エンジン
TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3  発売のお知らせ!

2012年06月29日(金)

 

いよいよ、2年間の開発を終え、

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 をリリースすることになりました!

 

この Ver.3 は、スイフトスポーツ(ZC31S)に採用されている

電子スロットルの制御(スロットルマップ)を

よりドライバーがコントロールしやすいよう独自の解析により変更を加え、

ドライバビリティ(運転のしやすさ)に、重点を置いた、ECU DATA となります。

 

※ 点火、燃調、バルタイ等のデータは、すべて Ver.2 DATAがベースになっています。

 

 

 

(ここから、かなりの長文です・・・)

 

 

 

求めたのは、ドラテクに直結した 究極のドライバビリティ!

スイフトスポーツ(ZC31S)の純正 ECU に組み込まれている

スロットルマップ DATA の特徴は、

低回転域 + アクセル開度10%~20% の状況 では、

ドライバーの指示(アクセル開度)より、実際にスロットルは開かず、

高回転域では、ほぼ全域でドライバーの指示以上にスロットルが開きます。

 

 

上記の特徴から、ECU 開発において、こんな出来事がありました。

ダイナパック で、ノーマルエンジンのパワーを計測すると、「94ps」 (係数 ゼロの状態)

 

そこで、アクセルを全開(100%)から、少し戻して、

アクセル開度を 80% にして、パワーを計測しても、「94ps」 ・・・・・・。

 

もっと、アクセルを戻して、50% にすると、やっとパワーは落ちはじめ、

「91ps」 になります。

 

これらが、なにを意味しているかというと、

高回転域では、ドライバーの意思に反して、

勝手にスロットルが、開いているということなのです!!

 

 

 

本文にある アクセル/アクセル開度とは、ドライバーが操作するアクセル量を指します。

また、スロット/スロットル開度とは、スロットルボディー内のバタフライが開く量を指します。

 

 

 

 

 

 

低回転域 + アクセル開度10%~20%の状況 において、

実際にスロットルが、あまり開かないことは、

 

燃費や、排ガスの問題を考慮すれば、ある面、致し方ない部分であり、

スポーツドライビングでは、使用しない領域です。

(少なくとも、田中はこの部分にストレスを感じたことはありません)

 

 

しかし、中~高回転域 において、

ドライバーの意思より、スロットルが開くことは、

スポーツドライビングにおいて、大きなデメリットが発生します。

 

 

そのデメリットとは・・・・・・・・、

たとえば、3速全開から、ブレーキング & 2速にシフトダウンして、

ヘアピンコーナーへ進入することをイメージしてください。

(どのサーキットの どのコーナーでもOKです)

 

ブレーキリリースとステアリングを組み合わせて、

クリッピングポイントを目指し、

クリップを過ぎたあたりから、アクセルを踏んで立ち上がりますよね?

 

これを、クルマの姿勢で解説すると、

進入時は、ブレーキを踏んでいることから前傾。

 

立ち上がりは、アクセルを踏むことから後傾となります。

 

 

問題は、前傾 → 後傾 に移り変わる部分です。

この部分は、ドラテク的にも、できるだけスムーズに移り変わることが重要ですので、

アクセルの踏みはじめは、ミリ単位で踏み込んでいくのですが、

シフトダウン & エンジンブレーキによってある程度、エンジン回転は高い状態です。

 

 

そうすると・・・・・・・・、

純正 ECU のスロットルマップでは、

いくらドライバーが、スロットルを一気に開けないように、優しくアクセルを踏んでも、

実際スロットルは、「ガバッ」と、大きく開いてしまうのです。

 

結果、一気に前傾状態から、後傾状態になることから、

この勢いで、トラクションが抜け、アンダーステアが発生します。

 

また、ミッション、ドライブシャフト、クラッチ等々には、

ほんの少しですが、減速 → 加速 の間に、クリアランスがありますので、

急激に、スロットルが開くことから、このクリアランスを一気に飛び越えて

トラクションが掛かってしまいます。

 

 

このとき、「ガツン」 とショックがあり、横方向にギリギリ耐えている

タイヤのグリップも、カンタンに限界を越えアンダーステアになってしまうのです。

 

少々、余談ですが、オートバイのコーナリングでは、

減速区間では、エンジンブレーキが効くことから、

チェーンの下側が張り、チェーンの上側には、「タルミ」 ができます。

反対に、加速区間では、チェーンの上側が張り、下側には、「タルミ」 ができます。

 

 

当然、この切り替わりの区間で、スロットルが一気に開くと、

大きなショックとともに、リアタイヤのグリップはなくなり、

横転してしまうことから、

スポーツライディングでは、

「チェーンを張るためのスロットル」 と呼ばれる、テクニックを使用します。

 

 

チェーンさえ、加速に備えて、シッカリ張れていれば、

そこからアクセルを開けても、ショックがなく、

トラクションはスムーズに掛かることから、

限界時のコーナリングでは、必ずこのテクニックが使用されています。

 

 

そして、チェーンの 「タルミ」 と、まったく同じことが、

ミッション内、ギアのクリアランス等により、4輪車輌にも発生しているのです。

 

ドラテクを最大限に活用し、速く、安全に走るには、

このチェーンの 「タルミ」 を取るための、アクセル操作が、4輪でも必要となります。

 

 

 

では、下のアクセルロガーを見てください。

 

 

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まず、全開状態から、①区間で、一気に減速をはじめ、一旦アクセルは、全閉になり、

②区間では、ヒール & トウ による ブリッピングのためアクセルを踏み込んでいます。

 

そして、コーナーの立ち上がりとなる ③区間では、ほんの少しアクセルを踏み、

各部のクリアランスが取れたことを確認して、一気にアクセル開度は高くなってきます。

 

この走りができれば、アクセルを踏みはじめる区間にて、アンダーステアを最小限に

抑制することができるのです。

 

 

話を戻しましょう。

このドラテクの 「キモ」 になる、「加速も減速もさせない、ほんの少しのアクセル」

それが、スイフトスポーツの 純正 ECU では、

かなり難しく、不可能と言っても過言ではありません。

 

なぜならば、中~高回転域 では、

スロットルが、指示以上に大きく開いてしまい、

その結果、急激にトラクションが掛かり、アンダーステアを助長するからです。

 

この回転域によってスロットル開度が変化することは、

静止状態にて、アクセルを踏み、5000rpm に回転をキープするトライを行えば、

誰でも実感できると思います。

(回転によりスロットル開度が変化するので、かなり難しいです・・・・)

 

 

もちろん、スロットルコントローラーや、チューニングECU により、

純正 ECU 以上にスロットルが開く仕様になっている場合は、

「加速も減速もさせない、ほんの少しのアクセル」 は、より難しい状況となります。

 

 

 

では、高回転域において、スロットルがどのように開くかをイメージ化した

下のイラストを見てください。

 

 

 

 

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解説

純正 ECU のスロットルマップは、踏みはじめの部分(アクセル開度10~50%)では、

目盛りが詰まっていますので、少しのアクセル操作にて、スロットルは大きく開きますが、

全開に近づくにつれ、目盛りが大きくなり、感度が鈍くなります。

 

街中や、ハーフスロットルでは、パワフルに感じるエンジンが、

全開にするとパワーが足りなく感じるのは、このスロットルマップの影響です。

 

 

対して・・・・、

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 の スロットルマップは、踏みはじめの部分では、

目盛りを大きく取り、全開に近づくにつれ、目盛りが細かくなります。

 

ドライビングにおいて、繊細なアクセルコントロールが必要なのは、

ほとんどがアクセルの踏みはじめから、スロットル開度50%までであることから、

この部分の目盛りを大きく取り、コントロール性を向上させています。

 

また、スロットル開度50%以上に関しては、繊細なアクセルコントロールは、

さほど重要ではないため、目盛りを少し細かくしています。

(スロットル開度50% → 100%は、一気に全開になることが多い)

 

 

 

 

 

 

デメリット

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 の デメリットとして、

同じスロットル開度(同じ加速)にする場合、

純正 ECU DATA 以上にドライバーは、アクセルを踏まなければならないことが、

あげられます。

(ドライバーの感覚としては、アクセルをたくさん踏んでいるように感じますが、

実際のスロットル開度は同じです)

 

 

特に、スロットルコントローラー装着車のように、

少しアクセルを踏むことによって、クルマが大きく加速することにニーズがある場合、

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 は、真逆の特性となりますので、

オススメ致しません。

 

 

※ スロットルマップのみの変更ですので、全開にした状況でのパワーは同じです。

 

 

 

 

 

キビキビと効くエンジンブレーキ!

