サスペンション
TM-SQUARE ダンパーキットのスペック

2010年03月31日(水)

では、今回は、

TM-SQUARE ダンパーキットのスペックのお話を。

TM-SQUAREダンパーキットは、

フロント   モノチューブ 倒立式  減衰力15段調整(1way)  全長調整式

リア      モノチューブ 正立式  減衰力15段調整(1way)  全長調整式

を採用しています。

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内部構造の中で、特に重点を置いたのは、

「ローフレクション」 であること。

ダンパーシャフトが、動き始めるとき、

いかにスムーズに、抵抗なく動き始めるかに、

こだわりを持ち、

ピストンバルブの形状をはじめ、シムの構成、

ウエアリング、シール類を選別し、

絶妙なクリアランスで組み上げています。

結果、ダンパーのバネ成分を限界まで抑制し、

荷重はスプリングが受け持ち、

スプリングの伸び縮みのスピードだけを

ダンパーが制御できるような、仕様としました。

そして、使用するスプリングは、

もちろん、HYPERCO スプリング。

レートも、レングスも、自由にチョイスしていただけるので、

使用目的に、バッチリ合わせ込んだ、

状態で納品されます。

もし、スプリングチョイスに自信がないなら、

よ~く話をお伺いし、田中が責任を持って、

決定いたします。ハイ。

また、TM-SQUARE  のダンパーキットの

減衰力は、どのスプリングをチョイスされても

バッチリな性能を発揮します。

よく、スプリングレートを上げたから、

ダンパーの減衰力の変更をするという

話を聞きますが、

それは、ダンパーにもバネ成分を持たせている証。

だから、スプリングレートが上がれば、

ダンパーの減衰力も上がるという発想になります。

でも、ダンパーとスプリングの分業ができていれば、

レートが違っても、減衰力の変更は、必要ないと、

田中は思います。

(もちろん、強い希望があれば、

O/H時に、減衰を変更することも可能です)

また、リアの車高を調整するため、

スプリングアタッチメントも、SET になっていますので、

HYPERCO 4本 =  ¥58,800

アタッチメント  =  ¥32,000

合計、¥90,800 のパーツが、ダンパー以外に

付属していることになります。

そう考えれば、¥330,000 の価格設定は、

決して高くないように、田中は思いますね~。

いよいよ、リリースがはじまった、

TM-SQUARE  のダンパーキット。

みなさん、よろしくお願いしま~す。

ちなみにですが、

高橋氏が、一本一本、魂を入れて?組み上げますので、

月間 5 set  の製造ペースです。

現在、ご注文いただければ、

5月~6月の納品予定となります!!

ご予約は、ぜひ、お早めに!

サスペンション
TM-SQUARE ダンパーキットの秘密兵器!

2010年03月30日(火)

今日は、今まで、ずっと沈黙を守ってきた、

TM-SQUARE ダンパーキット の秘密兵器を

紹介しましょう。

 

 

フロントキャンバー調整をする場合、

一般的な車高調整式ダンパーでは、

ストラットブラケットプレートを、長穴加工して、

キャンバー調整を可能としていますよね?

 

でも、この方法では、「Gフォース」 や、

「縁石への乗り上げ」 等、大きな入力があると、

簡単に “ズレ” が生じてしまいます。

 

この、 “ズレ” が発生すると、

キャンバーだけではなく、トーインも狂いますので、

アライメントを取り直さなければ、走行ができません・・・・・。

 

そこで! TM-SQUARE のダンパーキットは、

フロントキャンバーを調整式にするために、

画期的なアイデアが採用されています。

 

 

それは、下図のように、上部の長穴部分に、

キャンバーパッドと呼ばれるパーツを挟みこみます。

じつは、このキャンバーパッドには、

設定するキャンバー角に合わせて、

穴位置の違う数種類が付属されているのです!!

