TM-SQUARE のエアロパーツは、
「カッコいいけど、値段がちょっと・・・高い・・・」。
なんて、よく言われます。
でもね、
”お値段以上 〇トリ” ではありませんが、
かなりコストをかけて、
こだわりまくって、作りましたので、
通常のエアロとは、ちょこっと違うのです。
だって、
フロントも、サイドも、リアバンパーも
すべて2分割ですから、
型代も、製品代も、
ほぼ2倍のコストがかかっています。
でも、2分割にしたからこそ、
圧倒的な機能とルックスを
実現できたと思っています。
たとえば、
TM-SQUARE のフロントバンパーだと、
通常のバンパーを2つ買うのと同じぐらいの
手間とコストがかかっているということです。
おまけに、
このエアロを作っているのは、
GT500 のボディーワークを作っている
いわば、レース屋さん。
そうです、この仕様のエアロを
このクォリティで作るには、
やはり、「匠」 の技術が必要なのです。
「匠」 たちが作った、
2分割のエアロ。
高いか、安いか、
よーく見て、決めて下さいね。

Filed Under
(エアロパーツ) by
TM-SQUARE
先日、キャンバーシムの件で、
実際に装着された方から、ご質問がありました。
装着後に、アライメントを計測したら、
「カタログ表記の数値と微妙に異なる」 といった、
内容でした。
もちろん、カタログ表記の数値は、
実際に我々のデモカーで、キャンバーシムを装着し
計測したものです。
が、しかし、
トーションビームは、溶接等により製造されていますので、
若干の個体差が発生しています。
この個体差は、メーカーの整備書にも記載されていますが、
一体物として製造されるだけあり、
「範囲」 は、そこそこ広く設定されています。
たとえば、キャンバーであれば、
整備書では、
-1° ±1° といった表記になります。
要するに、1° ネガ が基本となり、
0°~-2° の間に入っていればOKということになります。
弊社では、2台のデモカーがあり、
キャンバーを計測すると、2台とも、
-1° 20′ であったことから、
カタログには、-1° 20′ が、-2° 30′ になると
表記をしています。
以上のことから、ノーマルで、
もし、キャンバーが-1° ちょうどであれば、
キャンバーシムの装着後、
-2° 10′ 近辺のキャンバーとなります。
(このあたりは、ゲージによっても若干の誤差が発生します)
これは、ある面、一体物の宿命です・・・。
ですので、
TM-SQUARE のキャンバーシムは、
純正状態から、
トーインが、20′ レスになり、
キャンバーが、1° 10′ ネガ方向になるという認識で
理解していただくと、ありがたいです。
我々の確認した車輌の中で、
これらの数値が、上限、下限近辺のものはなく、
ほとんどが、基準の中央近辺に存在していましたので、
あまり神経質になる必要は、ないと思いますよ。
以上、キャンバーシムのマニアな話 ② でした。

昨日の、スイフト ファンミーティング
楽しかったですね!
朝は、長谷川の怨念?か、
かなり激しく降る雨の中、イベントはスタートしました。


でも、長谷川よ、
愛車はランエボ、
そして今日はスイフトのイベントなのに、
なんで、「SUBARU」 なんだ??
ま、それはさておき、
Wet コンディションだったので、
予定していたテストは見送り、
まずは、ドラテク講座スタート。

指し棒の先には、スイスポ!
本庄攻略法を少しは伝授できたかと思います。
そして、午後は、天候も一気に回復し、
抜けたような青空が!

同乗走行には、定員いっぱいの、
15人の方々にエントリーしていただき、
大盛り上がりのイベントとなったのです。

鈴木部長、「ドッキリカメラ」 みたい! (R-40)
ということで、同乗走行をいただいた方々には、
田中がコツコツ作った、TM-SQUARE テイストを、
感じていただけたと思います。
そうだ、参加者の中に、
もうすでに、TM-SQUARE の HYPERCO キットと、
ZONE ブレーキパッドを装着されている方がいたのは、
嬉しかったです。ハイ。
これからも、できるだけたくさんのイベントに
参加したいと思いますので、
みなさん、どーぞよろしくです。

ちなみに、本日のタイムは、
48秒1 で3番手でした・・・。
だ、だ、大丈夫か? 元レーシングドライバー???
先週、ダンパーのことを書きましたが、
今回は、ちょこっと、そのあたりの補足です。
みなさんのイメージでは、
ダンパーが動き始めるのは、
ブレーキやコーナリングのアクションを起こした時、
ですよね。
でも、実際は、ずーっと、ダンパーは動いているのです。
下のグラフは、岡山国際サーキットの裏ストレート部分の
データロガーですが、かなり、動いてるでしょう?

