームと、

戦うこと1年・・・・・・・・ (まぁ、Sato Style ですから・・・・・笑)

やっと、量産試作が、完成した次第でございます。ハイ。

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でもって、今回、準備したスタビの太さは、2アイテム!

構造上、ZC31S より、スタビのスパンが短いために、

28φ と、32φ をスタンバイいたしました!!

(ちなみに、35φも作りましたが、硬過ぎました・・・・・・・・・)

イメージ的には、

28φ    ミニサーキット  &  ワインディング

32φ    ミドル ~ ハイスピードサーキット

といったイメージです。

もちろん、スタビバーのみの販売も行いますので、

使用サーキットや、セットアップによって、

使い分けていただくのも、「◎」 です。 (交換は、ボルト2本 の脱着でOK!)

そして、交換による メリットは・・・・・・、

① コーナー立ち上がりの アンダーステアを大きく抑制できる!

FF 車両で、速く走るために、絶対必要なこと、

それは、リアのロールを抑制することだと、田中は思っています。

なぜかと言いますと・・・・・・、

たとえば、左のヘアピンコーナーを想像してください。

クリッピングポイントからは、立ち上がりに向けて、加速するために、

アクセルを踏みますよね? ということは、荷重はリアに移ります。

また、コーナリングもしていますので、荷重は、右リアに集中しますよね?

この状況で、右リアが大きくロールすると、対角である 左フロントは、

浮き上がろうとしますので、荷重が抜けてグリップが弱くなるのです。

結果、アンダーステアを誘発・・・・・・・。

そうです、タイトコーナーの立ち上がりで、FF 車両がアンダーステアなのは、

上記の状況が発生しているからなのです。

そこで! トーションビーム & リアスタビ により、

リアのロール剛性 を上げると、 この立ち上がり区間で、

リアのロールが抑制されることで、対角である 左フロントの接地を確保!!

だから、アンダーステアが大きく抑制されるのであります。ハイ。

② トラクション性能が向上する!

タイトコーナーの立ち上がりで、

フロント イン側タイヤの接地がシッカリしていることから、

トラクション性能が大幅に向上します。

また、オープンデフの場合、

通常であれば、 フロント イン側のグリップが弱くなることで、

アウト側にもトラクションがかからない、「トラクション抜け」 が発生する状況でも、

イン側の接地が確保されることから、トラクションがかかり、

「トラクション抜け」 の発生を抑制したり、発生する場所を少し先にすることが可能です。

③ コーナリング中のロール量が減少する!

トーションビーム & リアスタビ の装着により、

コーナリング中のロールが抑制されることで、クルマの動きが小さくなり、

ドライバビリティが向上します。(運転しやすくなる)

(もちろん、純正サスペンションに装着しても、大幅にロールは抑制されます)

また、ロールが抑制されることで、

キャンバー角が絶対的に不足している状況でも、

タイヤの当たり面を確保しますので、

コーナリング中のグリップ変化を少なくできるというメリットもあります。

とまぁ~、イイこと尽くめ なのであります。

もちろん、リアのロール剛性は、他の手段でも、上げることができます。

たとえば、スプリングレートを上げる ということも、ひとつの手段なのですが、

ロール剛性を上げるというメリットと、同時に何らかのデメリットが発生する

可能性がありますので、(跳ねるとか、乗り心地が大きく悪化するとか・・・・・・)

このあたりは、合わせ込みが必要となります。

また、トーションビームを強化するときに、重要なポイントがあります。

それは、「リニアに強化する」 ということです。

ロールの始まりから、フルロールまで、トーションビームのねじれるレートが、

一定であることが、とっても大切だと、田中は思っています。

だから、TM-SQUARE のトーションビームは、

トーションビームのねじれが発生する 大元を スタビライザーによって、

強化するという とっても手の込んだ作り方をしているのです。

田中の小さな・・・・、いや、大きな こだわりですが、

この作り方でないと、リニアにレートが変化してくれないと、田中は思っています。

以上、またまた、ウンチクだらけとなりましたが、

TM-SQUARE トーションビーム & スタビ (ZC32S) のお話でした。

そして、量産試作ということは、

リリースも、近いかも知れないですよ~!!

TM-SQUARE トーションビーム & スタビ (ZC31S) の WEB サイト はこちら!

