サスペンション
トーレスシム 発売のお知らせ!

2011年10月12日(水)

アンダーステアの抑制に、とっても大きな効果がある、リアトーイン。

 

でも、スイフトの場合、

リアのトーインは、トーションビームによって、固定されていますので

微調整ができないんですよね~。

 

 

もちろん、キャンバーシムを装着すれば、

リアトーインは、かなり少なくなりますが、

トーションビームの個体差から、車輌によって、

その数値は、かなりバラバラ・・・・・・・。

 

 

 

そこで!

リアトーインの微調整を可能とする、

新製品の登場なのです。

 

 

その名は、「トーレスシム」!!

 

 

アイテムは、

 

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0° 15’ レス仕様

(キャンバーはそのままに、トータルトーが、15分レスになります)

 

 

※ トーインは、角度により表記しますので、

0° 15’は、「0度 15分」 と読み、

0° 60’ (0度 60分)  =  1° 00’ (1度 0分) となります。

 

 

 

 

 

 

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0° 30’ レス仕様

(キャンバーはそのままに、トータルトーが、30分レスになります)

 

 

の2種類。

 

もちろん、キャンバーシムとの同時使用も可能。

(というか、そのために作ったパーツです!)

 

 

で、使い方はというと・・・・・、

 

たとえば、並盛キャンバーシムを装着した車輌の

トーインを計測すると、

 

トータルトー(左右合計のトーの数値)は、約10~30分ぐらいです。

(このあたりの数値は、かなりトーションビームの個体差で、違ってしまいます・・・・)

 

 

また、リアのトーは、車高が低い方が、

トーインが強くなる傾向となりますので、

車高を低くしている車輌は、かなりの確率で、

キャンバーシムを装着しても、若干トーインとなります。

 

 

仮に、並盛キャンバーシムを装着した車輌のトーインが、イン 20分 だとすると、

 

0°15′レス仕様のトーレスシムを装着すれば、

トータルトーは、イン 5分となります (ほぼ、トーインゼロですね)。

 

 

そして、0°30′レス仕様のトーレスシムを装着すると、

トータルトーは、アウト 10分となります。

 

 

トーアウト と聞くと、オーバーステアになるんじゃないの??

 

と、思われそうですが、

田中が開発を行ったところ、アウト 30分 ぐらいまでは、

セッティングとして、ありだと思いますよ~。

 

 

もちろん、セットアップにも、よりますが、

ゼロから、少しでもトーアウト方向に、いっちゃダメということはなさそうです。

 

 

リアのトーインの特性は、

トーインが強いと、どうしても、リアの直進安定性が高くなり、

アンダーステア方向のバランスになりがちです。

 

反対に、あまりにもトーアウトになると、

今度は、リアの直進安定性が低すぎて、

ハンドルを切ると、そのまま、リアが流れる

オーバーステアとなってしまいますので、

 

この特性を利用して、セットアップができるというわけです。

 

 

田中が思う、セッティングの範囲は、

イン 10分 ぐらいから、アウト 20分ぐらいに、

ベストセットがありそうな感じです。

 

 

まぁ~、基本的に、トーレスシムは、

付きすぎている、リアのトーインを

徹底的に微調整できる、セッティングアイテムですので、

 

現状のバランスに合わせて、

チョイスしていただければよろしいかと思います。

 

また、このあたりは、すべての車種で、確認を取ってませんので、

スイフト限定のセッティングの話として、捕らえてくださいね!

 

 

 

 

あっ、言い忘れてましたが、お値段は、

0°15′レス仕様も、0°30′レス仕様も、シム4枚で、

¥12,000(税込) となります。

 

 

ただ、トーレスシムのみの使用、

または、並盛キャンバーシムとの併用の場合は、

ロングタイプのボルトでないと、ネジのかかりが浅くなり、大変危険です。

 

 

ですから、そんなときは、

ロングボルトセット

(トーレスシム 0°15′レス仕様、または、0°30′レス仕様に、

SCM435 クロモリ ロングボルト8本がセット)

 

 

¥14,500(税込) をご使用ください。

 

 

 

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0°15′レス仕様のトーレスシム +  SCM435 クロモリ ロングボルト8本

 

 

 

 

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0°15′レス仕様のトーレスシム +  SCM435 クロモリ ロングボルト8本

 

 

 

なお、大盛りキャンバーシムとの併用の場合は、

このロングボルトが、すでに大盛りキャンバーシムに、

付属していますので、それを使用して、装着いただければ、OKです!

