BILLION
TM-SQUARE シリコン ラジエターホース (ZC33S)発売中!

2019年02月20日(水)

ZC31S、ZC32Sに続き、
ZC33S用の TM-SQUARE ラジエターホース をリリースしました!

ZC33S の冷却に関する、田中ミノルの
まったくもって、なんの根拠もない、個人的な見解は、

ダウンサイジング TURBO ということで、
やっぱ、少々厳しい部分があると思うんですよね~。

理由は、

排気量が小さい  ≒   各シリンダー間の距離が短い

= ウォータージャケット(冷却水の通り道)が狭い 

ということになり、
この環境にて、ブーストがガッツリかかった状況が連続すると、
どう考えても、シリンダーヘッド近辺の温度は、
いくら直噴で冷やされるとは言え、上がってしまいますよね。
(このあたりは、エンジンの設計によっても、左右されますが・・・)

そうです、この ダウンサイジング TURBO の宿命? にて、
発熱量が多い部分は、冷却が追いつかず、
ピンポイントにて、蓄熱してしまうような気がします。

でもね・・・、ZC33S の純正ラジエターは、
ZC31S/ZC32S と比較すると、
とっても、容量が 大きいんです。
(ちょっとビックリするぐらい・・・・・・)

ですから、いくら、冷却 に厳しい部分 があっても、
ラジエターの容量にて、サーキットを連続周回しても、
すぐにオーバーヒートすることは、ないのであります。

ただ、発熱量が大きく、放熱量も大きい状況で、
ウォータージャケットの水路が狭いと、
ブーストがかかり続ける箇所では、水温は上昇し、
ブーストがかからない箇所では、
大容量化されたラジエターにより冷却される・・・、
だからだと思いますが、

ZC33S の水温は、「とっても、上下動が大きい」というのが、
我々が、ZC31S、ZC32S、ZC33S と、DATAロガーを装着し、
スイフトをサーキットで 走らせた感想です。

この水温の上下動、ZC31S、ZC32S では、
1Lapの中で、一番水温が高い箇所と、一番水温が低い箇所で、
2~3℃レベルなのに対して、ZC33S は、10℃近く上下動してしまいます。

で、何が言いたいかと申しますと、
このように、水温の上下動が激しい車両には、
高性能な冷却水(LLC = ロングライフクーラント)が、
とっても良くマッチングするということです。

だって、クーラントは、いわば「熱の運び屋」ですので、
蓄熱している箇所から、素早く熱を吸収し、
効率よくラジエターで放熱できれば、
ハイブースト時に、一気に温度が上昇する 
シリンダーヘッドまわりの熱をうまく処理できますからね!

そこで登場するのが! 熱交換スピードが優れる 
BILLION SUPER THERMO LLC シリーズ なのであります(笑)!!

そうです!
ダウンサイジング TURBO をはじめ、
走行中の水温変化が大きな車両には、やはり、
熱交換スピード は、とっても重要なファクターですからね~!

でね、スポーツドライビングに向けて、
BILLION SUPER THERMO LLC に交換する予定があるのなら、
そのタイミングに、ぜひ、 ラジエターホースも 一緒に!! 
という作戦でございます(笑)

なんてったって、ラジエターホースの交換は、
クーラント交換のタイミングでないと、
ちょっと現実的では、ないですからね・・・・。

ということで!
クーラント交換のタイミングに、耐圧性能に優れる
ビビット イエローの TM-SQUARE  シリコン ラジエターホース を
どうぞよろしくお願いいたします!!

ちなみに、ZC33S は、2ピースの仕様となりますので、
お値段は、とっても、リーズナブル!!

アッパーホース、ロアホースに、
トライドン(USA)のホースバンド、4本がセットとなり、
11,000円(税込)でございます。

WEBサイトは、こちらから!

