駆動系パーツ
TM LSD (ZC32S) の レポート が届きました!!

2015年03月18日(水)

p118

本日は、TM LSD (ZC32S) を装着された 32オーナー様から、
ガッツリと、LSDレポートが届きましたので、ご紹介したいと思います!

田中 ミノル 様

ご無沙汰しております○○です。
今年1月にTM LSD & ファイナルを装着し、

本庄 (15分×ドライ6本)、

富士ショート (25分×ドライ2本)、

TC2000 (25分ウェット、9周ドライ)

を 走行いたしましたので感想を述べさせて頂きます。

●街乗り

FF-730を慣らしの段階から入れるとチャタリングしない伝説は本当です。
半信半疑でしたが、あれを体感してしまうと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

多少ハンドルは重くなりますが、人間の慣れの範囲だと思います。
チャタリングによるキックバックが無いので、街中も片手ハンドル運転でラクラクです。

●サーキット

本庄は普段走らないところなので割愛致しますが、
いつも走っている富士ショートでの恩恵は十分感じることが出来ました。

・富士ショート

特に感じたのが3コーナー立ち上がり。
ファイナル変更の影響もありますが、31の時に使用していた他社製のLSDと比べると
パワーが喰われることなく、強烈なトラクションが掛かるのと、
踏んだ分だけデフが効くので、ラインの自由度が上がるのと、
下手くそ加減をいい方向にカバー出来ます(笑)
B3ではセッティングが合わず (トーが超イン)、どアンダーは変わらずでした(汗)
最終コーナーはアクセルを早く開けることができるので、
ストレート立ち上がりで飛び出しそうになる程、速度が乗ります。

・TC2000

初走行でドライ路面はレース中の9周のみでしたが、
十分TM LSDの恩恵を受けることができました。
走行経験が少ないので各コーナーがどうこう、というのはありませんが、
ヘアピン立ち上がりなどは自分がココからアクセル踏んで行く、と
思っているところよりも手前のところから踏んで行けるので、
いい意味で気持ち悪い立ち上がりをして行きます。
ニュルニュルというかヌルヌルというか、そんな感じで加速して行きます(笑)
レース中、オープンデフのFF海外車を追っかけていたのですが、
コーナーリング速度自体はそれ程変わらないのに、立ち上がりで一気に差が詰まります。

・総括

加速が気持ち悪い。
下手くそなところをいくらでも誤魔化せるので上手くなった気になる。
ラインの自由度が増え過ぎてラインを見つけにくい。
お高い買い物でしたが、これを味わってしまうと・・・・・・・・・・・・(^_^;)

・最後に

まだまだ使い始めたばかりなので道具として使いきれていません。
このLSD特有のライン取りとゆーか走り方がありそうな気がしてならないです。
誰が乗ってもある程度の速さは手に入れられますが(現状まだこの段階)、
このLSDはその壁を超えた先に何かがありそうな気がします(笑)
今までのミノルさんの車載にヒントがありそうですね╭( ・ㅂ・)و グッ !

いや~、長文のレポート 感謝、感謝でございます!!

そして、最後の部分ですが・・・・、

↓    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓

このLSDはその壁を超えた先に何かがありそうな気がします(笑)

↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑

いや~、やっぱ、鋭いですね~。

もちろん、もう少し、使い込めば・・・・・・、
きっと、そこには・・・・・、

「うおっ~!」 という感動と、ラップタイムが、あると思いますよ~!!

そして、このLSD から、タイムを絞り出すには、
このあたりが、「カギ」 になると、思われます。

田中ミノル式  FF 機械式 LSD 完全解説   「曲げるための LSD 有効活用法」⑤

また、レポートを読ませていただいた
田中の直感ですが・・・・・、

LSD の完全攻略まで、そして、感動のラップタイムまで、
かなり近いと、思いますよ~!

乞う ご期待でございます!!

レポート、本当にありがとうございました!!!