 

 

 

 

 

 

 

サーキットだけではなく、ストリートや、ワインディングでも、

かなり、いい仕事をしてくれる トーレスシム。

 

 

 

付き過ぎている 余分なリアトーインを適正化する

セッティングアイテムとして、

ぜひ、ご活用くださいね!

 

 

 

ちなみに、もうすで

に、「在庫あり」 です!!

(今月の 匠の日に向けて、先行発売です)

 

 

WEB サイトは、もう少々お待ちくださいね!

サスペンション
ピロアッパーの必要性 について。

2011年10月04日(火)

発売以来、たくさんのみなさんに、ご使用いただいている

TM-SQUARE のピロアッパーマウント。

 

「ステアリング操作が、よりダイレクトになる!」 とか、

「アンダーステアが減少した!」 とか、

「乗り心地が良くなった!」 と、多くのお褒めの言葉をいただきました。

 

 

今日は、その TM-SQUARE のピロアッパーマウント の、

もうひとつの、大きな効果をご紹介したいと思います。

 

 

まず、たま~に、勘違いされることがあるのですが、

TM-SQUARE のピロアッパーマウントは、

装着により、キャンバー角が装着前と、変わりことはありません。

(純正アッパーマウントと、同じキャンバー角です)

 

 

ただ、走行中、「G」がかかると、

純正アッパーマウントのように、ゴムが寄れない分、

キャンバー角が減少することを大きく抑制してくれますので、

アンダーステアには、効果的なパーツなのです。

 

 

そう、そのキャンバー角ですが、

スイフトを速く走られようとすると、

フロントには、かなりのキャンバー角が必要となります。

 

 

ここで、みなさん、

ダンパーのロアブラケットのボルトを細いタイプに変更したり、

ダンパー本体を、キャンバーが付くタイプに交換されたりして、

フロントキャンバーを変更されていますよね。

 

 

でも、じつはダンパーのロアブラケットにより、

キャンバーが付くようにすると・・・・・・・・、

 

アッパーマウントと、ダンパーシャフトに、ストレスがかかるんです。

 

 

下の図を見てください。

 

 

 

 

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この図は、ダンパーブラケットにより

キャンバーを付けた状態を、カンタンに図解しています。

 

 

  

まず、純正のキャンバー角の場合、

アッパーマウントは、ボディーに対して、垂直にあたります。

(当然、そうなるように設計されますから・・・・)

 

 

 

 

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対して、

ダンパーのロアブラケットの穴位置を変更して、

キャンバーが付くようにすると・・・・・・、

 

ダンパーの装着角度が、変わることから、

アッパーマウントと、ボディーが、

垂直に、当たらなくなってしまうんです。

 

 

 

 

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上記の図では、

アッパーマウント右側は、ピッタリ当たっていますが、

アッパーマウント左側には、隙間ができてしまいます。

 

そうです、右側のみ、あたりが強くなっている状況です。

 

 

こうなると、

ストローク中、荷重が増加するに従って、

アッパーマウント左側の隙間がなくなり、

最終的には、左側のゴムも、密着するような、動きとなります。

 

 

要するに、ストローク中に、

アッパーマウントで発生する、レート(硬さ)が、

変化してしまいます。

 

 

また、上記の動きをすると・・・・・・、

ダンパーシャフトに曲げの力が、かかってしまい、

アッパーマウントを固定しているナット付近で、

ダンパーシャフトが、ポッキリと折れてしまう可能性があるのです。

 

 

特に、アッパーマウントを強化ゴムのタイプに

交換していると、ダンパーシャフトへの負担もかなり大きくなります。

 

もちろん、ダンパーシャフトに横方向の力が、かかると、

倒立シリンダーのベアリング部分も

スムーズに動きませんので、デメリットになってしまいます。

 

 

 

 

以上のように、キャンバーが付くことは、

大きなメリットがありますが、

 

ストローク中にレートが変化したり、

ストローク中に、ダンパー本体の抵抗が大きくなったり、

そして、何よりも、ダンパーのシャフトが、

折れるリスクが、あることは、大きな問題となってしまいます。

 

 

そこで、TM-SQUARE の

ピロアッパーマウントを装着すると・・・・・、

 

これらの問題が、一気に解決するのです!

