エンジン
TM-SQUARE SPORT ECU <ZC33S> 4型スイフトに、インストール可能です!

2024年08月06日(火)

いや~、先日の神戸イベントでも、たくさんのみなさんに、
弊社、デモカー(9号車/ECU & R60マフラー装着車両)
に同乗いただきましたが・・・・、

TM-SQUARE SPORT ECU は、やっぱり、インパクトありますよね~。
(同乗すると、どれだけ違うのかが一瞬でわかりますからね!)

みなさん!

たくさんのお褒めの言葉をいただき、ありがとうございました。

また、ご購入いただいた方や、
ご購入を検討されている方には、説明いたしましたが、

TM-SQUARE SPORT ECU には、15日間の体感期間があります。

このシステムは、ECU DATA をインストールいただいた後、
いつものドライブコースで、今までとどれぐらい違うかをジックリ体感いただき
もし、「気に入っていただけない場合」は、
純正DATAに戻して、商品代金を全額返金するというシステムです。


これなら、広告や第三者のインプレッションだけではなく、
ご自身のクルマでシッカリ体感して、
使用するかどうかを判断していただけると思います!!

また、TM-SQUARE メンバーズ限定の 
プライス設定もありますので、ぜひ、お問い合わせ下さ~い!

なお、直接、弊社(東京都町田市)まで、
車両を持ち込んでいただければ、約1時間でインストールが可能です。

(診断機接続によるエラーコード確認&リセットサービス付き!)

※ 必ず、事前にご予約をお願いします!

TEL  04-2788-7878 (月~金 9:00~18:00)
メール mail@tm-square.com 

ということで!
TM-SQUARE SPORT ECU は、

MT車両も、AT車両も、

ZC33S 4型 スイフトスポーツ

(2023年10月以降の車両)にも、インストール可能となりましたので、

4型 スイフトスポーツ 乗りのみなさん! どうぞよろしくお願いします!!

TM-SQUARE SPORT ECU のオフィシャルサイトは、こちら!!

    本ブログにてご紹介した製品等のお問い合わせは、こちらのフォームから!!
    (お送りいただいた内容は、本ブログには掲載されません)

    ※送信後、3営業日以内に返信が無い場合、メールアドレスの入力誤りや、送信エラー等の可能性があります。その場合は、恐れ入りますが mail@tm-square.com までご連絡をお願い致します。

    エンジン
    TM ECU Ver.4 データ  リリース開始!!

    2013年08月02日(金)

    病み上がりの 田中ではありますが、

    今日は、新製品のこと、気合を入れて、ご紹介したいと思います。

     

     

    ということで、先日、TM エキマニ 専用 DATA を

    リリースしたばかりなのですが、

    本日は、TM ECU Ver.4 DATA のご案内です。

     

     

    「エッ~、また出るの??」 と言われそうですが、

    弊社のECU 開発は、まったくもって、STOP しておらず、

     

     

    Ver.1 → Ver.2 (中速域の強化)

    Ver.2 → Ver.3 (スロットルマップの変更)

     

     

    そして、

     

    AB DATA (TM インテークBOX 専用 DATA)

    EM DATA (TM エキマニ 専用 DATA)

     

    と、バリエーションは増える一方ですからね・・・・・。

     

     

    この Ver.4 DATA も、

    開発には、1年以上かけており、ようやく準備が整った次第です。

     

     

    でもって、

    この Ver.4 は、どんな DATA なのかと言いますと、

    社内では、通称 「LT DATA」 と呼ばれる ローテンプ対応の DATA なのであります。

     

     

    スイフトの場合、純正サーモスタット(※1)の

    開弁温度(※2)は、82℃です。

     

    ※1 サーモスタットとは、水温により、冷却水をラジエターに送るか、

    エンジン内を循環させるかをコントロールしているパーツです。

     

    ※2 サーモスタットが、開き始める温度を 開弁温度と呼びます。

     

    また、サーモスタットは、開弁温度から、12~15℃ぐらい高い温度で全開となります。

     

     

     

    もちろん、気温の低い状況で、暖機運転を短縮するため

    サーモスタットは必要不可欠です。

     

    また、十分な冷却容量がある場合、

    水温は、サーモスタットの開弁温度 + 5~10℃ あたりで安定します。

    (このあたりは、電動ファンの始動温度も、影響しますね)