駆動系パーツ
POTENZA RE-71R 試乗会 in FSW!

2015年03月17日(火)

 

 

 

 

 

本日は、REV SPEED カモ編集長 から、

「つべこべ言わず、富士に来い!」 と、

強制召集? が、ありましたので・・・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡国帰り(GTテスト)の阿部 & 朝帰り? の佐藤 と一緒に、

FSW に行ってまいりました!!

 

 

 

 

(ウソその1  今回の召集。 走らして!と、お願いしたのは、田中です!)

(ウソその2  佐藤さんが朝帰りだなんて・・・、釈明しようとしていることが、ウソだったり・・・笑)

 

 

 

 

 

 

 

でね! 今回の試乗会に関しては、

何をコメントしても、何を書いても、オールOKという、

BSさんのかなり太っ腹な 企画となりましたので、

 

 

タイヤメーカーに媚びない? 田中は、

(だって、スイフトのタイヤは、ぜ~んぶ実費で買ってますから!)

自分が感じた ままに、レポートしたいと思います!!

(あっ、ブログがまとまるまで、2~3日 お待ち下さいね!)

 

 

 

 

 

 

 

ということで、田中ミノル が、お届けする、

POTENZA RE-71R レポート!  どうぞお楽しみに!!

 

駆動系パーツ
春を感じに・・・・、with ラティオス!

2015年03月16日(月)

昨日は、ラティオスを引き連れて、

御岳山(みたけさん)に、行ってきました!

(4回目のチャレンジです!)

ケーブルカーに乗って、

(この写真は、下山の時です)

あとは、ひたすら、歩く!

まずは、日の出山 山頂を目指していると、

こんな看板が・・・・・・・・・!

マジで・・・・・・。

あんた、小熊と 間違われるかもよ・・・・・・。

で、一気に登頂成功!!

そして、お昼ご飯!

あんたは、おやつだけね・・・・・。

その後、御岳山に戻り、

今度は、奥の院 山頂 を目指したのですが、

なかなか、険しい のであります。ハイ。

でも、今回のラティオスは、牧場トレーニングで、

チョット、運動が得意になったのか、こちらも制覇!!

1人と1匹は、元気に下山したのでありました!

でも、ラティオス!

あんたが、いつも、こうして付き合ってくれるから、

田中のリハビリは進み、かなり元気になってきたよ!!

本当に、THANKS A LOT!

でもって、明日は・・・・・・、

こちらのタイヤで・・・・・、

FSW です!

やっぱり、確実に、元気になってますよね・・・・・。

駆動系パーツ
TM-SQUARE TRANSPORT ダンパー インプレッション! (ハイエース スーパーロング)

2015年03月05日(木)

約2週間前、

弊社、代理店さん経由で、

TM-SQUARE TRANSPORT のダンパーを

ハイエース の スーパーロング に、適合確認を兼ねて、

装着いただけることになりました。

 

 

 

p12

 

 

 

 

作業いただいたのは、

名古屋の コクピット タカハシ さん です。

そして、先日、オーナー様より、レポートをいただきましたので、

ご紹介いたしますと・・・・・・・、

装着後1週間ですが、気づいた点などをご報告させていただきます。

【仕様】

2型スーパーロング2WD特装キャンパー

2インチローダウン

20インチアルミNT555(245-35-20)

クスコ製スタビライザー(前後)

リム製ハイパートーションバー(φ27)

玄武製RCジョイント、タイロッドエンド、スタビリンク、各ストッパー類

COXボディダンパー

減衰設定:250Kg積載推奨値

装着後即感じた事は、段差を降りたときに意外に柔らかいかなと思いきや

車体のふらつきがすぐ落着き今までに体感した事の無い不思議な感覚でした。

交差点では、明らかにステアリングを切る量が少なく、

4輪がしっかり地面についてる感覚で自然とアクセルONしてしまいました。

とにかく今までに味わったことのないとても素晴らしい出来栄えに感動しました。

縮側が素早く、伸び側がとてもゆっくりな感じで、

市販のミニバンを遥かに上回る乗り心地でした。

減衰の調整幅もはっきりしていて、現在はベストポジションを模索中です。

これほど変化するものとは想像してなかったので、

今では運転するのがとても楽しく、身体も車も若返った感じです。

周りのハイエーサー達に是非勧めていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

これからもより良い商品づくりに頑張ってください。

微力ながらに応援させていただきます。

いや~、こんなに嬉しいコメントありません!!