 

 

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このキャンバーパッドを挟み込むことで、

上記5種類のキャンバー角から、

タイヤや、セットアップ、使用用途に合わせた、

キャンバー角をチョイスすることが可能となます。

もちろん、長穴内でボルトが左右にスライドすることがないので、

FF車のセッティングの「キモ」であるフロントキャンバーを、

走行中の“ズレ”を発生させることなく、調整式としました。

 

 

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装着は、ストラットブラケットプレートに、

挟み込むだけ。

 

 

 

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へ、へ、へ・・・、これで、キャンバーは、”ズレ” ません!!

 

 

かなりの優れものでしょ?

サスペンション
ダンパー講座④ HYPERCOの登場と減衰力の関係

2010年03月29日(月)

 

ダンパーに求められる、

「スプリングと分業化するための減衰力」 は、

HYPERCOスプリング の登場で、大きく変化しました。

 

 

 

なぜなら、HYPERCO 登場以前のスプリングは、

縮み始めのレート特性が、規定レートより低いタイプが、主流だったからです。

 

 

 

この、プログレッシブタイプのような特性を持ったスプリングでは、

同レートであっても 0G → 1Gまでのストローク量が、

大きくなってしまいます。

 

 

 

下の図を見てください。

 

 

 

 

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たとえば、スプリングレートの表記が、

10kg/mm の2種類のスプリングがあったとしましょう。

 

 

 

これらのスプリングに、

コーナーウエイトに相当する300kgの荷重をかけると、

① のスプリングは、最初から、10kg/mmのレートを発生していますので、

300kg÷10kg/mm = 30mm のストロークとなります。

 

 

 

 

対して、② のスプリングは、初期のレートが表記より低く、

仮に縮みはじめ50mmまでの平均レートを6kg/mmとすると、

300kg÷6kg/mm = 50mm のストロークとなります。

 

 

 

 

そうです、この状態が、「1G」 と呼ばれる状態です。

 

 

 

そして、② のスプリングも、50mm以上のストロークでは、

表記どおり、10kg/mmのレートになると仮定すると、

「1G」 から、荷重が増える分には、両スプリングとも、

まったく同じ分だけ、荷重変化に対してストロークします。

 

 

 

が、しかし・・・、サスペンションは、縮むだけではありません。

「1G」 を境に、荷重によって、縮んだり、伸びたりします。

 

 

 

そして、縮むことに関しては、①も②も同等の変化となりますが、

伸びる部分では、大きな違いが発生します。

 

 

 

当然、1Gまでのストローク量の多い②は、

荷重が少なくなった状況では、伸び側のストロークが大きくなってしまうのです。

 

 

 

 

 

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この状況を抑制するため、

ダンパーのリバウンド側の減衰を強くし、

内側のスプリングの、伸び上がりを抑制するという、

ダンパーセットが、以前は主流でした。

 

 

 

しかし、HYPERCOスプリングの登場により、

荷重移動によるスプリングの伸びと縮み量が同じとなることから、

このリバウンド減衰による、制御は不要となりました。

 

 

 

結果、バンプとリバウンドの減衰力は、同じレベルとなり、

「スプリングとダンパーの分業化」 が、可能となったのです。

 

 

 

もちろん、リバウンドの減衰力が、弱くなったことで、

ストリートでの乗り心地も、大きく改善されたのです。

 

 

 

HYPERCO スプリングって、スゴイでしょ?

 

 

 

 

 

サスペンション
ダンパー講座③ 理想的なダンパーって?

2010年03月26日(金)

田中の思う、理想的なダンパーの条件は、2つ。

 

一つ目は、

「スプリングの動きに悪影響を与えないこと」 です。

 

スプリングは、荷重に比例して、

ストローク量(ロール量)を決定します。

 

この動きにダンパーが関与しないと、

荷重の移動量に比例して、クルマが傾いてくれますので、

ドライバーは、荷重の移動量が手に取るように把握できます。

 

要するに、「乗りやすい」 「限界がわかりやすい」 といった

ドライバビリティーの高いクルマになり、

セッティングの方向性も非常にシンプルになります。

 

 

二つ目は、

「ダンパーが動き始めた瞬間から、シッカリと減衰力が立ち上がること」 です。

 

みなさんのイメージでは、ダンパーが動き始めるのは、

ブレーキやコーナリングのアクションを起こした時ですよね。

 

でも、実際は、ずーっと、ダンパーは動いているのです。

 

下のグラフは、岡山国際サーキットの

裏ストレート部分のデータロガーです。

小刻みですが、かなり、動いているのが理解できると思います。

 

 

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ちょっと、見にくいですが、グラフ下の目盛りは、

時間軸となり、一番小さな目盛りが、コンマ1秒となります。

 

グラフから読み取ると、だいたい、1秒間に7~10回、

2mm程度、伸びたり縮んだりを繰り返していますよね?

