ZC32S の足回りについて。

2011年12月28日(水)

 

 

こちらも、少々、時間がたってしまいましたが、

以前、ZC32S の走行インプレで、「どんなことが知りたいですか?」 って、

お聞きしましたよね。

 

 

 

で、集計してみると、

 

ブレーキ 1票

パワステ 1票

エンジンフィール 2票

ディメンション(ホイールベース等) 3票

ミッション 3票

ボディー剛性 4票

足回り 5票

 

 

となりましたので、

足回りのインプレを行いたいと思います。

 

 

 

 

 

 

名付けて、REV SPEED 公認

「田中ミノルの ちょこっとインプレ!」 スタートです。

 

 

 

 

31の純正 vs 32の純正で、

一番進化したのは、フロントのダンパーだと田中は思います。

 

 

ご存知のように、

32のダンパーには、リバウンドスプリングが、装着されています。

 

 

カンタンに説明すると、ダンパーが伸びるとき、

このスプリングによって、テンションがかかり、伸びにくくしてくれるのです。

 

 

最近では、欧州車や、NISSAN の高級車などに採用されている

システムで、

 

コーナリング時に、車体イン側の浮き上がりを抑制してくれますので、

乗り心地に直結する ダンパーのリバウンド側の減衰を落としても

フラフラすることなく、シッカリと、イン側のタイヤが接地する

とっても優れもののシステムなのです。ハイ。

 

 

 

だから、32スイフトは、ゴツゴツすることなく、

ロールが抑制されているところが、◎ でした。

 

 

 

 

 

それに、このリバウンドスプリング最大の恩恵は、

やはり、トラクションの強さです。

 

 

イン側の接地が、時間軸で、安定していますので、

トラクション性能がかなり向上しています。

 

 

トラクション性能 & クルマの動きが小さくなっていることは、

かなり、このダンパーの性能が関与しているように感じました。

 

 

 

 

 

 

 

また、リアに関しては、

トーションビームの剛性は、高そうな気もしますが、

あまり大きな違いを感じませんでした。

(トーションビームを強化したクルマに、乗りすぎているのかもです・・・・・・・・・)

 

 

 

あっ、

リアダンパー減衰は、31より 少しやさしくなったような気がします。

 

 

 

 

また、スプリングレートも 少々上がっていますので、

ロール、ピッチングに関しては、31より 抑制されており、

とってもキビキビ感がありました。

 

 

 

 

以上のことから、純正同士の比較なら、

圧倒的に、32に、軍配が上がります。

 

 

 

でも・・・・・、

フロントダンパーの性能が、大きく関与しているだけに、

ダンパーをスポーツタイプに交換してしまうと、

この部分のアドバンテージはなくなっちゃいますね・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

だから、32の足はどうよ? って、聞かれたら、

「純正のサスペンションで乗られる方には、超オススメです」 って、

答えると思います。

 

 

 

 

それぐらい、純正同士の比較では、

32 に、アドバンテージがあると思います。

(やっぱり、リバウンドスプリングの恩恵は、デカイです)

 

 

 

 

 

 

以上、「田中ミノルの ちょこっとインプレ!」 でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

(ほんとに、ちょこっとですいません・・・・・・・)

(詳しくは、REV SPEED で!!)

乗ってきましたよ! 32 スイフト!!

2011年12月15日(木)

 

 

今日は、早起きして、箱根まで、行ってきました!

 

でも・・・・・、会場に到着したら、

REV SPEED の担当者 がいない・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

仕方ないので、スイフトマガジンと合流して、

撮影でタイトなスケジュールにもかかわらず、

乗りまくってきました。

 

 

 

 

 

 

一言で、インプレするならば・・・・・・、

 

 

 

 

「想像してたより、イケてるなぁ~」 

 

です。

 

 

 

 

 

 

もちろん、雑誌企画ですので、

すべてをブログに書くことはできませんが、

 

もし、みなさんが知りたい部分があれば、

コメント欄に、ぜひ!!