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 では、アクセルOFF による、

スロットルの戻りスピードも、変更されています。

 

純正 ECU では、素早く アクセルを全閉にしても、

スロットルは、ドライバーのイメージより、少しゆっくりと戻りますが、

Ver.3 では、この部分のレスポンスを上げることで、エンジンブレーキが

有効に使用できます。

 

アクセルの開閉によるドライバーの意思が、

よりリニアに、そしてダイレクトに伝わることから、

キビキビとした、心地よいドライバビリティを実現します。

 

また、エンジンブレーキが、リニアに効くことにより、

インマニ内の負圧も素早く立ち上がることから、

アクセル → ブレーキ の踏み換えスピードが上がっても、

ABS が誤作動することが大きく抑制されました。

 

 

 

 

 

 

ストリートでのメリット

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 は、

スポーツドライビングでの、ドライバビリティの向上を目的に

開発を行いましたが、ストリートにおいても、大きなメリットがありました。

 

純正 ECU スロットルマップでは、

低回転域 + アクセル開度10%~40% の領域において、

スロットルがリニアに開きません。

 

10%~20%では、ドライバーの指示より、スロットルは開かず、

30%~40%になると、急激にスロットルが開きます。

 

この仕様では、アクセルを少し開いた状態(30%~40%)では、

一気に回転が上がり、それを落とすために、

少しアクセルを戻す(10%~20%)と、スロットル急激に閉じることから、

エンジン回転数が、低回転に向かう時のクラッチミートが、非常に難しくなります。

 

Ver.3 のスロットルマップは、この踏みはじめの部分で、

目盛りを大きくしていることから、

必要以上にスロットルが、ピーキーに反応しませんので、

エンジン回転数が、高回転に向かう時も、

そして、エンジン回転数が、低回転に向かう時も、

クラッチミートが、とってもカンタンになります。

 

特に、渋滞時や、坂道でバックさせながら車庫入れ等のストレスが、

大きく軽減されます。

 

 

 

すでに、開発段階にて、Ver.3 を導入いただいた スイフトオーナーさんたちには、

 

 

「発進が楽になった」

「街乗りで、より扱いやすくなった」

「踏めば踏むだけ、加速する」

「コントロールがカンタンになった」 等々

 

 

ドライバビリティの高さをコメントされています。

 

 

また、クラッチミートが、カンタンになることで、

軽量フライホイールの装着も、よりマッチングが、良くなります。

 

 

 

 

 

 

AT車にも、かなりオススメ!

以前から、田中が気になっていた、AT車の特性。

それは、発進時に、少しアクセルをラフに踏むと、一気に加速モードに入り、

慌ててアクセルをOFF にすると、そのまま、2速に入ってしまい、

以降の加速が 「マッタリ」 してしまうことです。

 

Ver.3 のスロットルマップなら、少々ラフにアクセルを踏んでも、

踏みはじめの部分では、必要以上にスロットルが、ピーキーに反応しませんので、

すぐに、2速に入ってしまうことが抑制でき、ストリートでのコントロール性が高まります。

 

もちろん、スポーツドライビングにおいても、「加速も減速もさせない」

アクセルコントロールが、可能となりますので、アンダーステアの抑制にも効果的です。

 

以上、かなりのボリュームとなってしまいましたが、

TM-SQUARE SPORT ECU  Ver.3  の詳細解説

いかがでしたでしょうか?

 

 

ドライバビリティ の向上は、

ストリートでも、サーキットでも、

必ずやみなさんの 味方になってくれると、思いますよ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ!

書くの忘れてた!!

お値段は、

Ver.2  →  Ver.3 へのバージョンアップ の場合 ¥15,000

新規導入の場合は、いつもと同じ ¥85,000

となります。

 

長文、お付き合いいただき、ありがとうございました!

エンジン
2012 勝手に「道場破り」 in 鈴鹿ツインサーキット (ドラテク編)

2012年05月30日(水)

  

いやはや、大変遅くなりましたが、

今夜は、3月に強行軍にて行いました、2012 勝手に「道場破り」。

最終章  鈴鹿 ツインサーキット(G)コース です。

 

 

 

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ここは、昨年も訪れており、そのときのタイムは、40秒0

(この時点での「道場破り」成立!)

 

 

しかし、道場破り以降に、「道場破り」破り? にて、ブレイクされていましたので、

なんとしても、負けられない 戦いだったのであります。

 

 

 

 

では、はじめましょう。

 

 

 

最終コーナー(⑨)を2速で立ち上がり、

ある程度、距離のあるストレートの半ばにて、3速にシフトアップ。

 

 

ストレート区間は、

1コーナー(①)のアプローチのために、コースの左側 ギリギリを走ります。

 

 

 

ストレートエンドの最高速は、

 

昨年 →  125km/h

今年 →  125km/h

 

エンジンは、同じノーマルエンジンなので、違いはありませんでした。

(それなのに、0.6秒も速くなったんですよね~~!!)

 

 

 

そして、1コーナー(①)に向けて、ブレーキング & 3→2 へシフトダウン。

 

 

少々、早目から、ゆっくりとステアリングを切り、

ややナナメに、ブレーキをリリースしながら進入します。

 

1コーナー(①)は、出口が、ワイドになっているのですが、

クリップをカスメルぐらいでは、曲がりきれないので、

縁石付近で、少しだけクルマが曲がってくれるのを待ち、

その後、アウト縁石(縁石のようなもの??) ギリギリを狙って立ち上がります。

 

 

 

25

 

 

 

 

1コーナー(①)を立ち上がると、

ライン的には、③コーナーへの進入までの区間、

①コーナー出口 ②コーナー ③コーナー入口を ひとつのコーナーと見立て、

同じRで、旋回できるようなライン取りをします。

 

 

 

これで、ずいぶんと、S字コーナー(③④)が、楽になるんですね~!

 

 

 

S字コーナー(③④)は、全開でクリアーできますが、

 

縁石をショートカットすると、クルマはかなり不安定になりますので、

慣れるまでは、アクセルOFF にて走り、レイアウト、縁石の状況が

詳しく、理解できれば、全開にトライしてみてください。

 

 

 

また、このS字コーナー(③④)は、シフトアップのポイントが

かなり、悩ましい・・・・・・。

 

 

この部分は、昨年のドラテクにて、詳しく書きましたので、

 

こちらをご参考に!

 

 

 

なお、このS字コーナー(③④)立ち上がりは、このコースで、唯一、デンジャーなゾーンです。

 

④コーナー イン側の縁石に乗り、大きくバランスを崩してしまったら、

アクセルを踏むことをやめて、アウトの縁石付近は近づかないようにしてください。

 

もし、イン側の縁石に乗り、大きくバランスを崩した状態なのに、

アクセル全開のままなら、タイヤバリアがお待ちかねです(笑)。

 

ここは、ミスはミスとして、認める勇気が重要ですね。

 

 

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そして、2速ホールドのまま 次の ⑤ コーナー へと、向かいます。

 

 

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このコーナー、

今回走行した、F 700ポンド  R 500 ポンド のスプリングバランスなら、

ギリギリ イン側の縁石に乗ることができました。

 

 

ただ、縁石から降りるときに、

すでにトラアクションは、かかっていますから、

ドライブシャフトには、かなり負担がかかりそうな気がします。

 

 

 

ちなみに、この ⑤コーナーで、

インの縁石を使用しても、しなくても、

ラップタイムは変わりませんでしたので、

いくら、ドライブシャフトが強いスイフトと言えども、

縁石にタッチするかしないか、ギリギリのラインが、無難なような気がします。

 

 

 

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そして、⑤コーナー出口は、アウトいっぱいまで使用し、

⑥⑦コーナーへと向かいます。

 

 

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⑥→⑦コーナー のラインは、今回のセットでも、

⑦コーナー のクリップに対して、少し膨らませた方が、

⑦コーナー でのアクセルONが、早いため、今回も ⑦コーナーのアウトから進入。

 

 

また、今回のスプリングレートでも、

⑦コーナー イン側の縁石は、使用しない方が速かったため

イン側縁石には、ノータッチで走行しました。

 

 

 

 

で、昨年と今年の一番大きな違い、それは、この ⑦コーナー の曲がり具合でした。

 

スプリングレートのバランス、トーレスシムでの調整、

フロントキャンバーの増量?、

それに、ファイナルを 4.7 へ、 そして、フライホイールを軽量したことで、

クルマはかなり曲がり、曲がってからのピックアップも

格段に昨年より速くなったと思います。

 

 

 

 

73

 

 

 

それから、

パワーバンドの中で、⑦コーナー をアウトいっぱいに立ち上がり、

最終コーナー(⑨)へと、向かうのですが、

ここのラインが、またまた、悩ましい・・・・・・・・。

 

 

 

最短距離を優先すると、⑧~⑨のラインがタイトになり、

 

⑧~⑨のラインをワイドに取るためには、

アプローチ区間で、最短距離が、走れない・・・・・・。

 

 

 

ということで、田中のオススメ ラインは、

最終コーナー(⑨)の進入がタイトにならないレベルで、

一番距離が短いアプローチラインです。

具体的には、

 

 

 

⑦コーナー をアウトいっぱいに立ち上がって、

コースの半分まで行くか、行かないかぐらいまで、

クルマを右に振り、⑧~⑨コーナー にアプローチします。

 

 

