先日、久しぶりに、
K山さん、いや片山さんに
会いました。
そう、TM-SQUARE
バッフルプレート製造者の、
片山さんです。

やはり、相変わらず、
ガラが悪い・・・。
以前のブログは、こちらをどーぞ。
でも、なんだか、最近は、
後ろに写ってる、某GTカーの
改造で、忙しいらしい・・・。
「で、うまくいってんの?」
という、田中の問いには、
ご覧の様子・・・・・。

暴力事件を起こさないことを、
ひたすら祈りたい・・・・・です・・・・・。
でも最近、こんな片山さんにも
悩みがあるようで、
頭には・・・・・・、
私の少年時代でも、
まず、見ることがなかった、
まるで、「8時だよ!全員集合!!」 の
カトちゃん のような、
典型的な、ワルガキの証が!!!

ありえない・・・・・。
しかし、 こう見えても、子煩悩な
片山さんは、自宅で子供たちに
このスイッチ?を押されると
元気がなくなったフリをし、
再び押されると、
元気になったフリをするらしい・・・・・。
でもね、
このような、みなさん(悪い意味じゃないですよ!)に、
支えられて、TM-SQUAREの商品は、
成り立っているのです。ハイ。
やっぱ、技術がある人は、
変わってますね・・・・・・。
(K山さん、ご出演の、
BILLION WEB サイト内
レーシーな人々は、
こちらをどーぞ。)
やっぱ、変わってる・・・。
今年の冬から、
やたら、TM-SQUARE の
テストで見かける
変な、オジサン? がひとり。

風貌から判断すると、
どうも、レース関係者のような・・・。
でも、メカニックとは、
ちと、違う・・・。
おまけに、いつもパソコンを
持ってて、PITに入るたび、
やたら、配線をつなげる・・・。
で、
「さっきの方がヘアピンは速いね」 とか、
「今回の方が、直線は1.4km/hのびてる」 とか、
クルマに乗っていないのに、
予言のように、言い当てる・・・。
この、変な、オッサンの正体は、
いったい・・・・・。
あっ、「タッシーだ!」
(知ってるのに、わざとらしい・・・)

そう、レース界では、
知らない人がいないぐらいの
有名人。
得意技は、ハッキング ではなく、
ロガー解析と、ECUの適合です。
それも、かなりの高レベル。
スーパー耐久のエンジンを中心に、
シャシダイナモではなく、
エンジン単体のパワーが測れる
エンジンベンチで、
ず~っと、ECUの適合をとっていた
いわば、スペシャリスト。
TR〇とかの仕事がメインだったので、
かれこれ、10数年のお付き合い。
で、なんで、タッシーが、
TM-SQUARE に???
へっへっ、それは、
いよいよ始まるわけですよ。
ECU プロジェクトが!!
大枚はたいて、
買っちゃいましたよ、
書き換えに必要な機材も一式!!
タッシーなら、
すごいの作ってくれると思いますので、
みなさん、乞うご期待です!!!
進行状況は、またレポートしますね。
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(ECU) by
TM-SQUARE
TM-SQUARE の商品は、
バッフルプレートといえども、
我らがレーシングネットワークの作品です。
では、バッフルプレートの製作依頼現場の再現を。
芹沢さん
「2機目のエンジンをバラして確認したけど、やっぱダメだね、メタル」
田中
「えー、何番?」
芹沢さん
「3番、4番だよ」
田中
「ちゅーことは、やっぱ、バッフル付けなきゃダメ?」
芹沢さん
「まあ、レーシングカーでは、ウエットサンプで付けていないエンジンは、
見たことないからね~」
田中
「わかりました・・・、(また、コンプリートエンジンの原価が・・・)」
「でもさぁ、どーせ作るんなら、すんごいのにしてよ」
芹沢さん
「それなら、フォーミュラTOYOTAで使ってた仕様だね」
「でも、誰に作らせる?」
「やっぱ、加工物の得意なメカニックが一番だと思うよ」
田中
「じゃ、やっぱり・・・、もしかして・・・・・」
芹沢さん
「そう、”アイツ”しかいないでしょ」
と言うことで、待つこと小一時間。
スーパーADバン(10年もの)に乗ってあの人が、
御殿場から静岡までやってきました。
片山
「オイーッス」
田中
「(相変わらずガラ悪~・・・)」
片山メカニックのことをご存じない方は、こちら ・・・。
芹沢さん
「おまえ、また、昨夜飲んでたな・・」
「もう、昼なのにまだ、酒抜けてねえのかよ・・・」
田中
「日高でしょ」 (御殿場の居酒屋さんね)
片山
「なんでわかんの?」
田中
「しかし、あんたも暇だね」
「こんなに早く来るとはね・・・・・」
片山
「暇とはどうゆうことですか!」
「だいたい、あんたらが呼んだんでしょうが!」
芹沢さん
「まあまあ・・・、いいから、仕事だよ」
という会話の中、
バッフルプレートの製作が始まったというわけです。
では、登場人物のおさらいね。