 

 

 

 

 

 

多数決で、一番ニーズが高かったことを

ひとつだけとなりますが、バッチリと、リークしてみたいと思います。ハイ。

(天下の REV SPEED さんですから、ひとつぐらいなら、許していただけるでしょう・・・・、きっと)

 

 

 

 

 

 

 

みなさんが、どんなことに興味があるのか・・・・、

田中はとっても興味があったりしますので、

よろしくお願いします!!

ZONE
ブレーキパッドのウンチク 

2011年09月30日(金)

p17

「ブレーキパッド から見るドラテク!」

という 切り口 (カッコいいなぁ~~) の

アイドラーズマガジンの取材を終え、雑誌も発売されましたので、

田中も、ちょこっと、ブレーキのお話を。

(だって、発売前にネタばらし しちゃ、怒られますから・・・・・・)

紙面でも触れていましたが、

パッドの表面を見ると、そのブレーキパッドが、仕様用途に

マッチングしているかどうかが、わかるんです。

(なんだか、鑑識捜査員みたい!)

まずは、

ストリートパッドを サーキットで使用した場合の画像がこちらです。

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表面が白くなってますよね?

コレは、炭化といって、ブレーキパッドの中に含まれる一部の成分が、

熱により固まってしまった状態です。

使用したローター温度が高過ぎる場合、このよう症状になってしまいます。

適正ローター温度が低い、ストリートパッドをサーキットで使用すれば、

まず、間違いなく、こうなってしまいます。

ブレーキパッドが、炭化すると、

ストリート走行でも、ブレーキが本来の効きを発揮できないばかりか、

ガリガリと音がしたり、ローターを傷つけ、磨耗させる原因となってしまいますので、

交換が必要となります。

ちなみに、パッドの写真左側が、白いのは、ローターが左側から介入するからで、

介出側は、介入側で削れた 摩材が張り付くことから、あまり白く見えません。

また、適正ローター温度域 以上の温度で、使用すると、

こんな症状も、発生してしまいます。

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この ガタガタ わかります?

もちろん、ローターがレコード盤のようになっていても、発生する症状ですが、

ブレーキパッドが、オーバーヒートしても、発生します。

微妙に、ブレーキパッドのまわりが、白くなっていることからも、

この場合は、使用した環境において、制動力が足りないことから、発生する、

オーバーヒートが原因です。

ドライビングのイメージとしては、

周回を重ねることで、どんどんブレーキの効きが甘くなり、

踏力が上がり、最後には、「まったく止まらない!」 と、

ドライバーがコメントする症状です。

では、次に、こんな表面の ブレーキパッド はと言うと・・・・、

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なんだか、表面が、ガサガサ ですよね・・・・・・・。

こんな場合、理由はふたつ。

ひとつ目は、求められる制動力に対して、ブレーキパッドが効き過ぎています。

本来は、そんなに、強い制動力が必要ないのに、

やたら、オーバースペックのブレーキパッドを装着したことが原因です。

フィーリングは、まさに「カックンブレーキで、止まり過ぎ」 です。

少しでも、強く踏むと、とんでもない制動力となりますので、

ブレーキングが、とてもシビアで、 ヒール&トウ も、

ありえないぐらい、難しくなってしまいます。

ブレーキパッドにおいて、

「大は小を兼ねる」

「オーバースペックの方が良い」

という、考えは、まったく成立しません。

だって、オリンピック選手は、ブカブカのシューズで、競技しないでしょ??

そして、もうひとつ理由は、ブレーキがシッカリ踏めていないことです。

まぁ~、これは、「卵が先か、鶏がさきか・・・・」 的な部分もありますが、

カックンで踏めないからか、それとも、強い踏力のブレーキングが出来ないのか が、

原因となります。

もし、強く踏むと、効きが強すぎるのなら、

それをコントロールするより、適正な制動力のブレーキパッドに交換した方が、

圧倒的に、近道です。

でもって、適正な効きのブレーキパッドは・・・・・・、

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こんな感じです。

表面がきれいに溶けて、摩材が流れてますよね?