 

 

ということは、ダンパーピストンも、

2mm程度、上下に動いているんですが、

この時、ピストンのシムの中に、

オイルが通過していないダンパーって、結構多いんです。

 

要するに、ステアリングでいうところの

「遊び」 が発生しているということです。

 

こうなると、動きはじめの最初の2mmは、

減衰が立ち上がらないダンパーとなり、

走行中の微振動で、上下4mmの間は、

減衰力がゼロとなってしまう場合があります。

 

この状態で、ギャップや荷重移動により、

急にダンパーが大きくストロークすると、

最大、動きはじめからの4mmの間、

減衰力がゼロの状態となり、

その後、急激に減衰が立ち上がってしまします。

 

 

また、減衰力がゼロだと、

当然、ダンパーのピストンスピードも上がってしまい、

その後、シムの間にオイルが通過しはじめる瞬間、

大きな減衰が突然発生してしまいます。

 

要するに、突っ張ってしまう、バネ成分の強いダンパーとなるのです。

 

 

反対に、最初の1mmに減衰があれば、

途中で、減衰に大きな変化がありませんので、

スムーズでしなやかな、スプリングと荷重の変化量に

的確に応じる、リニアな足廻りとなります。

 

 

 

これが、田中が求めている、理想的なダンパーの

2つの条件なのです。

サスペンション
ダンパー講座② ダンパーでロール量をセットアップするデメリット

2010年03月25日(木)

以前は、車高調と言うと、

ノーマルに比べ、ストローク量が少なくなることから、

その分、強い減衰が必要と考えられ、

レースの世界でも、10~15年ぐらい前までは、

バンプもリバンプも”ガチガチ”の時代がありました。

 

しかし、減衰力の高いダンパーを装着すると、

どうしてもダンパー自体がバネ成分をもってしまいます。

 

たとえば、スプリングレートは、10 Kgf/mmなのに、

それに、ダンパーの減衰力から発生するレート(バネ成分)、10 Kgf/mmが加わり、

ある部分では、20 Kgf/mmになってしまうこともあるのです。

 

 

では、ダンパーの減衰力調整を利用して、

「ロール量」 を変えると、何がいけないかを説明しましょう。

 

 

もし、スプリングのレートではなく、ダンパーの減衰で、

「ロール量」 を変えてしまうと・・・・・、

 

① ダンパーのストロークするスピードによって、減衰(スプリングレート)が変化する。

② ダンパーオイルの温度により、減衰(スプリングレート)が変化する。

 

といった理由で、不都合が発生します。

 

①の場合、ダンパーは、ストロークするスピードが速いと、

大きな減衰力が発生しますので、

コーナーの種類によってダンパー減衰を加味した

全体のバネレートが変化してしまいます。

 

たとえば、ハイスピードコーナーでは、

20 Kgf/mmのバネレートなのに、

ロースピードコーナーでは、12 Kgf/mmになったり、

コーナーの入口では、20 Kgf/mmのバネレートが、

コーナーの中では、15 Kgf/mm → 12 Kgf/mm と

いったように変化します。

 

 

また、②の場合、

ダンパーは、ダンパーオイルの温度が高くなると、

減衰が弱くなりますので、

同じコーナーの同じ場所でも、

最初のラップでは、20 Kgf/mmだったものの、

連続ラップで、ダンパーオイルの温度が上昇すると、

15 Kgf/mm → 12 Kgf/mm と変化します。

 

 

こうなると、ダンパーのバネ成分を加味した、

全体のスプリングレートが変化することから、

タイヤにかかる荷重の増減も変化し、

結局、ピーキーな特性から、

タイヤのグリップがうまく使えなくなってしまいます。

 

