新型スイフト 「試乗記」!   By  REV SPEED

2010年09月25日(土)

 ☆ このインプレッションは、

   REV SPEED との連動企画です!

 

 

 

9/16に、ジャーナリストを対象に行われた 新型スイフト試乗会。

でも、この日は、雑誌REV SPEED の校了日と重なり、9月売りには掲載できない・・・・・・。

かといって、10月売りでは速報性がない・・・・・。

 

 

ということで、なんと! 

新型スイフト試乗インプレッションの掲載を、テスター田中ミノルの個人ブログである、

みんカラ で行ってしまうという、REV SPEED の太っ腹企画なのです。

 

新型スイフト の奥の奥を、スイフトマニア田中ミノルが、

バッチリみなさんに、お伝えする(それも、無料で!!)スペシャル企画なのであります。ハイ。 

 

では、はじまり、はじまり~。

 

今回の試乗前に、田中が一番気になっていたこと・・・・・、

それは、事前情報で知っていた、新型スイフトのディメンション(ホイルベースとトレッド)が

大きくなっていることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ま~、「世の中の流れ」 なのでしょうが、衝突安全面から、必ずと言って良いほど、

モデルチェンジでクルマは、デカくなります。

そして、そのほとんどで、ステア特性がダサクなります・・・・・。

 

広報資料とやらを見ると、

ホイルベース    +40mm

フロント トレッド  +20mm

リア トレッド    +15mm

全長         +95mm 

全幅          +5mm

フロント オーバーハング   +45mm

リア オーバーハング      +5mm

 

(すべて、31型から大きくなった寸法です)

  前モデルは、31だけではないことは、わかっていますが、

新型もZC が、頭に付く関係で、ZC型とも書けず、旧型という表現にも、抵抗がありましたので、

この表現となってしまいます・・・・。11 21 71 オーナーのみなさん・・すいません・・・・・。

 

 

 

 

正直、ヤバイ香りが、プンプンとします・・・。

 

でも、これまた、広報資料を見ると、車体ねじり剛性は、15%向上とあります。

設計の方にも、ボディー剛性が上がったことは、十分にご説明いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、しかし・・・・・・・・、

これは、田中の独断と偏見ですが、

 

車体ねじり剛性(ボディー剛性) = スポーツ性能として必要な剛性

 

とは、ならないように、感じるんです。

 

たとえばですが、レーシングカーを製作する場合でも、剛性が必要な部分と、

必要でない部分が、あります。

 

スポット増しといった、チューニングでも、どの部分をスポット増しするかには、

かなりのノウハウが、そこには、存在するはずです。

 

ですので、全体の剛性が上がっていたとしても、走るために、いや、速く走るために

必要な剛性というのは、どうも、別じゃないのかなと、田中は思うんです。

 

また、今回は、ディメンションが、大きくなっているのですから、

速く走るために必要な剛性も、今まで以上に、求められることは間違いないし・・・・・。

 

田中が31スイフトを愛して止まない、最大の理由である、「速く走るために必要な剛性感」。

これが、受け継がれているのか否か、この部分が、一番知りたいのでありました。ハイ。

 

 

 

 

 

 

でもって、試乗スタート!

 

 

 

 

 

 

 

まず、運転席に座って思うことは、ダッシュボードが少し高くなったこと。座高の低い? 

田中でも、クルマのすぐ前の視界は、ほんの少しですが、悪くなったような気がします。

(ちっちゃいことは、気にすんな・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メーターは、少々アルテッツアのような雰囲気があり、なかなか、洗練されていて、

カッコいいですね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今風にキーレス&スタートスイッチで、エンジンスタート。

ワインディング全開アタックインプレのはじまりです。 (注 もちろん、制限速度内です・・)

 

走り出すと・・・・・、「加速こんなもの・・・・・・・・?」。

でも、まぁ~ 1200cc だし、燃費に振っているんですから仕方ないですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジンパワーの話は、さておき、本題のシャシバランスのことを。

 

