昨夜(深夜)に帰宅した田中です。
いや~、今回のイベントも、
充実してましたよ~。
話したいことが、たくさんあるので、
まずは、土曜日の出来事から・・・。
今回のイベントは、
初めてのサーキットということで、
じつは、金曜日の夜に
こっそり、望月さんと2人、
蒲郡に入りました。
そうです、イベント前日の土曜日に、
コソ練 予定なのです。
で、望月さんとの夕食は、
田中の強烈なリクエストで、
王将の餃子 でした・・・・・。

翌朝、8時前には、
サーキットに到着。
しかし、キレイなサーキットです!


そして、サーキットの前は、
「海」 ! なのです!!


いや~、気持ちいい!
今日の走行は、
仲間内で、サーキットを占有された
某社の方々に、
無理を言って、
飛び入り参加させていただきました。
(みなさん、ありがとうございました!)

でもって、
ああでもない、こうでもないと、
セットアップ スタートです!
リアスタビを交換し、

デフオイルの違いで、
LSD のロックが変わるか
確認し、

(本邦初公開! 望月さんが考えた、デフオイル注入器?)
スプリングレートを変更し・・・、
パッドを換え・・・、
リアダンパーの新仕様と交換し・・・、
時間いっぱい、セットアップを行いました。
(すべては、明日のために・・・)
では、スパ西浦がホームコースの
方々に、セットアップの方向性を
リークしましょう!
まず、スプリングレートは、
他よりカタメです。
路面がフラットですので、
硬くしてもハネませんから。
ちなみに、田中がチョイスしたのは、
フロントが800ポンド、リアが900ポンドです。
でもって、ブレーキパッドは、
一発タイムなら、
フロント 03C リア 88B
連続周回なら、
フロント 05K リア 88B
となります。
サーキットのランクで言えば、
ちょうど、A と B の中間ぐらいな感じです。
事前情報では、ブレーキに厳しいと、
聞いていましたが、
制動力を長いストレートエンドの
1コーナーに合わせてしまうと、
他のコーナーがやさしいブレーキだけに、
リリースが少し難しくなってしまいます。
ですので、一発のタイム狙いなら、
少々、1コーナーでの効きは
物足りませんが、
フロントは、03C だと思います。
注 連続周回では、5ラップ以降、制動力が少し足りません。
また、止まりが悪くなっても、強烈な踏力でブレーキを踏み続けると
摩材の減りが早くなります。
そして、リアダンパーは、
今回持ち込んだ仕様で、
やっと、ちょうどいい感じになりましたので、
この減衰が最終仕様となります。

とま~、レーシングカー並みに、
セットアップをしていたら、
なんだか、ひたすらタイヤカスを
掃除している
変なオッチャンを発見。
でもこのオッチャン、
よ~く見ると、どこかで見たような・・・・・。

あっ! 伊藤レーシングの
伊藤さんではないですか!!
レース関係者は、よ~くご存知、
マフラーやGTカーのモノコックを
作っている、
溶接技術 No1 の伊藤さんです。
まあ、あの今西先生もかなわない、
溶接の人間国宝なのです。
(田中も伊藤さんが作ったモノコック、
いったい、何台ぐらい乗ったのだろう・・・・・)
そうなんです! ここ、スパ西浦は、
伊藤さんが作ったサーキット。
趣味?でサーキット作っちゃうところが、
やっぱ、伊藤さんです。
(ちなみに、望月さんは、伊藤レーシングに
住み込みで、丁稚奉公?したことがあるらしい・・・)
ま、そんなこんの、イベント前日でした。

撮影 詩人 田中ミノル
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(イベント) by
TM-SQUARE
スイフトミーティング in スパ西浦 (土曜日の巻) はコメントを受け付けていません Read more
今回も足廻りの話を少し。
TM-SQUARE のトーションビームの
メリットは、前回のブログで、
理解してもらえたと思います。
そう、コーナー出口で、リアのロールを抑え、
フロント/イン側の接地を確保し、
アンダーステアを抑制するパーツなのです。
また、リアがロールしないとで、
タイヤの接地が、
より、理想的な状態となります。
(ロールすると、タイヤが接地する
角度が悪くなり、タイヤの角で走ってしまいます)
また、コーナー出口で、フロント/イン側が、
うまく接地するということは、
しっかりと、トラクションもかかりますので、
まさに、LSD を装着したように、感じるのです。
田中が、はじめて
TM-SQUARE のトーションビームを
テストしたときの感想も、
「LSD を付けたみたい!」 でした。
LSD は、フロントのどちらかのタイヤが、
トラクションを失ったとき(空転がはじまったとき)
はじめて、作動するわけですから、
いつも、ベターっと、
フロントタイヤが路面に接地している状態では、
LSD が装着されているように感じるのです。ハイ。
スイスポの足廻りのセットアップは、
このパーツがないと、
はじまらないと、田中は、断言できます。
それぐらい、激変するパーツなのです。