もちろん、その時々で、スプリングレートが変化することから、

ドライバビリティも、著しく低下してしまいます。

 

 

要するに、「ロール量」 が多いならば、

「ロール量」 を決めるスプリングのレートを上げるべきです。

 

 

そうすると、どこのコーナーでも、コーナーのどの部分でも、

荷重にリンクした、「ロール量」 となり、セットアップもシンプルで、

ドライバーも動きを把握しやすくなります。

 

これをダンパーで行うと、あまりにも変化してしまう要素が多すぎて、

セッティングもドライビングも複雑になるだけなのです。

 

ダンパーの減衰で、セットアップするのは、

「ロール量」 ではなく、「ロールスピード」 です。

 

スプリング →  荷重の増減によって、”ロール量”を決定する

ダンパー  →  ロールのスピードを決定する

 

 

といった、完全分業が、一番シンプルで、

ドライバーは荷重移動のインフォメーションが把握しやすく、

タイヤのグリップを最大限に活用できるのです。

サスペンション
ダンパー講座① ダンパーの仕事ってなに?

2010年03月24日(水)

サスペンションの構成部品であるダンパー。

 

TM-SQUARE のダンパーキットも、

発売直前ということで、ちょっと、ウンチクを

何回かに分けて、書きたいと思います。

 

 

 

 

ダンパーを装着する、最大の目的は、

タイヤのグリップを最大限に発揮させることと、

ドライバビリティー(走りやすさ)を向上させることです。

 

では、そのために、ダンパーは、

いったいどんな仕事をしているか、説明しましょう。

 

ダンパーの仕事は大きく分けて2つあります。

 

① スプリングの伸び縮みするスピードを制御する。

② 走行中のピッチングを抑制する。

 

「スプリングの伸び縮みするスピードを制御する」 とは、

コーナーでハンドルを切り込む手前から

コーナーの中で、最大ロールするまで、

スプリングをどんなスピードで縮ませるかを決定することです。

 

コーナーの入口近辺で、最大ロールにして、

クルマの傾きを止めた状態で、クリップまで行くのか、

それとも、クリップまで、徐々にロールを増やしながら、

コーナーに進入するのかを決定します。

 

もちろん、加速や減速でのクルマの傾くスピードも

ダンパーの減衰力が決定しています。

 

 

 

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また、ここでよく勘違いされるのは、

ダンパーの減衰力でロール量を変化させようという考えです。

 

これは、間違った考えで、

 

あくまでも、

スプリングレート →  ロール量を決定させる

ダンパーの減衰 →  ロールスピードを決定させる

 

であるということを、よ~く覚えておいて下さいね。

 

 

そしてもうひとつの仕事、

「走行中のピッチングを抑制する」 とは、

カンタンに言うと、ギャップに乗り上げた後、

いつまでも、”フワフワ”とクルマの揺れが止まらない状態を、

ダンパーの減衰力で安定させることです。

 

でもね、この部分は、ノーマルカーとチューニングカーで、

必要性が違ってきます。

 

 

ノーマルカーでは、使用するスプリングが、

大径で、レートが低く、ストロークも大きいことから、

ギャップに乗り上げると、ピッチングは発生してしまいます。

だから、ダンパーの減衰によって、それを止めなければなりません。

 

しかし、チューニングカーやレーシングカーでは、

直巻きスプリングに代表されるように、

小径で、レートが高く、ストロークが短いため、

ギャップに乗り上げた後、いつまでもクルマの揺れが

止まらないようなことにはなりません。

「ホントに~?」 と思われるかもしれませんが、

スプリングレートが高い、直巻きタイプでは、

“フワフワ”する原因である、「固有バネ振動数」 が、

通常使用域にリンクしないため、この症状は、発生しなくなるのです。

 

 

だから、スポーツ走行を目的に、装着された

直巻きタイプでは、

② 走行中のピッチングを抑制する。  ということは、

ダンパーの仕事として、受け持つ必要がないのです。

 

 

このように、ノーマルカーとチューニングカーでは、

ダンパー減衰の必要性が、一部違うんですね~。

サスペンション
中央林間のイタリアン!