今回、お借りしたのは、XGグレードの5速MT。

ベースグレードのマニュアルモデルです(タイヤサイズ 175-65-15)。

 

タイヤサイズからも、グリップは、それなりなのですが、田中の予想に反して、

動きはとっても「クイック」でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ステアリング操作に対して、キビキビと反応し、クルマのデカさをあまり感じません。

 

それに、当然と言えば、当然ですが、ディメンションが大きくなった分、

限界域でのコントロール性もかなりのものです。

 

「あれ?イメージと違う??」 と、思ったのですが、それには秘密がありました。

 

 

 

 

 

 

それは、ステアリングのギア比です。

 

下のグラフを見てください。

 

 

 

 

 

 

ステアリング操舵角が小さい部分では、ギアレシオがハイギアードに設定されていますよね。

ただ、操舵角が小さいといっても、角度でいうと、中立ポジションから、

右または、左に270度の間は、ハイギアードなのです。

(グラフ左側の点線部分まで)

 

270度と言えば、スポーツ走行中は、すべてこの角度内に、操舵は収まりますので、

要するに、少しのステアリング操作で、大きな操舵になっているのです。

(車庫入れ等で、ハンドルが重く感じないように、後半部分のギア比が変えてあるのです)

だから、ディメンションが大きくなって、クルマの動きが少々ダルになる分を、

 

 

このギアレシオで打ち消していたのですね~。

(なるほど、なるほど・・・・・・、だからキビキビと走るんだ・・・・・)。

 

ちょっと、余談ですが、田中は、31スイフトの電動パワステのフィーリングが、大好物です。

この、ジオメトリーを含めた、電動パワステの完成度は、「奇跡」 と言って良いぐらい、

素晴らしいできばえだと思っています。

 

そしたらね、新型にも、31スイフトと、同じ電動パワステが使用されており、

モーターの搭載位置こそ、少々違いがありますが、「あのフィーリング」 は、まさにそのまま。

これは、嬉しかったですね~。

 

また、リアサスペンションも、31スイフトから変更されています。

これは、トーションビーム自体を強化することで、31スイフトでは、トーションビーム内に

搭載されていたスタビライザーが取り外されています。

 

それでも、トーションビーム本体の剛性を上げることにより、31スイフトに対して、

25%の剛性アップとなっているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィーリング的にも、コシがあるのに、しなやかでしたよ~。

これも、なかなか、良い感じです!

 

それに、トーションビームのボディー側の取付け部分に角度を付けて、

左右に「G」フォースが、かかっているときに、外側のタイヤが、トーアウト方向に、

「ずれ込む」 ことも、抑制してるんですよね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケに、リアスプリングのレートも、ほんの少しですが、

31スイフトより、ハイレートになっていました。

 

要するに、 「FFは、リアの剛性がコーナリングのキモ!」 と、

田中がいつも言っていることが、新型スイフトでは、実践されているのです。

ね、田中は、嘘つきじゃないでしょ?

 

 

話は戻りますが、このリアの剛性と、ステアリングのギア比で、

確実に、そして、完全に、ディメンションが大きくなったデメリットを打ち消している。

これが、新型スイフトに乗った、田中の印象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ならば、買いのなの? 

というと、「スポーツが出るまで、わからない・・・」 、というのが、田中の本音です。

 

なぜなら、今回のバランスの良さは、175-65-15 のコンフォート系のタイヤだったので、

成立したかもしれないと、思っているからです(かなり、うたぐり深い・・・・・・)。

 

 

そうです、

ハイグリップラジアルになれば、どうなるのか?

 

より、ボディーへの負担の大きいサーキットならどうなるのか?