こちらこそ、本当にありがとうございました!!!

これで、ハイエース の スーパーロング にも、

TM-SQUARE TRANSPORT の ダンパー が、

適合することも、確認できましたので、

オーナーのみなさん どうぞ、よろしくお願いします!!

レポートいただきました I 様

そして、装着いただきました コクピット タカハシ のみなさま、

ありがとうございました!

以上、嬉しくて、仕方がない 田中 のブログでした!!

PS

TM-SQUARE TRANSPORT ハイエース ダンパー は、

全国の TM-SQUARE 製品 取扱店にて、販売しております。

弊社、代理店のみなさん

販売店のみなさん、どーぞよろしくお願いします!!

8f2a03cdab

駆動系パーツ
TM エキマニ ZC32S用 リリースです!

2015年02月26日(木)

p114

先日、ご案内しました
TM-SQUARE の新製品 ZC32S用の エキマニ。

詳しくは、こちらを!

3月上旬の入荷予定でしたが、
なんと! 一昨日に、納品されました!!

(嬉しいですね~!)

ということで、早速、写真撮影を行いました!!

d236aaee71

907d5ec85b

6c3eb4010f

6e6aebc399

いや~、美しい・・・・・・・。
ため息 が出るぐらい、美しい・・・・・・・。

で、検品も終了しましたので、
「早割り」 にて、ご注文いただいておりました みなさん!
TM-SQUARE エキマニ (ZC32S専用品)は、本日出荷となります!!

ぜひぜひ、インプレッションを教えてくださいね。

ということで、本日から、「在庫あり」 となりますので、
みなさん、どーぞ、よろしくお願いします!

もちろん、「匠の日」でも、装着可能ですよ~!!

サスペンション
TM トーションビーム & スタビ (ZC32S) 量産試作 完成!

2015年02月18日(水)

p1

いよいよ、量産試作品として納入された

TM-SQUARE トーションビーム & スタビ (ZC32S) の写真を

先日、極寒の町田倉庫で撮ってまいりました。

4a404f97cb

このトーションビーム、

2013年 のスーパーバトルから、試作品を装着しており、

抜群のパフォーマンスを発揮していました。(いや~、田中の大好物です)

でも・・・、ZC32S のトーションビーム形状は、ZC31S と、大きく異なり、

試作品は、エイヤ~! で、スタビを固定した仕様でしたが、

量産品は、そうもいかず・・・・・・、

袋状となったトーションビームと、

戦うこと1年・・・・・・・・ (まぁ、Sato Style ですから・・・・・笑)

やっと、量産試作が、完成した次第でございます。ハイ。

08ea055757

でもって、今回、準備したスタビの太さは、2アイテム!

構造上、ZC31S より、スタビのスパンが短いために、

28φ と、32φ をスタンバイいたしました!!

(ちなみに、35φも作りましたが、硬過ぎました・・・・・・・・・)

イメージ的には、

28φ    ミニサーキット  &  ワインディング

32φ    ミドル ~ ハイスピードサーキット

といったイメージです。

もちろん、スタビバーのみの販売も行いますので、

使用サーキットや、セットアップによって、

使い分けていただくのも、「◎」 です。 (交換は、ボルト2本 の脱着でOK!)

そして、交換による メリットは・・・・・・、

① コーナー立ち上がりの アンダーステアを大きく抑制できる!

