またまた、時間が空きましたが、
今回は、コンプリートエンジンの
購入までの流れを。
コンプリートエンジンを
手に入れる方法は、
2つあります。
まず、みなさんが、
現在、使用されているエンジンを
先に送っていただき、
それをオーバーホールし、
TM-SQUARE のパーツを
組み込むという方法です。
エンジン製作にかかる
日程は、早くて約2週間。
遅くて、3週間です。
(芹沢氏のレースの日程で、
多少伸びる場合があります)
これだと、自分のエンジンで、
チューニングが可能です。
各部を加工して、
TM-SQUARE のパーツを
組み込み、
メタル(大/小)やインテークバルブ、
ガスケット類を交換しますので、
完全なオーバーホールとなります。
詳しいチューニングメニューはこちら。
もうひとつの方法は、
事前に、組み上がっている
エンジンを先にお送りします。
で、エンジンを乗せ換えたら、
現行のエンジンを
送っていただくという方法です。
ただ、この方法だと、
デポジット(保証金)が、
21万円(税込み)必要となります。
(もちろん、エンジンが帰ってきた段階で、
全額返金となります)
また、もし、エンジン内部に
破損箇所があると、
純正部品代等の費用がかかります。
でも、ほとんどの部分は、
基本メニューで
新品となりますので、
クランクが曲がっていたり、
シリンダーに亀裂が
あったりといった、
大きなトラブルがある場合のみ、
必要な費用となります。
現在快調に使用されているエンジンでは、
これらのトラブルは、ちょっと考えられないし、
今まで、何基もオーバーホール
しましたが、1基として、
このようなトラブルはありませんでした。
もちろん、
大きなトラブルがあるような場合は、
事前にご連絡しますから、
ご安心を。
走行距離がそこそこ
いっていて、
最近、ちょっとエンジンパワーが・・・・・、
と思ってる方、
手っ取り早く、ライバルを
ぶっちぎって しまいたい方、
TM-SQUARE のコンプリートエンジン、
どーぞ、よろしくです。
仕様等の質問も、お待ちしております!
TM-SQUARE コンプリートエンジン詳細

(写真は、ランデュースさんのデモカーです)
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今回は、
ちょっと時間が空きましたが、
コンプリートエンジンのこと ② です。
そう、なぜ、1710cc に、
設定したかですよね。
前回お話した、
オープンデッキの
シリンダースリーブを
削るのですが、
スリーブがなくなる、ギリギリまでは、
削れません。
当然、強度の必要な場所ですから、
スリーブを1.5mm ずつ、
全周にわたって削って、
純正の78φボアから、
81φボアに変更しました。
これで、純正の、
1586ccから、1710cc に
排気量がアップします。
排気量的にも、
ノーマルECU、ノーマルインジェクターで、
問題なく対応するには、
このあたりの排気量がリミットとなります。
また、1600cc と、
1700cc の違いでは、
税金もかわらないし、
3ナンバーになることもありません。
そう、改造申請が非常に、
カンタンなのです。
当然、TM-SQUARE の
デモカーも、バッチリと、
改造申請にパスし、
車検証にも、ZC31S改 と誇らしく
明記されています。

おまけに、申請は、
仕様変更だけですので、
車検を取り直すのではなく、
現在の車検期限のまま、
登録をすることができます。
もちろん、申請に必要な書類も、
すべて、そろってます。
トルクが太く、パワフルな、
それも、レーシングエンジン屋さん
で組んだ、エンジンを
合法的に乗れる。
それが、TM-SQUARE の
コンプリートエンジンなのです!

TM-SQUARE コンプリートエンジン詳細
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さあ、明日は、
ASMさんのイベントです。
今、バッチリ準備してますので
どーぞよろしくお願いします。
<イベント告知>
では、今回は、
コンプリートエンジン
(通称 セリザワ エンジン) の
お話をしましょう。

まず、芹沢さんと、「やるっ」 って、
決めたとき、
田中からのオーダーは、
① 扱いやすいこと
車庫入れや、街乗りで、
チューニングカー独特の
扱いにくさがないこと。
もちろん、回転域によっても。
② ラップタイムが、上がること
フィーリングが良くなるだけではなく、
確実にラップタイムが上がること。
これは、必須です。
③ 壊れないこと
いくら、パワーがあっても、
壊れるエンジンは、NG。
以上の、3つでした。
これらを元に、
どのような仕様にするかを
ガッツリと詰め、
出た結論は、
ボアによる排気量アップと、
圧縮のアップ、
そして、それを
ノーマルのECUで
対応することでした。
これなら、
ライフやトラブルの問題も、
扱いやすさの問題にも、直結します。
もちろん、その他の部分は、
芹沢さんが、今まで培った、
フォーミュラトヨタの
ノウハウをバッチリ注入してもらいました。
ボアアップというと、
中には、ボーリング加工により、
シリンダー(スリーブ)を削ることから、
エンジン本体に、ダメージが及ぶと
考えている人がいますが、
そんなことはありません。
ZC31S のシリンダーは、
オープンデッキといって、
スリーブがシリンダーに、
圧入されているタイプですので、
スリーブの打ち換えもいたってカンタン。

もちろん、オーバーホールすれば、
ノーマルにも、
カンタンに戻ります。
この、排気量アップを、
クランクでやったら・・・、
かなり大変。
クランクと、コンロッドの、
部品代で、
かる~く、3ケタ 諭吉 は、必要です。
おまけに、
M16A エンジンは、
バルブタイミングの問題で、
ヘッドやシリンダーを
ミリ単位では、研磨できませんので、
圧縮を合わすのも、チョー大変。
ということで、
TM-SQUARE では、
ボアによる、
排気量アップを選択したのです。
次回は、
なぜ、排気量を、1710cc に
設定したかをお話しますね。
TM-SQUARE コンプリートエンジン詳細
そうだ、明日、明後日の、
ASMさんのイベントで、
コンプリートエンジンも展示しますので
ぜひ、見に来て下さいね。
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