2010年03月23日(火)

今日は、久しぶりに、食ブログを!

 

 

東急田園都市線の終着駅に、

とびっきり美味しい、イタリアンがあります。

 

もう、10年以上、通いつめてるのですが、

いつ行っても、美味しいんですよね~。

 

お店のオーナー兼ソムリエの野澤さんと、

シェフの奥様は、ともに、

日本のイタリアンでは、草分け的存在である、

飯倉のキャ〇ティー出身者。

 

 

そら~、美味しくないハズは、ありません。

 

 

でもって、いただいたのは・・・・・・・、

 

 

まずは、甘夏のサラダ。

 

 

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イワシのマリネ。

 

 

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モッツアレラチーズ。

 

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上が、フレッシュ。

下が、燻製です。

 

 

モッツアレラは、水牛のミルクから作った、

正真正銘のモッツアレラ。

 

日本で売ってる、牛乳のモッツアレラより、

かなり味が濃厚で、お味も◎!

 

 

 

それから、必ず食べる、

マッシュルームのゼゴビア風。

 

 

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このオリーブオイルと、ガーリックに、

熱が入りすぎていない

マッシュルームの食感が、たまりません。

 

 

でもって、パスタは、

辛めのトマトソースにショートパスタの

ペンネアラビアータ と、

チーズのリゾットをいただきました。ハイ。

 

 

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そして、〆のドルチェは・・・・・、

 

 

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アップルパイです。

 

 

ワインを1本飲み、デザートワインまで飲み、

とっても気持ち良かったですね~。

 

 

そういえば、このお店、南イタリア(特にシチリア島)の

ワインは、かなりの品揃え。

 

ワイン好きの方は、ぜひぜひ、探し当ててください!!

 

 

 

いやはや、今回も、大変おいしゅ~ございました!!

サスペンション
タイヤの温め方講座 筑波2000

2010年03月20日(土)

先日、動画の整理をしていたら、

昨年末の、

筑波スーパーバトルの画像があり、

 

久しぶりに、見入っていると、

みなさんが、タイムアタックするとき、

ちょこっと知ってるだけで、

ラップタイムが短縮できる、

秘密の方法を発見しましたので、

今日は、そのご紹介を!

 

 

その方法は、タイヤの温め方です。

 

 

ご存知のように、タイヤは、

冷えた状態では、グリップが低く、

温まるにつれて、グリップが大きくなり、

温まりきると、グリップのピークをむかえ、

そこから、少しずつグリップダウンします。

 

 

タイヤの温め方のテクニックは、

ズバリ! 4本のタイヤのピークを

そろえてあげることなのです!

 

マジで、これがうまく出来るだけで、

筑波2000なら、0.3~0.4秒ぐらい

ラップタイムを掘り起こせるんです!!

(マジの話です!!!)

 

 

よ~く、考えてください。

 

筑波2000で、何も意識せずに、

コースインして、徐々にペースを上げていくと、

一番最初に温まるのは、

FFなら、左フロント  FRなら、左リア のハズです。

 

 

反対に、一番温まりにくいのは、

FFなら、右リア  FRなら、右フロントです。

 

 

ということは、たとえば、FFの場合、

普通に温めてしまうと、

左フロント  が、温まった状況では、

右リアは、温まっていない・・・・・。

 

 

だから、まだ、アタックに行けない・・・。

 

 

それから、1~2LAP で、

やっと、右リア が、温まり、

いざアタック!  

というときに、じつは、左フロントのピークが、

過ぎているということって、

かなりの確率で、発生しているんです。

 

 

だから、田中は、

コースインしてタイヤが温まっていないときは、

絶対に、右コーナーは、攻めません。

 

まずは、左コーナーだけ、

レーシングスピードの少し手前で走り、

右コーナーは、徹底的に、タイヤを温めないようにします。

 

 

そして、右リアのタイヤが温まってきたら、

徐々に全体にペースを上げ、

4輪を均等に温めて、アタックに入ります。

 

 

そうすると、左フロントのピークが過ぎるまでの間、

完全に、4輪のグリップが、

一番美味しい状況で走ることが出来るのです!

