サスペンション
TM-SQUARE ZC32S トーションビーム & スタビ 正式リリースです! 

2015年06月06日(土)

p18

いやはや・・・・・、

なんだかんだと、少々時間がかかってしましたが、

ZC32S トーションビーム & スタビ の 正式リリースでございます。

そして、WEB サイト にも、ラインナップ されましたので、

少々、説明文を 引用しますと・・・・・、

FF 車両を、速く走らせるために、とても重要なポイント。

それは、リアのロールを抑制することです。

なぜなら、コーナー立ち上がり区間でリアのロールが大きいと、

対角となるフロントイン側のタイヤ接地が弱くなり、

アンダーステアを誘発してしまうからです。

TM-SQUARE トーションビームは、純正では存在していないリアスタビライザーを

ボルトオン装着できるようにトーションビーム本体を設計した、

ロール剛性を大幅に向上させるコーナリングパーツです。

最大の特徴として、現行のトーションビームが一番たわむ部分に、

スタビライザーを追加することで、荷重移動によるロールを根本から抑制し、

純正のバランスを崩すことなく、また、トーションビーム強化において、

重要なポイントとなる 「リニアにロール剛性を上げる」 を実現しました。

また、スタビライザーを脱着可能としたことで、用途やセットアップにより、

太さがが違うスタビライザーをチョイスして装着することで、

リアのロール剛性を自由に変更することが可能です。

といった感じとなります。

でね! 弊社のトーションビームは、

ボルトオンにて補強パーツを追加するタイプ ではなく、

なぜ、スタビが装着できるように、大掛かりに、トーションビームを 作るのか? 

って、よく質問されるので、田中の個人的な見解を少々・・・・。

田中にとって、トーションビームの強化で、一番重要な部分、

それは、動き始めの部分なんです。

この部分が、リニアに動くと、とても運転はカンタン です。

なぜなら、リニアに動く = リニアに荷重が移動する  となりますので、

ドライバーは、荷重の移動量を把握しやすく、その先の動きを読みやすいからです。

よく田中が解説に使用する

ステアリングを 「1」 切ったら、 荷重が、「1」 移動する

ステアリングを 「2」 切ったら、 荷重が、「2」 移動する

といった特性なら、ドライバーは、ステアリングを 「5」 切った時の

荷重移動量を 「予想」 できることから、運転はカンタンです。

反対に、

ステアリングを 「1」 切ったら、 荷重が、「2」 移動する

ステアリングを 「2」 切ったら、 荷重が、「5」 移動する

といった特性なら、ドライバーは、ステアリングを 「5」 切った時の

荷重移動量を 「予想」 できないことから、運転が難しくなるのです。

これが、動き始めが、リニア(すぐにレートが立ち上がる)で、

その後、同じレートで推移してくれる大きなメリットなのです。

(上記は、すべて田中の個人的な見解です)

そして、この リニアにハイレート化 された 

独特のテイストを出すためには、スタビが装着できるように、

大掛かりに、トーションビームを作るしか、手がないのであります。ハイ。

(でないと、ここまで凝った作りには、ならないですよね・・・・・・)

注)  スタビライザーの特性上、左右のロール差が大きくなると、

レートが、徐々に高くなり、リニアではなく、プログレッシブ となってしまいます。

しかし、この領域は、ストローク量(スプリングレート等)で、抑制が可能なこと、

そして、最大ロール付近では、荷重がすでに移動しており、

レートに関する感度が下がっていることから リニアという表現を使用しています。

また、もちろん、リアのロール剛性が 高くなることで、

コーナー立ち上がりのアンダーステアを大きく抑制できる こともメリットです。

広告文にもありますが、外輪 の リア が、ロールすると、

その対角である 内輪 の フロント タイヤ の接地が弱くなり、

アンダーステアバランスに、なりやすいですからね・・・・・・。

それと、少々余談ですが、マニアックなお話をひとつ。

じつは、クルマって、

フロント か リア のどちらかで、ロールを抑制させると、

全体的なロール量も、抑制されちゃうんです。

カンタンに解説すると、たとえば、スイフトに、

4輪とも、3kg/mm のスプリングを SET して、

トーションビームを装着したとしましょう。

当然、リアのロール剛性が向上していますので、

リアのロール量は、大きく抑制されます。

でも、フロントは、3kg/mm のレートですので、

いままでどおり、大きくロールするかと言うと・・・・、

フロントも、大きくロールが抑制されるのです。

なぜなら、フロントサスペンションも、リアサスペンションも、

ボディに装着されているわけですから、

リアはロールしないのに、フロントのみロールする場合は、

ボディが大きく 変形しないと 成立しないのです。

そうです、ボディ剛性がある以上、

フロント/リア のどちらかで、ロールを抑制させると、

フロント/リア 両方とも、ロールが抑制されちゃうんです。

そして、駆動輪側のロールをあまり大きく抑制すると、

トラクションの問題が発生しますので、

FF車両 では、リアスタビ

FR車両 では、フロントスタビ 

の剛性を上げて、クルマ全体のロールを抑制すると言うのが、

セットアップの王道となっているのであります。ハイ。

で!