それと・・・、
LLC & ラジエターホース を交換するなら、
やっぱり、ローテンプサーモスタット も、同時交換が、オススメです。

だって、ラジエターホースと同様に、
サーモスタットも、LLCを交換するタイミングに、一緒に交換しないと、
交換する時に、LLC が、ドバーッ と出てきて、
また、LLCを交換することになりますからね・・・。

ということで!
BILLION ローテンプサーモスタット ZC33S 対応品(ブログ) も、
バッチリ、バリエーションしておりますので、
こちらも、どうぞよろしくお願いします!!

以上、冷却大好き 田中ミノル から、
TM-SQUARE シリコン ラジエターホース  
ZC33S SPEC 発売のお知らせと、

ZC33S 冷却パーツ 3点セットのご案内でございました!

    本ブログにてご紹介した製品等のお問い合わせは、こちらのフォームから!!
    (お送りいただいた内容は、本ブログには掲載されません)

    ※送信後、3営業日以内に返信が無い場合、メールアドレスの入力誤りや、送信エラー等の可能性があります。その場合は、恐れ入りますが mail@tm-square.com までご連絡をお願い致します。

    BILLION
    BILLION スーパー サーモ ZC33S用 新発売!

    2018年09月25日(火)

     

     

    ZC33S オーナーのみなさん!

    BILLION SUPER THERMO (ローテンプサーモスタット) に、

    ZC33S 対応品 が、2種類の 開弁温度にて、設定されました!!

     

     

     

     

     

     

    BSSZ-W41 (開弁温度 76.5℃)

    BSSZ-41  (開弁温度 65℃)

    (純正サーモの開弁温度は、88℃です)

    (定価は、両アイテムとも、¥7,000- 税抜 となります)

     

     

     

    サーモスタットの 詳しい解説は、

    先日、発売しました 86/BRZ(65℃) のブログ をご参考下さい!

     

     

     

    しかし、まぁ~、ZC33S を サーキットにて、走らせてみると、

    水温の変化が大きくて驚きますよね~。

     

     

     

    だって、TC2000 では、1Lap の間で、

    一番、水温の低い場所と、

    一番、水温の高い場所で、

    約10℃も、水温が違うのですから・・・・・・。

     

     

     

    ちなみに、ZC31S/ZC32S では、2~3℃の違いでしたから、

    いかに、TURBO エンジンの熱量が多いかを物語っていますよね~。

     

     

     

    また、ZC31S/ZC32S では、

    連続走行でも、水温はある一定レベルまで上昇し、

    そこで、STOP しますが、

    ZC33S では、100℃を越えても、

    そこから、ジリジリと上がるので、少々、心配です。

     

     

     

    でもって、105℃ぐらいまで水温が上昇したとしても、

    PITに帰り、エアコンをONした状態で、電動ファンをブンブン回せば、

    水温は、あっと言う間に下がってくれます。

     

     

    ということは、

    ラジエター & 電動ファンの 容量は、ある程度あるものの

    全開時(ハイブースト時)のエンジンから発生する発熱量が

    大きいということですよね・・・・。

     

     

    それに、水温が上昇すると、パワーが、ガクッと落ち込みます・・・・。

    これは、水温が高くなると、

    燃焼室を冷やさないとエンジンが壊れることから、

    燃調を濃くして、ガソリンの気化熱で、冷却したり、

    点火タイミングがリタードすることから、パワーダウンとなるのです。

     

     

    ですから、早めに冷却水が循環する ローテンプサーモは、効果的です!

    (やっぱ、ダウンサイジング TURBO の 冷却って重要ですよね~)

     

     

    もちろん、オーバークールに注意は必要ですが、

    サーキットをはじめとする スポーツ走行には、

    とっても効果的なパーツであることは、間違いありませんね!