明日は、あるパーツの開発テストにため、
筑波2000 に出没予定です。
どんなパーツかはまだちょっと言えませんが、
うまくいけば今年の暮れぐらいには、
リリースができる可能性がある、
そう、あるパーツです。
その準備のため長谷川は朝から
「45分間しか女を愛せない男」
のガレージまで外出。
誰だか気になる人は、こちら をどーぞ。
明日は天気も、なんとか持ちそうなので、
新パーツのポテンシャルを
バッチリと確認してきたいと思います。
では、
たまたま、今回のテストのセッティングシートが
手元にありますので、
明日のサスペンションの仕様をお伝えしましょう。
まず、スプリングレートは、
フロント
ID65 7インチ 700ポンド (12.5kg/mm)
リア
ID60 6インチ 700ポンド (12.5kg/mm)
もちろん、両方とも、ハイパコ です。
で、リアのスタビは、
思い切って、40φで、持ち込みます。
キャンバーは、
フロントが 3’45 ネガ。
リアは、2’30 ネガです。
あと、タイヤは、
ネオバのAD08 。
ブレーキは、
フロントが、ZONE の開発品で、
03C と 08H の中間になる摩材。
(もうじき、リリースしま~す!)
リアは、ZONE の88B です。
気温が高いので、
ラップタイムは期待できませんが、
バッチリと、ロガーでデータを取って、
今回の秘密兵器の実力をデジタルに比較したいと思います。
さあ、何秒が出るか、
楽しみです。
前回のブログではお伝えできませんでしたが、
TM-SQUARE のトーションビームは、
リアのロール剛性を左右する、
スタビライザーの交換が可能になります。
もちろん、リアの剛性を上げるだけなら、
スプリングレートを上げることも、選択のひとつです。
しかし、そこには大きな違いが発生します。
その違いは、ストリートでの乗り心地です。
スイフトは、リアのコーナーウエイト
(静止状態での1輪の荷重)が、
200kgぐらいしかありません。
だから、コーナーの立ち上がりにかかる荷重を
基準に、スプリングレートを決めてしまうと、
低荷重域での乗り心地が、かなり悪くなってしまいます。
特にストリートでギャップに乗ったときなど、
突き上げ感が強いので、田中は好きではありません。
でもね、この剛性を出すことを、
スタビライザーでやると、あら不思議、
ストリートでは、かなりマイルドになるのです。
理由はカンタン。
スタビライザーは、左右のサスペンションに、
ストローク差が出て、はじめて、「硬さ」 が発生します。
ということは、左右のタイヤが、
同時にギャップを乗り越えれば、「硬さ」 は発生しないのです。
TM-SQUARE のデモカーを乗った人たちに聞くと、
必ずといっていいほど、
「乗り心地が良いですね~」 って言われます。
でも、「サーキットSETですよ」 って、
私が言うと、みなさんに、かなり驚いていただけます。
そうです、サーキットとストリートの両立のためにも、
TM-SQUARE のトーションビームは、
効果、アリアリなのです。
もちろん、HYPERCO との相乗効果も大きいと
思いますが、「硬さ」 と 「乗り心地」 の両立には、
TM-SQUARE のトーションビームは、大きく貢献しています。
でも、いくら同時にストロークしないといっても、
微妙なストローク差は出ますので、
38φ や 40φ では、ちょっとばかし、
乗り心地が悪いことから、
WEBサイト内、 スタビライザーの適合 では、
× マークをつけました。
田中って、なんて正直者なんでしょう!
人によっては、「気にならない」 って言う人も
いるかも知れませんが、
少しでも気になれば、明記する、
それが、TM-SQUARE のポリシーです。
(カッコいい・・・)
ホント大勢の
TM-SQUARE メンバーズへの、会員登録、
ありがとうございます。
会員登録担当の、野崎課長も、
うれしい悲鳴を上げております。ハイ。
さてさて、本日は、
トーションビーム&スタビライザーの話を少し。
ご存知のように、ZC31Sのリアサスペンションは、
トーションビーム式です。
トーションビーム式サスペンションは、
一般的な、ストラットやウイッシュボーン式とは違い、
トーションビームという一体物のサスペンションになります。
そして、田中は、
このトーションビーム式のサスペンションが大好きです。
理由は、作りが単純なので、
ストラットやウイッシュボーンのような
複雑な「ヨレ」がない点です。
もちろん、ジオメトリー的には、
ストロークによるキャンバー変化がほとんどなく、
物理的に効率の悪い面もあるかもしれません。
しかし、複雑な動きをしない分、
トーションビーム式のサスペンションは、
ドライバビリティーに優れます。
要するに、ドライバーが「クルマの動きを把握しやすい」 と
いった面が、私は大きなメリットだと思います。
そして、ZC31Sでは、
トーションビームの両方のビームをつないでいる部分に、
スタビライザーが入っています。
そうです、この部分が、
ねじれることによって、ロールの左右差が発生するといった
仕組みとなります。
下の図を見てください。