どんな方に バッチリ 適合するかと言いますと・・・・、


○ マイルドに、ロール剛性を上げたい!

○ 乗り心地を犠牲にすることなく、ロール剛性を上げたい!

○ コーナー立ち上がりのアンダーステアを抑制したい!

○ もっとイン側タイヤのグリップを有効活用したい!

○ トラクションをもっと向上させたい!

といった感じになります。

ということで!

TM-SQUARE  トーションビーム & スタビセット ZC32S用 は、


トレーリングアームブッシュ 新品(純正品)打ち換え済み!

スタビライザー径  28φ または、 32φ からのチョイス!

といった仕様で、

150,000円 (税込) にて、好評発売中でございます。

(もちろん、在庫も、「◎」 です)

また、現在ご使用中のトーションビームは、

ジグに入れて問題がなければ、¥20,000にて、下取りも可能となります!!

以上、

TM-SQUARE ZC32S トーションビーム & スタビ 

正式リリース の お知らせでした!!


TM-SQUARE ZC32S トーションビーム & スタビ WEB サイト

ZONE
ZONE ブレーキフルード ZF-031 発売のお知らせ!

2015年06月01日(月)

p14

ずっと、ずっと、開発を続けてきました

ZONE ブランドの ブレーキフルードを

いよいよ、本日より、発売することになりました!!

この ブレーキフルード の キャッチコピー は、 ズバリ!!


踏めばわかる! リリースすればもっとわかる!!

「曲げる」 ための ブレーキフルード!

ZONE ZF-031

です!

で、いったい どのような テイストかと言いますと・・・・・・・、

(以下、広告文章の抜粋です!)

「タイムアタッカーに必要とされるブレーキフルードを作りたい!」 

そんな想いで、ZONEブレーキフルードの開発はスタートしました。

ブレーキフルードの役割は、圧力伝達です。

ドライバーがブレーキペダルの踏力をコントロールすることにより、

発生した圧力(液圧)を的確に4輪のブレーキシステムに伝えることです。

そして、この圧力伝達をよりハイレベルに行うため、

サーキットでも安心の高沸点であることは、もちろん、

我々が、ブレーキフルードに求めた最大の特徴は、

リリースコントロール性に優れているという点でした。

なぜなら、コーナーへの進入時、大きな 「減速G」 が発生している状態で、

的確にブレーキをリリースすることは、数あるドラテクの中でも、

非常に難しい課題であり、このブレーキリリースの精度で、

「曲がる」 「曲がらない」 が決まるといっても過言ではないからです。

そこで、ZONE ブレーキフルード ZF‐031 は、上記のニーズに合わせ込むため、

フルードの動粘度(フルードの硬さ)をDOT規格より格段に高く設定したことにより、

以下2つのドライバビリティを手に入れました。

ドライバビリティ① 剛性感あるブレーキフィール!

まずは、ブレーキング時のペダルストロークを大幅に抑制し、

「ガッチリ」 とした 「ダイレクトなペダルフィール」 を実現。

この剛性感により、ドライバーは、「今、どれぐらいの力でペダルを踏んでいるか」 を

把握しやすくなり、結果、踏力コントロールをより細かく行えることから、

リリースコントロール性が向上します。

ドライバビリティ② スムーシング効果によるコントロール性!!

ふたつ目は、ブレーキング中の液圧変動が少ないという点です。

走行中は、「減速G」 や 「振動」 により、ドライバーが、いくら一定の力で

ブレーキを踏もうとしても、ブレーキ踏力は、小刻みに変化してしまいます。

このピーキーな踏力変化に対しても、キャリパーへは、液圧変動が

大きく抑制された状態にて(スムーシング効果)伝わることから、

コントロール性が向上します。

上記のとおり、踏力コントロール という ドライバビリティ にて、

「曲げる」 に大きく貢献する まさに、ドライバー視線から誕生したブレーキフルード。

それが、ZONE ブレーキフルード ZF‐031 です。


スペック  

DRY沸点           324℃

1%含水沸点         291℃

WET沸点(3.5%)      200℃     

品番             MZF-031

価格            ¥5,400 (+税)

容量             1000ml

※本製品は、低温(-40℃)における動粘度が規格値より高いことから、

DOT規格および、JIS規格に適合しておりません。

※本製品は、気温‐5℃以下の環境では、ご使用になれません。

といった感じの製品なのであります!