エンジン
TM-SQUARE 強化エンジンマウント インプレッション!

2015年02月16日(月)

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今夜は、先日、発売しました

TM-SQUARE 強化エンジンマウント のインプレッションが、

早速届いておりますので、みなさんに、ご紹介したいと思います。

ちなみに、3箇所とも、

純正 → TM-SQUARE 強化エンジンマウント に、交換いただきました。

では、ノーカット & ノー編集 で、どーぞ!

本日、杉田さんに強化エンジンマウントキットを取付していただきました。

自身のブログに詳細をアップしても良かったのですが、何分素人ゆえ・・・。(苦笑

ダッシュのビリビリ音&アイドリング時の振動

純正比 200% UP

20%と見間違えていました。(汗

正直、期待は皆無で不安だけが頭をよぎります。(汗

装着後、緊張の瞬間

エンジン始動と同時に、ハンドルとシートから五臓六腑に染みわたる振動と、

官能的な”サウンド”が、身体と魂を揺さ振ります。

前車でも強化マウント入れていましたが、慣れるのにそう時間は掛かりませんでした。

しかし-

TM強化エンジンマウントキット

クラッチをを繋ぎ、アクセルを入れた刹那、

水面から勢いよく飛び立つ白鳥の様に、一気に加速していきます!

これまで3千回転でクラッチミートしていましたが、気が付けば4千付近まで吹け上がり

明らかなアクセルレスポンスの向上が見られ、ピックアップの良さは特筆ものです。

ミノルさん渾身のエキマニを導入した時の、あの興奮と感動が蘇りました。

レーンチェンジも同様に、以前と同じ舵を入れるとクルマが即座に反応し、

瞬く間に車線変更は完了します。

ブレーキの効き具合然り、コーナリング性能までもが、導入前とは全く次元の

違うマシンへと変貌を遂げたのです!

街乗り&法定速度ですらこの感じです、

サーキットにおけるパフォーマンスは如何ばかりでしょうか?!

もちろんわたしの腕ですから、タイムアップに繋がるかどうかは微妙ですが(汗)、

早く走行したくてウズウズしています。(苦笑

では肝心の普段乗りでのデメリットについて

音は言うに及ばず、振動と併せて長時間の走行により、ボディーブローのように効いてきます。

わたしの場合、お腹の痛い時は携帯トイレを持参した方が良いかも知れません。><

ダッシュボードも自力で換装したためビビり音があったのですが、

視界に入る全ての内装が悲鳴をあげ、ルームミラーに映ったわたしは、

「ムンクの叫び」を彷彿とする、焦りの中に有りました・・・。

と、ざっとこのようなファーストインプレッションですが、

導入するメリットとデメリットがハッキリと二分される

TM製品は他に無いのでは・・・、とすら感じています。

私的にですが、サーキットでのタイムアップと

普段乗りでの最小限の快適性を犠牲にするコンセプトで歩んでまいりますので、

変わらず末永く、愛車共々よろしくお願いいたします。

いや~、予想どおりというか、

予想以上のアクティブな内容でございます(笑)

でも、ホントこの商品は、

メリットとデメリットが共存する製品となりますので、

ストリートのデメリットより、

サーキットでのメリット重視なら、3点交換

ストリートの快適性を大きく犠牲しない範囲で、

サーキットでのメリットを求めるなら、1点交換(リアのみの交換)

と、ニーズに合わせて、チョイスして下さいね。

という意味では、本文中に・・・・・、

普段乗りでの最小限の快適性を犠牲にするコンセプト

とありますので、

もしかしたら、1点交換の方が良かったのかも・・・・・と、いう気もいたしますが・・・・(汗)、

きっと、サーキットを走ると、イメージが変わるかも、ですね~。

ということで!

サーキット走行後のインプレも、ぜひぜひ、教えてくださいね!!

以上、本日届いた、

TM-SQUARE 強化エンジンマウント の インプレッション でした!

エンジン
TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」 ペール缶 発売のお知らせ!

2015年02月12日(木)

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発売以来、全国のスイフト乗りのみなさんに、

大好評をいただいております 

TM-SQUARE 「M16A」 エンジンオイル。

「M16A」 エンジンオイル の詳細は、こちらから!