ちょっと、見にくいですが、
下のメモリは時間軸で、一番小さなメモリで、コンマ1秒となります。
グラフから読み取ると、だいたい、1秒間に10回ぐらい、
伸びたり、縮んだりを繰り返していますよね?
要するに、この細かな動きに、
減衰があるかどうかが、大きなポイントなのです。
ここの動きに減衰が発生していないと、
数ミリ動いたあと、急激に減衰が立ち上がり、
ダンパーにバネ成分が発生してしまいます。
こうなると、その瞬間、ダンパーが突っ張った感じになり、
その被害は、タイヤを直撃し、タイヤが変形してしまいます。
タイヤが、急激に変形すると、当然、安定したグリップは、
発揮できず、限界が下がってしまいます。
スプリングや、ダンパーをはじめとする、
サスペンションパーツは、
いかに、タイヤに良い仕事を
させるかどうかがポイントですので、
最初の1mmに減衰が発生しないダンパーは、
やっぱり、NGです。
また、スプリングと、ダンパーでは、
受け持つ仕事が違います。
スプリングは、荷重を支え、
荷重移動のスピードを決めるパーツ。
そして、ダンパーは、ロールやダイブといった
スプリングのストロークの時間を決めるパーツです。
そうです、このあたりは、完全分業となります。
いやはや、また今回もマニアックな話になりましたが、
どういったダンパーが、良いダンパーなのか、
少しでも、理解が深まれば、うれしいです。
田中の思う、理想的なダンパーとは、
以前にも書きましたが、
「スプリングの動きに悪影響を与えないこと」 です。
よく、ダンパーの仕事と思われている、
ギャップに乗った時に、クルマが、
「ボヨ~ン、ボヨ~ンするのを抑制する」 というのは、
ちょっと、古い気がしますね~、田中は。
なぜなら、これは固有バネ振動数を元にした考えなのですが、
そもそも、「ボヨ~ン、ボヨ~ンする」 というのは、
ノーマルや、かなり精度の悪い、やわらかいスプリングしか
当てはまりません。
たとえば、サーキットで使用するスプリングレートでは、
固有バネ振動数は、もう、あさっての方向に行っており、
ダンパーで、この部分を抑制する必要はないのです。
では、「サーキットで使用する」
または、「ある程度、レートを高くして使用する」 場合の
最大のポイントは、何かと言うと、
「最初の1mmから、しっかり減衰が立ち上がること」
なのです。
たとえば、最初の2mmは、
減衰が立ち上がらないダンパーなら、
走行中の微振動で、上下、4mmの間、減衰力がゼロと
なってしまいます。
この状態で、ギャップや荷重移動により、
急に、ダンパーがストロークすると、最初の4mmは、
減衰力がゼロの状態から、
急激に減衰が立ち上がることになります。
こうなると、はじめの4mmは、減衰がないことから、
かなり、ダンパーピストンのスピードも上がってしまい、
大きな減衰が突然発生してしまいます。
要するに、突っ張ってしまう、
バネ成分の強いダンパーとなります。
反対に、最初の1mmに減衰があれば、
途中で、減衰に大きな変化がありませんので、
スムーズで、しなやかな足まわりになり、
スプリングなりに、そして、荷重の変化なりに、
的確に動く足となります。
これが、田中が求めている、理想的なダンパーなのです。
そして、
スプリングの精度は、大きく足回りに関与します。
そうです、だから、HYPERCO を使用するのです。
やはり、足まわりのセットアップに、
スプリングのクォリティは大きな影響力を持ちます。
ダンパーは、そのクォリティを最大限に引き出すパーツだと
田中は思うのであります。
ですので、ダンパーキットができるまでの間、
まずは、HYPERCO に換えてみるのが、お奨めです。
乗り心地、タイヤの接地感、
タイヤからのインフォメーションとも、激変しますよー。
もちろん、ダンパーキットは、
「スプリングレス」 もリリースしますので、
まずは、用途に合わせた、HYPERCO に交換してみて、
その違いを感じてから、ダンパーキットを
投入していただけると、うれしいです。
他社のダンパーに、
HYPERCO を装着するときのポイントは、
減衰力を少し弱めにセットしてください。
それでも、スプリングのクォリティで、
ビシッと、フラットな感じになりますので!!
もし、ダンパーのマニアックなこと、
もっと知りたけれは、BILLION のドラテクサイトへどーぞ。
その①
その②
その③
REV SPEED の取材で、
大井さん、斉藤さんに、絶賛していただいた、
ダンパーキットへの問い合わせが、
最近、急増しています。
みなさん、やっぱ、
ダンパーには興味があるんですよね~。
みなさんのご質問は、
「発売はいつになるの?」 といったことが
メインなのですが・・・・・、
「す、すいません」・・・、
じつは、まだまだ気に入っていない部分があり、
これから、仕様変更を何点か行う予定です。
(マニアなもので、どうしても完全に気に入るようにしたいんです・・・)
ですので、リリースはまだ、先になりそうです・・・。
ごめんなさい。
みなさんも、存知のように、
TM-SQUARE のダンパーは、
どこかのメーカーさんに製作依頼しているのではなく、
ダンパーエンジニアの高橋氏と二人三脚で、
作っておりますので、何をするのも時間が・・・、
かかってしまいます・・・。
すいません・・・。
では、今回は、田中が考える理想のダンパーの話を少し。
単刀直入に、私が一番ポイントにしているのは、
「スプリングの動きに悪影響を与えないこと」 です。
スイスポをセッティングするのに、
一番大切な要因は、
スプリングとスタビライザーで決まるロール剛性です。
ロール剛性により、ロールする量と、
荷重移動のスピードが決まります。
だから、やっぱり、サスペンションセッティングの
大部分は、この部分で決まります。
ダンパーは、ロール剛性を左右するパーツではなく、
ロールするスピードを決めるパーツです。
だから、バネ成分があってはいけないと、
田中は思うのです。
(この続きは、近々ね)
そんな、理想的なダンパーを追い求めて、
真剣に、まじめに、一生懸命 作ってますので、
リリースまで、あともう少し、
いや、数ヶ月、待っててくださいね。
リリース2ヶ月前ぐらいになれば、お知らせができると思います。