 

 

 

 

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だって、アッパーマウント部にピロポールが装着されていますので、

純正のように、アッパーマウントが、ダンパーシャフトに対して、

垂直に固定されているのではなく、

ダンパーの傾きに合わせて、角度が変わってくれますから。

 

 

これなら、ダンパーが傾いても、

バッチリと、垂直方向に、力を受けてくれます。

 

ということで、

ストローク中のレート変化もなく

(だって、アッパーマウントがアルミのブロックですから・・・)

 

ダンパーの倒立部もスムーズに動き、

ストロークにより、

ダンパーシャフトに横方向の力もかからなくなるんです。

 

 

 

なかなか、の優れものでしょう?

 

 

純正キャンバーの車輌にも大活躍の

TM-SQUARE のピロアッパーマウント。

 

 

フロントキャンバーをダンパーブラケットで、

付けられているみなさんには、

超オススメの商品です!!

 

 

 

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウント

(WEB ページ)

 

 

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウント

(匠工房 ページ)

 

 

 

やるなぁ~、

TM-SQUARE のピロアッパーマウント!

サスペンション
TM-SQUARE ダンパーキットの詳細説明①

2010年04月01日(木)

桜、ぐぐっと、咲いてきましたね~。

我が家近くの公園の桜も、

現在、3分咲きといった感じでしょうか?

 

 

さて、今日は、ダンパーキットの

こだわりをいくつかご紹介しましょう。

 

 

まずは、ストラットブラケットの固定部分を

かなり頑丈に作りました。

 

 

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この部分って、結構よく緩みますよね?

(特に左側)

 

開発テストで、何度か緩んで、

ホイールをやっつけたことがあったので、

ここは、ガッツリと強化しました。

 

 

 

お次は、

フロントスタビのブラケット部分を

ちょっとマニアックに作ってみました。

 

 

p11504651

(焼け色からも、溶接のクォリティが、わかるでしょ?)

 

 

これは、割を入れて、締め付けて

固定するタイプとなります。

 

装着状態は、こんな感じです。

 

 

p11509661

 

 

でもね、コレは、ガッツリキャンバー仕様です。

 

大きくフロントキャンバーを付けると、

ちょうどこの部分(ブラケットの中央)に、

タイヤが干渉しますので、

できるだけスリムな形状にしたんです。

 

 

 

 

で、もし、そんなに、キャンバーを付けないなら、

このような、装着状態に、なります。

 

 

p116005011

 

 

スタビブラケットを、シートでサンドイッチです。

 

 

要するに、キャンバーを大きく付けて、

タイヤと干渉する可能性がある場合は、

シートを取外して、クリアランスを取り、

 

スペースがあるときには、

ブラケットの締め付けによって発生する

ダンパーフリクションを取り除こうという作戦です。

 

確かに、ビビたるものなのですが、

まあ、このあたりが、こだわりです。

 

 

ホイールのオフセットにもよりますが、

-3° 台ですと、シートの使用が可能だと思います。ハイ。

 

 

 

とま~、中身はもちろんのこと、

随所に、こだわりが、ギッシリです。

 

 

だって、スイフトのためだけに、作った、

ダンパーですからね・・・。

サスペンション
TM-SQUARE ダンパーキットの秘密兵器!

2010年03月30日(火)

今日は、今まで、ずっと沈黙を守ってきた、

TM-SQUARE ダンパーキット の秘密兵器を

紹介しましょう。

 

 

フロントキャンバー調整をする場合、

一般的な車高調整式ダンパーでは、

ストラットブラケットプレートを、長穴加工して、

キャンバー調整を可能としていますよね?

 

でも、この方法では、「Gフォース」 や、

「縁石への乗り上げ」 等、大きな入力があると、

簡単に “ズレ” が生じてしまいます。

 

この、 “ズレ” が発生すると、

キャンバーだけではなく、トーインも狂いますので、

アライメントを取り直さなければ、走行ができません・・・・・。

 

そこで! TM-SQUARE のダンパーキットは、

フロントキャンバーを調整式にするために、

画期的なアイデアが採用されています。

 

 

それは、下図のように、上部の長穴部分に、

キャンバーパッドと呼ばれるパーツを挟みこみます。

じつは、このキャンバーパッドには、

設定するキャンバー角に合わせて、

穴位置の違う数種類が付属されているのです!!

 

 

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このキャンバーパッドを挟み込むことで、

上記5種類のキャンバー角から、

タイヤや、セットアップ、使用用途に合わせた、

キャンバー角をチョイスすることが可能となます。

もちろん、長穴内でボルトが左右にスライドすることがないので、

FF車のセッティングの「キモ」であるフロントキャンバーを、

走行中の“ズレ”を発生させることなく、調整式としました。

 

 

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装着は、ストラットブラケットプレートに、

挟み込むだけ。

 

 

 

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へ、へ、へ・・・、これで、キャンバーは、”ズレ” ません!!