そうです!

サーキット & スポーツドライビング 完全対応の 粘度特性 (5w-40)  と、

富士フイルム にて、製造されている FTソフトマター の配合にて、

築き上げてきた、実績と信頼!!

いや~、本当にたくさんのみなさんに、

ご使用いただき、感謝、感謝でございます!

でね!

今夜は、この TM-SQUARE エンジンオイル に、

20L ペールが、バリエーションに加わりましたので、

そのお知らせなのであります!

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20L のペール と言えば、

「量り売り」 が可能となりますので、

オイルフィルターの容量や、オイルクーラーの有無にて、

若干、変化する必要なオイル量に完全対応!!

そうです! 必要な分だけ ご購入いただけますので、やっぱ、便利ですよね~。

ということで、全国の TM-SQUARE 製品の販売店のみなさま、

どうぞよろしくお願いいたします。

また、お値段は、¥47,000(税込み) となり、

すでに、在庫もございます。ハイ。

とまぁ~、

上記の 商品紹介だけでは、少々、田中のブログっぽくないので、

今夜は、なぜ、TM-SQUARE が、「M16A」エンジン 専用油 に、

5w-40 という粘度特性を チョイスしたか について、お話しましょう!

スイフトのエンジントラブルで、圧倒的に多い症状

それは、「4番メタルの焼き付き」 です。

(あっ、田中も、もちろん経験者です・・・・・・笑)

で、オイル開発をはじめた時、

とあるレース関係のエンジン開発を行っている重鎮に、

話を聞きに行ったことがあるんです。

そこで、スゴ~く勉強になった ひとこと・・・・・・・、

それは、「ロングストロークのエンジンは、メタルに厳しい」 という内容でした。

要するに、最近は、スポーツエンジンと言えど、

燃費を無視するわけには、いきませんよね。

すると、比較的、低い回転でも、

ある程度のトルクを発生する必要があります。

そうなると、どうしても、ロングストロークの方向となり、

スイフトスポーツの M16A エンジン も、例外ではありません。

たとえば、1600cc のスポーツエンジンと言えば、

B16A (VTECエンジン)

4G92 (MIVECエンジン)

4A-G  等が有名ですが、

ボア × ストローク を 見比べてみると、

ボア         ストローク 

M16A        78.0           83.0

B16A         81.0           77.4  

4G92         81.0           77.5

4A-G         81.0           77.0

要するに、同じ 1600cc でも、

この中では、「M16A」 のストロークが、一番長いと いうことになります。

でね、ロングストロークのエンジンで、

サーキット走行等、高回転を多用すると、

ピストンスピード (ピストンが移動するスピード) が、すご~く速くなってしまいます。

そうです! 同じエンジン回転数でも、ストロークの長いエンジンの方が、

ピストンスピードが速くなってしまうのです。

そして、このピストンスピードには、限界値というものがあり、

限界値に近づくと、ピストンとシリンダー間の抵抗も大きくなってしまうのです・・・・。

(だから、超高回転型のエンジンは、ショートストロークなんですよね・・・)

するとね・・・・・、

この抵抗が大きくなった状況で、加速、減速を繰り返すと、

ピストンを動かすことに大きな力が必要となり、

結果、メタルに大きな負担が、かかるんです・・・・・・。

(だって、強烈に引っ張られたり、押されたりするんですから・・・・)

おまけに、高回転を多用する状況では、

油温はかなり高くなっていますので、

エンジンオイルは、どうしても、粘度低下を発生しやすい状況となり、

油圧は低くなりがちです。

この状況で、大きな 「G」 で、オイルが片寄ったり、

アクセル OFF で、回転が低くなると、

オイルポンプから一番遠い、4番シリンダーに供給される オイル量が減少し、

メタルトラブル・・・・・・・・、となるわけです。

ですから・・・・、

この最悪の状況を避けるために、

そして、いつでも安心して、高回転で走れるように、

たとえエンジンオイルが高温になっても、

「しっかり、油圧がかかる 粘度設定 が、スイフトには、重要だ!」 という考えで、

作り込んだのが、TM-SQUARE 「M16A」 エンジンオイルなのであります。ハイ。

以上、TM-SQUARE が、スイフト専用油 として、

5w-40 をチョイスした理由! でした!!