86/GR86/BRZ 専用油
BILLION OILS TL70 GR リリースです!

2025年05月09日(金)

BILLION OILSから、GR86/BRZ(ZN8/ZD8モデル)専用となる ミッションオイル がリリースとなりました!

その名は

TL70 GR

最大の特徴は、「モデルチェンジ後のTL70型ミッション」に合わせ込まれた低粘度タイプのベースオイルを採用したことです!!

じつは、初期モデル(ZN6/ZC6)も、現行モデル(ZN8/ZD8)も、同じ「TL70型」ミッションが搭載されていますが、大幅に低粘度タイプの純正指定ミッションオイルに変更されているのであります。ハイ。

86/BRZ(ZN6/ZC6モデル) 純正指定ミッションオイル

粘度         75w-90

40℃ 動粘度     73.8 mm²/S

100℃ 動粘度    14.25 mm²/S

GR86/BRZ(ZN8/ZD8モデル) 純正指定ミッションオイル

粘度         75w

40℃ 動粘度     29.5 mm²/S

100℃ 動粘度     5.7 mm²/S

田中ミノルの勝手な想像では、シフトフィールと燃費性能の向上を狙って、低粘度タイプのミッションオイルが使用できるように、内部のパーツと表面処理を変更したような気がしますね~(知らんけど・・・笑)。

ですから、TL70 GR にも、ガッツリと低粘度のベースオイルを使用しましたが、たとえ油温が上昇しても、骨太な油膜特性を持つ「PAO/エステル ONLY」という守備力に優れる強力タイプを採用しました。

ということで!
商品の詳細は、BILLION OILS のWEBサイトにて、ぜひ、ご確認を!!

TL70 GR の WEBサイトは、こちらから!

ちなみに、

BILLION OILS「TL70 GR」は、

GR86/BRZ(ZN8/ZD8モデル)の ストリート/ワインディング 専用品となります。
サーキット走行がメインの場合は、BILLION OILS「TL70 コンペティションモデル」 が推奨となります。

そして、86/BRZ(ZN6/ZC6モデル)には、BILLION OILS「TL70 GR」は、粘度的にご使用いただけません。ZN6/ZC6モデルには、BILLION OILS 「TL70」 または、BILLION OILS「TL70 コンペティションモデル」 が推奨となります。

長期にわたり、何度も何度も、箱根のワインディングにてテスト走行を行って、作りあげた BILLION OILS「TL70 GR」

このシフトフィールは、「まさに異次元だ!」と、田中は思っておりますので、
GR86/BRZ(ZN8/ZD8モデル)オーナーのみなさん、どうぞよろしくお願いいたします!!

    本ブログにてご紹介した製品等のお問い合わせは、こちらのフォームから!!
    (お送りいただいた内容は、本ブログには掲載されません)

    ※送信後、3営業日以内に返信が無い場合、メールアドレスの入力誤りや、送信エラー等の可能性があります。その場合は、恐れ入りますが mail@tm-square.com までご連絡をお願い致します。

    86/GR86/BRZ 専用油
    86のミッションを育てる・・?

    2022年02月25日(金)

    昨年の6月に、ダンパー開発用に購入した 86(ZN6/前期モデル)。

    現在、ダンパー開発の仕様は、Ver.14 !! となりますが、
    いまだ納得ができず・・・(笑)、
    まだまだ開発は、続いております・・・。

    でも!! 今回の Ver.14 から、
    ダンパーエンジニア、高橋さんのアイデアにより、
    田中の求める「ど真ん中」の香りに包まれた仕様となっており、
    まさに、新たなフェイズに突入!! 

    いや~、これからの展開が、少々、楽しみになってきた
    今日この頃でございます。ハイ。

    でもって、本日のブログは、ダンパーのことではなく、
    86のミッションのことを少々・・・・・・・。

    じつは、

    この 86 を中古車で購入して、まず感じたこと、
    それは、ミッションフィールの悪さでした・・・・・。

    数年前に、BILLION OILS のミッションオイルを開発するために使用した、
    2台の 86 と比較しても、ミッションフィールは大きく異なります・・・・・。

    86のエンジンとミッションは、当たりハズレが大きいとは聞いていましたが、
    まさかこんなに違うなんて、ほんと、ビックリ! です。

    まぁ~、何よりも、シフトが重く、そして、シフトチェンジのタイミングで、ガチャーンと金属音が発生し、シフトレバーに、金属同士がぶつかる様な振動が伝わるところが、どうも、好きになれません・・・・・。

    でも、納車されてすぐに、ミッションオイルを 

    BILLION OILS TL70(86/BRZ専用 マニュアル トランス ミッション オイル)

    に交換したら、かなりフィールは向上!!