でもって、リズム良く、⑧コーナー を全開でクリアーし、

最終コーナー(⑨)にアプローチするのですが、

ここで、ポイントがひとつあります。

 

 

 

 

⑧コーナー のイン側 縁石なのですが、

ショートカットのため、リアタイヤを縁石に乗せると、

ABSが、誤作動することがあります。

 

 

 

誤作動という言葉は、もしかしたら、正しくないのかも知れないのですが、

リアタイヤが縁石に乗り、降りる瞬間に、

ちょうどブレーキの開始となることから、

ASBが、激しく介入して、ブレーキがあまり効かなくなってしまうのです。

 

 

 

フィーリングとしては、ブレーキペダルが、

板を踏んでいるように、カチカチ になり、制動距離も伸びてしまいます。

 

 

ですから、⑧コーナー イン側の縁石を使用するラインは、

あまりオススメすることができません・・・・。

 

 

 

 

で、優しいブレーキングにて、最終コーナー(⑨)に飛び込んだら、

少々、クルマが曲がってくれるのを待って、

少しアクセルを開け、その後、全開にて、アウトいっぱいに立ち上がります。

 

 

最終コーナー出口の縁石は、かなりガタガタなので、

使用しませんが(失敗したときだけ使用します)、

それでも、アウト ギリギリを狙って立ち上がります。

(ある面、ピットロードに入るぐらいのラインとなります)

 

 

 

83

 

 

 

 

 

そして、後は、ひたすら全開でストレートを走るのですが、

ここでも、ひとつポイントがあります。

 

 

このストレート、前半部分は、登りになっていますので、

シフトアップ(2→3)の速さが効くんです!

 

 

もちろん、シンクロ付きのミッションですので、

レーシングカーのようには、シフトアップできませんが、

 

少しでも、素早くシフトチェンジができれば、

ストレートスピードに影響してきます。

では、下のグラフを見てください。

 

 

 

 

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最終コーナーをほぼ同じスピードで立ち上がり、

ストレートで、2→3 へ、シフトアップしている部分の

スピードのロガーですが、違いがわかるでしょうか?

 

 

そうです、赤ラインの方が、

微妙ですが、シフトアップが素早いことから、

3速に入ってからのスピードに違いが出ていますよね~。

 

 

 

シフトアップは、サーキット走行の基本中の基本。

 

上手くいくと、0.1秒ぐらいは、平気でラップタイムを

短縮できますので、普段から 練習しておいて、損はないと思いますよ~。

 

 

 

 

ということで、

田中ミノル式 鈴鹿ツインサーキット攻略法は・・・・・、

 

 

○ 1コーナー (①)は、ボトムスピードを落とさないように、

   可能な限り 出口をワイドに取るべし。

○ S字をより効率的に走るため、①コーナー の出口から、S字ひとつ目のクリップ(③)

   までを  ひとつの大きなコーナーとして、ライン取りを考えるべし。

○ S字の中(③④)は、どのライン取り、どこでのシフトアップが、一番車速がのるか

  必ずトライすべし。

○ ヘアピン(⑦コーナー)は、インの縁石ギリギリを走行するが、縁石にはタッチせず

  立ち上がり重視で走るべし。

○ 最終コーナーは、アプローチ区間を色々なリズムで走り、どのリズムが一番

   立上り区間でアクセルON のタイミングが早いか、確認すべし。

となります。

 

 

 

 

 

では、動画にて、各ポイントを確認してくださいね!

 

 

 

 

車載動画のみ

 

 

 

 

 

 

車載動画 + ロガー

 

 

 

 

以上、

2012 勝手に「道場破り」 in 鈴鹿ツインサーキット ドラテク編でした!!

エンジン
いよいよ、 スイフト マイスター 決定戦 !!

2011年11月02日(水)

ホント いよいよですよね~。

 

夢のBIGイベント、

スイフトマイスター決定戦 & ワンメイクドライブレッスンは、

今週末の土曜日 (11月5日) 開催予定です。

 

 

 

はじめての開催ですので、

いったい、どういった展開になるのか、

まったく想像がつきませんが、

 

エントリーも、ほぼ、フルグリッドでいただいており、

見学にも、多数お越しいただけそうですので、

間違いなく、盛り上がると思います。

 

 

 

また、取材も、

レブスピード & スイフトマガジン とも、

来ていただけることになりましたので、

雑誌デビューを狙っている人にも、

BIG チャンスなんですよね~。

 

 

 

ということで、今日は、

11月5日のスケジュール(参加者用)の解説を少し。

 

 

 

 

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まず、受付は、午前7時から、スタートします。

 

 

本来、イベントは、7時半スタートですが、

ちょっと、FSW さんに無理を言って、

7時から、ゲートも開けていただきますので、

ゆっくりと、走行の準備を行っていただけます。ハイ。

 

 

 

そして、8時から、ドラミです。

全体的な流れ、注意事項、ルール等、

田中 & FSW さんから、詳しくお話します。

 

 

でもって、ヘルメット不要、同乗可能で、

ゆっくりサーキットをドライブする

 

サーキットドライブにて、

コースレイアウト、路面の確認を行っていただき、

いよいよ、走行がスタートするのです。

 

 

 

 

 

 

まず、スイフトマイスター決定戦クラスは、

3グループとなり、午前中にフリー走行を 各々 3回行います。

 

 

で、午後から、10分間の予選 × 2回

 

このラップタイムの上位 10名が、

スーパーラップに出場となります。

 

そうです、2011 スイフトマイスターのファイナリストとなるわけです!!

 

 

 

なお、予選11位以降の方には、

予選の後に、30分の枠を取っており、

 

コース内に、10台車輌を誘導し、

1台がピットに入れば、ピットロードにて

待っていただいている、1台がコースインするという方式を採用しました。

 

これなら、30分の走行枠を

ガッツリと走っていただけるかと思います。ハイ。

 

 

 

 

 

そして、全部の走行が終わってから、

夢と希望とプライドをかけた、スーパーラップがはじまります。

 

 

 

今回、スイフト マイスター決定戦の賞金 (商品?) は、

 

1位  「匠工房」 ご利用券  ¥50,000

2位  「匠工房」 ご利用券  ¥30,000

3位  「匠工房」 ご利用券  ¥20,000

 です。

 

 

それに! 1~3位の方には、トロフィーまであるのです!!!!!

 

 

 

 

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(PHOTO BY FSW 小野さん  でも・・・・・・・・、写真がイマイチ・・・・・・・)

 

 
いや~、ホント今から、楽しみで仕方ありません!!

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、そして、

ワンメイクドライビングレッスンクラスは、

 

サーキットドライブの後、

田中のドラテク講義① を受けていただいてから、

2グループにて、各々、走行 × 2回 となります。

 

 

そして、ここで再び、

田中のドラテク講義② を受けていただきます。

 

 

そして、また、走行。

 

 

 

でもって、午前中が終了した段階で、

みんなでバスに乗って、バス教習 です。

 

 

バス教習では、

「コースのどこを走るのが効率が良いか」  とか、

「ハンドルを切るタイミング」  とか、

「このコーナーでは、Gフォースがどのように変化するか」  とかを

 

実際に、バスの中で体験していただきます。

 

 

ご存知のように、バスはそんなにスピードも出ず、

ロールやピッチングがゆっくりですので、

クルマの動きを理解するには、うってつけ なのであります。

 

 

 

そして、この感覚を覚えた状態で、

午後から、3セッション 走行いただくというスケジュールです。

 

(それから、スーパーラップの見学ね!)

 

 

 

きっと、今までどうしても、上手くできなかったことが、

バスに乗るだけで、カンタンにできるようになると、

田中は思います。

(自信アリアリ~!!)

 

 

 

とま~、こんな感じで、イベントは進行します。

 

 

 

また、今回のイベントは、みなさんが主役ですので、

田中は、イベントが無事進行するように、

裏方を徹底的に行う関係で、同乗走行や、デモ走行はありませんので、

ご了承下さい。

 

 

 

 

それに! 今回、参加者のみなさん限定となりますが、

ZONE ブレーキパッドをご購入いただければ、

 

セッション中であろうが、

予選前であろうが、

ピットロードであろうが、

 

弊社が誇る 「匠」 が、ほぼ一瞬で(ホントか??)、

ブレーキパッドを 無料 にて、交換させていただきます。

 

 

もし、制動力が合わないとか、

残量が少なくて心配な場合は、ぜひ、一声おかけ下さい。

 

 

 

もちろん、 「匠」 は、車輌トラブル、コースアウトのときも

みなさんの 強~い 味方になりますので、

困ったことがあれば、何なりと、ご相談下さいね。

 

 

 

 

さぁ~、今年のスイフト No1 は、いったい誰に!

 

 

ドライビングテクニック だけでも、

車輌セットアップ能力 だけでも、

勝てないと思いますよ~。

 

何よりも、一発勝負の戦いには、

「強運」 が、不可欠だと、田中は思います。

 

 

 

 

2011 スイフトマイスター に輝くのは、いったい誰なのでしょうか!