FF 車両で、速く走るために、絶対必要なこと、

それは、リアのロールを抑制することだと、田中は思っています。

なぜかと言いますと・・・・・・、

たとえば、左のヘアピンコーナーを想像してください。

クリッピングポイントからは、立ち上がりに向けて、加速するために、

アクセルを踏みますよね? ということは、荷重はリアに移ります。

また、コーナリングもしていますので、荷重は、右リアに集中しますよね?

この状況で、右リアが大きくロールすると、対角である 左フロントは、

浮き上がろうとしますので、荷重が抜けてグリップが弱くなるのです。

結果、アンダーステアを誘発・・・・・・・。

そうです、タイトコーナーの立ち上がりで、FF 車両がアンダーステアなのは、

上記の状況が発生しているからなのです。

そこで! トーションビーム & リアスタビ により、

リアのロール剛性 を上げると、 この立ち上がり区間で、

リアのロールが抑制されることで、対角である 左フロントの接地を確保!!

だから、アンダーステアが大きく抑制されるのであります。ハイ。

② トラクション性能が向上する!

タイトコーナーの立ち上がりで、

フロント イン側タイヤの接地がシッカリしていることから、

トラクション性能が大幅に向上します。

また、オープンデフの場合、

通常であれば、 フロント イン側のグリップが弱くなることで、

アウト側にもトラクションがかからない、「トラクション抜け」 が発生する状況でも、

イン側の接地が確保されることから、トラクションがかかり、

「トラクション抜け」 の発生を抑制したり、発生する場所を少し先にすることが可能です。

③ コーナリング中のロール量が減少する!

トーションビーム & リアスタビ の装着により、

コーナリング中のロールが抑制されることで、クルマの動きが小さくなり、

ドライバビリティが向上します。(運転しやすくなる)

(もちろん、純正サスペンションに装着しても、大幅にロールは抑制されます)

また、ロールが抑制されることで、

キャンバー角が絶対的に不足している状況でも、

タイヤの当たり面を確保しますので、

コーナリング中のグリップ変化を少なくできるというメリットもあります。

とまぁ~、イイこと尽くめ なのであります。

もちろん、リアのロール剛性は、他の手段でも、上げることができます。

たとえば、スプリングレートを上げる ということも、ひとつの手段なのですが、

ロール剛性を上げるというメリットと、同時に何らかのデメリットが発生する

可能性がありますので、(跳ねるとか、乗り心地が大きく悪化するとか・・・・・・)

このあたりは、合わせ込みが必要となります。

また、トーションビームを強化するときに、重要なポイントがあります。

それは、「リニアに強化する」 ということです。

ロールの始まりから、フルロールまで、トーションビームのねじれるレートが、

一定であることが、とっても大切だと、田中は思っています。

だから、TM-SQUARE のトーションビームは、

トーションビームのねじれが発生する 大元を スタビライザーによって、

強化するという とっても手の込んだ作り方をしているのです。

田中の小さな・・・・、いや、大きな こだわりですが、

この作り方でないと、リニアにレートが変化してくれないと、田中は思っています。

以上、またまた、ウンチクだらけとなりましたが、

TM-SQUARE トーションビーム & スタビ (ZC32S) のお話でした。

そして、量産試作ということは、

リリースも、近いかも知れないですよ~!!

TM-SQUARE トーションビーム & スタビ (ZC31S) の WEB サイト はこちら!

エンジン
TM-SQUARE 強化エンジンマウント インプレッション!

2015年02月16日(月)

p15

今夜は、先日、発売しました

TM-SQUARE 強化エンジンマウント のインプレッションが、

早速届いておりますので、みなさんに、ご紹介したいと思います。

ちなみに、3箇所とも、

純正 → TM-SQUARE 強化エンジンマウント に、交換いただきました。

では、ノーカット & ノー編集 で、どーぞ!