     

     

    ですから、純正のサーモスタット装着車であれば、

    水温は、82℃ + 5℃ = 87℃  または、 82℃ + 10℃ = 92℃

    となり、87 ~ 92℃ あたりを行ったり来たりとなるハズです。

     

     

    もちろん、冬場にエンジンが温まるスピードや、ヒーターの効きを考えると、

    純正の開弁温度(82℃)ぐらいが、ちょうど良いのですが、

    発熱量が多い、スポーツドライビング には、少々水温が高くなる・・・・・。

    という、デメリットも、持ち合わせております。ハイ。

     

     

    また、電動ファンの始動温度をはじめ、ラジエターへの風の抜け具合等によっても、

    水温の上昇は、左右されますが、暖機運転終了後は、

    サーモスタットの開弁温度以下になることはありません。

     

     

    では、この水温、いったい何度ぐらいが、一番パワーが出るのか?

    って、考えたことありませんか??

     

     

    経験的に、サーキット走行をはじめ、スポーツドライビングにおいて、

    95~100℃ ぐらいになれば、パワーダウンを感じると思います。

    (なんだか、回転は上がるけど、フワァ~ とした感じで、力強さがなくなりますよね?)

     

     

     

    この理由は、

     

     

    ① 水温が高い → 空気がエンジン内部に取り込まれてから燃焼するまでに、

    温度が上昇してしまいます(吸入空気の温度が高くなる)。

    温度が高くなると、空気は膨張しますので、エンジン内に取り込める酸素が減少し、

    パワーダウンとなります。

     

     

    ② 水温が上昇すると、燃焼室内の温度も上昇しますので、デトネーション

    (異常燃焼により、ピストンが溶ける)を抑制するために、

    ECUのエマージェンシー機能が働き、パワーダウンとなります。

     

     

     

    もちろん、反対に水温が低過ぎると、ある程度 濃い燃料でないと、

    うまく爆発ができず、ピストンも、熱膨張により、真円になっていないことから、

    圧縮が上がらず、こちらもNG。

     

     

    一般的に、通常の濃さの燃料でエンジンが作動し、ピストンがほぼ真円となる水温は、

    約70℃あたりからと言われています(車種により、若干前後します)。

     

    ということは、水温を70~80℃ あたりに設定できれば、

    低温時に発生するデメリットを受けることなく、

    また、吸入した空気を低温の状況で燃焼室に送り込めますので、

    「一番パワーが出る!」 となります。

     

     


    が、しかし!

     


    じつは、ここにもうひとつの 「足かせ」 があるのです。

     

    それは、ECU プログラミング の中に

    可変バルブタイミング が、最大に変化する 温度 が、設定 されているのです!!

    (なんだか、難しい言葉が、イッパイで、すいません・・・・・)

     

     

     

    ご存知のようにスイフトのエンジンは、中回転域にて十分なトルクを発生できるように、

    インテーク側のバルブが開閉するタイミングが変化します。

    (通称 可変バルブタイミング システム)

     

     

    でも、水温80℃を越えないと、この可変バルブタイミングは、

    最大 まで作動しないんです・・・・・。

     

    だから、水温 75℃ vs 80℃ なら、シリンダー内に吸入される 空気のクォリティは、

    75℃ の方が高いけれど、可変バルブタイミングが、最大まで変化しない ことから、

    80℃ の方が、パワーが出るという結果となってしまいます・・・・・・。

     

     

     

    そこで!

    TM ECU Ver.4 DATA では、この可変バルブタイミングが、

    最大まで変化する 水温を 80℃  → 70℃ と、ECU の中で、

    変更しちゃっているんですよね~。

     

     

    ですから、80℃以上の水温より、70~80℃ の水温の方が、

    吸入空気のクォリティが、高い分、パワーが出るのであります!