     

     

     

    そして、BILLION では、

     

     

    BSSZ-W41 (開弁温度 76.5℃)

    BSSZ-41  (開弁温度 65℃)

     

     

    2つの開弁温度で、商品がリリースされましたので、

    使用目的と、車両の状況によって、チョイスが可能となっております。

     

     

     

    田中が思うところ、

     

    ストリート > サーキット      →   BSSZ-W41 (76.5℃) 

    ストリート = サーキット      →   BSSZ-W41 (76.5℃) 

    ストリート < サーキット      →   BSSZ-41  (65℃)  

     

    といった感じとなり、

     

     

    あとは、ECU のブースト設定値や、

    サーキットでの連続ラップの有無といった使用環境によって、

    チョイスしていただけたら、よろしいかと思います。

     

    もちろん、サーキットにて、水温上昇の抑制 を目的として、

    BSSZ-41 (65℃) をチョイスした場合、

    真冬の低負荷走行では、フロントグリルから、ラジエターに

    導入される空気量をガムテープ等によりコントロールする必要が、

    あることも、ご理解の上、ご使用下さいね!

     

     

    そして、そして、

    ZC31S では、インマニを外さなければできなかった サーモスタット交換ですが、

    ZC32S/ZC33S と、整備性が向上し、とってもカンタンに交換できます。

    ですから、サーモスタット & 冷却水 を交換して、エア抜きを行ったとしても、

    作業時間は、約2時間(阿部ちゃん談)で終了するということでした。

     

     

     

    ということで!

    ZC33S の冷却チューニングに、

    BILLION SUPER THERMO (ローテンプサーモスタット) を

    ぜひぜひ、よろしくお願いいたします!!

     

     

     

    BILLION SUPER THERMO の WEBサイト は こちら!

     

     

    BILLION
    BILLION ローテンプサーモ 86/BRZ 用に、新しい開弁温度が追加!

    2018年09月04日(火)

     

     

     

    86/BRZ オーナーの みなさん!

    BILLION SUPER THERMO (ローテンプサーモスタット) に、

    新しい、開弁温度が、設定されました!!

     

     

     

    いままで、BILLION では、

     

    BST-86     →   72℃

    BST-86A   →   82℃

     

     

    の2アイテムの設定となっておりましたが、

    ワンメイク Race 車両や、スーパー耐久、

    そして、タイムアタッカーのみなさんを 意識した

     

    BST-S86   →   65℃

     

     

     

    を新設定しました!

    (お値段は、3アイテムとも ¥7,500- 税抜 となります)

    (純正の開弁温度は、88℃です)

     

     

    でもって、この BST-S86 (65℃)は、

    どんな使用環境に、マッチングするかと、申しますと、

    やっぱり、サーキット メイン の方に、オススメでございます。

     

     

     

    では、サーモスタットという 部品が、

    どのような、働きをしているのか、少々、おさらいをしてみましょう!

     

     

     

    まず、サーモスタット の役目は、エンジンと、ラジエターの間で、

    冷却水の流量をコントロールしている

    言わば、「水門番」 として活躍しているパーツです。

     

     

     

     

    ですから、エンジン内の水温が低いときは、

    ラジエターへの水門を閉じて、冷却水を

    エンジンのウォータージャケット内だけに循環させ、

     

     

     

     

     

    水温が高くなると、ラジエターへの水門を開いて、

    冷却水を どんどん、ラジエターへと送る仕組みになっています。

     

     

     

     

    でもって、何℃になったら、ラジエターに冷却水を送り始めるか

    というのが、「サーモスタットの開弁温度」 となります。

     

     

     

    また、サーモスタットは、開弁温度 になったら、いきなり 全開になるのではなく、

    開弁温度から開き始め、温度上昇に伴い、徐々にサーモスタットを通過する

    冷却水の流量を増やし、開弁温度 + 12~15℃ぐらいのタイミングで、全開となります。

     

     

     

     

    では、水温は、このサーモスタットの開弁温度のみで、決定するのでしょうか?