本日、杉田さんに強化エンジンマウントキットを取付していただきました。

自身のブログに詳細をアップしても良かったのですが、何分素人ゆえ・・・。(苦笑

ダッシュのビリビリ音&アイドリング時の振動

純正比 200% UP

20%と見間違えていました。(汗

正直、期待は皆無で不安だけが頭をよぎります。(汗

装着後、緊張の瞬間

エンジン始動と同時に、ハンドルとシートから五臓六腑に染みわたる振動と、

官能的な”サウンド”が、身体と魂を揺さ振ります。

前車でも強化マウント入れていましたが、慣れるのにそう時間は掛かりませんでした。

しかし-

TM強化エンジンマウントキット

クラッチをを繋ぎ、アクセルを入れた刹那、

水面から勢いよく飛び立つ白鳥の様に、一気に加速していきます!

これまで3千回転でクラッチミートしていましたが、気が付けば4千付近まで吹け上がり

明らかなアクセルレスポンスの向上が見られ、ピックアップの良さは特筆ものです。

ミノルさん渾身のエキマニを導入した時の、あの興奮と感動が蘇りました。

レーンチェンジも同様に、以前と同じ舵を入れるとクルマが即座に反応し、

瞬く間に車線変更は完了します。

ブレーキの効き具合然り、コーナリング性能までもが、導入前とは全く次元の

違うマシンへと変貌を遂げたのです!

街乗り&法定速度ですらこの感じです、

サーキットにおけるパフォーマンスは如何ばかりでしょうか?!

もちろんわたしの腕ですから、タイムアップに繋がるかどうかは微妙ですが(汗)、

早く走行したくてウズウズしています。(苦笑

では肝心の普段乗りでのデメリットについて

音は言うに及ばず、振動と併せて長時間の走行により、ボディーブローのように効いてきます。

わたしの場合、お腹の痛い時は携帯トイレを持参した方が良いかも知れません。><

ダッシュボードも自力で換装したためビビり音があったのですが、

視界に入る全ての内装が悲鳴をあげ、ルームミラーに映ったわたしは、

「ムンクの叫び」を彷彿とする、焦りの中に有りました・・・。

と、ざっとこのようなファーストインプレッションですが、

導入するメリットとデメリットがハッキリと二分される

TM製品は他に無いのでは・・・、とすら感じています。

私的にですが、サーキットでのタイムアップと

普段乗りでの最小限の快適性を犠牲にするコンセプトで歩んでまいりますので、

変わらず末永く、愛車共々よろしくお願いいたします。

いや~、予想どおりというか、

予想以上のアクティブな内容でございます(笑)

でも、ホントこの商品は、

メリットとデメリットが共存する製品となりますので、

ストリートのデメリットより、

サーキットでのメリット重視なら、3点交換

ストリートの快適性を大きく犠牲しない範囲で、

サーキットでのメリットを求めるなら、1点交換(リアのみの交換)

と、ニーズに合わせて、チョイスして下さいね。

という意味では、本文中に・・・・・、

普段乗りでの最小限の快適性を犠牲にするコンセプト

とありますので、

もしかしたら、1点交換の方が良かったのかも・・・・・と、いう気もいたしますが・・・・(汗)、

きっと、サーキットを走ると、イメージが変わるかも、ですね~。

ということで!

サーキット走行後のインプレも、ぜひぜひ、教えてくださいね!!

以上、本日届いた、

TM-SQUARE 強化エンジンマウント の インプレッション でした!

BILLION
開発テストの内容公開! 

