TM-SQUARE ピロアッパー ZC33S SPEC リリースです!

2018年06月14日(木)

 
















先日、チラッとお話しましたが、

TM-SQUARE の新製品

ZC33S ピロアッパー マウント が完成しました!
























まぁ~、試作品は、昨年の末、

タイムアタックを行ったときから 装着されておりましたが、




















このたび、やっと、正式にリリースとなりました!














でもって、お値段は、





32,000円 (税込み)  となります。












ちなみに、製品には、専用レンチも、セットされております。ハイ。

























それでは、ピロアッパーマウント とは、

いったい、どんな感じ部品なのか、

田中が作成しました、解説文章 をどうぞ!









ピロアッパーマウントを装着する最大のメリット、

それは、「コーナリング中にキャンバー角が減少する症状を抑制できること」 です。



純正アッパーマウントは、ゴムブッシュとなっていますので、コーナリング中、

大きなコーナリングフォースを受けると、ダンパーの 装着ポイントが動きます。

この部分が動くと、キャンバーが戻され(キャンバー角が減少)、コーナリング中に

タイヤの接地面も減少することから、アンダーステアが強くなってしまいます。


また、ゴムブッシュである純正のアッパーマウントは、ダンパーストロークにも

悪影響を及ぼします。たとえば、ギャップへの乗り上げや、荷重移動により、

スプリングやダンパーが動く前に、純正アッパーマウントのゴムブッシュが

先に変形してしまうと、サスペンション全体としてはストロークしているものの、

スプリング/ダンパーは動いていないという状況が発生してしまいます。


そして、ゴムブッシュが変形した後に、唐突にスプリング/ダンパーの

ストロークが始まることから、「唐突な硬さ」 を感じることになります。

この症状は、タイヤのグリップをうまく引き出せないだけではなく、

乗り味、乗り心地にも、大きく影響いてしまいます。




TM-SQUARE ピロアッパーマウントは、ゴムブッシュ製の純正アッパーマウントを、

変形しないアルミブロックとし、内部にピロポールを装着しました。


アッパーマウント本体が収縮しないことから、コーナリングフォースによって、

ダンパーの 装着ポイントが動くことが回避できますので、キャンバーが戻されことが

ありません。結果、設定どおりのキャンバー角で、コーナリングできることから

アンダーステアも抑制されます。そして、ストロークの初期段階から、

スプリング/ダンパーがシッカリ動きますので、乗り味、乗り心地を向上させ、

リニアでダイレクトな、レスポンスの良いステアリングフィールを生み出します。



※ 純正のアッパーマウントでは、サスペンションとボディーの間に、

ゴムブッシュが存在するため、走行ノイズや、サスペンションの

上下動により発生するノイズの大部分を吸収します。

しかし、TM-SQUARE ピロアッパーマウントは、アルミブロック製ですので、

これらのノイズを純正アッパーマウント並みに、吸収できない場合があります。



※ 本製品は、純正アッパーマウントを使用できるダンパーには、ご使用いただけますが、

一部のダンパーには、専用のカラーが必要となる場合があります。













いや~、ZC33S オーナーのみなさん

田中のつたない解説で、ご理解いただけましたでしょうか?











また、在庫も、◎ となりますので、ご注文は下記WEBサイトより

どうぞよろしくお願いいたします!!



ZC33S  ピロアッパー マウント










ということで! 以上、

TM-SQUARE の新商品

ピロアッパー ZC33S SPEC リリース のお知らせでした!!










あっ、そうだ!

ZC31S/ZC32S にも、ピロアッパーマウントの設定はありますので、

こちらも、どうぞよろしくお願いいたします。





ZC31S  ピロアッパー マウント


ZC32S  ピロアッパー マウント

 

 

 

KUMHO V700 の コンパウンド について!

2018年06月05日(火)

 

 

 

今年の1月に、田中のブログにて、ご紹介した

KUMHO V700 の新コンパウンド。







いままで、KUMHO V700 の ウィークポイント だった、

低温時の発熱性能が大きく向上し、

また、全体的なグリップレベルも、ソフトコンパウンド化により、

かなり向上したことで、タイムアタックシーズンでは、

大きなアドバンテージを感じることができました。

(だって、TC2000 にて、0.8秒違ったのですから・・・・・・・・・)







でね、発売当初は、サイズバリエーションも、

かなり少なかったのですが、

最近、徐々にアイテムも増えてきましたので、

新コンパウンドは、どのような状況に、マッチングするのか、

少々、解説したいと思います。







また、弊社では、旧コンパウンドのタイヤも、

販売が可能! となっておりますので、

新/旧コンパウンドの両方を解説しますね!







