2013 「道場破り」 in 岡山国際 サーキット セットアップ編
2013年02月12日(火)
2年前に行った、
道場破り in 岡山国際 サーキットでは、
雪の影響で、思うように走れず・・・・・・・、
2011 道場破り in 岡山国際 サーキット セットアップ編
2011 道場破り in 岡山国際 サーキット ドラテク編
かなり不完全燃焼・・・・・・・。
で、今回も、かなり天候的には厳しかったものの
佐藤、インチキ気象予報士 の予想が、ドンピシャとあたり、
今年は、完全ドライで、走ることができました。
では、今回の持込から!
日時 : 2013-02-01
サーキット : 岡山国際
ドライバー : 田中 ミノル
メカニック : 阿部
車輌 : ZC31S スイフト2号車
天候 : DRY
イニシャルSET 岡山国際サーキット
ホイール CLEAWAYS(ガンメタ) F:7.5J-16+30 R:7.5J-16+46
タイヤ KUMHO V700 F:225-45-16(中古) R:205-45-16(中古)
内圧 F:2.7 R:2.9 (温間)
リヤスタビ φ35
スプリング F:65-06-800 パーチェ装着
R:58-05-900
ダンパー 減衰 F:MAX 5戻し R:MAX 8戻し
キャリパー F 純正 R 純正
ブレーキパッド F 10F R 89R
カーツデフ 50-20 6.5kg
ミッションオイル 開発品
エンジンオイル TM-SQUARE M16A 5W-40(継続使用)
オイルクーラー TM-SQUARE
E/Gマウント 強化タイプ 試作品
ファイナル 4.7(アールズ)
車高 F 605mm R 585mm
トー F OUT 0:20 R トーレスシム(-30仕様)
キャンバー F 5.8度ネガ R 大盛り
フロントロアアーム TM-SQUARE ロングアーム
ナックル TM-SQUARE キャンバーナックル
空力デバイス カナード装着
エキマニ 試作品 + バンテージ100
ECU TM-SQUARE V3.0 AB EX
ポイントは、
スプリング F 800ポンド R 900ポンド の ハイレート仕様
リアキャンバー 大盛り キャンバーシム
ブレーキパッド F 10F R 89R
あたりでしょうか?
これらは、2年前のテストデータを参考に、合わせ込みを行いました。
また、佐藤さんが、レシオ ソフト で確認したところ、
4.7 ファイナルで、問題ない という結論となりましたので、
TS タカタ サーキットのまま、4.7で、走りはじめました。
で、コメントのほうは・・・・・、
イニシャル① 10:20~ 気温7.7℃ 路温9℃ DRY BEST 1:53.5
Maxのグリップは高いが、ターンイン → 最大グリップ まで、クルマの動きが大きい
フロントレート が、足りない リアのロールも大きい
エンジンは、◎ エキマニ + ECU 効果が大きい (1秒は、ラップタイムに貢献!)
エンジンオイル 136℃(カバーあり) 水温 80℃ ミッションオイル 95℃
セット変更
F スプリング 800 → 1000
R スプリング 900 → 1200
LSD オイル テスト品4 → テスト品6
オイルクーラー カバー OFF
(インターバル 40分!)
あと、1セッションのみの走行となりましたので、
思い切って、スプリングを ハイレート方向に、振ってみました。
(作戦名 「イチかバチか!」・・・・・笑)
(頑張れ! 阿部ちゃん!!)
走行② 11:40~ 気温8℃ 路温10℃(推定) BEST 1:52.8
リア スプリングが硬すぎる (ストレートでも、ハネ発生)
レスポンスは、◎ 高速コーナーの MID は、速い
MID の食われ感が弱い
ターンイン後 リアの安定感がなく、ナーバスな動き (1コーナー アトウッド)
ブレーキング → フロントダイブ → R の離れ感が急激
便所裏 ターンイン後に、ハネが大きい
Wヘアピン 1つ目 出口で ハネが大きい
リア は、バンプしないが、リバウンド方向には、カンタンに動く(動きも急)
エンジンオイル 115~120℃ 水温 85℃ ミッションオイル 104℃
BEST を更新し、「道場破り」 成立です!!
でも、ちょっと・・・・・・、
ハイレート過ぎましたね・・・・・・・。
ということで、スプリングレート のマッチングは、
F 1000ポンド R 900~1000
あたりが、マッチングすると思われます。
前回訪れた時のコメントより、少し、レートが高めになっているのは、
フェンダー等の装着により、ダウンフォースが増えていることが、
要因かと思います。
F 1000ポンド R 1200ポンド のバランスでは、
リアの荷重減に、少々、対応ができなかったですね・・・・・・・。
また、4.7 ファイナル のマッチングは、
リボルバーのみ 2速だと、ちょっとショート気味 でしたが、
他のコーナーは、すべて純正(2型純正ファイナル)より、
4.7の方が速いですね。
ただ、このあたりは、
使用するタイヤ外径に、左右される部分ですので、
205/45R16
195/55R15
等、外径が小さなタイヤを使用されるなら、
4.7ファイナルより、純正ファイナルの方が、
レシオ は、合うかも知れないです。
ブレーキパッドに関しては、
基本的には、
F 10F R 88B
となりますが、今回トライした、 R 89R も、アリアリですね~。
また、上記のバランスだと、少し効きが強いので、
F 08H R 89R~03C
の可能性もあるように感じました。
(次回、訪れる時に、試してみたいと思います)
でも、まぁ~、今回のアタックは、
試作エキマニ + ECU マッチング (ECU を エキマニに合わせました)
の効果が、大きいと思います。
確実に、1秒は あったように思います。
このあたり、エキマニ の優位性 を
どのように、ラップタイムに結びつけるかは、
ECU データ の作り方で、決まるんですよね~~。
もし、リリースが決まったら、バッチリ解説しますが、
みなさんが、想像されている 方向性 とは、真逆の考え方かもしれないですよ。
でも、まぁ~、ノーマルエンジンン の スイフト で、
最高速 166km/h でも、52秒台まで、いけるんですよね~。
やっぱり、サスペンションの セットアップ は、重要です。
では、アンダーパワーで、効率の良い運転に関しては、
次回、ドラテク編で、バッチリ解説 いたします。ハイ。