この状態なら、効きも、リリースコントロール性能も、◎ となります。

ドライバーコメントとしては、

「踏んだら、踏んだ分 効く」

「リリースがとってもカンタンで、入口のアンダーステアが減少した」

となります。

(だから、やっぱり、ブレーキパッドは、使用するサーキットによって、

チョイスが必要なんですよね~)

また、一部 クラック が見えると思いますが、

縦方向の小さなクラックは、問題ありません。

ブレーキパッドを横から見て、

バックプレートと摩材の間に、深いクラックがあると、

摩材が剥がれる危険性がありますが、表面の縦のクラックは、

その摩材が、対応できるローターの上限温度付近ではありますが、

性能には、問題ありません。

ちなみに、この縦のクラックを抑制するために、

ブレーキパッドの中央には、スリット が入っているんですね~。

では、最後に、こんなブレーキパッドは、どうでしょう?

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一部の摩材は、溶けて流れていますが、

まったく溶けていない部分もありますよね?

これは、ローターとのあたりが悪い ブレーキパッドです。

原因はいくつか考えられますが、強い踏力で踏めていないということは、間違いなさそうです。

効きが強すぎて、踏み切れないのか・・・・・・・。

ただ、踏む力が弱いのかは、不明ですが、まったく持って、使い切れていない状態です。

また、この摩材が溶けている部分が、ブレーキパッドの上部だけで、

その分のあたりが強い場合は、キャリパーが開いている可能性もあります。

いや~、深いですね。

ブレーキパッドって!!

そうだ!

もし、ブレーキパッドのチョイスに迷っているなら、

現在使用しているブレーキパッドの表面の写真を 

ZONE の お問い合わせメール に、送って下さい。

メーカー名、アイテム名、

使用環境と、効きの感じ も一緒に、教えていただければ、

鑑定士の田中が、バッチリ と、ZONE の摩材チョイス しますので!!

(もちろん、無料です!)

以上、ブレーキパッドのウンチク でした。

ZONE WEB サイト

また、機会があれば、

ブレーキパッドのマニアなお話をご紹介しますね!

関連情報URL : http://bm-zone.com/

-その他パーツ-
TM ホイールナット いつでも購入可能です!

2011年09月13日(火)

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プレリリースでは、大好評をいただきました、

TM-SQUARE ホイールナット。

詳しくはこちらを。

もちろん、

みんカラ ショッピング でも、

TM-SQUARE の WEBサイト でも、 

そして、全国の TM製品取扱店でも、購入可能です。

ただ・・・・、

お店に在庫として置いていただけるには、もう少し、時間がかかりそうですので、

みなさんの行きつけのお店で、

「TM-SQUARE のホイールナットを取り寄せてください!」 って、

言っていただければ、問題なく、取り寄せ可能です。

(全国の販売店のみなさま、よろしくお願いします)

軽くて、サーキットでも安心して使用できる

TM-SQUARE のホイールナット。

何卒、よろしくお願いいたしまする~~!

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-その他パーツ-
3月 匠の日 通信 ⑤

2011年03月28日(月)

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静岡から、ご来店いただき、ピロアッパーの装着です。

阿部ちゃんが、装着を担当したのですが、

ボルトの頭を よ~く見てみると、なにやら、ピンクのマーキングが!

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なるほど・・・、

これなら、ゆるんだボルトは、すぐに発見できますよね!

「さすが! 匠!!」

恐れ入りました・・・・・・。

サスペンション
TM-SQUARE ピロアッパーマウント 発売開始!

2010年09月30日(木)

みなさん、大変お待たせしました。

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウントが、発売開始となりました!

 

 

お値段は、

 

¥18,000(税込)です。

 

 

WEBページも、大出君の頑張りで、

本日アップすることができました!

 

 

TM-SQUARE  ピロアッパー ページへ

 

 

 

もちろん、お近くのTM-SQUARE 商品取扱い店でも、

ご購入可能となる予定ですが、

 

現時点では、弊社、代理店への案内も、まだ行えていませんので、

おそらく、来週後半ぐらいには、問題なく購入いただける予定です。

 

 

また、

TM-SQUARE ピロアッパーマウント には、オプションパーツが存在します。

 

 

 

オプションパーツ①  スラストシートセット

 

これは、ステアリングを切ったときに、

異音がすることを防止するためのシートです。

 

オーリンズダンパーへは、必須アイテムとなりますので、

オーリンズダンパーへの装着の場合は、必ずご使用下さい。

 