 

 

かなりの優れものでしょ?

_その他_
FSW開発テスト・・・・・の内容 ②

2010年03月19日(金)

いやはや、毎日バタバタしてたので、

なかなか、開発テストの報告ができないですね・・・。

 

でも、今日は、頑張って、ご報告を!

 

BBS の凄さは、先日ご報告したとおりですが、

今回のテストは、他にも、テスト項目がありました。

 

 

このテストは、「ナパック走行会」 の中で、

やってしまおうという、強行作戦。

 

 

もちろん、走行会ですから、

豪華ゲスト人も、た~くさん、来てました。

 

 

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まずは、大人気ブロガーの

 

谷口信輝 選手と、

柳田真孝 選手。

 

 

 

しかし、谷口 選手のブログは、どえらい人気らしいです・・・・・。

 

 

 

それから、エンドレス3人衆。

 

 

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なんだか、一番左端の、峰尾選手・・・。

 

 

なんとも言えない、オーラが出てますね~。

 

 

どんなオーラかは、ちょっと言えませんが・・・・・。

 

 

 

ま、余談はさておき?・・、

 

 

今回、開発をかけた、

秘密のサスペンションパーツは・・・、

 

 

 

コレです!

 

 

 

 

 

 

p1130996

 

 

そうです!

ピロアッパーなのです。

 

 

 

なぜ、このパーツを作ることになったかというと、

昨年末の筑波スーパーバトルで、5.8° も付けている、

フロントキャンバーが、足りず、かなりタイヤの

「外アタリ」 が強かったのです。

 

 

イベント後のミーティングで、望月さんと、

トコトン話し合い、出された結論は・・・・・、

 

純正のアッパーマウントが、強烈なGで、変形し、

ダンパーの上部支点が、外側にズレ、キャンバーが戻されているということでした。

 

 

もちろん、純正品は、ゴムとなりますので、

強力な力がかかると、ズレるのは、当然といえば、当然。

 

 

だから、ピロアッパーの試作を作ったのです。

 

 

また、スイフトのストラットをピロアッパーで受けるとなると、

どうしても、装着することで、車高が上がってしまいます。

 

 

このデメリットが、極力発生しない形状で、

試作を作ってもらいました。

 

 

で、走行してみたら、ビックリ!

 

望月/田中ミーティングで、想定していたとおり、

キャンバーが、コーナーリング中に、

戻されることがなくなりました!

 

100R はもちろんのこと、

タイトコーナーで、キャンバーが戻されて発生していた

アンダーステア症状が、解決したのです!!!

 

 

マジ、これはスゴイです。

 

だって、今までは、一旦アンダーステアになれば、

ただ、アンダーステアが、治まるまで、

待つしかなかったのに、それから、ステアリングを切り足せば、

グイグイと曲がっていってくれます。

 

要するに、キャンバーが足りず、

タイヤの角で、走っていた状態から、

強烈な「ヨコG」 の中でも、キレイにタイヤが接地してくれるのです。

 

 

また、ピロアッパーには、もうひとつ、メリットがありました。

 

 

それは、サスペンションの動きはじめの部分で、

今までは、純正アッパーマウントのゴム部がつぶれてから、

サスペンションが、動いていました。

 

しかし、ピロアッパーにすると、ゴムがつぶれることがないので、

荷重の移動量により、リニアにサスペンションがストロークします。

 

 

もう、これは、感動ものです!

 

だって、HYPERCO スプリングに、変更すると、

動きがリニアになって、ドライバビリティーが、

断然上がるように、

 

すごく重要な、サスペンションの動きはじめの部分で、

リニアになるのですから!

 

だから、コーナーへ向かって、ステアリングを切りはじめる瞬間が、

も~、たまりません!