芹沢さん

片山さん

田中
ということで、
バップルプレートプロジェクトは、スタートしたのでありました。
エンジンチューナーのノウハウと、
私生活は強烈ですが、
優れた加工技術を持つ「匠」 との、コラボレーション。
それが、TM-SQUARE のバッフルプレートなのです!
いよいよ、バッフルプレートも、販売開始です!
スイスポの最大の弱点。
それは、サーキット走行等による
エンジンオイルの片寄りから発生する、油膜切れ。
この症状は、
必ず、4番シリンダーのコンロッドメタルに、
ダメージを及ぼしてしまいます。
TM-SQUARE コンプリートエンジンの開発で、
私たちは、このメタルへのダメージを発見しており、
オイルパン加工により、対策をしてたんですね~。
オイルパンを加工するまで、
メタルへのダメージは、走行距離に応じて進み、
4番だけではなく、3番にもダメージを受けていました。
メタルへのダメージは、
最初は、多少、油膜切れをおこしても、
さほど、大きくはないのですが、
ある程度のダメージになると、そこからは加速度的に
症状が悪化します。
そういえば、ちょっと前ですが、
REV SPEED の「スイフト王子号」 も、
メタルがいったらしいですね・・・。
大井さんのドライブで・・・。
でもって、エンジンは全損。
積み替えを行ったようです。
そこで、本来、コンプリートエンジンのみに、
投入しようと思っていた、バッフルプレートを
TM-SQUARE のパーツとして、
リリースすることになりました。


どうです!
なかなか、こだわりの形状でしょ?
当初は、オイルパンと一体式のものを作る予定でしたが、
このパーツは、一人でも多くの、
サーキット大好きなユーザーの方に
装着して欲しいと思いましたので、
現行のオイルパンに、追加装着できる
仕様としました。
よって、商品の単体写真は、こんな感じです。

また、ただオイルの片寄りを抑制するだけでは、
ありきたりなので、
レーシングカーに使用されている
バッフルプレートと同様に、
クランクシャフトが撒き散らすエンジンオイルを
有効に、掻き落とす、フィンもしっかり付いてます。

斜めに2本ある、小さなフィンと、
その下にある溝が、すんごい機能を発揮します。
装着も、オイルパンを取外し、
バッフルプレートを交換すれば良いだけですので、
とっても簡単。
そして、気になるお値段は(通販番組???)、
税込み ¥26,000 で~す。
サーキット走るなら、
絶対、必需品のバッフルプレート。
ぜひぜひ、よろしくお願いします!
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2008/09/25
キーワード
バージョン1のエンジンで、約20000kmの走行を終え、
信頼性に確信が持てたので、もう少し圧縮を攻めた仕様のバージョン2が、いよいよ完成しました。
芹沢さんの、「教頭、できたよ~」の電話で、一路新幹線で静岡へ。
(でも、なんでスクールでの役職?で呼ばれてんだ??)
工場に着いたら、もうすでに、バージョン2エンジンは載せ替えが終了しており、
冷却水の注入中でした。もちろん、使用したのは、BILLION SUPER THERMO LLC タイプ PG プラスです。
(誰だー、ミノル汁って言ってるヤツは!)
BILLIONの冷却水
その後、一発でエンジンもスタート。
しばし、エンジンが暖まるまで待ってはみたものの、冷却ラインのエアがうまく抜けない・・・。
芹沢さんの話によると、ZC31Sは、冷却ラインのエアがかなり抜けにくいらしく、
必殺技を教えていただきましたので、皆さんにもお伝えしておきましょう。
エア抜きの方法は、ちょうどブレーキフルード注入口の下あたりに位置する、細いホースを
抜き、そこからエア抜きを行ないます。エンジンをかけた状態で、ロアホースをパフパフしな
がらこの作業を行なえば、かなり短時間でエア抜き完了です。
無事エンジンの載せ換えも終了し、その後、慣らし運転のレクチャーも受けました。
だいたい、慣らし運転って、クソめんどくさくって大っ嫌いな私は、
「レーシングカーで、慣らしなんてやったことがないのに、なんで、慣らし運転が必要なの?」と、聞いてみると、
「あのね、あんたたちドライバーが乗る前に、レーシングエンジンはベンチの上で、ガソリンをドラム缶何本も使って、
我々エンジン屋が慣らしをやってるの」と、もっともらしい答えが。
そりゃそうですよね。
フォーミュラカーが、走行中にエンジンの慣らしなんかやってたら、カッコ悪いだけじゃなく、危ないもんね。
田中、すごーく納得でした。
で、芹沢式、慣らし運転の極意?は下記のとおり。
4000rpm以下 500km
5000rpm以下 200km
6000rpm以下 100km
合計、800kmの走行が、慣らし運転として必要だそうです。

ザ、エンジン屋さん
作業終了後、静岡の街をオッサン2人で試乗に出ました。
トルクの太り方はバージョン1と同じものの、やっぱり圧縮を少し上げただけで、
「高回転域のパンチがかなり良くなってる!」と、私が嬉しそうにコメントすると、なんだか芹沢さんの顔が怖い。
「ハイハイ、4000rpmでしたね・・・・・」。
それから、工場に帰り、一緒に食事に出掛けて、東名で東京まで帰ってきました。
大きな声では言えませんが、やっぱり、高回転のパンチはなかなかです・・・。

静岡では食べるんですよね。イルカ。
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(Eg O/H) by
TM-SQUARE
バージョン2のコンプリートエンジン完成! はコメントを受け付けていません Read more