TM-SQUARE
理想的なダンパーとは?②

2009年03月18日(水)


先週、ダンパーのことを書きましたが、

今回は、ちょこっと、そのあたりの補足です。

 

みなさんのイメージでは、

ダンパーが動き始めるのは、

ブレーキやコーナリングのアクションを起こした時、

ですよね。

 

でも、実際は、ずーっと、ダンパーは動いているのです。

 

下のグラフは、岡山国際サーキットの裏ストレート部分の

データロガーですが、かなり、動いてるでしょう?

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ちょっと、見にくいですが、

下のメモリは時間軸で、一番小さなメモリで、コンマ1秒となります。

 

グラフから読み取ると、だいたい、1秒間に10回ぐらい、

伸びたり、縮んだりを繰り返していますよね?

 

要するに、この細かな動きに、

減衰があるかどうかが、大きなポイントなのです。

 

ここの動きに減衰が発生していないと、

数ミリ動いたあと、急激に減衰が立ち上がり、

ダンパーにバネ成分が発生してしまいます。

 

こうなると、その瞬間、ダンパーが突っ張った感じになり、

その被害は、タイヤを直撃し、タイヤが変形してしまいます。

 

タイヤが、急激に変形すると、当然、安定したグリップは、

発揮できず、限界が下がってしまいます。

 

スプリングや、ダンパーをはじめとする、

サスペンションパーツは、

いかに、タイヤに良い仕事を

させるかどうかがポイントですので、

最初の1mmに減衰が発生しないダンパーは、

やっぱり、NGです。

 

また、スプリングと、ダンパーでは、

受け持つ仕事が違います。

 

スプリングは、荷重を支え、

荷重移動のスピードを決めるパーツ。

 

そして、ダンパーは、ロールやダイブといった

スプリングのストロークの時間を決めるパーツです。

 

そうです、このあたりは、完全分業となります。

 

いやはや、また今回もマニアックな話になりましたが、

どういったダンパーが、良いダンパーなのか、

少しでも、理解が深まれば、うれしいです。