2015年02月13日(金)

76a04c82802p16

今日は、ずっと・・・・、

先日の開発テスト (86 & 本庄ね!) レポートを作っておりました。

でも、まぁ~、開発テストって、基本、極秘ですよね・・・・・・・。

だって、どのメーカーが、

いま、何を開発しているか・・・・・・とか、

どこまで進んでいるか・・・・・・・とか、

どんなやり方で、開発をしているか・・・・・・・というのは、

当たり前だとは、思いますが、秘密ですよね・・・、やっぱり。

でもね・・・・、これを秘密にしちゃうと、

佐藤さんが、どれほど、田中を 「こき使って」 いるか、

きっと、みなさんには、伝わらないと思い (笑)

349fa29da931

先日、行いました 本庄テストの内容を 公開してみたいと思います!

(勇気あるでしょ!!)

まず、テストは、2015年2月10日 本庄サーキットにて、

田中 & 3名 で行いました!

d9c57f7def4

(一番右のお方は、某メーカーの開発のお方でございます)

(お付き合いありがとうございました!!)

で、田中も佐藤さんも、元々はレース界出身ですので、

レーシングカーの開発と同じスタンスで、

ガッツリと、スケジュールを立てて、テストを行うのですが、

まぁ~、佐藤さんは、欲張りなのであります・・・・・・。ハイ。

このテストでは、主に、

○ ミッションオイル (BILLION OILS FR 専用 ミッションオイル)

○ LSD オイル (BILLION OILS FR 専用 機械式 LSD オイル 80w-140)

○ ブレーキパッド (ZONE 86 専用 サーキットパッド)

の評価がメインだったのですが、

佐藤さんが作ったスケジュールは・・・・・、

なんと・・・・・・、

こんな感じでした・・・・・・・。

79cb3acdf65

(ありえない・・・・・)

では、順番に解説しましょう!

まずは、ミッションオイル。

最初に使用する(通称、ベンチマーク) は、

FR用 ミッションオイル として、とっても評判の良い 某外国製の高級オイル。

このオイルで、2セッションを走り、

温度変化によるシフトフィールの変化 をコメントします。

また、このタイミングに、

その後、評価が的確に行えるように、クルマのセットアップを行います。

(この日は、内圧調整だけで、開発テストに突入でした)

で、フラッシングを行い、

試作品である T4(コード205) に交換。

dec32ce4da6

このオイルは、2年に及ぶ開発によって、

現在のところ リリースに一番近い試作品です。

(でも、まだ、やらなければならないことが、あるんです!)

あっ、もちろん、フラッシングを行う理由は、

前のオイルが残っていて、

的確に判断ができなくなることを 嫌うからであります。ハイ。

(テスト時、フラッシングは、次に使用するオイルにて必ず行います)

で、今度は、86 ワンメイクレースで実績のある、他社品 D に交換。

こちらも、ガッツリ評価して、

お次は、T4(コード305) に交換。

これが、今回持ち込んだ、BILLION OILS の新しい タイプの試作品です。

まぁ~、ひと口に 言えば、低温時の粘度を下げたタイプですね。

(あっ、言っちゃった・・・・・・)

ちなみに、ミッションオイルに関しては、

ベース オイルの選択や、添加剤配合に関しては、すでに開発が終了しており、

現在、粘度設定の最終段階でございます。ハイ。

そして、最後に、T4(コード405) に交換。

(こちらも、BILLION OILS の試作品です)

5e664d70647

で、各項目を10段評価としたポイント表と、各種コメントを記入して、

決定した、ミッションオイルの 田中評価は、

他社品 A   <   T4(コード305)  <  他社品 D  <  T4(コード205)  <  T4(コード405)

といった順位となりました。

でもって、各オイルを 0.5L 抜き取って、成分分析をかけて、

オイル内にどれぐらいの金属が混入しているかを確認します。

(そうです! この分析で、内部の磨耗状況が、明確にわかるのであります!!)

同様に、LSD も・・・・・・、

まずは、ベンチマーク FR-780 (80w-250) を使用。

こちらは、すでに、開発済みの 

FR 機械式 LSD 専用 デフオイル です。 

でもって、フラッシングして、

75W-140 (コード BR120) に交換。

(BILLION OILS の試作品であります!)

