では、今回は、
イニシャルトルクのお話を。
イニシャルトルクとは、あらかじめ、
プレッシャープレート(LSD の構成パーツ)に
圧力をかけ、
起動トルクを大きくする手法です。
イニシャルトルク内の力で、
トラクションがかかっている場合、
左右のタイヤがロックされた状態となります。
サスペンションスプリングで
言うところのプリロードと同じです。
特に、縁石などで、
片輪が浮いた状態では、
接地しているタイヤに
トラクションが伝わるかどうかは、
このイニシャルトルクの強さがすべてとなります。
また、イニシャルトルクが強いと、
ニュートラル域でのロック率も上がり、
ロックのレスポンスが向上しますが、
左右の回転差が
必要な状況(ストリートにおける、低速+大きな舵角)では、
振動やチャタリング音が
発生しやすくなります。
そして、LSD の効き(ロック率)は、
このイニシャルトルクと
カム角の組み合わせで、作り出すのです。
だから、たとえば、「10」 という
効きが欲しければ、
「3」 をイニシャルトルクで作って、
「7」 をカム角を作るようなセットアップにします。
ただ、「7」 をカム角で作ると言っても、
前回までに説明したように、
カム角には、時間軸による効きの
カーブがありますので、
最終的には、「10」 になっても、
最初は、イニシヤルトルク分の、
「3」 からはじまり、
徐々に、効きが強くなり、
最終的に、「10」 になるのです。
あと、
このイニシャルトルクは、
クラッチプレート(LSD 構成部品)の磨耗で、
装着後の走行距離に応じ、
初期設定時(通称 蔵出しトルク)より、
弱くなってしまいます。
だから、機械式LSD は、
2年に一度ぐらい、
メンティナンスが必要になってしまうんです。
ご理解いただけましたか?
次回は、イニシャルトルクの続きです。

では、今日は、
LSD のカム角の話を。
話を単純にするため、
減速側のことは、
ちょっと、置いておいて、
加速側のことで、説明しますね。
カム角のことを
機構の説明から入ると
頭が混乱しますので、
カム角=実際の効果 という形で、
ドライバー視線から、お話します。
このカム角によって、
何が一番大きく変わるかというと、
アクセルON によって、
LSD が、どのようなカーブを描きながら
ロックしていくかが決定されます。
では、下のグラフを見てください。

これは、
時間軸の、一番左側で、
アクセルON にして、
LSD が、どのようにロックしていくかを
グラフ化したものです。
赤いラインは、
アクセルON の瞬間から、
レスポンス良く、効いているのに対して、
青のラインは、
ロックするまでに、
少し時間がかかっていますよね。
そうです、この違いを作り出すのが、
カム角なんです。
このカム角は、
数字が大きくなると、
レスポンス良く、急激にロックし、
数字が小さいと、
徐々にロックします。
たとえば、30度のカム角と
45度のカム角では、
45度の方が、より速く、LSDが効き、
両輪がロックされるのです。
でね、大切なことは、
タイトコーナーの出口って、
いきなり、アクセルは、全開にならないでしょ?
ということは、
この、レスポンスは、
全体的に、
もっとゆっくりになるんですよ。
だから、カム角によって、
アクセルに足が乗った瞬間から、
全開になるまで、
LSD が、どの瞬間から、
どれぐらいの強さで効くかを
決定できるのです!
タイトコーナーの立ち上がりで、
どのように、LSD を効かせるかを
決められることから
LSD は、とっても重要な、
セッティングパーツ となるのです。
TM-SQUARE LSD は、
この部分を田中が
徹底的にテストしてカム角を
決定したんですね~。
それも、既存のカム角では、
少し、妥協しなければならない点が
あったので、作ってもらったというわけです。
まさに、田中ミノル オートクチュール なのです!!
みなさん、理解できましたか?
では、次は、減速側のカム角の話を!