 

 

 

長距離、遠征組みの方も、多いので、

バッチリ準備して、安全運転でお願いしますね。

 

 

 

それでは、FSW ショートコースでお会いしましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

※ 見学の方へ

 

サーキット内のレイアウトは、下記の図を参考にしてください。

 

 

 

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エンジン
出張 「匠の日」  in スイフト マイスター 決定戦

2011年11月01日(火)

11月5日に開催する

スイフト マイスター 決定戦 (FSW ショートコース)。

 

 

このイベントにて、

出張 「匠の日」 を行いたいと思います。ハイ。

 

 

今回は、サーキットイベントですので、

気軽に、出張 「匠の日」 を活用いただこうと思い、

予約は、一切、不要。

 

 

見学に来たついでに、気になる部品があれば、

ジックリと、製品を見ていただいて、

気が向けば、装着というパターンで、開催することにしました。

 

 

また、今回、すべてのメニューに、

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー が、セットになっており、

もちろん、1枚に付き、¥2,000が、義援金になるようにしました。

 

 

 

 

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では、メニューをご紹介しましょう!

 

 

 

 

   フロント トーアウト セッティング 

            + 

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー

            +    

          交換工賃

      トータル ¥5,500

ステアリングレスポンスが、激変する、

田中ミノルお奨めのトーアウトセッティングです。

 

現在のトーを測定し、それから、調整を加え、

再びトーを測定します。

 

もちろん、すでに、トーアウトになっており、

調整の必要がない場合は、計測料は、要りません!

 

 

 

 

    TM 並盛キャンバーシム  

           +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 
           +  

         交換工賃

     トータル ¥22,000

 

リアトーインの確認付き!

 

 

 

 

   TM 大盛りキャンバーシム

           +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 

           +  

         交換工賃

     トータル ¥25,000

 

リアトーインの確認付き!

 

 

 

 

   TM トーレスシム(ボルト無し) 

           +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 

           +  

         交換工賃

     トータル ¥19,000

 

大盛りキャンバーシムが、すでに装着されている場合は、ボルト無し で、OKです。

リアトーインの確認付き!

 

 

 

 

   TM トーレスシム(ボルトあり)  

           +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 

           +  

         交換工賃

     トータル ¥21,500

 

並盛キャンバーシム、または、トーレスシム単体で装着される場合は、

こちらの商品となります。リアトーインの確認付き!

 

 

 

 

     TM 並盛キャンバーシム

           +  

   TM トーレスシム(ボルトあり)

           +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー

           +  

         交換工賃

    トータル ¥36,000

 

キャンバーシム(並盛)と、トーレスシムのセットです。

トーレスシムは、リアトーインのを計測して、-15 -30 をチョイス!

 

 

 

 

     TM 大盛りキャンバーシム

           +  

    TM トーレスシム(ボルト無し

           +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 

           +  

         交換工賃

    トータル ¥36,000

 

キャンバーシム(大盛り)と、トーレスシムのセットです。

トーレスシムは、リアトーインのを計測して、-15 -30 をチョイス!

 

 

 

 

 TM ストリート ブレーキパッド 1台分  

           +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 

           +  

         交換工賃

     トータル ¥23,000

※ 同時に、ブレーキフルードの全量交換も可能。

BILLION スーパーブレーキフルード  + ¥10,000

BILLION ブレーキフルード BB4  + ¥8,200

 

 

 

 

    TM ピロアッパーマウント

           +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 

           +  

         交換工賃

     トータル ¥30,000

 

スラストシート、専用カラーは、パーツ代のみで同時装着可能!

フロント車高調整、トー調整付き!!

 

 

 

 

      TM ECU 現地書き換え        

             +  

     スロット内のカーボン除去作業

             +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー (2枚)

       トータル ¥85,000

 

 

      

      TM インテークBOX

             +  

TM ECU バージョンアップ(TM ECU ユーザー) 

             +  

   装着 & スロット内のカーボン除去作業

             +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー (2枚)

      トータル ¥65,000

      TM インテークBOX

             +  

      TM エアインテーク

             +  

TM ECU バージョンアップ(TM ECU ユーザー)  

             +  

  装着 & スロット内のカーボン除去作業

             +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー (2枚)

      トータル ¥88,000

      TM インテークBOX

             +  

    TM ECU 現地書き換え(新規)

             +  

  装着 & スロット内のカーボン除去作業

             +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー (2枚)

      トータル ¥128,000

 

      TM インテークBOX

             +  

       TM エアインテーク

             +  

    TM ECU 現地書き換え(新規)

             +  

   装着 & スロット内のカーボン除去作業

             +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー (2枚)

      トータル ¥147,000

 

 

 

 

  フロントパイプ バンテージ 断熱        

           +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 

           +  

         作業工賃

    トータル ¥12,000

BILLION スーパーサーモバンテージ 100 使用

 

 

 

 

ここからは、お持ち帰り(作業なし)商品となります。

 

 

 

 

    TM ワイドレンジドアミラー

           +  

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 

     トータル ¥12,000

BILLION スーパーサーモ LLC タイプ R+(4L) 

           +

TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 

         トータル ¥6,000

 

 

 

 

BILLION スーパーサーモ LLC タイプ PG+(4L)

              +  

    TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 

         トータル ¥7,000

 BILLION スーパーブレーキフルード(1L)

             +  

 TOHOKU and KANTO  応援ステッカー 

       トータル ¥5,500

 

 

 

以上となります。

 

もし、上記以外の商品で、当日作業をご希望される方は、

大変お手数ですが、ご一報いただければ、大変ありがたいです。

 

また、上記以外の作業に関するお見積もり、作業時間等も、

お気軽に、お問い合わせ下さい!

 

 

TEL 03-5706-1888( 平日 9:00~19:00 )

メール mail@tm-square.com

 

 

 

もちろん、出張 「匠の日」 の見学も、大歓迎です!!

 

サーキットのピットでの作業、

なかなか、エキサイティングだと、田中は思いますよ~。

 

ぜひ、「匠」 の安心感を体験くださいね!!

 

どーぞ、よろしくで~す!

エンジン
アドバンフェスタ 秋の陣 (告知)

2011年09月13日(火)

来る 9/19(月) 敬老の日は、

本庄サーキットにて、

「アドバンフェスタ 秋の陣」 が、開催されます。

 

 

TM-SQUARE は、もちろん出展しますが、

今回は、「ドラテク道先案内人」 として、

 

勝手に!

ガッツリとみなさんを

サポートしたいと考えております。ハイ。

 

 

 

内容としては、

ライン取りや、ドラテク、タイムアップの方法論等を

みなさんと、ワイワイ ガヤガヤ 

いつものように、楽しくレクチャーしたり、

 

ご希望があれば、2号車への同乗走行に、

みなさんのクルマでの同乗/逆同乗、

 

場合によっては、2号車で、みなさんのクルマを追走して、

タイムアップへのヒントをお伝えできればと思っております。

 

 

 

 

また、ちょっとお得なプライスにて、

「匠工房」 のご予約も、受け賜わる予定ですので、

チューニングや、セットアップに関するご相談も、

お待ちしております。ハイ。

(そうです、あのフライホイールの装着予約も、OKなのです)

 

 

 

また、イベント当日は、

弊社が誇る 「匠」 佐藤さんも、同行しますので、

 

トラブル等でお困りな場合も、

ぜひぜひ、TM-SQUARE ブースへ、お越し下さいね。

 

 

 

 

 

みなさんと、楽しい1日を過ごせること

楽しみに、お待ちしております!!

 

 

 

 

r13950361

エンジン
勝手に 「道場破り」 Vol 5 in  鈴鹿ツイン 攻略法(ドラテク)

2011年04月05日(火)

p1m1

 

 

鈴鹿ツインが、ホームコースのみなさん、

お待たせしました。

 

 

 

 

では、はじめましょう。

 

 

 

 

鈴鹿ツイン Gコースのレイアウトは、下記のとおり。

 

 

68b2753da2

 

 

 

まず、ストレートは、3速までシフトアップし、①コーナーに向かいます。

(ストレートの最高速は、TM2号車で、125km/h)

 

 

①コーナー手前で、フルブレーキング & シフトダウン (3→2)

そこから、クリップを取りに行くのですが、この場所が、少々難しい・・・・・。

 

 

クリップが浅い(手前)と、出口がアンダーステアになるし、

かといって、深い(奥)だと、車速が落ちすぎるし・・・・・・・・。

 

 

イメージとして、斜めにカスメルでは、手前過ぎ。

ぐるっと曲がると、奥過ぎます。

 

 

このクリップの位置は、② 出口のラインで決まりますので、

まずは、② 出口のラインを確認することが優先です。

 

 

出口は、思ったより広くなっており、ライン的には、アウトの縁石に沿うように

立ち上がる感じです。

 

 

だから、アウトのスペースをよ~く考えて、可能な限り、ハイスピードで、

クリップできるラインを探します。

 

 

また、クリップは確実に取る必要があります。

 

 