    でも・・・、
    イメージ的に、50%以上は、ミッションフィールは、改善したものの
    根本的な部分(金属同士がぶつかる様な振動)までは、
    解決ができませんでした・・・・・。

    まぁ~、「ダンパー開発用に購入したのだから仕方ない・・・」と、
    自分に言い聞かせ、正直なところ、少々、我慢して乗っておりました。

    でも、ミッションオイルを交換して、3日、1週間、1か月・・・、と時間が経過すると、なんだか、少しずつではありますが、シフトフィールが向上してきて、数か月後には、以前、オイル開発で使用していた車両に、かなり、近づいてきたように感じました。

    で、そのタイミングで、BILLION OILS TL70 Competition model  に交換。

    ちょうど気温も下がってきたタイミングでしたので、低温でのシフトフィールがとっても評判の コンペティションモデル を使用してみることにしました。

    すると、エンジンスタート直後、
    まったく暖機運転なしの状況でも、驚きのシフトフィールに!

    やっぱ、冬場のストリートにも、コンペティションモデル は、マッチングするなぁ~と、自我自慢(田中ミノル作の4文字熟語 自分の技術や自分が開発した商品を自分で褒めたたえる様)の中、毎日通勤で使用していると・・・・・、

    こちらも、ミッションオイルを交換して、3日、1週間と、時間が経過すると・・・・・、

    シフトフィールが、どんどん向上していき、約、1か月後には、
    ちょっと、驚きのシフトフィールに変化したのであります!!

    いや~、これって、
    「ミッションオイルが、ミッションを育てた!」としか思えません・・・(笑)

    もちろん、以前に使用していたオイルの成分が、シンクロやギアの細部から剥がれるのに、少し走行距離が必要であることは理解できるのですが、今回の場合、明らかに、ミッション内部が「育った」ように、田中は感じました。

    でね・・・、以前、開発車両として、お借りしていた86のオーナーさんにも、
    まったく、同じことを言っていただいており、

    「車両を貸す前と、戻ってきた時で、ミッションフィールが劇的に変化した!」
    と、
    とても喜んでいただけたこと、思い出しました!!

    で、現在では、1速で発信後、クラッチを全く踏まない状態で、
    2速 → 3速 → 4速 → 5速 → 6速 と、
    衝撃や金属音が皆無の状態で、「トゥルン~」と入るようになるまで、
    成長したのであります!(笑)

    いや~、ちょっと感動でございます。

    ※ タイミングの取り方によって、ミッショントラブルになる可能性が、
      ありますので、本件を試される場合は、自己責任にてお願いします。(笑)

    ということで!

    86/BRZ のミッションを育てるなら、

    BILLION OILS TL70  BILLION OILS TL70 コンペティションモデル

    が、とってもオススメでございます!!

    (特に、コンペティションモデルは、この時期の気温に、◎ です!)

    ※ 今回のブログの内容は、使用の前後で、各部の状態確認やクリアランス測定  
      等、物理的な検証は行っておらず、すべて田中ミノルが感じた個人的な見解 
      となりますこと、ご了承下さい。

      本ブログにてご紹介した製品等のお問い合わせは、こちらのフォームから!!
      (お送りいただいた内容は、本ブログには掲載されません)

      ※送信後、3営業日以内に返信が無い場合、メールアドレスの入力誤りや、送信エラー等の可能性があります。その場合は、恐れ入りますが mail@tm-square.com までご連絡をお願い致します。

      86/GR86/BRZ 専用油
      86/BRZ 専用 M/T オイル TL70 発売です!

      2016年06月22日(水)

      p1

      予想より、少々時間が、かかってしまいましたが、

      BILLION OILS から、ついに!

      86/BRZ マニュアル トランスミッション 専用 オイル

      TL70 が、リリースされました!! 

      いや~、86/BRZ 乗りのみなさん!

      本当に、お待たせいたしました!!

      では、この BILLION OILS TL70 の詳細を ご紹介しましょう!!

      まず、このオイルの特徴は、

      ① 油温に影響されることなく、

      低温域から高温域まで、「究極のシフトフィール」 を実現!

      ② ストリートも、サーキットも、 完全対応 の 

      マニュアル トランス ミッション 専用 ミッションオイル!