純正では、スタビライザーは、トーションビーム内に
溶接により固定されていますが、
TM-SQUARE のトーションビームは、
このスタビライザーが交換可能となりますので、
スタビの強度により、発生する左右差が、大きく抑制されます。
この左右差の抑制(スタビ効果)により、
リアのロール剛性を変えられることが、
TM-SQUARE トーションビームの
最大のメリットなのです。
次回は、トーションビームの続きです。
今回の本庄サーキットでのテスト内容は、
スタビライザーの適合確認でした。

ご存知のように、TM-SQUARE のトーションビームは、
スタビライザーの交換が可能となります。
ですので、スタビライザーの硬さは、
セットアップや、使用するサーキット、タイヤサイズにより、
マッチングが異なります。
なので、購入したいけど、
「どの硬さを選んで良いのか、わからない!」 といった
ことになってはいけないと思い、事前にマッチングを
取ってきたと言う訳です。
ということで、マッチングは下記のとおりです。
(あくまでも、田中の個人的な意見としてとしてご活用くださいね)

サーキット/16インチ とは、
サーキット走行を、16インチのラジアルタイヤで
行った場合のマッチングデータです。
もちろん、28φ、32φも、
純正よりコーナリング性能は向上しますが、
タイヤのたわみが大きい分、
少し硬めの方がマッチングが良いという
テスト結果が出ました。
サーキット/17インチ とは、
サーキット走行を、17インチのラジアルタイヤで
行った場合のマッチングデータです。
38φ、40φでは、
少しクルマがピーキーに感じますので、
あえて△を付けました。
Sタイヤでは、このあたりも、候補に入ってくると思われます。
ストリートの乗り心地 とは、
ストリートを快適に走行できるかどうかを
判断しました。
38φ、40φでは、
路面の凹凸がダイレクトに感じるので、
やはり乗り心地は良くありません。
また、フロントの接地が安定して強くなる分、
ちょっとピーキーにも感じます。
もちろん、スタビライザーの硬さは、
装着されているリアスプリングの
レートによって、左右されます。
トータルで適正なロール剛性になるように、
スプリングが、やわらか目なら、
スタビライザーは、少し硬くてもOKとなり、
反対にスプリングが硬ければ、
スタビライザーは、そんなに硬くする必要はありません。
また、テストの時の車輌スペックは下記のとおりです。
スプリングレート
F スプリング HYPERCO 直巻き 550ポンド (9.8kg/mm)
Rスプリング HYPERCO スイフト専用品 410ポンド (7.3kg/mm)
タイヤサイズ
16インチ 215/45/16 RE11 空気圧(温感) 2.1kg/㎠
17インチ 215/40/17 RE11 空気圧(温感) 2.1kg/㎠
マニアと語るだけ、マニアなテストもやってるでしょ?
さあ、いよいよ、デリバリーも間近です。
(製品は入荷済み! 現在、取説作成中!!)
装着するスタビの太さに関して、
何かわからないことがあれば、ジャンジャン ご連絡ください!
みなさん 朗報です!
オートサロンで展示しました、
トーションビーム&スタビライザーが、
いよいよ、発売秒読みとなりました。
この部品は、かねてから、
FF のスポーツパーツとして、
田中が絶対、もー絶対に、リリースしたかった、逸品です。
(ありえないぐらい、FF のスポーツ性能が向上します!)
WEB サイト内でも、ご紹介しているように、
開発&製作は、FFリアサスペンションの
巨匠、望月さんにお願いし、
妥協することなく、かなりのレベルのものとなりました。
ということで、WEBサイトより、
ひと足速く、製品の詳細をご案内しま~す。
まず、商品は、
トーションビーム本体 ¥98,000(税込)
と、
スタビライザー ¥30,000(税込)
に、わかれます。
また、トーションビーム本体には、
スタビライザーが装着されていない状態ですので、
単体での使用はできません。
必ず、スタビライザーとのセットで使用することになります。
そして、スタビライザーの太さは、
28φ ~ 40φ までの合計5アイテム。
ここから、使用用途や、セットアップに合わせて、
チョイスする感じです。
もちろん、セットで購入した後は、
硬さ違いのスタビライザーのみを購入すると、
交換によりセットアップができるという仕組みです。
そうだ! それから、
純正のトーションビームは、交換後、
¥20,000 で下取りしますので、
こちらもバッチリご活用ください。
ということは、はじめに、
¥98,000 + ¥30,000 で、
¥128,000が必要ですが、
下取りを利用すれば、
トータルで、¥108,000 で、買えちゃうわけです!!
(ジャパネット タナカ???)
走りを劇的に変える、
TM-SQUARE のトーションビーム&スタビライザー
どーぞよろしくお願いします。