さあ~、あと少しで、
TM-SQUARE のLSD が、
発売になりますよ~。
TM-SQUARE LSD は、
LSDの老舗 KAAZ社と、
ドラテクマニア 田中ミノル との
共同開発により誕生した、
ZC31S 専用設計の
機械式LSD(リミテッド・スリップ・デブ)です。
(注 レッツ・スポーツ・ドライビング ではありません・・・)
みなさんも、よ~く、ご存知のように、
田中 のリクエストは、
超マニアックですよね。
でも、
KAAZ社は、これらのリクエストを
実現するために、
新規のカム角までを設定。
田中の理想を
妥協することなく、
カタチにしてくれました。
(これって、スゴイ!)
ブレーキング → コーナリング → トラクションと、
LSDが確実に、そして、最適な
タイミングで作用しますので、
アンダーステアを抑制し、
ラップタイムの短縮を可能とします。
また、ストリート/サーキットとも、
不快なチャタリング音、
振動とも、完全抑制。
チャタリング音がないのに、
コーナーでは、シッカリとLSD が
効いてくれるという、
究極のイニシャルトルクとカム角の
バランスを実現しました。
もちろん、TM-SQUARE LSDは、
すでに、田中がBEST と考える
イニシャルトルクとカム角に
セッティング済みです。
そのまま、組み込んでいただければ、
TM-SQUARE のデモカーに装着されている状態と、
まったく同じとなります。
ということで、
スペック&プライスは、
こんな感じになりました!!
仕様 1.5way / 機械式
イニシャルトルク 6.5kg (蔵出し時)
価格 115,000円(税込)
使用オイル 80W90 (KAAZ製 LSD専用オイル)
発売まで、もう少しだけ、お待ち下さいね!!

昨日、スイフト王子から、
今週末(日曜日)の
スケジュールの件で、
連絡が入りました。

それまでは、
昼過ぎに、2号車のECU 取材が、
入っていただけでしたので、
ゆっくりと、10時ぐらいに、行こうかな、
なんて思っていたのですが、
「なに言ってんですか!」
「イベントなんですから、
ドラテク、やりますよ!!」 ということで、
田中ミノル&前田(王子)の「押し売りドラスク」 の
開催も、決定いてしまいました。
内容は、未定ですが、
FUJIショートは、
スクールでかなりの時間を過ごしていますので、
ま、なんでも来いです。

「走り方が、わからない」 とか、
「もっとタイムを短縮したい」 とか、
ご要望がありましたら、
どしどし、ご質問下さい。
田中の、当日の予定は・・・・・、
(以下、王子メールから抜粋)
■当日の流れ
8時00分~ 8時30分:搬入&準備、ピット前のパドックが使えます
8時30分~ 8時45分:ドライバースミーティング(ドラスクの案内)
8時45分~12時15分:パドックにて待機&取材(他のエリアへの見学も可能です)
12時15分~12時45分:田中ミノル&前田の「押し売りドラスク(1F講習室にて)」
12時50分~13時00分:ハイパーレブRX-7号のインプレを2台お願いいたします
13時00分~13時15分:TMスクエア1号機にて同乗走行をお願いいたします
13時15分~16時30分:パドックにて待機&取材(他のエリアへの見学も可能です)
となりますが、
イベントですので、進行上、時間がずれたり、
キャンセルされる場合もありますので、
ご了承くださいね。
てか、15分ですが、
TM-SQUARE 1号車 の同乗もあるんですね!
時間的に、3名ぐらいは
大丈夫だと思いますので、
同乗希望の方は、
朝一で、バッチリ予約しておいて下さいね。

また、
どうも、待機?の時間が
多いように・・・・・・・、思いますが、
それだけ、みなさんとお話しする
時間があるということですよね。
参加される方も、
見学される方も、どーぞ、よろしくお願いします。
そうだ、
ステッカー持って行こ~っと。
走るオートサロン in 富士スピードウェイ② はコメントを受け付けていません Read more
TM-SQUARE 新商品の
ご案内です。
エアクリーナーBOX を取外し、
剥き出しのエアクリーナーにすると、
純正のプラグカバーは、
ちょこっと、いけていないですよね。
そこで、TM-SQUARE では、
表も裏もカーボンで作った、
ダブル カーボン プラグカバーの
発売を開始しました。

どうです! この綾織カーボンの
クォリティー!!
ダブルカーボンと言うだけあって、
もちろん、裏面もカーボン!!