といったことが、未知数だからです。

 

だって、ハイグリップになって、はじめて新型のボディー剛性(速く走るための剛性)が、

理解できると思うんですよね~。

 

ステアリングのギア比も、今回のグリップだから、成立したけど、ハイグリップになれば、

ピーキーになる可能性もありますからね。

 

また、ホイルベースが伸びたことは、良い方向だと思うのですが、

フロントのアーム類の変更で、フロントタイヤが前方に伸びており、

なおかつ、フロントのオーバーハングも伸びているんですから、

このあたりも、かなり微妙かと・・・・・(運転席から、先だけで、+85mmロングですから・・・・・・)。

 

31スイフトの軽快さ、キビキビさは、あのオーバーハングの短さも、大きなポイントだと、

田中は思いますから・・・。

 

 

 

時代のニーズと、時代の流れで進化した、新型スイフト。

今回発売された、スポーツ以外のモデルでは、良い意味で田中の予想を遥かに超えており、

素晴らしい新化を遂げたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、やっぱり、田中もみなさんも、気になるのは、スポーツグレードですよね~。

 

今回の変更点が、スポーツグレードでは、どのような味付けで登場するのか?

また、それは、味付けだけで、名車31スイフトを超えられるのか?

とっても気になります。

 

なんと言っても、31スイフトは、ハイグリップタイヤでも十分なボディー剛性を持ち、

絶妙なオーバーハング量と、シビレルぐらい優秀な、電動パワステ&サスペンションジオメトリーで、

コーナーをキビキビ走るんですからね~。

 

 

 

 

 

田中が、新型を買うか、買わないか、いや、新型のパーツを作るか作らないかは、

新型のスポーツが出てから、決めたいと思います。ハイ。

やっぱり、乗ってみないと、楽しいかどうかは、わかりませんからね~。

 

 

 

 

 

 

 

もし、これから登場するスポーツモデルの、フロント オーバーハングが、

ガッツリ短くなった専用デザインで、

ディメンションに負けない、速く走るためのボディー剛性が確保されていて、

ハイグリップでも、ステアリングがピーキーにならなければ、間違いなく買うと思いま~す。

(えっ?言いたいこと言ってる?? すいません・・・)

 

 

 

 

 

 

ま、決断は、スポーツがリリースされてからですね。

今回、試乗の機会を与えていただいた、REV SPEED に感謝です!

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、田中の新型スイフト「試乗記」 でした。

 

ピロアッパー専用 ダンパーカラー完成!

2010年09月15日(水)

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待ちに待った、

ダンパーカラーが、できてきましたよ~。

まず、これが、オーリンズ用。

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これが、トラスト用です。

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素材は、もちろん、ステンレス!

このカラーがあれば、車高が、7mm上がってしまう、

オーリンズダンパーにも、

減衰調整のクリックが装着できなかった、トラストダンパーにも、

TM-SQUARE の ピロアッパーマウントが、バッチリ装着できちゃうんですよね~。

スラストシートは、もう手元にあるし、これで、オプションパーツを含め、

リリースの準備が整いました。

あとは、オプションパーツの、取説を作れば、いよいよリリースです!

サスペンション
TM-SQUARE ピロアッパーマウント解説 最終回

2010年09月14日(火)

 

 

さぁ~、今日は、

TM-SQUARE ピロアッパーマウント解説 の 最終回。

 

 

最終回の内容は、

「どんな、ダンパーに装着ができるか?」 です。

 

 

この話は、とっても簡単。

 

 

 

答えは、

 

「純正アッパーマウントを使用しているならどんな、ダンパーにも装着が可能です」

 


社外のダンパーであっても、ほとんどのダンパーメーカーのダンパーは、

純正アッパーマウント対応品だと思いますので、まったく問題ないですよ~。

 

 

 

もちろん、純正のダンパーにも装着可能です。

 

 

 

ただ、オーリンズダンパーへの適合 でも書きましたが、全長調整式ではない

車高調や純正ダンパーでは、装着後の車高が、約7mm 上がりますので、

この部分は、ご了承くださいね。

 

 

 

 

もちろん、全長調整式では、ダンパーの長さを変更して、元どおりの車高に

することが可能です。

 

 

 

また、全長調整式ではないタイプでも、現状でスプリングにプリロードが

かかっていれば、それを緩めれば、元どおりの車高にすることが可能です。

 

 

 

ちょっとマニアックな商品となりますので、ダンパーへの適合や、装着後の車高等は、

交換予定の方は、以下まで、直接ご連絡いただければと思います。

 

 

 

TEL 03-5706-1888

メール mail@tm-square.com

 

 

もちろん、装着されるお店の担当の方に、

直接ご連絡することも可能です。

 

 

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウント。

 

¥18,000(税込) にて、発売秒読みです。

 

 

以上、

TM-SQUARE ピロアッパーマウント の解説でした!