 

 

走行後の田中のコメントも、

 

「フロントキャンバーは、もっと減らせる」

「フロントのスプリングレートも、もっと下げられる」

 

というものでした。

 

 

そうです、今までは、純正アッパーのゴムの動きでステアリングレスポンスが悪く、

それを補うために、大きくキャンバーを付けたり、フロントスプリングのレートを上げたり、

時には、フロントタイヤの空気圧を、3k まで上げたりして、対応していたのですが、

この部分が、リニアに動けば、すべては、解決なのです。

 

 

オマケに、動きはじめが、リニアになったことから、

乗り心地まで、向上してしまいました。ハイ。

 

 

いや~、製品化までには、

まだ、やらなければならないことが、たくさんありますが、

これは、絶対、リリースしたいパーツのひとつですね~。

 

 

それも、装着をカンタンにし、極力、車高変化を発生させず、

コスト的にも、リーズナブルな、固定式(キャンバー調整ができないタイプ)で、

リリースしたいと思っています。

 

 

みなさん、乞うご期待ですぞ!!

 

 

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_その他_
ホイールの剛性が、重要な理由 ②

2010年02月25日(木)

では、今回は、キャンバーが

付いている状態での剛性の話を。

 

 

下の図を見てください。

 

 

 

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図からわかるように、

特に、リム部(C)では、

ハブ部から、距離があるだけではなく、

 

 

キャンバー角が付いていることから、

かなり大きな力がかかります。

 

 

ステアリングを

切った瞬間のレスポンスや、

コーナーでの、最大G に対応しているとき等、

この部分の剛性はとても重要になるのです。

 

 

 

高剛性のBBSホイールは、

ベースになる、ホイール全体の剛性を

最大限まで引き上げるだけではなく、

このリム部(C)の剛性が、

他社製品と比べて、

圧倒的に高いことが、最大の特徴です。

 

 

 

結果、BBSホイールは、

タイヤの接地面を確実に確保することから、

ラップタイムを削り取り、

究極のドライバビリティを生み出すのです。

 

 

 

どうです、とっても

理にかなってるでしょ?

 

 

 

 

 

次回は、

リム部の製造方法の話をしますね。

 

 

 

 

_その他_
キャンバーシム(大盛り) 発売開始!

2009年08月03日(月)

さあ~、いよいよ、

TM-SQUARE キャンバーシム(大盛り)の

発売開始です。

 

p1040445

 

今回は、超ゴージャスに、

ゴールドアルマイト 仕様にしました。

 

装着により、キャンバー&トーインは、

 

純正からの変化量

並盛り

大盛り

トーイン

0°20′レス

0°30′レス

キャンバー

1°10′ネガ

2°20′ネガ

 

となり、

整備書の標準値どおり、

アライメントがでている車輌は、

装着後、下記のアライメントになります。

 

純正(基準値)

並盛り(基準値)

大盛り(基準値)

トーイン

0°50′IN

0°30′IN

0°20′IN

キャンバー

-1°00′

-2°10′

-3°20′

 

今回の、キャンバーシム(大盛り)は、

シムも、かなりの厚さとなりますので、

 

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純正のボルトでは、

長さが足りないため、

SCM 435  クロモリのキャップボルトが、

8本付属します。

 

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あと、ワッシャが、8枚付属して、

お値段は・・・・・、

¥18,000 です!!

 

 

並盛か、大盛りかで、悩む方への、

田中からのアドバイスは、

 

効果/効能にウエイトを置くなら、大盛り

タイヤの片減りが、気になるなら、並盛が、

よろしいかと、思います。

 

ご注文、お待ちいたしておりま~す!

_その他_
開発テスト in 筑波2000 ③

2009年07月15日(水)

今日は、

夢の?トーイン0 の話の続きです。

 

FF  のリアトーインは、

ブレーキングでの安定感が欲しい時や、

オーバーステア対策では、必要ですが

今の1号車のバランスでは、

不要と判断したので、

やってみたかったのです・・・。

 

でもって、走行してみると、

タイトコーナーは、ありえなく速い!!

信じられないスピードで曲がってくれます。

 

でもって、

ブレーキングや高速コーナーでの

オーバーステアも、

まったく持って、発生せず、

オマケに、ストレートは、

抵抗が少ないことから、

スピードも少し上がりました!!

 

 

でもね・・・、

DUNLOP と、最終コーナーは、

アンダーが少し強くなってしまいました・・・・・。

 

この原因は、キャンバーにあります。

 

特盛り にすると、

かなりガッツリ(実測 4度30分ネガ) と

付いてしまいますので、

”G” の強いコーナーでは、

リアタイヤのグリップが、上がり過ぎ、

それで、アンダーステアになってしまうのです・・・。

 

フロントタイヤ イン側に ダ、ダメージが・・・。

フロントタイヤ イン側に ダ、ダメージが・・・。

 

ま、なにごとも、

やり過ぎるところまでやってみて、

戻ればいいんですから・・・・・。

 

というか、

このあたりのインフォメーションを

しっかり、伝えることが、

使命だと思っていますので!!