通常のハイブリッド方式
(表面カーボン、裏面FPR)と違って、
両面がカーボンですので、
熱の影響による、変形にも強い仕様と
なりました。
そう、軽くて強度抜群のプラグカバーなのです。
そして、専用アルミネームプレートにより、
さりげなく、
TM-SQUAREの商品であることを主張します。

また、固定用に
SUSキャップボルト、
ワッシャ、スプリングワッシャ が、
付属してありますので、
DIY でも、カンタンに
装着することができます。
でもって、気になるお値段は・・・・・、
14,000円(税込)!
秋といえば、キノコ!
キノコといえば、
TM-SQUARE のダブル カーボン プラグカバー!!
みなさん、どーぞよろしくお願いします!!
(ち、ちょっと強引??)
エンジンルームが、劇的に、
そしてスパルタンに、激変しますよ~。
ダブル カーボン プラグカバー
ダブルカーボン プラグカバー 発売開始! はコメントを受け付けていません Read more
楽しいという話は、よく耳にするけれど、
なにやら、敷居の高い、サーキット走行会。
「エキスパートたちが、我が物顔で走っている中、
要領がわからないまま、一緒に走行るのは、
ちょっとなぁ・・・」 とか、
「まだ、自分の腕では、
サーキットは、走れないよ・・」
といった、声をよく聞きます。
時には、本当はサーキット走行に、
ちょっと興味はあるものの、
「サーキットは、あまり好きじゃない」と、
自分自身に、言い聞かせている
ドライバーを見かけることもあります。
この、魔物が住んでいる?
サーキット走行を、
田中ミノルが、安全に、そして快適に
デビューできるように、
企画してしまったんですね~!!
題して、
「ONLYスイフト! はじめてのサーキット走行会(仮称)」!!!
いや~、田中の夢が、
またひとつ、現実となりました!
もちろん、第一次募集は、
スイフトのみで行いたいと思います!!
(スイフト以外の方は、少々お待ち下さいね)
日時 2009年12月19日(土曜日)
場所 富士スピードウェイ ショートコース
募集対象 スイフトオーナーで、サーキット走行未経験者および、ビギナー。
(ビギナーとは、サーキット走行の経験が、5回ぐらいまでの方)
未経験の方には、サーキット走行会と言えば、
ちょっと気が重くなる人もいるかもしれませんが、
通常の走行会とは違い、
ドラテクを理解したり、磨いたりすることを
最大の目的とし、
たまたまそれが、サーキットで行われる
という感じだと思ってください。
だからメニューも、
「勝手に走ってちょーだい」ではなく、
フォーミュラー トヨタ レーシングスクールの
ノウハウを徹底的に注入した、プログラミングにします。
(ちなみに、田中は、このスクールの元教頭先生!!)
だって、考えてください、
フォーミュラー トヨタ レーシングスクールは、
免許証のない、中学生、高校生が、
たった3日間でレースできるように、
養成するスクールなんですから・・・・・。
(初日は、発進すらできないスクール生もいますよ~)
具体的には、サーキットを区切って、
ブレーキングだけの練習をしたり、
ひとつのコーナーだけを繰り返し練習したりと、
徹底的に基礎を反復練習します。
(はじめとの人だけではなく、
自称ビギナーで、ちゃんと基礎からやってみたい人にも、
かなり役に立つと思いますよ~)
この、基礎トレーニングを半日かけて行い、
コーナーの特性も、
ブレーキング時のクルマの挙動も理解した上で、
午後から本格的なサーキット走行になりますので、
安全性が向上し、
心理的なプレッシャーも、大きく軽減されます。
どうです?
田中が企画した、
「ONLYスイフト! はじめてのサーキット走行会(仮称)」。
一緒に走るのは、
ONLY スイフト!
ONLY はじめてか、ビギナーのドライバーのみ!!
そうです、まったく気兼ねは要りません。
オマケに、田中が全力で、
クラッシュ等がないように、みなさんをエスコートします!!
詳細は、決まり次第お伝えしますので、
まずは、12月19日(土曜日)の日程、
シッカリ抑えておいて下さいね。
すんごく、楽しみです!!
参加台数によって、「エキスパート クラス」も、
募集すると思いますので、
エキスパートの方は、しばしお待ちを!!

ONLYスイフト! はじめてのサーキット走行会(仮称) はコメントを受け付けていません Read more