 

 

 

p1190595

 

 

 

 

 

サスペンション
TM-SQUARE ピロアッパーマウント解説 ④

2010年09月13日(月)

 

 

今日は、構成部品のお話を。

 

 

まずは、

TM-SQUARE ピロアッパーマウントの 「キモ」、

ピロポールが圧入されている、部分です。

 

 

その名も、ズバリ、ピロアッパーマウント です。

 

 

 

 

p12401921

 

 

 

 

このパーツが、純正アッパーマウントのゴムブッシュの換わりになります。

でもって、これが、ピロサポートブロック。

 

 

 

 

p12400841

 

 

 

通称、富士山です。

 

 

ピロアッパーマウントと、アッパーシートの間に、装着します。

 

 

 

 

p1190673

 

 

 

お次は、アッパーサポートプレート。

 

 

 

 

p12401991

 

 

 

エンジンルームから、見えるプレートですね。

 

 

このプレートと、ピロアッパーマウントで、

スイフトのボディーをサンドイッチします。

 

 

そして、

サンドイッチにするときに使用するボルト

 

アッパーボルト。

 

 

 

 

p12402021

 

 

 

全部で12本。

 

装着すると、こんな感じです。

 

 

 

 

p12400481

 

 

 

そして、ダンパーシャフトをピロアッパーに固定する、ピロナットカラーです。

 

 

 

p12400881

 

 

 

 

装着すると、

 

 

 

 

p1190788

 

 

 

 

こうなります。

 

 

以上が構成部品となり、

集合写真では・・・・・・・・、

 

 

 

 

img_424312

 

 

 

 

こんな感じです。

 

 

 

以上、キャスト(構成部品)のご紹介でした!

 

 

次回は、ピロアッパーの最終回です。

 

つづく。

 

 

 

サスペンション
TM-SQUARE ピロアッパーマウント解説 ③

2010年09月11日(土)

 

 

FSWテストで、確信した、

完璧なまでのパフォーマンス。

 

 

でも、ピロアッパーマウントのメリットは、

それだけでは、ありませんでした。

 

 

たとえば、

ゴムブッシュによる、純正アッパーマウントでは、

ギャップへの乗り上げや、荷重移動により、スプリングや、ダンパーが、動く前に、

純正アッパーマウントのゴムブッシュが、先に変形してしまいます。

 

 

 

ここでは、サスペンション全体としては、ストロークしているものの、

スプリングや、ダンパーが、動いていないということが、発生してしまうのです。

 

 

 

要するに、乗り味に直結する、サスペンションの動きはじめに、

ダンパーやスプリングが、関与せず、

 

ゴムブッシュのみが動いていることから、

タイヤグリップをうまく引き出せないだけではなく、

乗り心地にも、乗り味にも、大きく影響するのです。

 

 

 

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウントは、

コーナリングフォースに対して、キャンバーが戻されないとこ。

 

 

そして、ストロークの初期段階から、

スプリング/ダンパーがシッカリ動くこと。

 

 

この2つのメリットにより、リニアでダイレクトな、

レスポンスの良いステアリングフィールを生み出します。

 

 

 

反対に、デメリットは、

タイヤの走行ノイズや、サスペンションの上下動により発生するノイズを

吸収できないことです。

 

 

 

純正のアッパーマウントでは、

サスペンションとボディーの間に、ゴムブッシュが存在するため、

これらのノイズの大部分を吸収しますが、

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウントは、

アルミブロック製ですので、これらのノイズを純正アッパーマウント並に、

吸収することはできません。

 

