ブレーキ
TM-SQUARE サーキット SPEC ブレーキフルード 販売開始!

2025年08月25日(月)

本日は、TM-SQUARE の新製品、TM-SQUARE サーキット SPEC ブレーキフルード のご紹介でございます。

こちらのアイテムは、スイフトスポーツのサーキット走行に完全対応するブレーキフルードとなり

製品の特長は・・・、

① 安心の高沸点タイプ!

ドライ沸点   321℃
ウェット沸点  203℃

といった、とっても高沸点タイプなのであります。

② ブレーキペダルの剛性感が大幅アップ!

ブレーキフルードの粘度を格段に高く設定したことで、ブレーキフルードの温度が上昇してもペダルのストローク量を抑制し、剛性感のあるペダルフィールを実現! また、この粘度特性により、ブレーキング中の液圧変動がマイルドになる「スムージング効果」にて、ブレーキのコントロール性も大幅に向上しました。

③ ストリートにも対応したメンテナンス性!

純正フルードと同様にグリコール系の素材を使用していますので、ゴム、金属に対しての攻撃性が少なく、交換サイクルも一般的なDOT5.1規格と同等のメンテナンス性にて、ストリートからサーキットまで幅広い環境でご使用いただけます。

といった感じでございます。

でもって、ここで問題なるのが、すでに、TM-SQUAREからリリースされている

TM-SQUARE BRAKE FLUID for SWIFT

どう使い分ければ良いのか・・・・、ということですよね~!

まず、SPEC的な違いは、以下のとおりでございます。

TM-SQUARE ブレーキフルード for SWIFT

ドライ沸点    295℃
ウェット沸点   180℃
動粘度(-40℃)  1250 ㎟/s
動粘度(100℃)    2.5㎟/s
価格(1000ml)  3,200円(税込)   

TM-SQUARE サーキット SPEC ブレーキフルード

ドライ沸点    321℃
ウェット沸点   203℃
動粘度(-40℃)  2380 ㎟/s
動粘度(100℃)    3.0 ㎟/s
価格(1000ml)   4,800 円(税込)   

SPEC的には、沸点も、動粘度も、TM-SQUARE サーキット SPEC ブレーキフルード の方が高い仕様となりますが・・、

沸点性能的に、TM-SQUARE BRAKE FLUID for SWIFT は、低いのかと聞かれますと・・・、田中はそうとは思わないです。

TM-SQUARE BRAKE FLUID for SWIFT

ドライ沸点    295℃
ウェット沸点   180℃

といった沸点性能は、サーキットでも安心して走っていただけるレベルとなり、決して、TM-SQUARE BRAKE FLUID for SWIFT の沸点性能が低い訳ではなく、TM-SQUARE サーキット SPEC ブレーキフルード の沸点性能が飛び抜けて高いということであります。ハイ。

では、この2つのフルードで、一番なにが違うかと申しますと・・・、

それは、動粘度の特性です。

TM-SQUARE サーキット SPEC ブレーキフルード は、-40℃での動粘度も、100℃での動粘度も、TM-SQUARE BRAKE FLUID for SWIFT より、高い設定になっています。

動粘度が高い  →  粘りがある(ネバネバしている)
動粘度が低い  →  粘りがない(サラサラしている)

※動粘度は、表記されている数値が大きいほど、粘度が高い仕様となります

でね! この動粘度が高いと、以下のメリット/デメリットがあります。

動粘度が高いブレーキフルードのメリット

ブレーキペダルのストローク量が少なくなる
ブレーキペダルの剛性感が向上する
初期の効きがマイルドになる(カックンブレーキの抑制)
「スムージング効果」にて、ブレーキのコントロール性能が向上する

では、「スムージング効果」のことを少し解説しますね。

ブレーキ踏力(マスターシリンダー内の圧力)は、「減速G」や「振動」により、小刻みに変化しています。

この圧力がブレーキフルードを介して、キャリパーに伝わるので、通常の粘度のブレーキフルードでは、キャリパー内の圧力はこんなイメージになります。

そこで、ブレーキフルードの粘度を向上させると、液圧変動がよりマイルドになり「スムージング効果」が発生して、ブレーキのコントロール性が大幅に向上するのです。

高粘度ブレーキフルードのメリット、ご理解いただけましたでしょうか?

それでは、デメリットも解説します。

動粘度が高いブレーキフルードのデメリット

上記で解説したように、高温側(100℃)の動粘度が高い部分は、ほとんどがメリットになるのですが、低温側(-40℃)の動粘度が高いと、デメリットが発生する場合があります。
たとえば、気温-40℃といった環境下で使用する場合、ブレーキフルードの粘度が高過ぎると、マスターシリンダー内の油圧が、的確にキャリパーに伝わらない可能性があります。要するに、ブレーキを「10の力」で踏んでも、「8の力」しかキャリパーに伝わらない可能性が発生するのです。もちろん、少し走行してフルードの温度が上がれば、問題なく通常の効きとなりますが、気温-40℃といった環境下のエンジン始動直後は、ブレーキの効きが少し弱くなってしまいます。

また、ブレーキフルードは、高温側(100℃)の動粘度を高く設定すると、低温側(-40℃)の動粘度は、大幅に高くなるという特性があります。

そこで、TM-SQUARE サーキット SPEC ブレーキフルード では、高温時の動粘度特性を優先して「使用環境を-10℃以上に限定」した高粘度タイプのブレーキフルードに仕上げました。

ご注意

TM-SQUARE サーキット SPEC ブレーキフルード は、-10℃以下の環境には、ご使用いただけません。


よって、適合的には、


使用環境を-10℃以上に限定し、より剛性感のあるペダルフィールとコントロール性を重視する場合は、TM-SQUARE サーキット SPEC ブレーキフルード がオススメとなり、

使用環境を限定せず、オールマイティーに、サーキット&ストリートにご使用いただく場合は、TM-SQUARE BRAKE FLUID for SWIFT がオススメとなります。

ストリート
サーキット
ペダルタッチ
コントロール性
ライフ
-10℃以下での使用
プライス4,800 円3,200円

なお、TM-SQUARE サーキット SPEC ブレーキフルード は、ネーミング的にサーキット専用タイプのように感じますが、ストリートにも完全対応しますので、みなさん! 今後は、TM-SQUARE BRAKE FLUID for SWIFT ともども、どうぞよろしくお願いします!!

WEBサイトは、こちらから!

    本ブログにてご紹介した製品等のお問い合わせは、こちらのフォームから!!
    (お送りいただいた内容は、本ブログには掲載されません)

    ※送信後、3営業日以内に返信が無い場合、メールアドレスの入力誤りや、送信エラー等の可能性があります。その場合は、恐れ入りますが mail@tm-square.com までご連絡をお願い致します。