もちろん、オーリンズダンパー以外でも、

スプリングのストロークをより、スムーズにしてくれますので、

絶対とは言いませんが、装着した方が、田中は良いと思います。ハイ。

 

 

スラストシートの解説は、こちら。

 

 

お値段は、3枚セットで、¥1,000

 

左右に使用しますので、1台分なら、¥2,000(税込) となります。

 

 

ID65 タイプと、ID60 タイプの2種類がバリエーションされています。

(すいません、ID60 タイプは、もう少々、リリースに、時間がかかりそうです)

 

 

オプションパーツ② ピロアッパー専用カラー オーリンズ タイプ

 

こちらのオプションパーツは、オーリンズダンパーで、スプリング交換を

行っているユーザーの必需品です。

 

 

 

特に、スプリングにプリロードが、4回転以上かかっていない場合は、

ピロアッパーの交換により、車高が、少し上がってしまいます。

 

 

この車高の変化を防止するパーツです。

 

 

詳しい説明は、こちらを!

 

 

 

お値段は、2個セットで、¥2,800(税込) です。

 

 

 

オーリンズ純正スプリングで、車高がオーリンズの推奨値に、

セットされている場合は、不要ですので、ご注意を!

 

 

 

オプションパーツ③ ピロアッパー専用カラー トラスト タイプ

 

 

こちらは、TM-SQUARE ピロアッパーマウント を

装着すると、トラストダンパーの手動減衰力調整の調整部分が、装着できなくなることを

防止するパーツです。

 

 

詳しい説明は、こちらを!

 

 

 

お値段は、こちらも 2個セットで、

 

¥2,800(税込) です。

 

 

室内から、ダンパーの減衰をコントローラーにて

調整するパーツは、同時装着できませんので、ご注意下さい。

 

 

 

以上、オプションパーツを含め、フルラインナップとなりましたので、

みなさんのご注文、お待ちしておりま~す!

 

 

 

サスペンション
ピロアッパー専用 ダンパーカラー完成!

2010年09月15日(水)

p15

待ちに待った、

ダンパーカラーが、できてきましたよ~。

まず、これが、オーリンズ用。

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これが、トラスト用です。

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素材は、もちろん、ステンレス!

このカラーがあれば、車高が、7mm上がってしまう、

オーリンズダンパーにも、

減衰調整のクリックが装着できなかった、トラストダンパーにも、

TM-SQUARE の ピロアッパーマウントが、バッチリ装着できちゃうんですよね~。

スラストシートは、もう手元にあるし、これで、オプションパーツを含め、

リリースの準備が整いました。

あとは、オプションパーツの、取説を作れば、いよいよリリースです!

サスペンション
TM-SQUARE ピロアッパーマウント解説 最終回

2010年09月14日(火)

 

 

さぁ~、今日は、

TM-SQUARE ピロアッパーマウント解説 の 最終回。

 

 

最終回の内容は、

「どんな、ダンパーに装着ができるか?」 です。

 

 

この話は、とっても簡単。

 

 

 

答えは、

 

「純正アッパーマウントを使用しているならどんな、ダンパーにも装着が可能です」

 


社外のダンパーであっても、ほとんどのダンパーメーカーのダンパーは、

純正アッパーマウント対応品だと思いますので、まったく問題ないですよ~。

 

 

 

もちろん、純正のダンパーにも装着可能です。

 

 

 

ただ、オーリンズダンパーへの適合 でも書きましたが、全長調整式ではない

車高調や純正ダンパーでは、装着後の車高が、約7mm 上がりますので、

この部分は、ご了承くださいね。

 

 

 

 

もちろん、全長調整式では、ダンパーの長さを変更して、元どおりの車高に

することが可能です。

 

 

 

また、全長調整式ではないタイプでも、現状でスプリングにプリロードが

かかっていれば、それを緩めれば、元どおりの車高にすることが可能です。

 

 

 

ちょっとマニアックな商品となりますので、ダンパーへの適合や、装着後の車高等は、

交換予定の方は、以下まで、直接ご連絡いただければと思います。

 

 

 

TEL 03-5706-1888

メール mail@tm-square.com

 

 

もちろん、装着されるお店の担当の方に、

直接ご連絡することも可能です。

 

 

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウント。

 

¥18,000(税込) にて、発売秒読みです。

 

 

以上、

TM-SQUARE ピロアッパーマウント の解説でした!