 

 

 

でも、田中の個人的な感覚だと、

ノイズは、 20% アップ (相当、敏感な人でないとわからない)

という感じです。

 

 

また、経年変化により、

ピロポール部に、「ガタ」 が生じると、ギャップを乗り越えるときに、

ゴトゴト音が、発生します。

 

(この場合は、交換する以外、手がありません・・・)

 

 

 

以上が、ピロアッパーマウントを装着する、メリット/デメリット です。

 

次回は、構成部品の紹介です。

 

 

 

 

サスペンション
TM-SQUARE ピロアッパーマウント解説 ②

2010年09月10日(金)

 

 

少々、時間が空きましたが、今回は、前回の続きを。

 

 

筑波スーパーバトルで、純正アッパーマウントが、動いて、

キャンバーが減少していた事実。

 

 

その証拠写真が、コレです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

p1190721

 

 

結構、ビックリでしょ?

 

(推定2センチは動いてる・・・・・)

 

 

ということで、だったら、

「動かないものを作ればよい」 ということで、

TM-SQUARE ピロアッパーマウント の開発は始まりました。

 

 

 

 

そして、

アッパーマウントの構造を変形しないアルミブロックとし、

内部にピロポールを装着するという仕様としました。

 

 

 

 

 

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これで、コーナリングフォースによって、

ダンパーの装着ポイントが動くことを回避でき、

走行中にキャンバーが減る症状が大きく抑制されるハズです。

 

 

 

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で、早速、コーナリングフォースが一番かかかる、FSW のメインコースに

テストへ出かけました。

 

 

 

試作ピロアッパーマウントのパフォーマンスは、コースインしたラップから

確実に、そして、明らかでした。

 

 

 

一番、「Gフォース」 のかかる、100R では、

驚くほど、クルマは、曲がってくれます。

 

 

これは、感動的でしたね~。

 

 

 

これに、1コーナーのような、2速のコーナーも、

今までは、アンダーステアになると、

コーナーを抜けるまで、ずっとアンダーステアだったのが、

アンダーステアになっても、途中で復帰してくれるのです。

 

 

 

このときに、改めて、今まで(純正アッパーマウント)は、

ダンパー取付け位置が動いて、キャンバーが減少していたことが、明確となりました。

 

 

 

また、ステアリングレスポンスも

より、リニアになり、タイヤの状況も、ダイレクトに伝わってきます。

 

 

も~、これは、衝撃的でした!

 

 

そうです、スーパーバトル後に、我々が考え、そして、作った試作品は、

完璧に、的を得たものだったのです!

 

 

 

つづく。

 

 

 

 

サスペンション
TM-SQUARE ピロアッパーマウント解説

2010年09月06日(月)

 

 

さて、今回から、TM-SQUARE ピロアッパーマウント の詳細と、

なぜ、ピロアッパーマウントを作ろうと思ったかとか、

 

ピロアッパーマウントのメリット、デメリットは、どんなことなのか等々、

ジックリ解説していきたいと思います。ハイ。

 

 

 

まずは、作ろうと思ったキッカケは、昨年末に開催された、

筑波2000 スーパーバトルでの出来事でした。

 

 

 

 

2009_dec09-04991

 

 

 

TM 1号車は、フロントキャンバーを -5.8°に設定し、

渾身のアタックを行ったのですが、走行後のセットダウンで、各部をチェックしていると、

明らかに左フロントタイヤの外側が、磨耗していました。

 

 

そうです、タイヤの 「外あたり」 状況が激しいのです・・・・・・。

 

 

このキャンバー角で、これほどまで、「外あたり」 することは、まず考えられず、

「どこかで、動いてはいけない、何かが動いている」

という結論に達しました。

 

 

 

そして、その後の検証により、この犯人は、

純正のアッパーマウントであることが、判明しました。

 

 

 

要するに、大きなコーナリングフォース(ヨコG) が

発生すると、ゴムのブッシュである純正のアッパーマウントが、変形して、

ダンパーの装着ポイントが、外側に動くのです。

 

 

 

 

下の図を見て下さい。

 

 

 

 

 

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このダンパーの装着ポイントが、外側に動くと、キャンバーが減る方向となるため、

タイヤの 「外あたり」 が、発生し、有効な接地面が確保されません。

 

 

 

このことが原因で、

アンダーステアも強まっていたのです。

 

 

もちろん、この症状は、

大きなコーナリングフォースが、発生すればするほど、

悪化の一途をたどってしまうんですね~。

 

 

つづく!