昨日は、本庄サーキットへ、
ZONE & TM-SQUARE の
開発に出かけていました。
今回のテストは、テストメニューが山盛りで、
かなり段取りよくやらないと、
メニューが終了しない可能性があり、
もー、私も長谷川も、朝からバタバタでした。
(テストの詳細は、今度ゆっくりと)
長谷川 + 開発 と言えば、
まー、トラブルは避けては通れません・・・。
が、しかし、
今回の、長谷川は、ファインプレー を
披露したのです!
その内容は、
テストも終盤にさしかかった、午後3時過ぎ、
最後のメニューである、トーションビームのテストを
行おうとしたしたら、
「ガ、ガソリンがない!」 という
トラブルに見舞われました(というか、走行距離が多すぎる!!)。
今から、ガソリンを入れに行ったら、
最後の走行に間に合わないし・・・、
しょうがない、今回は、トーションビームのテストは、
あきらめるかと、思った矢先、
長谷川から信じられない一言!
「ガソリンなら買ってきてますよ」 と、
思わず、耳を疑いたくなる言葉が!!
見ると、ホントに携行缶に入ったガソリンが!!!

す、すごいぞ! 長谷川!!
長谷川いわく、
前回の取材の最後で、ガス欠になった教訓から、
事前に準備しておいたそうです。
やればできるじゃん、長谷川くん!!
ということで、テスト終了後に、
おいしい、おばあちゃんのカレーライスは、
また、ルーの状態に戻り、

長谷川の胃袋に入ったのであった。

めでたし、めでたし。
イベントへの出展が決まりましたので、お知らせです。
3/20 に本庄サーキットにて開催される、
ラウンジクラブ さんの走行会に、
TM-SQUARE ブースを出展します。
当日は、もちろん、
サーキット仕様&田中の通勤快速 である
TM-SQUARE 1号車を持ち込み、
同乗走行もジャンジャン行いますよー。
そうです、TM-SQUARE のセットアップを
肌で感じてもらえる ビッグチャンスなのです。
もちろん、本庄サーキット攻略法も、ガッツリと
伝授いたします。ハイ。
同乗走行は、
イベントへエントリーしているドライバーに
限られますが、
TM-SQUARE を 「チラッとでも、見てやろう」 と
思っている方は、ぜひぜひ、ご来場くださいね。
お待ちいたしておりま~す。