 

 

 

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サスペンション
TM-SQUARE ピロアッパーマウント解説 ④

2010年09月13日(月)

 

 

今日は、構成部品のお話を。

 

 

まずは、

TM-SQUARE ピロアッパーマウントの 「キモ」、

ピロポールが圧入されている、部分です。

 

 

その名も、ズバリ、ピロアッパーマウント です。

 

 

 

 

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このパーツが、純正アッパーマウントのゴムブッシュの換わりになります。

でもって、これが、ピロサポートブロック。

 

 

 

 

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通称、富士山です。

 

 

ピロアッパーマウントと、アッパーシートの間に、装着します。

 

 

 

 

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お次は、アッパーサポートプレート。

 

 

 

 

p12401991

 

 

 

エンジンルームから、見えるプレートですね。

 

 

このプレートと、ピロアッパーマウントで、

スイフトのボディーをサンドイッチします。

 

 

そして、

サンドイッチにするときに使用するボルト

 

アッパーボルト。

 

 

 

 

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全部で12本。

 

装着すると、こんな感じです。

 

 

 

 

p12400481

 

 

 

そして、ダンパーシャフトをピロアッパーに固定する、ピロナットカラーです。

 

 

 

p12400881

 

 

 

 

装着すると、

 

 

 

 

p1190788

 

 

 

 

こうなります。

 

 

以上が構成部品となり、

集合写真では・・・・・・・・、

 

 

 

 

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こんな感じです。

 

 

 

以上、キャスト(構成部品)のご紹介でした!

 

 

次回は、ピロアッパーの最終回です。

 

つづく。

 

 

 

サスペンション
TM-SQUARE ピロアッパーマウント解説 ③

2010年09月11日(土)

 

 

FSWテストで、確信した、

完璧なまでのパフォーマンス。

 

 

でも、ピロアッパーマウントのメリットは、

それだけでは、ありませんでした。

 

 

たとえば、

ゴムブッシュによる、純正アッパーマウントでは、

ギャップへの乗り上げや、荷重移動により、スプリングや、ダンパーが、動く前に、

純正アッパーマウントのゴムブッシュが、先に変形してしまいます。

 

 

 

ここでは、サスペンション全体としては、ストロークしているものの、

スプリングや、ダンパーが、動いていないということが、発生してしまうのです。

 

 

 

要するに、乗り味に直結する、サスペンションの動きはじめに、

ダンパーやスプリングが、関与せず、

 

ゴムブッシュのみが動いていることから、

タイヤグリップをうまく引き出せないだけではなく、

乗り心地にも、乗り味にも、大きく影響するのです。

 

 

 

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウントは、

コーナリングフォースに対して、キャンバーが戻されないとこ。

 

 

そして、ストロークの初期段階から、

スプリング/ダンパーがシッカリ動くこと。

 

 

この2つのメリットにより、リニアでダイレクトな、

レスポンスの良いステアリングフィールを生み出します。

 

 

 

反対に、デメリットは、

タイヤの走行ノイズや、サスペンションの上下動により発生するノイズを

吸収できないことです。

 

 

 

純正のアッパーマウントでは、

サスペンションとボディーの間に、ゴムブッシュが存在するため、

これらのノイズの大部分を吸収しますが、

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウントは、

アルミブロック製ですので、これらのノイズを純正アッパーマウント並に、

吸収することはできません。

 

 

 

 

でも、田中の個人的な感覚だと、

ノイズは、 20% アップ (相当、敏感な人でないとわからない)

という感じです。

 

 

また、経年変化により、

ピロポール部に、「ガタ」 が生じると、ギャップを乗り越えるときに、

ゴトゴト音が、発生します。

 

(この場合は、交換する以外、手がありません・・・)

 

 

 

以上が、ピロアッパーマウントを装着する、メリット/デメリット です。

 

次回は、構成部品の紹介です。