     

     

     

     

    答えは・・、NO です。

     

     

     

     

    なぜなら、水温は、

     

    エンジンから発生する熱量、

    ラジエターで放出できる熱量

    そして、サーモスタットの開弁温度 

     

    のバランスで、決まるからです。

     

     

     

     

    まず、

    エンジンから発生する熱量 < ラジエターで放出できる熱量

    の状況では、水温は、サーモスタットの開弁温度により決まり、

    だいたい、開弁温度 + 4~10℃ あたりで安定します。

     

     

    BST-86A(82℃)    →    86~92℃ 

    BST-86 (72℃)    →    76~82℃

    BST-S86(65℃)    →    69~75℃

    (気温の低い季節、低負荷走行、低回転走行 だと、上記の水温になると思われます)

     

     

     

    でも、サーキット走行等にて、

    エンジンから発生する熱量 > ラジエターで放出できる熱量

    といった、状況が続くと、サーモスタットのコントロール領域を超え、

    最終的にサーモスタットは、全開となります。

     

     

    そして、開弁温度が何℃であろうと、

    サーモスタットが全開になってしまった状況では、

    性能的には何も変わりません・・・・・・・・・・・・・・。

     

     

    しかし、開弁温度が、低いサーモスタットと、高いサーモスタットを比較すると、

    開弁温度~全開になるまでの温度域 (サーモスタットのコントロール領域)

    では、開弁温度が低いサーモスタットの方が、

    同じ水温での開弁率が高い(冷却水の流量が多い)という メリットがあります。

     

     

     

    ですから、サーキット走行等において、

    エンジンから発生する熱量 > ラジエターで放出できる熱量

    といった状況となっても、開弁温度が低いサーモスタットは、

    速いタイミングから、冷却水を循環させることで、

    水温上昇のタイミングを遅らせることが可能となるのです。

     

    これが、ローテンプサーモスタットのメリットです。

     

     

     

     

    反対に、ローテンプサーモスタットのデメリットは、オーバークール です。

     

    あまりにも、水温が低いと、

    ECUが、エンジンがまだ温まりきっていないと判断し、

     

    燃調が濃かったり、

    点火タイミングがリタードされたり、

    VVT がMax まで進角してくれなかったり等で、

     

    一番パワーの出るマップを読んでくれませんので、

    エンジンのパフォーマンスを100%発揮 することができません。

     

     

     

    ということで、サーモスタットの開弁温度は、

    使用状況と、その状況での水温をしっかりチェックして、

    目的と用途に合わせて、チョイスしていただくのが、一番です。

     

     

     

     

     

    具体的なマッチングとしては、

    ストリートと、サーキットのウエイトによって、

     

    ストリート > サーキット   →  BST-86A(82℃) または、BST-86 (72℃) 

    ストリート = サーキット   →  BST-86 (72℃) 

    ストリート < サーキット   →  BST-S86(65℃) 

     

    といったチョイスがよろしいかと田中は思いますが、

     

    サーモスタット交換後、もし、水温があまり上がらない状況なら、

    ラジエターに空気を取り込むフロントグリルの一部を、ガムテープ等で塞ぎ、

    適切な水温(ノーマルエンジン、ノーマルECUなら、80℃以上)に、

    調整が必要な場合もありますこと、ご理解くださいね!

     

     

    特に、BST-S86(65℃) を気温の低い時期に、低負荷のストリート走行で

    使用される場合は、オーバークールとなる可能性がありますので、

    使用環境と、目的と用途に合わせて、チョイスをお願いいたします。

    ちなみに、先日、GR 86/BRZ ワンメイク車両にて、

    BST-S86(65℃) の確認テストを行っていただきました。

    テスト内容は、水温を60℃になるまで、暖機運転をして、ピットアウト。

    でもって、アタックを開始する瞬間 (コントロールラインを通過するタイミング)

    の水温を数回にわたり計測いただいたところ、85℃~88℃ ということでしたので、

    アタック中は、まったく、オーバークールの症状は、出ませんでした。

    もちろん、この車両を低負荷状況にて、ストリート走行をする場合、

    水温は、70℃近辺を推移すると考えられますが、

    サーキットでは、問題なく使用いただけることが確認できました。

    そして、エンジニアさんから、

    「DATA を見ても、水温の上昇スピードが、穏やかになっている」 と、

    お褒めの言葉をいただきました!!