      となります。

      まぁ~、平たく言えば、

      一般的なギアーオイルのように、

      ミッション/LSD(デフ)共用ではなく、

      「マニュアル トランス ミッション 専用油」 として、

      徹底的に、86/BRZ にて、開発を行い、

      「究極のシフトフィール」 を追い求めた オイル なのであります。ハイ。

      2014/03/24  FSW ショート

      2014/04/16 FSW レーシング

      2014/04/23 FSW レーシング

      2014/05/13 FSW レーシング

      2015/02/13 本庄サーキット

      2015/09/16 本庄サーキット

      2015/11/18 本庄サーキット

      2016/03/16 岡山国際サーキット(レーシングカー)

      2016/04/24 岡山国際サーキット(レーシングカー)

      で、どうして、この「究極のシフトフィール」 を

      実現できたかと言いますと・・・・、

      2つ の秘密があります。

      秘密①

      超優秀な 増摩擦剤 (摩擦係数調整剤) の採用!

      ミッションオイル にとって重要なことは、摩擦係数を低減させ、

      潤滑性能を向上させることだけではありません。

      なぜなら、摩擦係数が低過ぎると シフトチェンジ にて、ギア を

      同期させることができず、ギア が入りにくくなってしまうからです。

      よって、ミッションオイル には、油膜がある程度 薄くなると

      「摩擦係数を上昇させる」といった性能も必要となるのです。

      (そうです! ただ、ツルツルと滑るだけのオイルでは、シフトフィールは向上しません!!)

      この摩擦係数の変化を

      「指を机の上で滑らせること」で、表現するならば・・・、

      たとえば、机の上に、一滴の水があり、

      その水滴の上に指を置き、そのまま前方に滑らせると、

      ①  最初、指は軽々と机の上を滑る

      ②  一定の距離を移動すると、少し重くなる

      ③  大きな抵抗とともに、指は完全に ストップ する

      といった動きになると思います。

      9133ee168e

      これを潤滑油的に表現すると、

      ①  机と指の間には、厚い油膜(水膜)が存在するので、摩擦が少ない

      ②  油膜(水膜)が、徐々に薄くなり、ある程度の摩擦が発生

      ③  油膜(水膜)が、完全になくなり、大きな摩擦が発生

      となります。

      そして、マニュアル トランスミッション にて、シフトフィール を向上させるには、

      上記② の状況が、安定して継続することが、大きな ポイント となります。

      要するに、油膜が一定 レベル まで薄くなると、ある程度の摩擦を発生させ、

      もし、それ以上に油膜が薄くなった場合は、反対に大きな摩擦を発生させることなく、

      潤滑させることで、同じ摩擦のままキープさせることが、重要となるのです。

      机と指でたとえるなら、②の状況から、油膜(水膜)が薄くなっても、

      ③の状況に移行せず、ずっと②の状況で、キープ し続けることが ポイント となります。

      (指の動きは少し重くなりますが、その後、そのままの重さで動き続ける イメージ です)

      そこで、この性能を確保するために登場するのが、増摩擦剤(摩擦係数調整剤)となります。

      この添加剤の仕事は、油膜がある一定の薄さになると、摩擦を発生させ(増摩擦)、

      その後、油膜がより薄くなっても、それ以上、摩擦が強くなることを抑制(摩擦調整)し、

      同じ摩擦を キープ することです。

      5ed4003501

      上のグラフのように、この添加剤がうまく機能すると、シフトチェンジ において、

      安定した摩擦を発生させることができますので、シフトフィール が大幅に向上するのです。

      また、増摩擦剤(摩擦係数調整剤) の配合により、たとえ油膜が薄くなっても、

      摩擦係数を一定に維持する効果がありますので、シフトフィール の向上だけではなく、

      「ギアを守る」といった部分にも、アドバンテージ があります。

      秘密②

      超優秀な 「粘度指数 205」 の採用!

      BILLION OILS TL70 は、「205」 という、非常に高い 「粘度指数」 を誇ります。

      「粘度指数」が高い と聞くと、オイルの粘度が強く、ドロドロと硬いイメージを持ちますが、

      それは、「粘度」が高い という状況であり、「粘度指数」 とは、まったく意味が異なります。

      「粘度指数」とは、温度の変化に対して、粘度がどれぐらい変化するのかを

      数値化したものとなり、実際には、40℃および、100℃でのオイル粘度を計測し、

      この2点における粘度の差(変化量)が大きいと、「粘度指数」は、低く(小さく)なり、

      粘度の差が小さいと、「粘度指数」は、高く(大きく)なります。

      b0f572655c

      dca1aba9fa

      40℃での粘度が高く、100℃では粘度が低い(温度により粘度が大きく変化する)