要するに、コントロール性 & リリースコントロール性 といった

ドライバビリティ を求めるために、

ブレーキフルードの粘度を徹底的に高く設定したのであります。

結果、強烈に剛性感が強いペダルフィーリングと、

液圧変動を大きく抑制(スムーシング効果)することに成功しました。

では、少々、突っ込んだ 話をしましょう!

まず、ブレーキフルードの粘度を高く設定することで、

ブレーキペダルの剛性感が向上するのは、ご理解いただけると思います。

でも、スムーシング効果 と言われても、ピン と来ないですよね・・・・・。

広告文にもありますように、

ドラテクの中で、一番難しいテクニックは、

ブレーキリリースの精度 だと、田中は思っています。

でも、実際、ブレーキリリースを行う状況では、

「減速G」 や 「振動」 により、

ブレーキ踏力は、小刻みに変化してしまいます・・・・・。

これを、DATA ロガーの液圧チャンネルで見てみると、

こんな感じとなります。

0a5e942aaa

どうでしょう・・・・?

みなさんが想像されていた以上に、「ブレ」 がありませんか?

だって・・・・、

カカトが空中に浮いている状況で、

振動があり、減速G が、かかっているのですから、

やはり踏力は、小刻みに変化してしまうのです。

そして、この踏力変化 (圧力のブレ) は、

キャリパーへ、ダイレクトに、伝わってしまいます。

※ 以下のグラフは、通常粘度のブレーキフルードです。

こうなると・・・・・、

ブレーキの効きが、小刻みに変化することから、

ブレーキのコントロールは、やはり、難しくなってしまいますよね・・・・・・・。

まぁ~、このあたりが、

ブレーキのリリースコントロールが、

数あるドラテクの中でも、最難関と言われている 理由なのかも知りません。

しかし!!

ブレーキフルードの粘度をガッツリと 高粘度にすると、

圧力伝達のスピードが、穏やかになることから、

キャリパー内の圧力変化は、こんな感じになっちゃうんです!!

c6fef5f246

そうなんです!

このグラフのように、キャリパー内の圧力が変化してくれると、

ドライバーは、かなり、コントロールしやすいですよね~。

これが、まさに、スムーシング効果 なのであります!!

ということで、ZONE ブレーキフルード ZF-031 は、

田中が一番欲しかった

ブレーキのコントロール性という ドライバビリティを追い求めて

作られた ブレーキフルード なのであります。

また、とっても嬉しいことに、

「匠の日」 & TM コレクション にて、

モニターとして、ご使用いただきました みなさまからも、

田中と同意見の 好評価なレポートが、たくさん 届いております!!!

(やっぱり、コントロールしやすい って、大きなアドバンテージですよね~!)

ZONE ブレーキフルード ZF-031 WEB サイト

そして! そして!!

この ZONE ブレーキフルード ZF-031 のテイストを

みなさんに試していただける キャンペーンも、

発売と同時に開始したいと思います!!

ZONE ブレーキフルード ZF-031 モニターキャンペーン!

募集期間 2015年6月1日 ~ 6月15日 まで

募集詳細

1) 下記、ZONE マテリアルソムリエ 店 におきまして、1店舗 2名のモニターを募集いたします。

2) 1店舗 2名以上の応募があった場合は、抽選となります。

(当選者の方には、ご連絡の上、スケジュールの確認をさせて頂きます)

3) 当選者には、ZONE ブレーキフルード ZF-031 を1本 無償提供!

交換は、下記、マテリアルソムリエ店での作業となり、交換工賃は、有償となります。

(作業工賃は、店舗規定に準じ、当選者には、事前にご案内いたします)

(マテリアルソムリエ店以外での作業、商品のみのお引取りには対応いたしておりません)

4) 交換後、簡単なモニターレポートを専用の投稿フォームに記入し送信をお願いします。

対象マテリアルソムリエ店

ARVOU(栃木県)

ノウムモータースポーツファクトリー(千葉県)

AUTOBACS ASM YOKOHAMA(神奈川県)

スーパーオートバックス 浜松(静岡県)

菱木レーシング(愛知県)

ATHLETE(愛知県)  TEL 0566-71-1000

ガレージミヤタ(愛知県) TEL 0586-23-8378

カーランドバーデン安城店(愛知県)

ストラダーレ(岐阜県)

スーパーオートバックス 京都WOOW wonder City(京都府)

スーパーオートバックス サンシャインKOBE(兵庫県)

アライズモータースポーツ(兵庫県)


応募方法

ZONE WEB サイト 内の 

ZF-031 モニターキャンペーン 欄  専用フォーム より (終了いたしました) 

応募をよろしくお願いいたします。

とまぁ~!