 

 

 

サスペンション
TM ピロアッパー完全適合!(トラスト ダンパー編) 

2010年09月03日(金)

今日は、TM ピロアッパー のトラストダンパーへの、

マッチング編です。

 

 

ご存知のように、トラストダンパーは、正立式ですので、

ダンパーの減衰力調整は、ダンパーの上部に位置します。

 

 

 

しかし、TM ピロアッパーは、

ダンパーシャフトを固定するナットが、特殊形状となり、高さがあるんです・・・。

 

 

 

p1250853

 

 

 

だから、TM ピロアッパーをトラストダンパーに装着すると、

このナットから、ダンパーシャフトが飛び出す量が足りず、

減衰力調整用ナットが、取付けできません。

 

 

 

p1190789

(写真はイメージです)

 

 

そこで、オーリンズダンパーと同様に、

ダンパーカラー の長さを変更した、

「トラスト専用 ダンパーカラー」 を作りました。

 

これで、ダンパーシャフトが、ナットを貫通しますので、

 

 

 

p12507181

 

 

 

減衰力調整用のナットも、

問題なく、装着することが可能となります。

 

 

 

 

p12507171

 

 

 

が、しかし・・・・、

室内から、減衰力を調整できるリモートコントロールキット は、

カウルトップ(上部のプラスチック製カバー)とのクリアランスが十分になく、

装着することができません・・・・・。

 

 

 

 

p12507201

 

 

 

よって、トラスト ダンパー の場合、

「トラスト専用 ダンパーカラー」 を購入いただいても、

手動式減衰力調整のみの適合となります。

 

 

「トラスト専用 ダンパーカラー」 は、

近々、リリースの予定ですので、

 

リリース後は、手動式減衰力調整のみ、

装着可能となりま~す。

 

今しばらくお待ちを!

 

 

 

以上、

トラストダンパーとのマッチングでした!!

 

 

 

サスペンション
TM ピロアッパー完全適合!(オーリンズ ダンパー編)②

2010年09月02日(木)

では、本日は、TM ピロアッパー装着に関する、

車高変化のお話を。

 

 

TM ピロアッパーを装着すると、オーリンズダンパーに関わらず、

車高が、約5~10mm上がります。

 

 

理由は、

 

純正 アッパーマウントは、ゴム製。

 

TM  ピロアッパーマウントは、アルミの削り出しで、製造されているからなのです。

 

 

下の図を見てください。

 

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純正、アッパーマウントは、ジャッキアップされている状態 (0G) と

地面に置かれている状態 (1G) とでは、アッパーマウントの厚さが、違います。

 

 

これは、ゴムで作られているのですから、荷重がかかれば、当然といえば、当然。

 

 

対して、TM ピロアッパーマウントは、アルミ製ですので、

荷重により、アッパーマウントは変形しません。

 

 

これまた、当然といえば、当然。

 

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要するに、

車高は、1G で計測するわけですから、1Gでの、アッパーマウントの厚さが、

モロ車高に反映されてしまいます。

 

 

もちろん、もっと薄い、ピロアッパーを作れば、この問題は解決するのですが、

それでは、十分な大きさのピロポールが、使用できません。

 

 

(ピロポール以外は、できるだけ薄く作れるように、頑張ってみました)

 

だから、どうしても、装着前に比べると、車高が、5~10mm (平均値で7mm)

上がってしまいます。

 

 