まず、コードネームの話から、始めますと・・・・・、



旧コンパウンド  →  K91 コンパウンド

新コンパウンド  →  K61 コンパウンド



と呼ばれます。







でもって、K91 と、K61 コンパウンドの

メリットデメリットは、以下のとおり。







K91 コンパウンド のメリット/デメリット



〇 高荷重時のタイヤ剛性が高い

〇 高荷重時のブロック剛性が高い

〇 高温時の耐摩耗性に優れている



× 低温時の温まり性能が悪い(駆動輪は問題ないレベル)





カンタンに、K91 コンパウンド を解説するならば、



高荷重時のタイヤの剛性/ブロック剛性が高いので、

しっかり、タイヤに荷重がかけられるドライバーにとっては、

タイヤがヨレないことは、大きなメリットになります。



イメージとして、コーナーの進入をあまり頑張らず、

クリッピングポイント周辺で、少しアクセルを開けながら、ステアリングを切ることで、

グリップを確認するタイプのドライバーには、まったく不向きですが、



減速 → コーナリング時に、しっかり、タイヤに荷重をかけて、

タイヤを上から押さえつけることができるドライバーには、◎なタイヤ特性です。



だって、高荷重状態で、タイヤがヨレないということは、

タイヤがグリップする → スピードが上がる → より荷重が増える

という相乗効果を生み、まさに、ガッツリと、オンザレール状態となるからです。



でも、低温時の温まり性能があまりよろしくないので、

たとえば、FFのスイフトの場合、真冬のアタックシーズンでは、

1~2Lap もすれば、駆動輪である フロントタイヤは、温まるものの

走行するスピードにもよりますが、リアタイヤは、3~5Lap 適正な温度まで、

温まらない場合もあるのです。



で、問題なのは、リアタイヤが温まるまでは、オーバーステアが強いということです。

もちろん、リアタイヤが温まるまで、ジックリ待てば、何の問題もないのですが、

そろそろイケるかな・・・・・・と、アタックを始めたら、まだリアタイヤが温まっていない・・・・・、

となると、かなりデンジャーな状況となります。ハイ。



ですから、路面温度の低いシーズンに使用する場合は、

駆動輪は、まったく、問題なく使用できますが、

駆動輪ではない方に使用する場合、温まりという部分に、

少々、デリケートな部分があります。







では、お次! K61 コンパウンドの話を!!





K61 コンパウンド のメリット/デメリット



〇 一般的なハイグリップラジアルより、タイヤ剛性/ブロック剛性が高い(K91には劣る)

〇 低温時の温まりが早い(ソフトコンパウンド)

〇 低荷重状況でのグリップが、K91より高い(ソフトコンパウンド)



× 耐摩耗性能がK91より劣る

× 路面温度が高い状況では、タイヤ剛性/ブロック剛性が低下する





K91 コンパウンド 最大のデメリットである 低温時の温まり性能を

大きく改善したのが、この K61 コンパウンド なのであります。



ですから、FFスイフトの場合、

路面温度の低い、タイムアタックシーズンに、K91 コンパウンドを使用すると、

リアタイヤが温まるまで、ジックリ、周回を重ねる必要があったのですが、

この K61 コンパウンドの登場で、コースイン直後に、

アタックが開始できるようになったことは、大きなメリットだと思います。



また、ソフトコンパウンド化 により、低荷重状況でのグリップが高いことから、

ガッツリと、タイヤを上から押さえ込むような、ドライビングをしなくても、

ステアリングを切ればグリップが立ち上がりますので、とっても楽チンなのであります。



おまけに、一般的なハイグリップラジアルより、高荷重状況には、めっぽう強いので、

大きな荷重がかかる高速コーナーの安定性も、◎ です。





でも、デメリットもあります。



まず、路面温度が高い季節は、ソフトコンパウンド仕様であることから、

既存品よりライフが短くなります。



それに、一発のタイムアタック (2~3Lapレベルのアタック) には、

ソフトコンパウンドのメリットがありますが、

連続周回(5Lap以上の連続アタック)を行うと、タイヤの温度が上がり過ぎ

「ブロック剛性が低く感じる」 ことがあります。

たとえば、FSWショート の連続周回だと、





FFスイフト & K91 の場合



1Lap目   35.0

2Lap目   34.9

3Lap目   35.0

4Lap目   35.1

5Lap目   35.0

6Lap目   35.2

7Lap目   35.0

8Lap目   35.0



といった感じのラップタイムとなりますが、





FFスイフト & K61 の場合は、



1Lap目   34.9

2Lap目   34.7

3Lap目   35.0

4Lap目   35.2

5Lap目   35.1

6Lap目   35.3

7Lap目   35.3

8Lap目   35.3



といった感じのラップタイムを刻みます。





要するに、なかなか、ラップタイムの落ちない K91 に対して、

K61 は、連続周回にて、コンマ3~5秒ぐらい ラップタイムが落ちてしまいます。

これが、「ブロック剛性が低く感じる」 という症状なのであります。







ですから、路面温度30℃以下の条件で、

周回を限定したタイムアタックには、K61 コンパウンドがマッチングし、



路面温度30℃以上の条件で、

連続周回をメインとした使用環境には、K91 コンパウンドがマッチングすると、

田中は思います。







ちなみに、FFスイフトの場合、

温度の上がりやすい フロントタイヤに関しては、季節と使用環境によって、

K91 と、K61 を使い分ける状況が、発生するかも知れませんが

リアタイヤなら、1年中、K61 コンパウンド が使えるような気がします。





ですから、真冬のタイムアタックなら、

フロント K61  リア K61  といった、マッチング



春~秋 の連続周回なら、

フロント K91  リア K61  といった、マッチングも、



アリのような気がしますね~。

 

 

ということで!



以上、KUMHO V700 の コンパウンド について!  でした!!