    (このパワーの差は、ベンチでもハッキリと確認ができました)

     

     

    もちろん、ノーマルサーモスタットの使用による

    通常水温 87~92℃ ですと、Ver.3 と、Ver.4 は、同じ性能となりますが、

    もし、水温を下げるチューニングが、行われていたら、Ver.4 は、とっても効果的となります。

    具体的に、走行中の水温を 70~80℃ に維持するには、

     

     

    ① BILLION スーパーサーモ (開弁温度 68℃ のローテンプサーモスタット)

    ② BILLION スーパーサーモ LLC

    ③ TM ファンシュラウド

     

     

    あたりのチューンニングが、必要となります。

    上記の中でも、開弁温度が 68℃ の

    BILLION スーパーサーモ (ローテンプ サーモスタット) は、

    MUST アイテムとなります。

     

     

    だって、いくらラジエターを冷やしても、サーモスタット により、

    水温はコントロールされちゃいますからね・・・・・・。

     

     

    それから、超風通しの良い TM フェンダー も、効果絶大だと思いますよ~。

    ということで、すでに冷却チューニングが行われていて、

    走行中の水温が、70~80℃ のレンジに入っている車両、

    または、将来的に、冷却チューニングを予定されている車両には、

    とっても、オススメの ECU DATA となります。

     

     

    TM ECU Ver.4  +  BILLION スーパーサーモ (ローテンプ サーモスタット)

    のチューニングは、今後のトレンドになるように、思いますね~、田中は!

    気になる バージョンアップの料金は、

     

     

    Ver.1   →   Ver.4

    Ver.2   →   Ver.4

    Ver.2(AB)→   Ver.4(AB)

    Ver.3   →   Ver.4

    Ver.3(AB)→   Ver.4(AB)

     

    上記の場合 ¥15,000(税込)!

     

     

     


    Ver.1   →   Ver.4(AB)

    Ver.2   →   Ver.4(AB)

    Ver.3   →   Ver.4(AB)

     

    TM インテークBOX を同時に装着される場合、 バージョンアップは、無償!

     

     

     

     


    Ver.4

    Ver.4(AB)

    の新規導入は、通常料金 ¥85,000(税込)です。

     

     

     


    また、TM エキマニ 専用 DATA (通称 EM DATA) は、

    すでに、Ver.4 に変わっております。ハイ。

     

     

    いや~、またまた、マニアックな解説となりましたが、

    気温の高い今の時期も、

    すぐにやってくる、タイムアタック シーズン でも、

    効果 ◎  の ECU DATA となりますので、

    みなさん、どうぞ、よろしくお願いいたします。

     

     

    以上、かなり複雑な説明となりましたが、TM ECU Ver.4 DATA のご案内でした!!

     

     

     

     

    11

     

     

     

    ちなみに、明日、明後日 に開催する

    月刊 「匠の日」 でも、TM ECU Ver.4 DATA は、

    絶賛発売中 でございます!!

     

     

     

     

     

    エンジン
    TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3  発売のお知らせ!

    2012年06月29日(金)

     

    いよいよ、2年間の開発を終え、

    TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 をリリースすることになりました!

     

    この Ver.3 は、スイフトスポーツ(ZC31S)に採用されている

    電子スロットルの制御(スロットルマップ)を

    よりドライバーがコントロールしやすいよう独自の解析により変更を加え、

    ドライバビリティ(運転のしやすさ)に、重点を置いた、ECU DATA となります。

     

    ※ 点火、燃調、バルタイ等のデータは、すべて Ver.2 DATAがベースになっています。

     

     

     

    (ここから、かなりの長文です・・・)

     

     

     

    求めたのは、ドラテクに直結した 究極のドライバビリティ!

    スイフトスポーツ(ZC31S)の純正 ECU に組み込まれている

    スロットルマップ DATA の特徴は、

    低回転域 + アクセル開度10%~20% の状況 では、

    ドライバーの指示(アクセル開度)より、実際にスロットルは開かず、

    高回転域では、ほぼ全域でドライバーの指示以上にスロットルが開きます。

     

     

    上記の特徴から、ECU 開発において、こんな出来事がありました。

    ダイナパック で、ノーマルエンジンのパワーを計測すると、「94ps」 (係数 ゼロの状態)

     

    そこで、アクセルを全開(100%)から、少し戻して、

    アクセル開度を 80% にして、パワーを計測しても、「94ps」 ・・・・・・。

     

    もっと、アクセルを戻して、50% にすると、やっとパワーは落ちはじめ、

    「91ps」 になります。

     

    これらが、なにを意味しているかというと、

    高回転域では、ドライバーの意思に反して、

    勝手にスロットルが、開いているということなのです!!