4349ed8d0181

またまた、フラッシングして、

75W-140 (コード BR140)
に交換。

(こちらも、BILLION OILS の試作品です!)

3dcebaa1ec92

で、最後に、より的確な評価になるように、

もう一度、ベンチマークに戻すという徹底ぶり・・・・・。

さすが・・・、Sato Style・・・・・・。

そして、田中が思う 

FR 機械式 LSD 専用 デフオイル の評価ポイントは、

なんと言っても、安定した、トラクション性能です。

温度変化に強く、超高温になっても、

リニアに、そしてシッカリ、LSD ディスクが、ロックできるかどうかを中心に、

各項目ごとに、ポイントとコメントを記入して、決定した田中の評価は、

75W-140 (コード BR140)  <  75W-140 (コード BR120)  <  FR-780 

という結果となりました。

(いや~、改めて、FR-780 の凄さを再確認したのでありました・・・・・)

(まだまだ、頑張らなくては・・・・・・・・。)

そして、そして、ブレーキパッドは・・・・・・、

まず、ベンチマークは、

86/BRZ ワンメイクレース で、実績のある 某社製のブレーキパッド使用。

(いったい、今まで、何セット買ったんだろう・・・・・・笑)

それから、

F IP327   R 152S

(共に、ZONE の試作品) に交換。

でもって、お次は、

F RS275   R 152S に交換。

(もちろん、ZONE の試作品  リアは、KEEPです) 

f121c2f43410

ここから、怒涛の ZONE 試作品攻撃。

F RS275   R RS224

F RS224   R RS224

F RS224   R RM3

(R RM3 は、予定にはなかったのですが、試作品を持ち込んでいただきました!)

と、続きました・・・・・・・・・・。

c12ed5ad91111

もちろん、こちらも、ポイント表によって、細かく各項目を評価。

ちなみに、今回のテストで、BEST の組み合わせは、

最終セッションの F RS224   R RM3 でした。

RM3・・・・・、凄すぎる・・・・・・!)

そうだ!ブレーキパッド開発に関しては、

パドック動画がありますので、どーぞ!

 

 

 

 

 

150210 パッドテスト ①

 

150210 パッドテスト②

 

150210 パッドテスト ③

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁ~、

ミッションオイル

LSD オイル 

ブレーキパッド

といった、3つのアイテムを同時進行で、

次から次へと、センサーの感度を Max にして、

評価するのですから、

本当に、フラフラになってしまいました・・・・・・・・。

おまけに、7セッション 130 Lap ですからねぇ・・・・・・・・・・・。

ということで、本日のブログは、

弊社の開発現場と、佐藤さんの欲張り具合を みなさんにお伝えいたしました!

もちろん、本編の内容、ぜひ、ご内密に・・・・・! (笑)

エンジン
TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」 ペール缶 発売のお知らせ!

2015年02月12日(木)

p11

発売以来、全国のスイフト乗りのみなさんに、

大好評をいただいております 

TM-SQUARE 「M16A」 エンジンオイル。

「M16A」 エンジンオイル の詳細は、こちらから!

そうです!

サーキット & スポーツドライビング 完全対応の 粘度特性 (5w-40)  と、

富士フイルム にて、製造されている FTソフトマター の配合にて、

築き上げてきた、実績と信頼!!

いや~、本当にたくさんのみなさんに、

ご使用いただき、感謝、感謝でございます!

でね!

今夜は、この TM-SQUARE エンジンオイル に、

20L ペールが、バリエーションに加わりましたので、

そのお知らせなのであります!

6128c29a33

20L のペール と言えば、

「量り売り」 が可能となりますので、

オイルフィルターの容量や、オイルクーラーの有無にて、

若干、変化する必要なオイル量に完全対応!!