少しでも(タイヤ2本分でも)インを空けると、

アンダーステアラインとなり、大きくステアを切り、

なかなかアクセルが踏めない状況になりますのでご注意を。

 

 

②コーナーをアウト縁石に沿うように立ち上がると、

③コーナーに対しておいしいラインに乗りますが、

もし、②コーナーのアウトいっぱいに、立ち上がれないと、

③コーナーは、かなり厳しいラインで進入しなければなりません・・・・・。

 

 

だから、②コーナーをアウトいっぱいに立ち上がることは、とっても重要なのです。ハイ。

 

 

 

68b2753da21

 

 

 

③コーナーの進入は、右の縁石あたりを狙いますが、

このコーナーのポイントは、アクセル全開で走るのは、当然ですが、

すご~く、大切なのは、どこで、シフトアップするかなのです。

 

 

ノーマルECU なら、右の縁石より手前で、2→3 となりますが、

チューニングECUなら、シフトアップは、まだ先まで、ガマンです。

 

 

ただ、このコーナー、最終的には、縁石を利用しなくても、

全開で曲がれるのですが、かなり精神的なプレッシャーがあります・・・・・。

 

 

 

だから、はじめは、縁石を踏みながら、ショートカットして走る方が、

とっても楽なんです。

でも・・・・、縁石の上で、クルマが暴れているときには、シフトアップができない・・・・。

 

 

で、仕方なく、③コーナーの直前でシフトアップする・・・・と、なりやすいんですが、

それじゃ、タイムは出ません。

 

 

2号車の TM  ECU は、みなさんと、まったく同じ仕様ですので、

REV は、7800rpm (2型です)

ですので、ショートカットする場合、

一個目の右側の縁石を乗り越えて、2個目の左側(④コーナーイン側の縁石)に、

乗る手前で、シフトアップします。

 

 

 

この場所なら、クルマにもシッカリと、トラクションが、かかっている状態で

シフトアップできますので、◎ です。

(もちろん、車種によって、シフトポイントは変わります)

 

 

でも、慣れるまではかなり、恐怖感がありますので、

走りはじめ、やコースに慣れるまでは、③コーナーの手前でシフトアップしてください。

 

 

いずれにせよ、ショートカットラインなら、クルマはかなり強く、上下動しますので、

しっかりステアリングを握って、クルマを壊さないレベルにしてくださいね!

 

 

 

68b2753da22

 

 

 

③コーナーの手前、もしくは、③コーナーと④コーナーの中間で、2→3 にシフトアップし、

全開で駆け抜けたら、⑤コーナー手前で、ブレーキングと、再び3→2 とシフトダウン。

 

 

ブレーキをリリースしながら、⑤コーナーのクリップへと向かうのですが、

ここでは、2種類の走行ラインがあります。

 

 

その2種類のラインとは、イン側の縁石に乗るか、タッチしないかのチョイスです。

 

 

じつは、この先の ⑦コーナー ⑨コーナー も、同様のチョイスが必要なのです。

 

 

 

では、ここで、イン側の縁石に乗るのと、乗らないのと、どっちが有利か、考えてみましょう。

 

 

縁石に乗るメリット 

なんといっても、最短距離で走れることと、出口のスペースが、大きくつかえることです。

 

 

 

縁石に乗るデメリット 

 

スプリングレートによっては、縁石に弾かれたり、縁石から降りるときに、

跳ねてトラクションが、うまく伝わらなかったりすることです。

 

 

 

で、反対に、

 

 

 

縁石に乗らないメリット 

これは、圧倒的に、トラクションが綺麗に伝わることです。

 

 

 

縁石に乗らないデメリット 

コース出口を ワイドに利用できないことです。

 

 

 

要するに、両者とも、メリット/デメリットが存在しますので、

やってみなければ、わからない・・・・・・。

 

 

ということで、やってみました。

 

 

 

2号車の持ち込みは、

700-600ポンドの組み合わせでしたが、このセットでは、やはり縁石に弾かれ、

うまくトラクションがかかりません・・・・・。

 

 

 

 

その後、フロントも600ポンドに交換しましたが、

それでも、縁石に乗らない方が、速かったです。

 

このコースは、いかにトラクションが大切かということですよね。

 

 

 

 

68b2753da23

 

 

 

 

ということで、縁石ギリギリをクリップし、⑤コーナーをクリアーし、2速のまま、

⑥コーナーへ向かいます。

 

⑥コーナーは、全開でクリアーできますが、

⑦コーナーに向けてどんなラインが有効か、試してみました。

 

 

まずは、⑥コーナーと ⑦コーナーの中間、アウト側にある、縁石を目標に、

まっすぐブレーキングをして、⑦コーナーのアウト側からアプローチする方法。

 

 

 

 

そして、次は、あまりアウトまで行かず、

⑦コーナーのイン側を小回りする方法をトライしました。

(少々、イン側の縁石を使用します)

 

 

 

動画で見ると、これがアウトからのライン。

 

 

 

 

 

 

そして、これが小回りするライン。

 

 

 


 

 

 

 

 

両者のラインをロガーで見ると、

 

 

 

 

 

403e9485ab

 

 

 

 

もちろん、青が小回りするラインです。

で、これを SPEED ロガー で見ると、

 

 

 

 

7e47ed8f96

 

 

 

 

となり、⑦コーナーのみ、車速が違いますよね?

 

 

ということで、

今回のセットアップでは、アウトから、トラクションのかかかるラインで走った方が、

速いという結果となりました(こうして見ると、わかりやすいですよね!)。

 

 

 

 

 

68b2753da24

 

 

 

 

で、⑦コーナーを2速で立ち上がると、2速のまま、⑧コーナーを抜け、

⑨コーナー(最終コーナーへと向かいます)。

 

 

この ⑧/⑨コーナーは複合コーナーですので、

⑧コーナーの右G が残っている状況で、⑨コーナーの ブレーキングとなりますから、

リズムがとっても大切です。

 

 

田中、オススメのラインは、

⑧コーナーは、ギリギリですが、縁石に乗らず、クリップ付近から、

真っ直ぐ⑨コーナーのクリップを目指し、ブレーキング。

 

 

そして、リリースと共に、ステアリングを切る作戦です。

 

 

これなら、Gは、右 → 前 → 左 と、移り変わり、

このタイミングが合えば、クルッと、クルマは曲がってくれます。

後は、アクセルを踏んで、アウトいっぱいに立ち上げれば、◎ です。

 

 

 

この、Gの移り変わりこそ、リズムなんです!

と、まぁ~、今回もマニアックですいません・・・・。

 

 

では、BEST 40.002 の 動画をどうぞ!!

(今回は恋人カメラの画像です)

 

 

 

 

 

以上、田中ミノル式 鈴鹿ツイン 攻略法 でした!

エンジン
勝手に 「道場破り」 Vol 4  in  岡山国際サーキット攻略法 (ドラテク編)

2011年03月17日(木)

 

 

ドラテクマニアのみなさん、お待たせしました。

今回は、岡山国際の攻略法をお伝えします。

 

長年、GT選手権を戦ってきた経験から、

岡国で、タイムに大きく影響するのは、

①コーナー ②コーナー ④/⑤コーナー の3箇所です。

 

11

 

 

コース後半部分も、もちろんタイムには、影響しますが、

ウエイトは、圧倒的に、上記3つのコーナーが大きいです。

 

 

では、はじめましょう。

 

 

まず、メインストレートは、4速までシフトアップし、

①コーナーを目指します。

 

 

①コーナー手前で、4 → 3 とシフトダウン。

確実にクリップをかすめ、かなりワイドラインで①コーナーを立ち上がります。

(コースアウト側は、かなり広いです)

 

①コーナーのポイントは、ボトムスピードと、立ち上がりのステアリング舵角です。

 

進入スピードをブレーキで落とし過ぎないように、

ブレーキのリリースをうまく使って向きを変えます。

 

クリップでの向きがどれぐらい変わっているかによって、

出口のステアリング舵角が決まってきますが、

向きの変わりが浅いと、出口でいつまでもステアリングを大きく切ることになり、

立ち上がりスピードが乗りません。

 

ベストなクルマの動きは、ターンインからクリップまでに、

スルスルッと、向きが変わりつつクリップに近づき、

クリップ付近で、ギュっと向きが変わりきるイメージです。

そうすると、少ない舵角で、立ち上がれるのです。

 

 

そして、岡国最大のタイムアップポイントである、②コーナーへと向かうのですが、

②コーナーを攻めるための大きなポイントは、コーナーの手前にあります。

それは、①コーナーと②コーナーのつなぎの部分です。

 

 

21

 

 

①コーナーをアウトいっぱいに立ち上がり、

3速キープで、今度は、②コーナーのアウトへ、クルマを振るのですが、

この振りは、早い方が絶対的に有利です。

 

エンジンパワーを食われないようにスムーズに、

この区間の振りを行うと、ちょうど振りきったときに、

②コーナーへステアリングを切るタイミングとなります。

 