少々、長文となってしましたが、

以上、 ZONE ブレーキフルード ZF-031 発売のお知らせ!

ならびに、モニターキャンペーンのお知らせでした!!

935f439b241

きっと、

いままで経験したことのない コントロール性・・・・・・、

好きになってもらえると、思いますよ~!!

BILLION
BILLION OILS 特約店  SA京都ワンダー さんの場合!

2015年05月29日(金)

p1-1

今年も、大好評をいただきました

SA京都ワンダー さんの  TM コレクション

田中は、試乗に、スイフト談義に、セットアップ談義にと、

終日 バタバタしておりましたが、

弊社、佐藤さんから・・・・・、

「社長! 売り場を見て来て下さい!!」 と、

何度も言われたので・・・・・・・・・、

日曜日の閉店間際に、店内を見学すると・・・・・・、

スンゲ~! 売り場を 発見いたしました!!

5c8e31dfc72

BILLION OILS の販売コーナーには、

なんと! 手書きの POP が!!

それも、ロゴが立体的!!!!!

8f7f096c9783

いや~、愛を感じて しまいました・・・・。

62c9de952c4

そして、このBILLION OILS の販売コーナー以外にも、

エンジンオイルコーナーには、

BILLION OILS  &  TM-SQUARE の エンジンオイル が、

e11cf110ce5

そして、ミッションオイルコーナーには、

BILLION OILS の ミッションオイルコーナーが!!

b4158bea1e86

ということで!

BILLION OILS 全国 No1 の販売量 を誇る

SA京都ワンダー さんでは、

BILLION OILS エンジンオイル  5w-40

BILLION OILS エンジンオイル  10w-40

BILLION OILS FF-315 (FF オープンデフ専用 ミッションオイル)

BILLION OILS FF-730 (FF 機械式 LSD専用 ミッションオイル)

BILLION OILS FR-780 (FR 機械式 LSD専用 デフオイル)

BILLION スーパー ブレーキフルード

BILLION BB4 ブレーキフルード

BILLION LLC Type PG+

BILLION LLC Type R+

BILLION LLC Type S+

TM-SQUARE エンジンオイル M16A

TM-SQUARE オイルフィルター

が、常時在庫 されていますので、

みなさん! どうぞご活用くださいね!!

c367531e127

ちなみに、この 怪しい 店員さんは、

常時在庫 されておりませんので、安心して お越し下さい!! (笑)

BILLION
田中ミノル式  FF 機械式 LSD 完全解説  「曲げるための LSD 有効活用法」③

2015年05月22日(金)

 

 

 

 

今回は、前回の 「イニシャルトルク」 に続き、「カム角」 の解説をしましょう。

 

 

 

 

 

LSD には、ドライバーが、アクセルによって、

加速/減速(除く、1way) といったアクションを起こしたとき、デフのロックが強くなるように、

カム と呼ばれる ものが、装着されており、その カム の角度のことを 「カム角」 と言います。

 

 

 

そして、このカム角 を機構的に説明するのではなく、

ドライバー視点にて、ドライビングに必要な部分だけを 超カンタン に、説明するならば、

 

 

 

 

「LSD の効きが、一番強いポイントを決定するファクター」

 

 

となり、下図  B のポジション が、カム角の大小により、変化するのです。

 

 

 

 

 

 

 

このように、LSD の効きが、

 

 

 

一番 「弱い」 ポイントを決定するのが、イニシャルトルク で、

一番 「強い」 ポイントを決定するのが、カム角 なのであります。

 

 

 

 

 

 

 

また、カム角の違いによる LSD の効きを

イメージグラフで表現すると、下記の感じとなります。

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

なんとなく、イメージが伝わるでしょうか??