そうです! 必要な分だけ ご購入いただけますので、やっぱ、便利ですよね~。

ということで、全国の TM-SQUARE 製品の販売店のみなさま、

どうぞよろしくお願いいたします。

また、お値段は、¥47,000(税込み) となり、

すでに、在庫もございます。ハイ。

とまぁ~、

上記の 商品紹介だけでは、少々、田中のブログっぽくないので、

今夜は、なぜ、TM-SQUARE が、「M16A」エンジン 専用油 に、

5w-40 という粘度特性を チョイスしたか について、お話しましょう!

スイフトのエンジントラブルで、圧倒的に多い症状

それは、「4番メタルの焼き付き」 です。

(あっ、田中も、もちろん経験者です・・・・・・笑)

で、オイル開発をはじめた時、

とあるレース関係のエンジン開発を行っている重鎮に、

話を聞きに行ったことがあるんです。

そこで、スゴ~く勉強になった ひとこと・・・・・・・、

それは、「ロングストロークのエンジンは、メタルに厳しい」 という内容でした。

要するに、最近は、スポーツエンジンと言えど、

燃費を無視するわけには、いきませんよね。

すると、比較的、低い回転でも、

ある程度のトルクを発生する必要があります。

そうなると、どうしても、ロングストロークの方向となり、

スイフトスポーツの M16A エンジン も、例外ではありません。

たとえば、1600cc のスポーツエンジンと言えば、

B16A (VTECエンジン)

4G92 (MIVECエンジン)

4A-G  等が有名ですが、

ボア × ストローク を 見比べてみると、

ボア         ストローク 

M16A        78.0           83.0

B16A         81.0           77.4  

4G92         81.0           77.5

4A-G         81.0           77.0

要するに、同じ 1600cc でも、

この中では、「M16A」 のストロークが、一番長いと いうことになります。

でね、ロングストロークのエンジンで、

サーキット走行等、高回転を多用すると、

ピストンスピード (ピストンが移動するスピード) が、すご~く速くなってしまいます。

そうです! 同じエンジン回転数でも、ストロークの長いエンジンの方が、

ピストンスピードが速くなってしまうのです。

そして、このピストンスピードには、限界値というものがあり、

限界値に近づくと、ピストンとシリンダー間の抵抗も大きくなってしまうのです・・・・。

(だから、超高回転型のエンジンは、ショートストロークなんですよね・・・)

するとね・・・・・、

この抵抗が大きくなった状況で、加速、減速を繰り返すと、

ピストンを動かすことに大きな力が必要となり、

結果、メタルに大きな負担が、かかるんです・・・・・・。

(だって、強烈に引っ張られたり、押されたりするんですから・・・・)

おまけに、高回転を多用する状況では、

油温はかなり高くなっていますので、

エンジンオイルは、どうしても、粘度低下を発生しやすい状況となり、

油圧は低くなりがちです。

この状況で、大きな 「G」 で、オイルが片寄ったり、

アクセル OFF で、回転が低くなると、

オイルポンプから一番遠い、4番シリンダーに供給される オイル量が減少し、

メタルトラブル・・・・・・・・、となるわけです。

ですから・・・・、

この最悪の状況を避けるために、

そして、いつでも安心して、高回転で走れるように、

たとえエンジンオイルが高温になっても、

「しっかり、油圧がかかる 粘度設定 が、スイフトには、重要だ!」 という考えで、

作り込んだのが、TM-SQUARE 「M16A」 エンジンオイルなのであります。ハイ。

以上、TM-SQUARE が、スイフト専用油 として、

5w-40 をチョイスした理由! でした!!

BILLION
2015 -02-10 本庄サーキット テスト!

2015年02月10日(火)

p142

いや~、走りました・・・・・・・。

佐藤さんの 言い付けで、なんと、7セッションも・・・。

も~、ヘロヘロでございます。ハイ。

3a79eabbce21

ということで、詳細は、明後日に!

しかし、まぁ~、佐藤さんのメニューは強烈です・・・・・・・。

この欲深さ、まさに、Sato Style・・・・・・。