    いや~、嬉しいですね!

    ということで!

    BILLION SUPER THERMO(ローテンプサーモスタット)

    86/BRZ対応品 

    BST-S86 開弁温度65℃ 発売のお知らせでした!!

    BILLION SUPER THERMO の WEBサイト は こちら!

    まずは、GR 86/BRZ 参戦中のみなさん、

    ご注文、お問い合わせ、お待ちいたしております!!  (笑)

     

     

     

    ということで!

    BILLION SUPER THERMO(ローテンプサーモスタット)

    86/BRZ対応品 

    BST-S86 開弁温度65℃ 発売のお知らせでした!!

     

     

     

    まずは、GR 86/BRZ 参戦中のみなさん、

    ご注文、お問い合わせ、お待ちいたしております!!

     

     

     

    エンジン
    TM-SQUARE SPORT ECU(ZC32S) のお話!

    2017年03月07日(火)


    発売以来、たくさ~ん のみなさんに、

    投入いただいている

    TM-SQUARE SPORT ECU (ZC32S) SPEC

    まぁ~、最後発だけに、

    ジックリと時間をかけて、開発を行った、

    田中 渾身の ECU DATA でござます。ハイ。

    で、今夜は、TM-SQUARE SPORT ECU の中でも、

    まだ、みなさんに、シッカリ解説ができていない

    クーリングに関する部分を 2点 お伝えしたいと思います。

    (やっぱり、COOLING MEISTER ですから!  笑)

    まず、ZC31S(DENSO)  →  ZC32S(BOSH) と、ハードが変わり、

    水温と、VVT(可変バルブタイミング機構) のバランスが、変更されています。

    みなさん ご存知だとは思いますが

    ZC31S では、水温が、80℃以下の状況だと、

    VVT は、Maxの状況まで作動しませんでした・・・・・・・・。

    そうです、あまり、激しく冷却チューニングを行い、水温を低くすると、

    吸入空気の温度等には、アドバンテージはあるものの

    VVT が、Maxの状況まで作動しませんので、

    「80℃以上の水温よりパワーが出ない!」 なんてことがありました。

    そこで、TM-SQUARE では、ZC31S & 70~80℃ の水温状況にて、

    VVT が、Maxの状況まで作動する Ver.4(LT) DATA を リリースしました。

    TM-SPORT ECU の WEB サイト は、こちら!

    TM-SPORT ECU の Ver.4(LT) DATA の解説 は、こちら!

    でもね・・・・、

    この LT(ローテンプ) DATA は、ZC32S には、不要なんです。

    だって、ZC32S の場合、水温が70℃台なら、

    ちゃんと、VVT は、Maxの状況まで作動するのですから!!

    だから、今後、ZC32S SPEC では、

    LT DATA を リリース することはないと思います。ハイ。 (笑)

    また、上記の理由により ZC32S には、冷却チューニングは、

    とっても効果的ですので、ローテンプサーモスタット の装着も、

    かなり オススメ でございます。

    BILLION  SUPER THERMO (ローテンプサーモ) の WEB サイト は、こちら!

    そして、2点目は、電動ファンの始動ポイントに関してです。

    じつは、ZC32S の ECU を解析したときに、

    電動ファンの始動ポイント変更のアドレスを タッシーが、発見してくれました。

    ですから・・・、TM-SQUARE SPORT ECU (ZC32S) SPEC では、

    この部分に、変更を入れています。

    ちなみに、ZC32S の場合、

    電動ファンは、Low / High の2段階で作動し、

    その各々に始動ポイントが設定されています。

    で、TM SPORT ECU では・・・・・、

    純正エキマニ DATA の場合

    Low 側 始動ポイント  純正  97℃  →  TM DATA 92℃

    High 側 始動ポイント  純正 102℃  →  TM DATA 97℃

    TM エキマニ 専用 DATA の場合

    Low 側 始動ポイント  純正  97℃  →  TM DATA 89℃

    High 側 始動ポイント  純正 102℃  →  TM DATA 94℃

    に、変更されているのであります!