また、②コーナーは、空力的にも、荷重移動によるグリップ変化も、

非常に大きく影響を受けるレイアウトです。

 

岡国を走った人なら、一度は経験があると思うのですが、

②コーナーをレイトブレーキで飛び込んで、

いつもより少し強くブレーキを踏んだ瞬間・・・・・・・、

クルマは、ブレイクしてオーバーステアとなり・・・・・・・・、なんてことになります。

 

 

これは、まさに②コーナーのレイアウトの影響なんです。

そうです、コーナーに向けて、路面が下っているので、

その区間で、少しでもブレーキを強く踏むと、

「フロントの荷重大 リアの荷重小」 となり、そこには、オーバーステアが、待っているのです。

 

 

ズバリ、田中ミノル式 ②コーナー攻略法は、進入時にクルマをあまり動かさないことです。

 

 

それを踏まえて、話を戻します。

 

①コーナーをアウトいっぱいまで、膨らんだら、

少々、抵抗になっても良いので、素早く強引に、②コーナーのアウトにクルマを振ります。

 

そして、少しだけハンドルを左に切り、右側に少しだけウエイトをかけた状態で、

②コーナーのクリップめがけてステアリングを切り込むのです。

 

この運転をする理由は、ただ一つ。

そうです、この走り方を行えば、その状態からブレーキを踏んだり、

ステアリングを切っても、クルマは大きく動かないからなんです。

 

もちろん、クルマを動かしたくない状況でのブレーキですから、

やさしく、その分、長くが基本です。

 

すると、ハイスピード & 安定した状態で、クリップに向かいますので、

②コーナーも、そしてその後の③コーナーの通過スピードも上がり、

大きくラップタイムが稼げるのです。

 

反対に、ここでオーバーステアになると、運良くクラッシュは免れたとしても、

精神的なダメージはかなり大きいはずです。

 

それが苦手意識となり、

いつまでも、②コーナーを攻略できない人って、かなり多いような気がします。

 

また、スイフトなら、②コーナーは、最終的には、ノーブレーキでOKでした。

もちろん、アクセルは、少し長めにOFF しますが、

ブレーキを踏まずに、エンジンブレーキだけで進入しても、

急激に前荷重になることもなく、とっても安定して、②コーナーをクリアーすることが可能です。

 

でも、これは、かなりの走り込みが必要だと、田中は思います。

 

31

 

 

それから、②コーナーの立ち上がりで、ギアは4速に入り、

高速S字に向かいますが、

ここは、問題なく全開でクリアー可能です(タイヤが温まるまでは、無理です・・・)。

 

そして、④/⑤コーナーへ向かいます。

このコーナーは、出口がかなり上っており、

アンダーパワーのクルマには、ホント厳しいコーナーです。

 

使用するギアは、3速ですが、最初は2速で走ってみることをオススメします。

ですから、ギアは、ブレーキと同時に、4 → 3 → (2)。

 

④コーナーのインをしっかりクリップし、かなり速いタイミングで、アクセルオン。

 

するとライン的には、⑤コーナーのクリップは取らず、

コースの真ん中あたりでステアリングを切った状態で走行する感じとなります。

 

⑤コーナーのアウト側は、かなり広い設定ですが、あまりアウトまで行ってしまうと、

出口が厳しくなりますので、要注意です。

 

イメージ的に、⑤がインにクリップできるようなら、

④のスピードが足りないか、アクセルオンが遅いと思われます。

 

かといって、アウト側が足りないようなら、

④で、向きが変わる前に、たくさんアクセルを踏み過ぎです。

 

そして、かなり長いストレートへと続き、4速までシフトアップし、⑥コーナーに向かいます。

 

 

 

 43

 

 

⑥コーナーは、岡国で一番のハードブレーキングが必要なコーナーです。

思い切ったブレーキングに合わせて、 4 → 3 → 2  とシフトダウンします。

 

ステアリングを切り込む直前のタイミングから、ブレーキをリリースして、

リリース量に合わせて、どんどんステアリングを切り込みます。

 

また、このコーナーも、出口が上りになっていますので、

できるだけ早くからアクセルを踏みたいので、クリップに付いたら、

少しだけアクセルに足を乗せます。

 

そして、ステアリングが戻るタイミングと同時に、どんどんアクセルを開けていきます。

 

⑥コーナーを アウトいっぱいに立ち上がったら、2速キープで、素早く⑦コーナーのアウトに

クルマを振り、⑦コーナーはアウトサイドから進入します。

 

この、⑦コーナーは、クリップ付近から、コースが急激に下っており、

特にイン側は、窪みのようになっていますので、少し早めからアウトにラインを取ります。

 

ここの出口は、2種類のラインがあります。

 

一つ目は、縁石のまだ、外側にある、緑のコンクリートの上を走るライン。

二つ目は、縁石にタッチせず、走るラインです。

 

ライン的には、縁石のまだ、外側にある、緑のコンクリートの上を走る方が、絶対に有利です。

でも、クルマはかなりバタバタしますので、ハイレートのスプリング、低い車高では、

次の⑧コーナーの進入が安定しません。

 

また、空力デバイスが効いているクルマも、バタバタするデメリットが大きくなってしまいます。

 

ですので、ある程度、車高が高く、スプリングも、さほどハイレートではなく、

安定してギャップを乗り越えることができる車両は、

緑のコンクリートの上を走る方が速いと田中は思います、ハイ。

 

 

で、お次は、通称「便所裏」の⑧コーナーですよね。

 

 

51

 

 

 

ここは、ステアリングを切る前に、2 → 3とシフトアップ。

(1型のミッションでは、2速ホールドの人もいるらしい)  3速で進入します。

 

少しだけ、車速を合わせるブレーキを踏み、ノーズをインに向けて、

クリップ付近から、ジワジワとアクセルを踏み込んで、

アウトいっぱい、いや、アウトの縁石をなめるように、立ち上がります。

 

アウト側の縁石は、踏んでもOKですが、角度に注意です。

向きが変わりきらないまま、ステアリングをいっぱい切っている(アンダーステ)状態で、

縁石に乗るのは、危険ですので、ご注意を。

 

でもって、3速のまま、⑨コーナーに向かいます。

 

⑨コーナーでは、3 → 2 とシフトダウンして、セオリーどおり、

アウトからブレーキをリリースしながら進入します。

立ち上がりは、あまりアウトまで行くと、次のコーナーが厳しくなるので、

クルマ1台分ぐらいは、アウトにスペースを残して立ち上がり、

2速キープのまま、アウト側から、⑩コーナーにアプローチします。

 

この⑩コーナーは、出口が上っていますので、アンダーステアになりやすいコーナーです。

だからといって、クリップ付近で向きが変わりきるまで待っていると、

ボトムスピードが落ち、トータルで速くない・・・・・・・。

 

ですから、クリップ付近で、ギュッ と向きを変え、

早くアクセルが全開になることよりも、ボトムスピードを優先します。

 

仮に、アクセルがすぐに全開にならないとしても、田中は、ボトムスピードを優先して走ります。

実は、その方が、トータルタイムが速いだけでなく、タイヤにもかなりやさしいんですね~。

 

 

61

 

 

 

 

⑩コーナーを2速で立ち上がると、短いストレートで、3速にシフトアップし、

⑪コーナーに向かいます。

 

⑪コーナーは、タイヤさえ温まっていれば、全開でOK!

このコーナーを全開で抜けるとき、なんとも言えない爽快感が、訪れますよね~。

田中は、この感覚が、大好きです。ハイ。

 

 

で、最終コーナー である、⑫コーナーとなるのです。

 

このコーナーは、3速のまま、弱めのレーキングをして、

ほんの少しだけ、奥目のクリップを目指します。

 

セッティングされたクルマは、クリップまでの減速区間で、

どんどんクルマが曲がりますので、インの縁石を10m ぐらいなめながら、

徐々にアクセルオン。アウトいっぱいを目指します。

 

また、このアウト側の縁石の外側にも、緑のコンクリートが、存在します。

ここを使用するかどうかは、アンダーステアの量によると、田中は思います。

 

アンダーステアで、向きは変わりきっていないけれど、

アクセルが踏みたいなら、出口ラインをワイドにするしかありませんから・・・・・・。

 

でも、そこには、リスクが存在することも、しっかり理解した上で、トライしてくださいね。

 

ちなみに、田中は、思いのほかクルマが良く曲がってくれましたので、

アウト側の縁石は、使用しませんでした(自我自慢・・・・・)。

 

⑫コーナーは、セットアップの良し悪しが、運転にも、タイムにも、

大きく影響しますので、冷や汗をかき続ける前に、

もう一度、セットアップを見直してみる方が、近道だと田中は思いますよ~。

 

 

以上、岡山国際 攻略法でした!

 

 

 

いやはや、今回も、マニアックですいません・・・・・・。

 

 

 

では、55秒2 のラップを

通称、恋人カメラ からの映像で、どーぞ!