 

 

 

このように カム角 は角度の表記となり、

 

角度が大きいと、より速く、そしてより強く ロック し、

角度が小さいと、マイルド に ロック する方向となります。

 

※ 効きの強さとスピードは、LSD の種類、イニシャルトルク、使用オイル

  によっても変化します。

 

また、この カム角 は、加速側、減速側の 2種類が設定されており、

FF の場合、加速側 (アクセルON にて、加速している時) の 方が、

減速側 (アクセルOFF にて、エンジンブレーキが効いている時) より、

LSD の効き (ロック) が強くなる設定となっています。

 

 

なお、どの程度のロックを強いと感じるかは、

ドライバー、セットアップ、使用タイヤ、使用ステージによって、大きく異なりますが、

誤解を恐れずに、角度と効きの強さをイメージでお伝えすると・・・・・・・、

 

 

加速側

40度未満  →  カム角 小   効き弱め

40~50度  →  カム角 中   効き中間   

50度以上  →  カム角 大   効き強め

 

 

 

減速側

 0~5度   →  カム角 小   効き弱め

5~20度   →  カム角 中   効き中間   

20度以上  →  カム角 大   効き強め

 

 

 

といった感じです。

 

 

 

 

たとえば、 加速側 60度   減速側 0度 であれば、

加速側は、強め  減速側は、弱め のセットアップ。

 

 

加速側 45度   減速側 30度 であれば、

加速側は、強めと弱めの中間  減速側は、強め のセットアップとなります。

 

※ 上記の評価基準は、田中ミノルの個人的見解となります。

 

 

 

 

そして、LSD は、カム角 の組み合わせから、

以下の3つのジャンルに分類されることもあります。

 

 

 

加速側と、減速側のカム角が同じもの               2way

(加速側と、減速側が、同じ強さでロックされるタイプ)

たとえば、加速側 45度  減速側 45度 等。

 

 

 

 

加速側と、減速側のカム角が違うもの              1.5way

(加速側に対し、減速側のロックの方がやさしいタイプ)

たとえば、加速側 50度  減速側 10度 等。

※ 減速側 0度 を除く

 

 

 

 

加速側(カム角設定あり)、減速側(カム角 0度)のもの    1way

(減速側は、カム角にてLSDがロックしないタイプ)

たとえば、加速側 40度  減速側 0度 等。

 

 

 

 

FF 車両の場合、一般的には、1.5way と、1way が、主流となりますが、

1.5way の中には、減速側のカム角が、1度でも、30度でも、1.5way 表記

となりますので、少々混乱しますね・・・・・。

 

 

 

 

要するに、同じ1.5 way 表記であっても、1way と、ほとんど変わらないものから、

かなり、2way 寄りのものまで、幅広くありますので、

この way 表記ではなく、たとえば、45-10 とか、60-05 といったように、

カム角 で覚えてしまうと、もっと、その LSD のキャラクターが、

明確に理解できるかも知れないですね。

 

 

 

 

 

いや~、今回も、マニアックですいません・・・・・・。

 

 

 

 

前回 & 今回のポイント をまとめますと、

 

加速時のロックの強さ  →  イニシャルトルク + 加速側のカム角 で決定

減速時のロックの強さ  →  イニシャルトルク + 減速側のカム角 で決定

加速も減速もしていないときのロックの強さ  →  イニシャルトルク で決定

 

といったことです。

 

 

 

 

以上のことから、セットアップの方向性としては・・・、

 

加速も減速もしていないときのロックと、

減速時のロックをマイルドにして、

加速時のみロックを強めたいなら、

 

イニシャルトルク弱め、加速側のカム角(大)、減速側のカム角(小)となり、

 

 

 

 

加速時も、減速時も、

そして、加速も減速もしていないときのロックも強くしたいなら、

 

イニシャルトルク強め、加速側のカム角(大)、減速側のカム角(大)となります。

 

 

 

 

このように、LSD の効きの領域を 「イニシャルトルク」 と、「カム角」 で設定し、

この範囲の中で、アクセル の ON /OFF により、LSD の効き(ロック率)を変化させる。

 

そして、このロック率の変化を活用し、コーナリング に アドバンテージ を発生させること、

それが、LSD を使用する メリット となるのです。

 

 

 

 

 

 

以上で、LSD の基本的な機能の解説は、終了となり、

次回からは、いよいよ!!

 

 

 

LSD を ドライバーが、どのように活用することで、

速く走ることが出来るのかを ドラテクを交えて解説したいと思います!

 

BILLION
RC350  スーパー耐久に登場!!

2015年05月18日(月)

 
p117

今週末に、スポーツランド菅生にて、開催される

スーパー耐久シリーズ 第二戦。

じつは、このレースから、

昨年まで、スーパーフォーミュラに参戦していた

ル・ボーセ という チーム が、新しいクルマで参戦するんですね~。

6f7ef4b5a92

(RC350 カッコいいですね~)

404f43eb903

(BILLION ステッカーだ!)

T社長 頑張って下さいよ~!!

BILLION
本日は、茨城県笠間市 に、行っておりました!