     

     

     

    本文にある アクセル/アクセル開度とは、ドライバーが操作するアクセル量を指します。

    また、スロット/スロットル開度とは、スロットルボディー内のバタフライが開く量を指します。

     

     

     

     

     

     

    低回転域 + アクセル開度10%~20%の状況 において、

    実際にスロットルが、あまり開かないことは、

     

    燃費や、排ガスの問題を考慮すれば、ある面、致し方ない部分であり、

    スポーツドライビングでは、使用しない領域です。

    (少なくとも、田中はこの部分にストレスを感じたことはありません)

     

     

    しかし、中~高回転域 において、

    ドライバーの意思より、スロットルが開くことは、

    スポーツドライビングにおいて、大きなデメリットが発生します。

     

     

    そのデメリットとは・・・・・・・・、

    たとえば、3速全開から、ブレーキング & 2速にシフトダウンして、

    ヘアピンコーナーへ進入することをイメージしてください。

    (どのサーキットの どのコーナーでもOKです)

     

    ブレーキリリースとステアリングを組み合わせて、

    クリッピングポイントを目指し、

    クリップを過ぎたあたりから、アクセルを踏んで立ち上がりますよね?

     

    これを、クルマの姿勢で解説すると、

    進入時は、ブレーキを踏んでいることから前傾。

     

    立ち上がりは、アクセルを踏むことから後傾となります。

     

     

    問題は、前傾 → 後傾 に移り変わる部分です。

    この部分は、ドラテク的にも、できるだけスムーズに移り変わることが重要ですので、

    アクセルの踏みはじめは、ミリ単位で踏み込んでいくのですが、

    シフトダウン & エンジンブレーキによってある程度、エンジン回転は高い状態です。

     

     

    そうすると・・・・・・・・、

    純正 ECU のスロットルマップでは、

    いくらドライバーが、スロットルを一気に開けないように、優しくアクセルを踏んでも、

    実際スロットルは、「ガバッ」と、大きく開いてしまうのです。

     

    結果、一気に前傾状態から、後傾状態になることから、

    この勢いで、トラクションが抜け、アンダーステアが発生します。

     

    また、ミッション、ドライブシャフト、クラッチ等々には、

    ほんの少しですが、減速 → 加速 の間に、クリアランスがありますので、

    急激に、スロットルが開くことから、このクリアランスを一気に飛び越えて

    トラクションが掛かってしまいます。

     

     

    このとき、「ガツン」 とショックがあり、横方向にギリギリ耐えている

    タイヤのグリップも、カンタンに限界を越えアンダーステアになってしまうのです。

     

    少々、余談ですが、オートバイのコーナリングでは、

    減速区間では、エンジンブレーキが効くことから、

    チェーンの下側が張り、チェーンの上側には、「タルミ」 ができます。

    反対に、加速区間では、チェーンの上側が張り、下側には、「タルミ」 ができます。

     

     

    当然、この切り替わりの区間で、スロットルが一気に開くと、

    大きなショックとともに、リアタイヤのグリップはなくなり、

    横転してしまうことから、

    スポーツライディングでは、

    「チェーンを張るためのスロットル」 と呼ばれる、テクニックを使用します。

     

     

    チェーンさえ、加速に備えて、シッカリ張れていれば、

    そこからアクセルを開けても、ショックがなく、

    トラクションはスムーズに掛かることから、

    限界時のコーナリングでは、必ずこのテクニックが使用されています。

     

     

    そして、チェーンの 「タルミ」 と、まったく同じことが、

    ミッション内、ギアのクリアランス等により、4輪車輌にも発生しているのです。

     

    ドラテクを最大限に活用し、速く、安全に走るには、

    このチェーンの 「タルミ」 を取るための、アクセル操作が、4輪でも必要となります。

     

     

     

    では、下のアクセルロガーを見てください。

     

     

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    まず、全開状態から、①区間で、一気に減速をはじめ、一旦アクセルは、全閉になり、

    ②区間では、ヒール & トウ による ブリッピングのためアクセルを踏み込んでいます。

     

    そして、コーナーの立ち上がりとなる ③区間では、ほんの少しアクセルを踏み、

    各部のクリアランスが取れたことを確認して、一気にアクセル開度は高くなってきます。

     

    この走りができれば、アクセルを踏みはじめる区間にて、アンダーステアを最小限に

    抑制することができるのです。

     