    だから、ECU の書き換えで、

    電動ファンが、早め、早めに、作動しますから、

    冷却アドバンテージも、「◎」 なのであります!!

    それとね、

    BILLION ローテンプサーモ

    BILLION LLC

    TM-SQUARE ファンシュラウド

    TM-SQUARE オイルクーラー

    等々の冷却パーツって、なんだか、夏のイメージが強いですが、

    タイムアタックシーズンの この時期こそ、効くんですよね~。

    だって、85~90℃の水温でアタックしているのと、

    75℃の水温でアタックしているなら、

    きっと、みなさんが想像されている以上のタイム差になると、田中は思いますよ~。

    (あっ、ZC31S の場合は、Ver.4 LT DATA  または、TM エキマニ 専用 DATA 等々、

    VVT の作動温度が変更してある DATA 限定のメリットとなります)

    いや~、またまた、マニアックな話になりましたね・・・・・・・。

    ということで!

    TM-SQUARE SPORT ECU のマニアックな解説でした!!

    BILLION
    86(ZN6) & BRZ  BILLION ローテンプサーモ 発売です!

    2012年09月12日(水)

     

    クーリングマイスター BILLION より、

    新適合のお知らせです!

     

     

    今回、適合に加わったのは、

    86(ZN6) & BRZ  用の ローテンプサーモ です。

     

     

     

     

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    86 & BRZ の純正品は、

    開弁温度が、88℃ となりますので、

    BILLION では、2種類 の 開弁温度を設定しました。

     

     

     

    品番  BST-86  が、 72℃

    品番  BST-86A  が、 82℃

     

     

     

     

    となります。

     

     

     

    TOYOTA 適合表

    SUBARU 適合表

     

     

    ちなみに、開弁温度というのは、

    サーモスタットが、開きはじめる 温度を指し、

    全開になるのは、開弁温度から、12~15℃ぐらい

    水温が上がった状態となります。

     

     

     

    また、水温は、

    外気温をはじめとする そのときの環境にて、

    エンジンから発生する熱量と、

    ラジエターで放出できる熱量、そしてサーモスタットの開弁温度による

    バランスで、決定されます。

     

     

     

    たとえば、ラジエターにて放出できる熱量が、

    エンジンから発生する熱量より、大きい環境では、

    水温は、だいたい、開弁温度 + 4~6℃ あたりで安定します。

     

     

     

    でも、スポーツ走行等、エンジンから発生する熱量が、

    ラジエターにて放出できる熱量より大きくなると、

     

    サーモスタットのコントロール領域(開弁温度 82℃なら、94℃~97℃あたり)を超え、

    サーモスタットは、全開となります。

    (全開時の流量は、大流量タイプを除き、同じです)

     

     

     

     

    ですから、開弁温度が何度であろうと、

    サーモスタットが、全開になってしまたっら、性能的には同じ なのですが、

    ローテンプサーモスタットは、

    サーモスタットのコントロール領域において、

    同じ温度域での開弁率が高い(冷却水の流量が多い)ことがメリットとなります。

     

     

     

    反対に、デメリットは、オーバークール ですね。

    サーモスタットが開きはじめる温度が低いことから、

    特に、外気温が低い冬場では、

    ヒーターの効きが弱くなったり、

    ECUが、エンジンがまだ温まりきっていないと判断し、

    一番パワーの出るマップを読んでくれないこともあります。

     

     

     

     

    ということで、

    サーモスタットの開弁温度は、

    使用状況と、その状況での水温をしっかりチェックして、

    目的と用途に合わせて、

    チョイスしていただくのが、一番ですね。

     

     

    以上、サーモスタット 豆知識でした!

     

     

     

     

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