2015年05月14日(木)

p115

本日は、弊社、代理店 の 「K氏」 と一緒に、

先日、BILLION OILS 特約店 に ご登録いただいた

カーコーナー TREND さん に、行ってまいりました!

(常磐道 水戸インターから 10分ぐらいです!)

af5b5c34bc25

0b2701289b34

03e3e5fde842

もちろん、BILLION OILS の在庫も、バッチリ!

c237f34e6052

大山社長 のお話を お伺いすると、

ツインリンクもてぎ Joy耐 

ワンメイク シビック

フィット1.5チャレンジカップ

への レーシングカー製作や、メンティナンス がお得意で、

な、なんと!  筑波 & ツインリンクもてぎ  の

タイヤサービス(YOKOHAMA) のお手伝いもされているとか!

(そうです! サーキットのパドック内にある、あのタイヤサービスなのです!!)

そして、田中が驚いたのは、お店の奥に、

秘密の?ガレージがあり・・・・、

baff9fb2286

なんと、ガレージの 中には・・・・・・・、

83e47900967

fde9432efe8

5a704a7bf29

完全、レストア中の 高級車や・・・・・、

強烈なエンジンが載った こちらの高級車が・・・・・・・・・。

66b57a711910

25366476ea11

165647d0ae12

うっ~ん、素晴らしい!!

とまぁ~、とっても、

スポーツ色が強い お店ではありますが、

ノーマル車両でも、

もちろん、オイル交換のみでも、

完全対応いただけますので、

お近くのみなさん!

BILLION OILS 導入 の際は、 どーぞ よろしくお願いします!!

BILLION
BILLION OILS FR-780 インプレッションのお願い! at ASM

2015年05月12日(火)

p12

本日は、ASM YOKOHAMA さん に、行っておりました。

しかし、いつ見ても、

この RECARO タワー は、圧巻でございます・・・・。

97f829928e

でもって、本題は・・・・・・、

田中が 精魂を込めて、開発を行いました

こちらの LSDオイル を 

お試しいただこう という作戦でございます。

78a9d753e7

(坂上さん! よろしくお願いいたします!!)

いや~、どのように、評価いただけるか、

とっても、楽しみでございます!!

ASM さん の 本日のブログ は、こちらです!

(金山マネージャー ありがとうございました!!)

BILLION
BILLION OILS 特約店情報!  2015年 5月

2015年05月08日(金)

p13

ジワリ、ジワリ と、

人気拡大中 の BILLION OILS 

FF-730 FF 機械式 LSD 専用 ミッションオイル

FF-315 FF OPEN デフ専用 ミッションオイル

FR-780 FR 機械式 LSD 専用 デフオイル

5w-40 サーキット完全対応 エンジンオイル

10w-40 サーキット完全対応 エンジンオイル

MFX-1300 超高性能 ハブベアリング専用 グリース

MFX-6080 超高性能 ドライブシャフト専用 グリース

今夜は、BILLION OILS 特約店 に、

新規登録いただきました お店の ご案内でございます。


茨城県

カーコーナー トレンド

担当:大山さん

神奈川県

コクピット コジマ

担当:二見さん

愛知県

カーランド バーデン 安城店

担当:一ノ瀬さん/宇津野さん

いや~、ご登録ありがとうございました!

(そして、これからも、どうぞよろしくお願いいたします!!)

ちなみに、BILLION OILS 特約店 は、

現在、全国に 57店舗 !

全国の BILLION OILS 特約店 は、こちらから!

今週末は、BILLION OILS 特約店 にて、

ゴールデンウィークで、少々疲れた 

油脂類のリフレッシュなんて、イイと思いますよ~(笑)

以上、BILLION OILS 特約店情報 2015年 5月 でした!

BILLION OILS の WEB サイトは、こちら!

TM-SQUARE
やっと、試作品が完成しましたよ~!!

2015年05月01日(金)

p11

いや~、待ちに待った、

ZC32S のボンネット(試作品)が、出来上がってきました!!

でも・・・、まぁ~、

強烈なスタイルでございます・・・・・(笑)

以前にも、お話したかも 知れませんが、

100人 の スイフトオーナーに、アンケートを取ると・・・・・、

NG・・・・      97人

大好き!      3人

といった、投票結果になりのではないかと、

田中は、想像しております・・・・・。

(まぁ・・・・・、それぐらい、好き嫌いが、ハッキリするような・・・・・)

また、今回は、カーボンタイプ ではなく、

FRPタイプ (白ゲルコート) にて、

販売をスタートしたいと考えております。

では、未塗装品 & 中央部はモザイク となりますが、

田中が、町田倉庫にて撮影した写真を どーぞ!!