エンジン
勝手に 「道場破り」 Vol 4 in 岡山国際サーキット攻略法 (セットアップ編)

2011年03月16日(水)

 

 

岡国が本拠地のみなさん、大変お待たせしました。

今回は、セットアップ編から、お届けしましょう!

 

 

まずは、

岡国 持込 セッティングデータは、以下のとおりです。

 

 

タイヤ/ホイール    F BBS 7.5J 16 +46  クムホ V700 225-45-16

              F BBS 7.5J 16 +46  クムホ V700 205-45-16

タイヤ内圧        F 2.8   R 2.9  (ともに温間)

ホイールスペーサー  F 10mm  R なし

リヤスタビ        38φ 

スプリング        F 65-07-600   R 60-06-600

ダンパー 減衰      F  MAX 5戻し  R   MAX 8戻し

車高            F 605  R 585

ブレーキパッド      F 10F  R 88B 

トー             F  OUT 0:20 

キャンバー        F  -5.8度   R  大盛りシム

 

 

コンディション的には、2日間とも、気温は4~6℃

路温 は、8~12℃ レベル。

 

初日は、奇跡的に走行時間だけ、雪が止み、問題なく走行できましたが、

2日目は、雪の影響で、ほとんどドライで走れませんでした・・・・・・・。

 

 

イニシャルのバランスは、

全体的にロールが大きく、パワーの食われ感も強かったので、

迷わず、スプリング変更。

バランス的には、悪くなかったんですけどね・・・・・。

 

また、この段階での、BESTタイムは、1:56:1 でした。

 

 

 

この日は、走行が2セッションあったのですが、連続だったので、

交換に、少々時間がかかるフロントは、そのままとし、

リアのスプリングのみ 

 

60-06-600ポンド  →  60-06-800ポンド    に変更。

 

(なんと、交換時間 10分間!  さすが、安部/佐藤ペアー)

 

 

 

すると、思ったとおり、全体にロールが小さくなり、ステアリング舵角が小さくなりました。

また、コーナーリング中の グリップ変化も小さくなり、パワーの食われ感が減少しました。

 

そして、初日のBESTである、1:55:2 をマーク!

(道場破り、成立です!!)

 

 

 

でもって、翌日のセット変更は、

 

フロントスプリング  65-07-600   →   65-07-800

リアスプリング    60-06-800   →   60-06-1000  

フロントパッド     10F  →   08H

 

 

ブレーキパッドは、大きな不満はありませんでしたが、

ま、トライ ということで、08H に、変更です。

 

 

 

でも・・・・・・、雪が・・・・・・・。

 

最初のセッションは、タイヤが温まる前に、

3ラップで中断・・・・・・。

 

BEST 1:56:4

 

 

ブレーキの効きが、少々不足していたので、

フロントパッドを 08H から、10F に戻し、

最後のセッションに望みましたが・・・・・・・・・、

 

走行前に雪が降り、完全ウエットで、スタート。

 

最後には、ほぼドライになりましたが、2つぐらいのコーナーで、

まだ、路面は、乾ききらず・・・・・・・・。

 

BEST 1:55:8 でした。

 

 

クルマのバランスは、ハイレートにしたことで、かなりいい感じになったのですが、

少々、アンダーステアが発生し、最終コーナーで、「待ち」 の時間が長くなりました。

 

ということで、田中ミノル式、岡国に適合するスプリングレートは、

 

F 600ポンド  R 700ポンド

F 700ポンド  R 800ポンド

F 800ポンド  R 800ポンド

F 800ポンド  R 900ポンド

 
あたりではないかと思います。ハイ。

(もちろん、タイヤにもよると思います)

 

 

また、ブレーキパッドは、

F 10F  R 88B  が、基本ですね。

 

 

では、ここで、動画を2つ。

 

 

まずは、 

フロントスプリング  65-07-600ポンド

リアスプリング    60-06-800ポンド

 

の組み合わせから。

 

(1:55:2)

そして、お次は、

 

フロントスプリング  65-07-800ポンド

リアスプリング    60-06-1000ポンド

 

の組み合わせです。

 

(1:55:8)

ちなみに、ほんの少し濡れています。

 

 

 

 

 

 

かなり、ブレブレで、申し訳ありませんが、

セットアップ違いによる、クルマの挙動を感じていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

ガンバレ東北!

ガンバレ関東!

エンジン
勝手に 「道場破り」 Vol 3 in セントラルサーキット攻略法 (ドラテク編)

2011年03月09日(水)

 

 

ごく一部の方! お待たせしました!!

セントラルサーキットの攻略法(ドラテク編)です。

 

 

セントラルでは、3箇所、複合コーナーと呼ばれるコーナーが存在します。

この複合コーナーの攻略が、セントラルサーキットの基本となり、

3箇所とも、考え方は同じです。

 

 

 

では、はじめましょう。

 

 

1

 

まず、ストレートは、4速までシフトアップし、(ロガー上の最高速 156km/h)

①コーナーに向けて、4 → 3 → 2 と、シフトダウン。

 

①コーナーの手前は、路面がかなり荒れているので、

ブレーキングが安定せず難しいことから、アウトから、カックンと曲がるのではなく、

少し早めに、クリップを目指すイメージです。

 

そして、この ①②コーナーは、複合コーナーです。

 

複合コーナーを攻める王道は、2つ目のコーナーをしっかりクリップすること。

そのために、一つ目のコーナーのクリップは、必ずしも取らなくてもOKなんです。

 

カンタンに言ってしまうと、2つ目のコーナーをしっかりクリップできるラインで、

一つ目のコーナーのライン取りを考えるのです。

 

でも、アンダーパワーになればなるほど、一つ目のコーナーで、

ガッツリとイン側を空けるラインではなく、一つ目も、二つ目もクリップを取るような、

コンパクトなラインとなる・・・・・・・。 ここが、ちょっと複雑ですね・・・・・。

 

 

では、どのように、走るかを説明しますね。

 

 

ほんの短い区間ですが、①コーナーと、②コーナーの間に、

少しだけ、まっすぐな部分があるのですが、

この部分を、一定の横Gがかかるように、走りたいんです。

 

2

 

 

そのために、必要なことは、ある程度、スピードを持って、進入することと、

ほんの少し(40~50センチぐらい) ①コーナーのイン側を空けます。

 

すると、このつなぎの部分も、きれいに横Gがかかり、

ひとつのコーナーとして走れるんです。

 

そうです、すべては、②コーナーのクリップをガッツリと取るために、

どのように①コーナーを走ればよいかを考えるというわけなんです。

 

反対に、①コーナーでガッツリとクリップを取ると、横Gが、つなぎ部分で減少し、

ひとつのコーナーとして、走れなくなり、②コーナーが厳しくなってしまいます。

 

ですから、

一定の横Gで、①②コーナーをひとつのコーナーとして走り、

②コーナーのインをガッツリとクリップし、アウトいっぱいに立ち上がります。

 

すると、次の③コーナーは、ラインが少々タイトになりますが、全開で問題なく走れます。

そして、③コーナーに入る寸前で、3速へシフトアップです。

 

それから、ストレートで、4速までシフトアップし(ロガー上の最高速 157km/h) 

ブレーキを踏み、④コーナーは、2速で進入します。

 

 

ここは、路面が上っていることもあり、ブレーキはよく効くので、減速し過ぎないのがポイント。

また、ブレーキのリリースも少々早めとなり、リリースしながら、

④コーナーのクリップを目指しますが、ここも複合コーナーなんです。

 

 

 

3

 

 

だから、目指すことは、⑤コーナーのクリップをしっかり取ること。

④コーナーは、ほんの少し40~50センチぐらい、クリップを空けて、2速のまま、

⑤へとアプローチします。

 

ここも、①②コーナーと同じく、コーナーの間に少しだけ、直線区間があるので、

横G が、途切れないように、できるだけ、一定の横G が発生するラインで、

⑤コーナーのクリップをしっかり取ります。

 

もちろん、④コーナーでクリップを空ける量は、セットアップ等によっても変わってきますが、

1m以上空ける様なことは、ないように思います。ハイ。

 

そして、⑥へのアプローチ寸前で、ギアを、2 → 3速 にシフトアップし、

⑥コーナーのイン側を目指します。

 

このコーナーは、全開でクリアーできるか、できないかの設定ですが、

速度的にも、そこそこ高く、路面も悪いので、全開トライをするのは、

相当クルマが決まっているか、かなりの走り込みが必要だと思われます。

 

 

 41

 

また、⑥コーナーをハイスピードでクリアーすればするほど、

出口でアウト側へ膨らむことから、⑦コーナーへのアプローチは、

ライン的に厳しくなります。

(田中はアウト側にクルマ一台ぐらいのスペースがあるラインがBEST だと思います)

 

⑦コーナーは、全開では少々厳しいので、進入でアクセルコントロールを入れ、

ステアリングを切り込みます。

出口アウト側は、かなり広くなっていますが、このコーナーも路面がかなり荒れていますので、

アンダーステアの状況で、どんどん外側に膨れるのは、かなりリスクがあるのでご注意を。

後は、⑧コーナーに向けて、最短の直線的なラインを取ります。

 