 

ということで、

キャンバーシム並盛り と

大盛り の仕様は、以下の通りです。

 

純正からの変化量

並盛り

大盛り

トーイン

0°20′レス

0°30′レス

キャンバー

1°10′ネガ

2°20′ネガ

 

上記は、純正からの変化量で、

装着前に、整備書の基準どおりに

アライメントが出ている場合、

以下のような、

アライメントになります。

 

純正(基準値)

並盛り(基準値)

大盛り(基準値)

トーイン

0°50′IN

0°30′IN

0°20′IN

キャンバー

-1°00′

-2°10′

-3°20′

 

もちろん、車輌にダメージがある場合や、

純正状態で、基準値近辺の

アライメントではない場合は、

上記のアライメントには、

なりませんので、ご注意くださいね。

 

 

さあ、あと少しで、

キャンバーシム 大盛り が完成しますので、

もう少し、お待ち下さいね!!

_その他_
開発テスト in 筑波2000 ②

2009年07月14日(火)

じつは、先日の

筑波2000 のテスト項目は、

LSD だけでは、ありませんでした。

 

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望月さんと、

以前から計画していた、必殺技、

キャンバーシム 特盛り

試してみたんですね~。

 

キャンバーシム 特盛り の作り方? は、

いたってカンタン。

 

並盛り と 大盛り

同時に使用するだけです。

 

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なぜ、まだ大盛りが、

リリースされる前に、特盛り を

試してみたかったかと言いますと、

それは、キャンバーの問題ではなく、

トーインを少なくしたかったからです。

 

キャンバーシムを装着する前、

純正状態での、トーインは、

通常、in 50分。

 

スイフトの整備書によると、

トータルトー(左右の合計)で、

5mm ±5mm です。

 

整備書を鵜呑みにすると、

トータルトーで、

0mm~10mm のトーインということになります。

 

でもね、いくらトーションビームを

溶接で接合するといっても、

こんなに公差は、発生しません。

 

私が、実際に測定した、7台の車輌では、

トータルトーで、

in  4mm~6mm ぐらいでした。

 

また、デモカー2台では、

2台とも、in 5mm でした。

 

この、in 5mm を角度に直すと、

約 in 50分という訳です。

 

キャンバーシム並盛り は、

トーインが、20分 レスになりますので、

装着時は、in 30分。

 

大盛り は、

トーインが、30分 レスになりますので、

装着時は、in 20分。

 

で、この2枚を合体させれば、

夢の、トーイン0分 が完成します!

 

これがやってみたかったんです!!!

 

つづく!

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サスペンション
富士スピードウェイ 開発テスト(キャンバーシム編)

2009年06月24日(水)

昨日は、富士スピードウェイにて、

開発テストでした。

 

朝、サーキットに到着すると、

そこは、霧の中・・・。

 

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テストになるのか、心配でしたが、

今回から、

開発を手伝うことになった、

新人の大出(おおいで)は、

どうやら、「晴れ男」 のようで、

どんどん天候は回復。

 

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おまけに、今回は、

サスペンションの神様

望月さんも一緒なので、

とっても、心強いです。

 

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まずは、セミウエットの状態で、

チョロッと走ったところ、

リアのスプリングレートが足りなかったので、

スプリング交換。(もちろん、ハイパコです!)

 

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ある程度、バランスがでたところで、

いよいよ、あのパーツの投入です!

 

って、なにを???

 

ヘッヘッへ~、

作ってしまったのですよ、

新仕様のキャンバーシムを!!

 

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今回の仕様は、

キャンバーがガッツリ付く仕様で、

開発コードネーム は、

キャンバーシム(大盛り) です。

 

なかなか、迫力あるでしょ?

なかなか、迫力あるでしょ?

 

で、効果の方は・・・・・、

 

いや~、しびれました。

すんごく、リアの限界が上がり、

コカ・コーラ コーナー(Aコーナー)の

ボトムスピードは、

格段に向上!!

 

100Rは、余裕で、どんなラインでも、

全開でいけるようになりました。

 

100R全開は、

ドライバーの勲章!

いや、男の誇りです!!

 

気温30度、湿度95%以上で、

ラップライムもレコードを更新し、

2分14秒5までいき、

いやはや、会心のテストでした。

 

望月さん、「ありがとうございました!」

 

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キャンバーシムの詳細は、

また今度ゆっくりと。