     

    話を戻しましょう。

    このドラテクの 「キモ」 になる、「加速も減速もさせない、ほんの少しのアクセル」

    それが、スイフトスポーツの 純正 ECU では、

    かなり難しく、不可能と言っても過言ではありません。

     

    なぜならば、中~高回転域 では、

    スロットルが、指示以上に大きく開いてしまい、

    その結果、急激にトラクションが掛かり、アンダーステアを助長するからです。

     

    この回転域によってスロットル開度が変化することは、

    静止状態にて、アクセルを踏み、5000rpm に回転をキープするトライを行えば、

    誰でも実感できると思います。

    (回転によりスロットル開度が変化するので、かなり難しいです・・・・)

     

     

    もちろん、スロットルコントローラーや、チューニングECU により、

    純正 ECU 以上にスロットルが開く仕様になっている場合は、

    「加速も減速もさせない、ほんの少しのアクセル」 は、より難しい状況となります。

     

     

     

    では、高回転域において、スロットルがどのように開くかをイメージ化した

    下のイラストを見てください。

     

     

     

     

    e382b0e383a9e383952

     

     

     

    解説

    純正 ECU のスロットルマップは、踏みはじめの部分(アクセル開度10~50%)では、

    目盛りが詰まっていますので、少しのアクセル操作にて、スロットルは大きく開きますが、

    全開に近づくにつれ、目盛りが大きくなり、感度が鈍くなります。

     

    街中や、ハーフスロットルでは、パワフルに感じるエンジンが、

    全開にするとパワーが足りなく感じるのは、このスロットルマップの影響です。

     

     

    対して・・・・、

    TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 の スロットルマップは、踏みはじめの部分では、

    目盛りを大きく取り、全開に近づくにつれ、目盛りが細かくなります。

     

    ドライビングにおいて、繊細なアクセルコントロールが必要なのは、

    ほとんどがアクセルの踏みはじめから、スロットル開度50%までであることから、

    この部分の目盛りを大きく取り、コントロール性を向上させています。

     

    また、スロットル開度50%以上に関しては、繊細なアクセルコントロールは、

    さほど重要ではないため、目盛りを少し細かくしています。

    (スロットル開度50% → 100%は、一気に全開になることが多い)

     

     

     

     

     

     

    デメリット

    TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 の デメリットとして、

    同じスロットル開度(同じ加速)にする場合、

    純正 ECU DATA 以上にドライバーは、アクセルを踏まなければならないことが、

    あげられます。

    (ドライバーの感覚としては、アクセルをたくさん踏んでいるように感じますが、

    実際のスロットル開度は同じです)

     

     

    特に、スロットルコントローラー装着車のように、

    少しアクセルを踏むことによって、クルマが大きく加速することにニーズがある場合、

    TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 は、真逆の特性となりますので、

    オススメ致しません。

     

     

    ※ スロットルマップのみの変更ですので、全開にした状況でのパワーは同じです。

     

     

     

     

     

    キビキビと効くエンジンブレーキ!

    TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 では、アクセルOFF による、

    スロットルの戻りスピードも、変更されています。

     

    純正 ECU では、素早く アクセルを全閉にしても、

    スロットルは、ドライバーのイメージより、少しゆっくりと戻りますが、

    Ver.3 では、この部分のレスポンスを上げることで、エンジンブレーキが

    有効に使用できます。

     

    アクセルの開閉によるドライバーの意思が、

    よりリニアに、そしてダイレクトに伝わることから、

    キビキビとした、心地よいドライバビリティを実現します。

     

    また、エンジンブレーキが、リニアに効くことにより、

    インマニ内の負圧も素早く立ち上がることから、

    アクセル → ブレーキ の踏み換えスピードが上がっても、

    ABS が誤作動することが大きく抑制されました。

     

     

     

     

     

     

    ストリートでのメリット

    TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 は、

    スポーツドライビングでの、ドライバビリティの向上を目的に

    開発を行いましたが、ストリートにおいても、大きなメリットがありました。

     

    純正 ECU スロットルマップでは、

    低回転域 + アクセル開度10%~40% の領域において、

    スロットルがリニアに開きません。

     

    10%~20%では、ドライバーの指示より、スロットルは開かず、

    30%~40%になると、急激にスロットルが開きます。

     