ダンパーが、全長調整タイプなら、上がった車高を、

ダンパーの長さを短くして調整すれば、問題ないのですが、

 

オーリンズダンパーは、

全長調整ではないタイプ・・・・・。

 

 

でも、車高が上がるのは、イケてないので、真剣に考えてみました。

 

 

① フロント スプリングが、オーリンズ純正品の場合

オーリンズ純正品 (5kgf/200mm ID65) が装着されている場合、

オーリンズさんの、推奨車高近辺にするには、

5回転から、12回転のプリロード(スプリングの巻上げ)が、必要となります。

 

(田中データバンクより)

 

これは、オーリンズダンパーが、全長調整式ではないタイプですので、

車高を確保するために、かけられたプリロードです。

 

 

FFのレーシングカーの場合、

リアにプリロードをかけることは、多々ありますが、

フロントにプリロードをかけることは、さほどありません・・・・・。

 

 

ここからは、田中の独断と偏見ですが、可能なら、FF のフロントには、

たくさんのプリロードは、かけたくありません・・・・・。

 

 

で、話を戻すと、

 

TM ピロアッパーへの交換で、車高が、約7mm上がるわけですから、

この上がった、7mm分、プリロードを減少させることができるのです!

 

 

TM ピロアッパー で、車高+7mm

プリロードを 3.5ターン マイナス 車高-7mm

となり、±0mm に、なっちゃうんですね~。

 

 

もちろん、前回のブログに出てきた、スラストシートを使用する場合、

この厚みが、約2.5mmありますので、TM ピロアッパー装着後に戻すプリロードは、

約5ターンとなります。

 

 

ということは、TM ピロアッパーを装着すると、プリロードを戻せますので、

セットアップとしては、より適正化すると、田中は思います。ハイ。

 

 

ただ、オーリンズ純正スプリングを使用されていても、

車高を基準値から大きく下げている場合は、プリロードがあまりかかっていませんので、

スプリングが遊ばない範囲で、元どおりの車高に、調整することができない場合もあります。

 

 

田中の経験から、

フロントのフェンダーアーチと地面との距離が、615mm未満の場合は、要注意です。

 

 

でもって、お次!

 

 

フロント スプリングが交換されていて、プリロードがゼロの場合

これは、正直、悩みました・・・・・。

 

 

でも、「イワちゃん」 のアイデアで、解決してしまいました。ハイ。

 

 

じつは、オーリンズダンパーには、アッパーシート部に、カラーが装着されています。

 

p12506671

 

このカラーの寸法を変更すると、

 

 

あら、不思議・・・・・・。

 

 

TM ピロアッパー を装着して、プリロードを装着前と同じ、ゼロにすると、

まったく同じ車高になるんですよね~。

 

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(右が、オーリンズ純正品 左が、イワちゃん作のカラー)

 

 

やっぱ、匠は、ホントすごい!

だって、小一時間で、現品を削るのではなく、新品、作ってきましたからね~。

 

 

それを、組み込めば、

 

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ゼロプリロードの車輌にも、

完全対応しちゃうんですからね・・・・・。

 

 

(オーリンズ純正スプリングで、かなり車高を落とされている場合にも適合します)

 

 

ということで、

 

このカラーも、現在製造中です。

 

 

こちらも、もちろん、リリースしますので、

 

オーリンズ + ハイレートスプリング + ゼロプリロード

 

の車輌も、TM ピロアッパーが、バッチリと装着可能となりました。

 

 

(現状の車高で、スプリングに遊びがある場合は、遊びを改善することは、できませんので、悪しからず・・・)

 

 

また、このカラーの装着で、ダンパーピストンの位置も、

少しですが、上部に移動しますので、乗り味的にも、良い方向になると思います。

 

 

前回、今回と、ちょっと、難しい内容でしたので、

交換予定の方は、以下まで、直接ご連絡いただければと思います。

 

 

 

TEL 03-5706-1888

メール mail@tm-square.com

(装着されるお店の担当の方に、直接ご連絡することも可能です)

 

以上、オーリンズダンパーへの、適合のお話でした!

