TM-SQUARE ZC32S リアキャンバーシム 正式リリースです!! ④

2016年09月30日(金)


 

 

さぁ~、今回は、キャンバーシム解説の最終回!



930-11

 



ということで、ドラテクを交えた話を少々・・・・・。



まず、リアトーイン と、

アンダー/オーバーのバランスに関して、おさらいすると・・・・・・、




① リアトーイン値 が大きい  →  アンダーステア バランス が強い

② リアトーイン値 が小さい  →  アンダーステア バランス が弱い

③ リアトーアウト       →  オーバーステア バランス になる可能性がある



となります。






そして、このアンダー/オーバーとは、

コーナーのかなり前半部分のバランスとなります。




たとえば・・・・、

3速から、2速にシフトダウンを行って、

ヘアピンコーナーに進入するならば・・・・、


ステアリングを切り始めた瞬間から、

クリッピングポイントの手前あたりまでのバランスが、

このトーイン値の変更で、変化します。



リアトーイン値が、バッチリと、セットアップされていると、

ステアリングの切り始めから、クリップの直前までの区間にて、

リアがクルッと回り込んでくれるけど、

オーバーステアにはならないという、

絶妙なバランスになるのであります。ハイ。


(もちろん、アンダーステアが抑制されますので、

ステアリングを切る量も少なくなります)






ただ、アンダーステアを大きく抑制しようと、

あまり大幅にリアトーインを少なくすると、

ステアリングを切った瞬間に、急にリアが軽くなり、

唐突なオーバーステアとなる

とっても、危険なセットアップになりますので、

リアトーイン変更後は、必ず安全が確保できる場所にて、

バランスの変化を事前に確認してくださいね。









また、リアキャンバーに関しては、






① リアキャンバー値が大きい 

→ コーナリング中、リアのグリップが高い

→  アンダーステア バランス になりやすい



② ネガティブキャンバー値が小さい 

→ コーナリング中、リアのグリップが低い

→  オーバーステア バランス になりやすい





となりますので、

こちらも、車両のバランス、使用用途、使用タイヤ、

そして、ドライバーのニーズに合わせて、

リアキャンバーをセットアップする必要があります。






また、リアキャンバーが、

アンダーステア/オーバーステア に関与するのは、

3速から、2速にシフトダウンを行って、ヘアピンコーナーに進入する場合、

ステアリングを切り始めた瞬間から、クリッピングポイントの先まで

(場合によっては出口近くまで)

と、かなり広範囲にて、キャンバー値によりクルマのバランスが変化します。


(特に、ステアリングを切った瞬間と、

クリップ付近の最大Gがかかる部分では、キャンバー効果は大きいです)










そして、そして、TM-SQUARE のキャンバーシムは、




トーインがレスになる部分で、アンダーステアを抑制し

キャンバーがネガになる部分で、オーバーステアを抑制するという

2つの違う方向(テイスト)を同時に変更するパーツとなりますので、

バランスがとっても重要です。





ですから・・・・、

現状のアライメントを確認し、どのシムを装着すると、

どんなアライメントになるかをシッカリ想定してチョイスすること。


また、現状のバランスから、どれぐらい変化させたいのかを

シッカリ考えてチョイスすることが、何よりも重要なのであります。









ちなみに、誤解を恐れずに、

なんとな~くのシムチョイスのパターンをご紹介すると・・・・、








現行のアライメント   Fキャンバー  1°00’ネガ  

Rキャンバー     1°00’ネガ 

Rトーイン       IN 0°50’

車両バランス     アンダーステア(中)

ステージ       ストリート



チョイス  →   並盛  & トーイン 0°40’レス 仕様 









現行のアライメント   Fキャンバー  3°00’ネガ  

Rキャンバー      1°00’ネガ 

Rトーイン        IN  1°00’

車両バランス     アンダーステア(大)

ステージ       ミニサーキット



チョイス  →   並盛  & トーイン 1°00’レス 仕様 

(アンダーステアの量によっては、並盛 & トーイン 0°40’レス仕様)







現行のアライメント   Fキャンバー  3°30’ネガ  

Rキャンバー     0°30’ネガ 

Rトーイン      IN  1°00’

車両バランス     アンダーステア(小)

ステージ      ストリート/ミニサーキット



チョイス  →   大盛り & トーイン 0°40’レス 仕様 








現行のアライメント   Fキャンバー  4°30’ネガ  

Rキャンバー     1°00’ネガ 

Rトーイン      IN  1°00’

車両バランス      アンダーステア(中)

ステージ      国際レーシングコース



チョイス  →   大盛り & トーイン 1°00’レス 仕様 

(アンダーステアの量によっては、大盛り & トーイン 0°40’レス仕様)








といった感じとなります。








もし、キャンバーシムのチョイスで迷った場合は、



TEL   04-2788-7878 

メール mail@tm-square.com




まで、ご相談くださいね!

(メールの場合、使用タイヤ/サイズ、フロントのキャンバー値、

現在のバランス、使用用途等も、教えてくださいね!!)











ご注意①

アンダー/オーバーのバランスは、サスペンションセット、

タイヤチョイスを含めトータルで考えるもので、

リアトーイン/リアキャンバーだけで、バランスを取る

ものではありません。

 

リアキャンバーは、バランスを取るためのひとつの要素(要因)

であることを十分にご理解いただいた上で、キャンバーシムを

ご使用下さい。また、必ず装着前のキャンバー値を計測し、

装着後のキャンバー値を確認してからご装着下さい。






ご注意②

上記の解説は、弊社デモカーによる走行DATAを元に、

開発ドライバーである田中ミノルの私的な意見として掲載しており、

車両のバランス、安全性を保障するものではございません。

 

キャンバーシム装着後は、安全が確保できる場所にて、

バランスの変化を必ず事前に確認し、もし、オーバーステアバランス

をはじめ、少しでもバランスが不安定な状況であれば、

使用を中止してください。


また、キャンバーシムの装着にて、バランスが変化したことにより

発生したトラブル等に関しましては、田中ミノル および

㈱ミノルインターナショナルは、一切責任を負いませんので、

すべて自己判断にて、チョイスを行ってください。











以上、とっても長くなってしまいましたが、

TM-SQUARE ZC32S リアキャンバーシム の解説でした!!