2012 勝手に「道場破り」 in 鈴鹿ツインサーキット (セットアップ編)
2012年05月30日(水)
今日は、鈴鹿ツインサーキット(Gコース)の
セットアップ編なのですが・・・・・、
モーターランド鈴鹿の攻略(いや、天候?)に手間取り、
3セッションだけの走行となりました。
オマケに、時間の関係で、
モーターランド鈴鹿にて、BEST が出た セットでの 走り出しとなりました。
ということで、走り出しのセットは・・・、
イニシャルセット
ホイール BBS F 7.5J-16 +30 R 7.5J-16 +46
タイヤ KUMHO V700 F 225-45-16(中古/1分山) R 205-45-16(中古)
内圧 F 2.7 R:2.9 (温間)
リアスタビ 38φ
スプリング F 65-07-600
R 60-06-500
ダンパー 減衰 F MAX 6戻し R MAX 10戻し
キャリパー/ローター F/R とも純正
ブレーキパッド F 10F R 03C
LSD TM LSD 50-20 6.5kg
ファイナル 4.7 アールズ製
エンジンオイル TM-SQUARE 開発品 5W-40(継続使用)2イベント目
オイルクーラー TM-SQUARE 開発品
純正ヒートエクスチェンジャー取外しなし
車高 F 610 610
R 590 590
トー F OUT 0:15 / R トーレスシム(-30&-15) OUT 0:15
キャンバー F 実測 5.8度 / R 並盛り
フロント ロアアーム TM-SQUARE 開発品
といった感じです。
モーターランド鈴鹿にて、相当、セットを変更しましたので、
おそらく、走り出しは、セットが合わないんだろうなぁ・・・・・と、
覚悟して、走り出したら・・・・・・・・、
走行コメント
①-1 イニシャル コメント BEST 39.5 (気温)9.1℃/ (路温)18.8℃
バランス OK 600/500 でも、ロールが大きいとは感じない
① コーナー ブレーキ ~ ターンインで、 U/S
⑤ ⑦ ⑨ コーナーは、良く曲がる
トラクション強い
ブレーキは、 10F/03C にて、OK
カナードが効いている
という結果に。
モーターランド鈴鹿のタイトコーナー対策で、
かなり、クルマを O/S 方向に振ったのに、
鈴鹿ツインでも、◎ なバランスでした。
こんなに、サーキットのキャラクターが違っても、
やっぱ、いいものは、いいんだと、改めて思い知りました。ハイ。
で、バランス的に、ある程度 出来上がっていましたので、
現在開発中の とあるサスペンションパーツを投入。
セット変更
トーションビーム××× ON
①-2 イニシャル コメント BEST 39.6
リアの無駄な動きが、かなり小さくなる
コントロールが簡単
クルマが振られにくい
③ コーナー ハンドルを切り込むと、リアがグリップして、U/S
① コーナー も、U/S 方向
とまぁ~、
ドライバビリティーは、すご~く 良くなるのですが、
今のバランスでは、U/S 方向でした。
しかし、リアのグリップは、かなり向上していますので、
今後、このパーツに合わせて、セットを合わせ込んでいきたいと思います。
でも、今回は、時間がなかったので、
あと、コンマ1秒 を削るためのバランス合わせに集中しました。
セット変更
トーションビーム××× OFF
リアスタビ 38φ → 35φ
リアのロールを増やして、進入でもう少し、曲がるように、
リアスタビの強さを変更です。
②-1 イニシャル コメント BEST 39.5 (気温)9.9℃/ (路温)17.8℃
トーションビーム××× OFF により、リアの安定感は減少 (U/S 改善方向)
しかし、まだ、バランス的には、少し U/S
フロントタイヤは、かなり厳しい
セット変更
R トーレスシム -15 → -30
タイヤの磨耗が、限界に近かったのですが、
もう少し、メカニカルで、U/S を抑制したかったので、
リアトーをもっと OUT に振りました。
②-2 イニシャル コメント BEST 39.6
少し、リアがルーズにはなるが、曲がる方向
バランス的には、まだ、O/S には、なっていない
U/S は、タイヤの影響大
このあたりで、タイヤは限界と感じましたので、
少し山のあるタイヤに交換です。
セット変更
タイヤ交換
F 0分山 → 4分山
R 3分山 → 8分山
③-1 イニシャル コメント BEST 39.4 (気温)9.3℃/ (路温)19.1℃
F も、R ほどではないが、グリップが向上 し、タイムアップ
Rのグリップは、大きく向上
タイヤのバランスから、U/S 方向が強い
レコード、ブレイクです!
ここで、さらなる、コンマ1秒を目指して、かなり強引な戦略に・・・・・・・・・・・。
セット変更
R ウイング OFF
そうです。R ウイングを取り外しました。
TM のリアウイングは、かなり少ないドラックで、
有効なダウンフォースを発生させますが、
クルマが、U/S方向でしたので、TRY することに・・・・・・。
(1回やってみたかったので・・・・・・)
③-2 イニシャル コメント BEST 39.5
① コーナー の真ん中で、Rがルーズに
コーナーでのボトムスピードが少し ↓
ストレートスピードの比較では、ウイング レス が、1.5km/h 速い
とまぁ~、やっぱ、リアウイングの必要性を、実証する結果となりました。
そして、パワー的に、かなり厳しい戦いでしたが、
何とか、あのお方のレコードが、ブレイクできて、「ホッ」と、しましたね~。
ということで、鈴鹿ツインのセットップポイントは・・・・、
○ 連続周回を考えるなら、ブレーキは強めにセットするべし。
(F 10F R 88B/89R/03C あたりのチョイスです)
○ クルマのセットは、① コーナーと ⑦ コーナー 出口をメインに、
早目からアクセルが踏めるように、徹底的にアンダーステアを抑制すべし。
○ 非常にフラットなサーキットですが、コーナーがタイトなので、
あまりハイレートなスプリングより、ある程度、リアが動くセットの方が
曲がりやすいことを理解すべし。
○ かなり、全開率(アクセルを踏んでいる割合)が高いので、油温の上昇に注意すべし。
○ 空力デバイスは、2速コーナーでも効くので、積極的に TRY すべし。
となります。
ちなみに、サーキットの方にお聞きすると、
「最近、たくさんの スイフトが来られます」 ということでした。
大阪、京都、神戸からも、かなり近いので、
スイフトのメッカになりつつあるんですね~。
以上、2012 勝手に「道場破り」 in 鈴鹿ツインサーキット(Gコース)
セットアップ編でした!