    この仕様では、アクセルを少し開いた状態(30%~40%)では、

    一気に回転が上がり、それを落とすために、

    少しアクセルを戻す(10%~20%)と、スロットル急激に閉じることから、

    エンジン回転数が、低回転に向かう時のクラッチミートが、非常に難しくなります。

     

    Ver.3 のスロットルマップは、この踏みはじめの部分で、

    目盛りを大きくしていることから、

    必要以上にスロットルが、ピーキーに反応しませんので、

    エンジン回転数が、高回転に向かう時も、

    そして、エンジン回転数が、低回転に向かう時も、

    クラッチミートが、とってもカンタンになります。

     

    特に、渋滞時や、坂道でバックさせながら車庫入れ等のストレスが、

    大きく軽減されます。

     

     

     

    すでに、開発段階にて、Ver.3 を導入いただいた スイフトオーナーさんたちには、

     

     

    「発進が楽になった」

    「街乗りで、より扱いやすくなった」

    「踏めば踏むだけ、加速する」

    「コントロールがカンタンになった」 等々

     

     

    ドライバビリティの高さをコメントされています。

     

     

    また、クラッチミートが、カンタンになることで、

    軽量フライホイールの装着も、よりマッチングが、良くなります。

     

     

     

     

     

     

    AT車にも、かなりオススメ!

    以前から、田中が気になっていた、AT車の特性。

    それは、発進時に、少しアクセルをラフに踏むと、一気に加速モードに入り、

    慌ててアクセルをOFF にすると、そのまま、2速に入ってしまい、

    以降の加速が 「マッタリ」 してしまうことです。

     

    Ver.3 のスロットルマップなら、少々ラフにアクセルを踏んでも、

    踏みはじめの部分では、必要以上にスロットルが、ピーキーに反応しませんので、

    すぐに、2速に入ってしまうことが抑制でき、ストリートでのコントロール性が高まります。

     

    もちろん、スポーツドライビングにおいても、「加速も減速もさせない」

    アクセルコントロールが、可能となりますので、アンダーステアの抑制にも効果的です。

     

    以上、かなりのボリュームとなってしまいましたが、

    TM-SQUARE SPORT ECU  Ver.3  の詳細解説

    いかがでしたでしょうか?

     

     

    ドライバビリティ の向上は、

    ストリートでも、サーキットでも、

    必ずやみなさんの 味方になってくれると、思いますよ~。

     

     

     

     

     

     

     

     

    あっ!

    書くの忘れてた!!

    お値段は、

    Ver.2  →  Ver.3 へのバージョンアップ の場合 ¥15,000

    新規導入の場合は、いつもと同じ ¥85,000

    となります。

     

    長文、お付き合いいただき、ありがとうございました!

    エンジン
    2型 M/T SPORT ECU Ver2 適合終了!

    2010年02月12日(金)

    たった今、タッシーから

    連絡が入りました。

     

    「SPORT ECU の Ver2 適合

    バッチリ取れたよ~」 とのことです。

     

     

    なにやら、Ver2.0 は、裏技にて、

    トルクの谷を埋めまくった仕様です。

     

    MAXパワーは、変わりませんが、

    4000rpm 付近では、

    「なるほどね!」 と必ず感じていただけると思います。ハイ。

     

    じつは、一足先に、このテクノロジーは、

    1号車に投入されていましたが、

    なかなかのものですよ~~~。

     

    もちろん、お約束どおり、

    Ver1.0 投入済みの方には、

    「無償!」 で、ご対応いたします。

     

    対応方法は、

    TM-SQUARE の WEB サイトに

    買い物カゴを作りましたので、

    こちら から、ご連絡下さい。

     

     

    それに、今回の適合で、

    みなさんお待ちかねの、

    「ビッグスロットル」 の適合も取りましたよ~。

     

    こちらも、本日から、

    対応可能となりますので、よろしくお願いします。

     

     

    現在のところ、Ver2.0 も、

    「ビッグスロットル」 への対応も、

    2型 M/T のみとなりますが、

     

    急いで、1型も適合を行いますので、

    1型 のみなさん、

    今しばらくお待ち下さい。

     

     

    そうそう、本日より、

    2型 M/T に関しては、

    新規の書き換えの場合も、Ver2.0 となりますので!