 

 

 

サスペンション
TM ピロアッパー完全適合!(オーリンズ ダンパー編)①

2010年09月01日(水)

オーリンズダンパーをご使用中のみなさん、

大変お待たせしました。

 

 

今回の「匠の日」の前に、

レーシングメカニックの「イワちゃん」と、打ち合わせを行い、異音の問題と、

車高の問題の両面を解決すべく、事前にパーツを準備していました。

 

 

でもって、まず、異音の問題から。

 

この異音の件は、以前にも、オフィシャルブログ や、田中の みんカラ ブログで、

お伝えしてきましたように、新品のピロポールの動きが「渋い」ことが原因です。

 

 

要するに、下記のイラストのように、ステアリングを切ると、

同時にダンパーボディーも回転するのですが・・・・・、

 

 

(図の一番下の部分)

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純正では、アッパーシートの上にベアリングが装着されていますので、

このダンパー下部の回転に連動して、ベアリングが動いて、対応してくれます。

 

 

しかし、ピロアッパーでは、この部分にベアリングは、装着されていません。

 

 

その代わり、ダンパー上部に装着されたピロポールが、このステアリングを切って、

ダンパーボディーが回転することに対しても、ピロポール自体が、回転することで、対応しているのです。

 

 

 

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でもね、このピロポール、新品状態では、かなりタイトに圧入されていることから、

動きが、渋いんです・・・・・。

 

 

装着後、500kmとか、1000km 走れば、かなりスムーズに動くようになりますが、

新品では、ピロポールを動かすのに、かなり、力が必要となるのです。

 

 

だったら、

「最初から、クリアランスをとれば、スムーズに動くのでは?」 とも、

思うのですが、そんなことをしたら、すぐに、ピロポールにガタが発生してしまいます・・・・・。

 

 

ということで、新品状態で、

このピロポールが、渋いことは、ある面、致し方ない・・・・・。

 

 

でも、ピロポールの動きが渋いと、ステアリングを切って、ダンパーボディーが回転しても、

その動きに合わせて、ピロポールを動かすには、大きな力が、必要となります。

 

 

そうすると、スプリングと、ロアシートとの間で、ピロポールの渋さに負けて、

滑りが発生してしまうのです。

 

 

そのときに、あの「ゴリゴリ音」 が、発生してしまうんですね~。

 

 

特に、オーリンズダンパーは、スプリングシート部の摩擦抵抗が低いので、

(表面がツルツル)

少しでも、ピロポールが渋いと、この部分で、滑りが発生してしまいます。

 

 

そこで!

 

 

スラストシートを使用するのです!!

 

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2枚の、スチールシートの間に、

 

 

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テフロン製のシートを挟み込みます。

 

 

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そうです、テフロンシートをスチールシートで挟み込み、

ロアシートとスプリングの間に、装着するのです。

 

 

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そうすると、ピロポールが渋い間は、この部分で、うま~く、音もなく、

滑ってくれますので、あの不快な「ゴリゴリ音」も、発生しないというわけです。

 

 

でもって、ピロポールがスムーズになれば、その後は、ステアリングを切っても、

このスラストシート部ではなく、ピロポールが、シッカリと仕事をしてくれるという作戦です。

 

 

 

お値段は、3枚セットで、¥1,000 (税込)だから、1台分なら、¥2,000 です。

 

 

オーリンズダンパーに、ピロアッパーを装着される方は、

異音防止のためにも、ぜひ、同時購入をお願いします!

 

 

また、このスラストシートは、スプリングの伸び縮みにより発生する

スプリング座面の微妙な動き(少しだけ回転する)にも、有効ですので、

オーリンズダンパー以外の方にもおすすめ商品となります!

 

 

もちろん、「匠の日」 に、2台のオーリンズダンパー装着車輌に取付けましたが、

異音は、「ゼロ」 でしたよ~。

 

 

では、次回は、オーリンズダンパーの車高の件を解説します。