 

 

これだけで、アタック中に、なにも特別なことをしなくても、

タイヤのグリップ分、ラップタイムは上がってくれるのです!!

 

 

その動画を発見しましたので、

いつもブログを読んでいただいているみなさんだけに、

コッソリ、お見せしましょう。

 

 

ちなみに、この映像は、第2セッションのもので、

ベストラップは、1分7秒257 でした。

 

詳細は、

 

アウトラップ

計測1LAP目(1分23秒481)

計測2LAP目(1分14秒794)

ベストラップ (1分7秒257)

 

の、4LAP構成となっています。

 

 

ちょっとマニアックですが、ごゆっくりどーぞ!

 

 

_その他_
FSW開発テスト・・・・・の内容 ②

2010年03月19日(金)

いやはや、毎日バタバタしてたので、

なかなか、開発テストの報告ができないですね・・・。

 

でも、今日は、頑張って、ご報告を!

 

BBS の凄さは、先日ご報告したとおりですが、

今回のテストは、他にも、テスト項目がありました。

 

 

このテストは、「ナパック走行会」 の中で、

やってしまおうという、強行作戦。

 

 

もちろん、走行会ですから、

豪華ゲスト人も、た~くさん、来てました。

 

 

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まずは、大人気ブロガーの

 

谷口信輝 選手と、

柳田真孝 選手。

 

 

 

しかし、谷口 選手のブログは、どえらい人気らしいです・・・・・。

 

 

 

それから、エンドレス3人衆。

 

 

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なんだか、一番左端の、峰尾選手・・・。

 

 

なんとも言えない、オーラが出てますね~。

 

 

どんなオーラかは、ちょっと言えませんが・・・・・。

 

 

 

ま、余談はさておき?・・、

 

 

今回、開発をかけた、

秘密のサスペンションパーツは・・・、

 

 

 

コレです!

 

 

 

 

 

 

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そうです!

ピロアッパーなのです。

 

 

 

なぜ、このパーツを作ることになったかというと、

昨年末の筑波スーパーバトルで、5.8° も付けている、

フロントキャンバーが、足りず、かなりタイヤの

「外アタリ」 が強かったのです。

 

 

イベント後のミーティングで、望月さんと、

トコトン話し合い、出された結論は・・・・・、

 

純正のアッパーマウントが、強烈なGで、変形し、

ダンパーの上部支点が、外側にズレ、キャンバーが戻されているということでした。

 

 

もちろん、純正品は、ゴムとなりますので、

強力な力がかかると、ズレるのは、当然といえば、当然。

 

 

だから、ピロアッパーの試作を作ったのです。

 

 

また、スイフトのストラットをピロアッパーで受けるとなると、

どうしても、装着することで、車高が上がってしまいます。

 

 

このデメリットが、極力発生しない形状で、

試作を作ってもらいました。

 

 

で、走行してみたら、ビックリ!

 

望月/田中ミーティングで、想定していたとおり、

キャンバーが、コーナーリング中に、

戻されることがなくなりました!

 

100R はもちろんのこと、

タイトコーナーで、キャンバーが戻されて発生していた

アンダーステア症状が、解決したのです!!!

 

 

マジ、これはスゴイです。

 

だって、今までは、一旦アンダーステアになれば、

ただ、アンダーステアが、治まるまで、

待つしかなかったのに、それから、ステアリングを切り足せば、

グイグイと曲がっていってくれます。

 

要するに、キャンバーが足りず、

タイヤの角で、走っていた状態から、

強烈な「ヨコG」 の中でも、キレイにタイヤが接地してくれるのです。

 

 

また、ピロアッパーには、もうひとつ、メリットがありました。

 

 

それは、サスペンションの動きはじめの部分で、

今までは、純正アッパーマウントのゴム部がつぶれてから、

サスペンションが、動いていました。

 

しかし、ピロアッパーにすると、ゴムがつぶれることがないので、

荷重の移動量により、リニアにサスペンションがストロークします。

 

 

もう、これは、感動ものです!