     

     

    タイトコーナーの立ち上がりで、

    必ずや、ラップタイムに貢献する

    中速トルクの底上げ。

     

    ストリートでも、

    きっと違いを感じていただけると思います!!

     

     

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    エンジン
    1型 ECU 適合終了です!

    2009年12月01日(火)

    昨夜、サクラムさんから

    お借りしていた、ピカチュウー3号を

    お返しに行ってきました。

     

    と、言うことは、

    そうです、1型の適合終了なのです。

     

    1型と、2型では、

    基本的な部分は同じですが、

    燃調も、回転数も違うので、

    少々、時間がかかったようです。

     

    ピカチュウー3号は、

    引き取りも、納車も、

    田中が行ったのですが、

    行きと帰りでは、別物です。

     

    このパワーとレスポンスの違い、

    ぜひ、みなさんにも

    体感していただきたいです。ハイ。

     

     

    また、2型と違う部分は、

    リミッターにあたる回転数です。

     

    2型では、

    純正      TM ECU

    回転リミッター     7500 rpm → 7800 rpm

    スロットル戻り回転  7250 rpm → 7750 rpm

    となり、

    7750 rpm に、アクセルが戻り、

    7800 rpm でリミッターとなりますが、

    1型ではこの機能がなく、

    直接、回転リミッターによる制御となります。

     

    でもって、バルブスプリングが

    違うことから、回転域が少し低くなり、

     

    純正      TM ECU

    回転リミッター     7000 rpm → 7400 rpm

    としました。

     

    もちろん、バルブスプリングを交換されていたり、

    「少々なら、サージングしてもOKよ!」 という方には、

    7600 でも、7800 でも、お好きな回転数に

    合わせることもできます。

     

    後は、現在、タッシーが資料等を

    まとめていますので、

    それが出来上がり次第、

    最終的な打ち合わせをして、

    リリースとなります。

     

    遅くても、12月の中旬には、

    リリースできると思いますので、

    1型のみなさん、あと、2週間ほど

    お待ちくださいね!

     

    バックオーダーは、

    本日中に、WEB サイトから

    入れられるようにしますね。

     

    もちろん、行きつけのショップさんへ、

    オーダーいただいてもOKです。

     

    事前に、

    書類等のやり取りがありますので、

    今からなら、ちょうど、

    いい感じかもしれません。

     

    みなさんのご注文、お待ちいたしております!!

     

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    エンジン
    変な、オジサン?

    2009年06月26日(金)

    今年の冬から、

    やたら、TM-SQUARE の

    テストで見かける

    変な、オジサン? がひとり。

     

    img_0364

     

    風貌から判断すると、

    どうも、レース関係者のような・・・。

     

    でも、メカニックとは、

    ちと、違う・・・。

     

    おまけに、いつもパソコンを

    持ってて、PITに入るたび、

    やたら、配線をつなげる・・・。

     

    で、

    「さっきの方がヘアピンは速いね」 とか、

    「今回の方が、直線は1.4km/hのびてる」 とか、

    クルマに乗っていないのに、

    予言のように、言い当てる・・・。

     

    この、変な、オッサンの正体は、

    いったい・・・・・。

     

    あっ、「タッシーだ!」

    (知ってるのに、わざとらしい・・・)

     

    img_0408

     

    そう、レース界では、

    知らない人がいないぐらいの

    有名人。

     

    得意技は、ハッキング ではなく、

    ロガー解析と、ECUの適合です。

     

    それも、かなりの高レベル。

     

    スーパー耐久のエンジンを中心に、

    シャシダイナモではなく、

    エンジン単体のパワーが測れる

    エンジンベンチで、

    ず~っと、ECUの適合をとっていた

    いわば、スペシャリスト。

     

    TR〇とかの仕事がメインだったので、

    かれこれ、10数年のお付き合い。

     

    で、なんで、タッシーが、

    TM-SQUARE に???

     

    へっへっ、それは、

    いよいよ始まるわけですよ。

    ECU プロジェクトが!!

     

    大枚はたいて、

    買っちゃいましたよ、

    書き換えに必要な機材も一式!!

     

    タッシーなら、

    すごいの作ってくれると思いますので、

    みなさん、乞うご期待です!!!

     

    進行状況は、またレポートしますね。