94b8e4bd13

でも・・、

これじゃ、肝心な えげつない 強烈な形状 は、

わからないですよね・・・・・・・。

ちなみに、穴は・・・・・、

とっても小さいのが、合計4箇所 といった感じです!

現在、佐藤さんと、塗り分けについて、

議論? 口論?? しておりますので、

もう少しだけ、モザイク無しの写真は、お待ちくださいね!

きっと、あまりにも、あまりな形状に、

イイ意味でも、悪い意味でも、驚いていただけると思います!

でも・・・、

97人   →   絶句・・・・。

3人    →   カッコいい!

でしょうね・・・・・・・、きっと・・・・・・・(笑)

TM-SQUARE
田中ミノル式 ドラテク道場   「これが、荷重移動だ!」  開催のお知らせ!!

2015年04月24日(金)

 

いや~、田中の夢が、またひとつ 実現しそうでございます!

(じつは、田中には、ずっと、前から、

1回やってみたかった ドラテク企画がありました!!)

それはね・・・・・、

安全が確保された 広い駐車場で、

徹底的に、荷重移動のトレーニングを行うこと です!!

そう・・・、徹底的に! というところが、ポイント なんですよね~。

では、まず、

イベントの日程 & 場所 & 募集詳細 から!

日時

6/13 (土曜日) 

午前の部   8:00 ~ 12:30

午後の部   13:00 ~ 17:30

(完全 入れ替え制)

場所

富士スピードウェイ(FSW)   P7  駐車場

募集車両

FF コンパクト 車両

(そうなんです! 今回はスイフトONLY ではなく、FFコンパクト車両なら、オールOKです!!)

午前の部   16台  (8台 × 2グループ)

午後の部    16台  (8台 × 2グループ)

※ ヘルメット不要
  
   運転しやすい服装と、運動靴で、お越し下さい!


エントリー代

¥7,000!

でもって、

とっても気になる 内容は・・・・・・・、

田中が設定した 特設オーバルコース (散水あり) を

ひたすらグルグルと、走っていただこうと思っています。

そして、この トレーニングは、5部構成!

走行①  まずは、コースを覚えてみよう!

走行②  アンダーステア / オーバーステアを 出してみよう!

走行③  オーバーステア を 出してみよう!

走行④  荷重移動 を 有効活用してみよう! ①

走行⑤  荷重移動 を 有効活用してみよう! ②

※ 各セッション 2~3分といった走行時間です。

各走行前には、すべて、田中からのインストラクションがあり、

このセッションで、「何をすべきか」 を

徹底的にレクチャーを受けてからの走行となり、

また、コースは、ずっと固定となりますので、

運転に集中し、ドラテクとガッツリ向かい合うことができる

プログラムになっております。ハイ。

で、どんな方に、

このトレーニングを挑戦いただきたいかと言いますと・・・・・、

バッチリ と、適合する人!

サーキットデビューの ひとつ前のステップとして、基礎を徹底的に!

アンダーステア/オーバーステアを出してみたい!

アンダーステア/オーバーステアをコントロールしてみたい!

サーキットにて、タイムアップするためのトレーニングとして!

(そうです! サーキットをすでに走っている人にも、◎ なのです!!)

ハンドルで曲がる ではなく、荷重で曲がる! を理解/体感したい!

荷重移動によるコーナリングの真髄を 理解/体感したい!

反復練習により、徹底的に、荷重移動トレーニングを行いたい!

話を聞いて、頭で理解したことを、安全な場所で実践してみたい!

自分の理解と、実際のクルマの動きが、リンクしているか、確認したい!

頭で理解しながら、ドラテクを向上させたい!

適合しない人!

話を聞くより、とにかく走りたい!

ストレスを発散させたい!

スピードを出してみたい!

限界を越えた状態で、走ってみたい!

自分のドラテクを みんなに、見せつけたい!

自分のクルマの速さを みんなに、見せつけたい!

いろいろなコースを走ってみたい!

いろいろなカリキュラムを体験したい!

といった感じで、

駐車場等を使用した

一般的な、ドライビングレッスンとの違いとしては、


 一般的な、ドライビングレッスン             田中ミノル式 ドラテク道場   

盛りだくさんなトレーニング内容       →     荷重移動 に 特化した メニュー

アトラクション的な要素 アリ          →     アトラクション的な要素 ナシ

クルマのコントロールを身体で覚える    →     頭で理解して、徹底的に練習する

となります。

(なんとなく、テイストを理解いただけましたでしょうか?)