 

だって、HYPERCO スプリングに、変更すると、

動きがリニアになって、ドライバビリティーが、

断然上がるように、

 

すごく重要な、サスペンションの動きはじめの部分で、

リニアになるのですから!

 

だから、コーナーへ向かって、ステアリングを切りはじめる瞬間が、

も~、たまりません!

 

 

走行後の田中のコメントも、

 

「フロントキャンバーは、もっと減らせる」

「フロントのスプリングレートも、もっと下げられる」

 

というものでした。

 

 

そうです、今までは、純正アッパーのゴムの動きでステアリングレスポンスが悪く、

それを補うために、大きくキャンバーを付けたり、フロントスプリングのレートを上げたり、

時には、フロントタイヤの空気圧を、3k まで上げたりして、対応していたのですが、

この部分が、リニアに動けば、すべては、解決なのです。

 

 

オマケに、動きはじめが、リニアになったことから、

乗り心地まで、向上してしまいました。ハイ。

 

 

いや~、製品化までには、

まだ、やらなければならないことが、たくさんありますが、

これは、絶対、リリースしたいパーツのひとつですね~。

 

 

それも、装着をカンタンにし、極力、車高変化を発生させず、

コスト的にも、リーズナブルな、固定式(キャンバー調整ができないタイプ)で、

リリースしたいと思っています。

 

 

みなさん、乞うご期待ですぞ!!

 

 

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-その他パーツ-
ワイドレンジ ドアミラー 発売開始!

2010年03月18日(木)

今日は、

TM-SQUARE  の新製品、

ワイドレンジ ドアミラー のご紹介です。

(もちろん、スイフト用です)

 

 

 

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スイフトの純正ドアミラー って、どうも死角が多い・・・・・。

特に、シートを交換したり、

シートレールをローポジ化すると、

 

高速道路の合流や、車線変更のときに、

思わず「ヒヤッ!」 とすることが、ないでしょうか?

 

 

TM-SQUARE ワイドレンジ ドアミラー は、

凸面ミラーの採用により、ドアミラーの後方視界を拡大。

斜め後方の死角を最小限に抑制することが可能となります。

「見えない」 ことで発生する接触事故の防止や、

サーキットでの駆け引きに貢献する、

ドライバビリティに優れた、ドアミラーなのです。

 

また、防眩効果が高い、

特殊コーティングを使用していますので、

後続車のヘッドライトによる、夜間の眩しさも、

大幅に減少してくれるのです。

 

 

 

でもって、取付けは、とっても簡単。

 

 

 

まずは、付属の脱脂クリーナーを取り出し、

 

 

 

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(出演 物流倉庫のイケメン 菊池くん)

 

 

 

純正ミラーを「フキフキ」 します。

 

 

 

 

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(別に、真剣な顔しなくても、カンタンに脱脂できます・・・)

 

で、純正ミラーをシッカリ脱脂したら、

TM-SQUARE ワイドレンジ ドアミラー の中央に、

付属の吸盤をくっ付けます。

 

 

 

 

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それから、製品の裏面にすでに貼ってある、両面テープの

保護シールを取外します。

 

 

 

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あとは、純正ミラーの上から、ピッタリと固定するだけで、

完成です。

 

 

 

 

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そうすると・・・・・・・・・・、

ミラーに映る視界が広がるのです!

 

 

違いを理解していただけるように、

クルマの後ろに、「ウマ」 を置いて・・・・、

違いを確認してみましょう。

 

 

 

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これが、純正状態の視界。

 

 

 

 

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そして、

これが、TM-SQUARE ワイドレンジ ドアミラー の

視界です!!

 

 

 

 

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一目瞭然でしょ?

 

 

これで、夜も眩しくないし、

ビジュアルも、カッコよくなります。ハイ。

 

 

 

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まだ、WEB サイトが完成しないので、

ご注文いただける場合は、こちら から、

よろしくお願いしま~す。

 

 

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販売価格は、¥12,000 !

みなさんの、ご注文お待ちしております!!