      →「粘度指数」が低い

      40℃と、100℃での粘度があまり変わらない(温度により粘度が大きく変化しない)

      →「粘度指数」が高い

      (一般的に、グループ1と呼ばれる鉱物油がベースの場合、粘度指数は、約 「100」~「120」

      化学合成油がベースとなると、「130」~「180」 といったように、温度による粘度変化が、

      少なくなると、この「粘度指数」は、高くなります)

      そして、BILLION OILS TL70 の 「粘度指数 205」 は、非常に高く、

      40℃ と、100℃ での粘度が、あまり変わらないことを意味します。

      ということは、温度変化に対して、油膜の厚さが大きく変化しないことから、

      秘密① の 増摩擦剤 (摩擦係数調整剤) が、安定して作用してくれるのです。

      いかがでしょう・・・・。

      なかなかの秘密でしょ? (笑)

      では、本日開通しました 

      BILLION OILS TL70  の WEB 広告文章 (開発現場から) を 

      抜粋してお届けしましょう!!

      TL70型ミッション に完全適合する ミッションオイル は、かなり難しい・・・・・。

      開発を スタート させた直後に、本気で悩みました。

      なぜなら、低温域にて、TL70型ミッション 最大の難関である

      1、2速の入りを良くするには、低粘度の オイル を使用しなければならない。

      しかし、その粘度で、サーキット をはじめとする スポーツドライビング を行うと、

      今度は油温の上昇により、カンタン に2速の入りが渋くなってしまいます。

      反対に、サーキット 走行にて、快適に2速へ入るように、少しでも粘度を上げると、

      コールドスタート 時に、1、2速の入りが悪くなります・・・。

      要するに、常温から超高温まで、

      (弊社が行った サーキットテスト での油温は、110~135℃)

      「究極の シフトフィール を実現する」という目標は、かなり ハードル が高いものでした。

      そこで、この「シフトの入りには、どのような要因が関与するのか?」

      といったことを粘度の部分だけではなく、

      あらゆる方向から、潤滑油の スペシャリスト たちと強力なタッグを組んで、

      ひとつひとつ テスト を行い解明していきました。

      まず、十数 アイテムにおよぶ他社製品の比較から テストはスタート。

      ベースオイルの選択では、オイルの種類

      (たとえば、一言で エステル油といっても、かなりの種類があります)、

      配合 バランスは、もちろん、ときには質量や分子量まで変化させて

      シフトフィールを確認。

      また、徹底的な粘度指数へのトライに、既製の パッケージ添加剤ではない

      独自配合の添加剤群の使用。

      そして、絶妙の シフトフィールを生み出した

      最新鋭の増摩擦剤(摩擦係数調整剤)との出会い等々、気が付けば、

      2年以上の歳月が経過していました。

      このように、時間的な リミットを設定することなく、

      「解からないことは、解かるまでやってみる」、

      「変化があれば、必ずその理由を理解する」といった、

      まさに、“コスト度外視”による開発にて、

      BILLION OILS TL70 ミッションオイル は、誕生しました。


      油温に影響されることなく、

      低温域から高温域まで、変化しない

      「究極のシフトフィール」

      この性能がどれほどまで、ドライバビリティを向上させるか、

      ぜひ、みなさんに、お試しいただきたいと思います!

      そして、田中ミノルの「執念」を感じ取っていただければ、幸いです!!

      いや~、またまた、マニアックな WEB と なってしまいました・・・・・・(笑)




      86/BRZ 専用 M/T オイル 

      BILLION OILS TL70  の WEB サイトは、こちら!!

      また、スペック & お値段は、以下のとおりでございます。

      動粘度40℃ 72.29 mm2/S

      動粘度100℃ 14.15 mm2/S

      粘度指数 205

      粘度 75w-90

      API GL-4

      100%化学合成油


      86/BRZ に 容量ピッタリ! 2.2L

      ¥11,000(本体価格)

      (もちろん、在庫も、ありますよ~!!)

      ちなみに、ミッションオイルの成分に関しましては、

      先日、一足先にリリースをスタートしました MT-520 と、現在は、同一となります。

      詳しくは、先日の ブログ

      FR マニュアル トランスミッション 専用油 BILLION OILS MT-520 発売です!
      にて!

      ということで!

      サーキットでも、ストリートでも、

      そして、低温でも、高温でも、

      「究極のシフトフィール」 という、極上の ドライバビリティ と、

      4速ギアをはじめ、とってもデリケートな TL70型 ミッションを

      ガッツリ守ってくれる BILLION OILS TL70 を みなさん! どうぞよろしくお願いします!!