で、なぜ、田中は、このトレーニングを

企画したかったのか・・・・・・。

それはね・・・・、

このトレーニングって、

スポーツドライビングの基礎中の基礎であり、

そして、ドラテク的に、一番難しい 「荷重移動」 の

すべてが、凝縮されていると、田中は思うからです。

だって・・・・・・、

自動車メーカーが主催する ドライビングレッスン 等で、

このトレーニングの設定があると・・・・・、

前日に行われる リハーサル で、

現役レーシングドライバー達は、ず~っと、走っているぐらい、

ドラテク向上には、メッチャ 役に立つ トレーニング なのであります。

レーシングドライバーが、

このトレーニングを やり続ける理由・・・・・・・、

それは、楽器で言えば、まさに、チューニング!!

荷重移動トレーニングは、なんと言っても、

進入スピードと、ブレーキリリースのバランスが、キモとなりますので、

このバランス合わせを 徹底的に行うのであります。ハイ。

もちろん、田中も例外ではなく、

現役のころ TOYOTA さん 関連のイベントのリハーサルで、

「もう、イイ加減にしろ!」 と、怒られるまで、ず~っと、やってました・・・・・。

ですから、このトレーニングの

メリットと難しさを知り尽くした? 私、田中ミノルが、

「どのように走れば、荷重移動を自在に活用できるか!」 を

みなさんに、カンタンに、そして、徹底的に、レクチャーする企画

それが、田中ミノル式 ドラテク道場   「これが、荷重移動だ!」  なのであります!

最後に、何点か注意事項があります。

① 参加者全員が 「荷重移動が必ずできる」 わけではありません。

荷重移動を活用して、曲がれるようになれるか どうかは、個人差があります。

でも、確実にお約束できること、それは、「どうすれば、荷重移動を活用できるかを

頭の中で理解ができる」 ことです。

また、より荷重移動を理解いただくために、田中が運転する TM号に、

参加者全員、同乗いただけます!!

② 途中で、レッスンを続行いただけない場合があります。

田中、および、スタッフの指示に従っていただけない方や、

オイル漏れをはじめ、車両に不具合がある場合は、

レッスンを続行いただけないことがあります。

特に、本レッスンは、「頭で理解する」 ことと、「平常心でトレーニングする」 

ことを 重要視していることから、ヘルメットを使用せず、トレーニングを行いますので、

みなさんの安全を守るために、必ず、我々の指示に従って下さい。

③ 車両はノーマル車両で、まったく問題ありません。

もちろん、スポーツパーツが装着してある状況でも問題はありませんが、

足回り、ブレーキ等、まったくのノーマルで、問題ありません。

また、レンタカー等でのご参加でも、大丈夫です!

(あっ! レンタカー会社には、レッスンでの使用が可能か、確認下さいね!!)

④ 参加資格は、「田中の話を聞いていただける」 ただ、それだけです!

サーキット走行や、ジムカーナ等の経験 「ゼロ」 でも、

そして、スポーツドライビング ビギナーでも、まったく大丈夫!

(もちろん、ライセンス等も必要ありません)

レッスンの内容は、かなりハイレベルですが、

各走行前に、田中のインストラクションがありますので、シッカリ話を聞いて、

ステップ by ステップ にて、トレーニングを行ってください。

以上となります。

まぁ~、初めての試みですので、

田中がみなさんにお伝えしたいと思っていることが、

どれぐらい的確に、お伝えできるかは、未知数ではありますが、

先日、テストパターンとして、体験受講した 佐藤さんは、

「難しいけど、楽しくって仕方ない!!」 と、かなりの周回数を走ってましたね~。

ちなみに、本人いわく、

今まで、自分では正しいと思っていた ブレーキリリース と、

荷重移動を活用するための ブレーキリリース とでは、大きな違いがあり、

それがわかった瞬間、「急にまわりが明るくなった!」 と、

意味不明な言葉を発しておりました・・・・・・・・。本当に、わかったのだろうか・・・・・(笑)

でも、まぁ・・・、

「荷重移動を完璧に理解した!」 と帰りにも言っていましたので、

きっと、わかったのだろうと、思われます。

(そうです! 佐藤さんでも、わかるレベルですから、

ビギナーのみなさんも、安心してご参加下さい!!)

それから、このイベントは、FSW の主催となりますので、

エントリーは、弊社ではなく、FSW となります。

募集は、まだ先になりますので、

募集がスタートするタイミングがわかり次第、

また、このブログで、ご案内したいと思います!!

以上、 田中ミノル式 ドラテク道場   

「これが、荷重移動だ!」  開催 のお知らせでした!

 楽しみだなぁ~!!