 

5

 

そして、またまた、複合コーナーの⑧⑨コーナーへと続きます。

ブレーキング そして、 3 → 2 にシフトダウン。

 

田中は、この日、2通りのラインをトライしました。

 

一つ目は、⑧コーナーのクリップに向けて、直線的なラインで、しっかり⑧をクリップするライン。

二つ目のラインは、⑧コーナーのクリップを少し空けて、丸くラインを取り、

⑨コーナーのクリップを確実に取るライン。そうです、複合コーナーの王道ラインです。

 

一つ目の、直線的に進入するラインでは、スピードによっては、

⑨コーナーまでに、向きが変わりきらず、⑨コーナーのクリップに、ピッタリとは付けません。

 

確かに、⑨コーナーのアウト側は、そこそこ広いので、スイフトなら、

このラインでも問題なく走れるのですが、やっぱ、少々アクセルオンが遅れてしまいます。

 

でも、二つ目のライン(複合コーナーの王道ライン)では、

⑧コーナーのラインを少し膨らませることから、⑨コーナーのクリップもガッチリと取れて、

アクセルオンも、早いですね、やっぱり。

 

ロガーで見た感じだと、⑧⑨ 両方のコーナーのクリップを取るか、

⑨のみクリップを取る走り方の方が、速いようでした。

まあ、このあたりは、ケースバイケースで、よろしいかと思います。ハイ。

 

 

 

6

 

そして、セントラルで、1番難易度が高い、⑩ ⑪コーナーへと続きます。

⑨コーナーを2速で立ち上がり、⑩コーナー手前で、3速にシフトアップ。

3速ホールドで、⑩コーナーへ、進入しますが、ここはかなりの下り坂なので、

精神的なプレッシャーがあります。

 

コーナー手前で、大きくクルマの姿勢変化を起こさないように、やさしくブレーキングの後、

⑩コーナーのクリップを目指します。

ここは、イン側の路面が再舗装されていますので、まさにその上を走る感じです。

 

⑩コーナーのアクセルも、クルマに大きな挙動を与えないように、やさしく踏みはじめ、

コーナーを立ち上がります。

 

このコーナーも、通過スピードが上がれば、立ち上がりが、アウト側になることで、

次の⑪コーナーはライン的に、厳しくなります。

ですので、次の⑪コーナーのラインが、最低限確保できるように、

アウト側に少し余裕を持ったラインで立ち上がります。

 

そして、そして、セントラル最大の難関コーナー⑪のクリップに対して、切り返すのですが、

このコーナーは、立体交差下ですので、立ち上がりが見えないブラインドコーナー。

なのに、立ち上がりは、コース幅が、かなり広くなっています。

 

ですから、重要なのは、ボトムスピードと、アクセルオンのタイミングです。

 

ライン的には、イン側をシッカリとクリップして、まだ、先が見えない状況で、

早めのアクセルオンとなりますが・・・・・・・、失敗したときの代償がかなり大きいコーナーです。

だから、攻めるのは最後の最後にしてくださいね。

(出口のランオフエリアも、かなり狭いことから、一発いくとかなりのダメージです)

 

もちろん、⑪コーナーの出口は、アウトいっぱいまで使用し、⑫コーナーへと向かいます。

 

 

7

⑫コーナーの進入で、3 → 2速と、シフトダウン。

このコーナーは、折り返しのヘアピンコーナーとなり、長いストレートへと続きますので、

ブレーキのリリースは、少々早めに終了し、ほんの少しだけ、

早めにアクセルペダルに足を乗せます。

 

ポイントは、踏むのではなく、乗せるだけ。

クリップ付近で、アクセルを踏むと、カンタンに立ち上がりでアンダーとなりますので、

少しアクセルを乗せてガマンです。

 

で、ステアリングの戻りに合わせて、徐々にアクセルを踏み、アウトいっぱいに立ち上がれば、

メインストレートとなります。

 

 

 

いゃ~、今回も、マニアックになってしまいました・・・・・。

 

では、おさらいの意味で、動画をどうぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画面、かなりブレてますよね・・・・・・・・。 なんだかスピード感もないし・・・・・・。

 

 

 

 

ということで、通称 「恋人カメラ」  (佐藤命名) 

 

 

 

8

 

 

での映像も、どうぞ!

(なにやら、恋人視線の映像だから・・・・、だそうです)

エンジン
タカスサーキット 攻略法 ②

2010年10月26日(火)

今回は、タカスサーキットの中でも、

難易度の高い、2つのコーナーの攻略法です。

 

 

 

 

タカスサーキット コース図

takas1

 

 

タカスサーキットで、2番目に難しいコーナーは、

複合の1コーナー ① です。

 
このコーナーは、2種類のライン取りができるのですが、

田中が、自分自身で、両方ともやった結果、

進入ラインをインから行くラインの方が、速いと思います。

 

 

最初は、1コーナーの進入部分をクリップせず、

大回りして、出口のラインを有利にする戦略の方が、

速いと思ったのですが、

思いのほか、出口がタイトになっており、

インから入っても、アウトから入っても、

いずれにしても、クルマが曲がってくれるまで、

「待ち」 の状態になります。

 
だったら、コーナーへの進入スピードが速く、

走行距離も短い、インからのラインの方が、

少しですが、ラップタイムは速くなります。

 

 

オマケに、このラインなら、出口手前で、

シッカリとブレーキが踏めますので、荷重的にも有利です。

 

 

だから、1コーナーは、ハイスピードで、

イン側を目指し、コーナーに進入し、

タイトになっている手前で、軽くブレーキング。

 

荷重移動により、クルマが曲がり出すまで、少し待って、

向きが変われば、アクセルON! といった感じで、

クリアーします。

 

 

 

p1270719

 

 

 

 

 

そして、そして、タカスサーキット一番の難所なのが、

最終コーナー ⑧ です。

 
なぜ、このコーナーが難しいかというと、

隠れたところに、グリップするラインがあるからなんですね~。

 
一般的には、裏ストレートを全開で来て、

複合コーナーの出口に、照準を合わせると、

どうしても、アウト側(コースの真ん中あたり)から、

進入してしまいます。

 

そう、イン側に、クルマ1台ぐらいの

スペースを開けた状態で、進入し、

出口のクリップを狙いやすいラインを取ってしまいがちです。

 

 

でもね、ここのコーナーも、

出口がタイトで、「待ち」 の状態になってしまうんです・・・・・・。

 

 

ということで、このコーナーも、外からぐるっと曲がるのではなく、

思い切ってイン側に飛び込みます。

が・・・・・、ここからがポイント。

 

 
飛び込むといっても、

ストレートのアウトサイドから、右側にGをかけたまま、

イン側に飛び込むのは、NGなんです。

 
それでは、コーナーの途中で車速が、落ちすぎてしまいます。

 

だから、イメージ的には、進入は、

できるだけ、右側にGをかけないように、

浅めにクリップを取って飛び込みます。

 

 

そう、少し手前からハンドルを切り始め、

直線的に、それもハイスピードで、進入のクリップを取るのです。

 

(こんな角度で入ったら、

絶対に曲がりきれないぐらい、

早めに、浅めに、斜めに、クリップします)

 

 

そうすると、その先で、ブレーキが直線的に使えますから、

タイトな出口に向けて、フロント荷重が作れます。

 
後は、そのフロント荷重により、

クルマが曲がってくれるのを待って、

曲がってくれれば、アクセルを踏んで、立ち上がるだけです。

 

 

でね、このラインにゴムが詰まっているので、

グリップするんですよ!

 

 

ある面、筑波2000の最終コーナーとも似ているのですが、

高低差もあり、間違いなく、難易度No1です。

 

 

問題は、いかに高速で、

はじめのクリップを取れるかなんですが、

まぁ、ここは、かなり度胸が必要なことは、

間違いないと思います。ハイ。

 

 

ここのスピードさえあれば、

コーナーの中の曲がって欲しい部分まで、

ブレーキングにより、フロント荷重がKEEP しますので、

なんといっても、スピードが重要なんです。

 

 

でも、「エイヤ~ッ」 って、トライするのは、

お奨めできません。

 

 

ミスしたときの代償は、かなりデカイですから。

 

 
ここを攻めるのは、他のコーナーが、

キッチリ走れるようになってからです。

他のコーナーがハイレベルで走れるようになると、

おそらく、同仕様の速いクルマと、

0.2~0.3秒差になり、後はこのコーナー次第となります。

 

 

そこから、一気にトライするのではなく、

まずは、進入でブレーキを強く踏まないようにし、

少しずつ、コーナーの中まで、スピードを持っていけるようにして、

徐々に飛び込みのスピードを上げてくださいね。

 

 

田中の感覚だと、0.2秒は、このコーナーの中に、

ありそうな感じです。

 

 

みなさん、くれぐれも、トライするときは、

ステップ by ステップで、お願いしますよ~。

 

 

以上、田中ミノル式、タカスサーキット攻略法でした!

 

 

 

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