今日は、スイフトに適合する
V700 のサイズについてのお話です。
まだまだ、サイズバリエーションが
少ないV700ですが、
16インチなら、適合するサイズがあります。
通常、16インチでの
タイムアタックの定番といえば、
215-45-16 ですよね。
このサイズ、ネオバAD08なら、
外径は、600mm となります。
これを元に、
クムホV700で適合を取るなら、
225-45-16 が、バッチリです。
(ちなみに、215-45-16は、設定がありません・・・)
V700 の 225-45-16 では、
外径が、602mm ですので、
約2mm、大きくなるレベルです。
これだと、スピードメーターの狂いや、
ブレーキの効きに関しても、問題がありません。
実際にスイフトに装着してみると、
フロントは、楽勝。
問題のリアも、こんな感じです。
(215 17インチ と、225 16インチの比較です)
(AD08 215-40-17 7.5J +43)

(V700 225-45-16 7.5J +46)

確かに幅は、10mm強、225の方が太いですが、
17 VS 16インチ ということもあり、
ほぼ、同じぐらいの納まりです。
ホイールのオフセットが3mm違うことと、
16インチタイヤの方が、サイドウォールが、
ラウンドしていることも、納まる理由です。
また、車高を上げていくと、
よりスペースが出来ることは、言うまでもありません。
(純正比 -60mm)

(純正比 -40mm)

このテストは、
2号車で行いましたので、
大盛りキャンバーシム装着状態での
マッチングとなります。
そう、キャンバーシムさえ装着すれば、
225-45-16 の4本履きは、可能なのです!
(車高も下げてくださいね)
もちろん、205-45-16 も、
装着は可能ですが、タイム狙うなら、
やっぱ、225-45-16 だと田中は思います。
あと、15インチも設定があります。
現在、主流の、
195-50-15
195-55-15
なら、バッチリ、設定があります。
でも、17インチは、少々厳しいです。
215-40-17 225-40-17 の設定がなく、
近いサイズだと、
235-40-17 (外径614)
205-40-17 (外径595)
となります。
205は、問題ないと思いますが、
235は、外径も、幅も、ちょっと厳しいですね・・・。
(でも、トライフォースは、確か 235・・・・・)
ちなみに、ハイパーミーティングで、
田中は、
225-45-16 4本
205-45-16 2本 を持ち込みました。
これは、エンジンチューニングが長引き、
事前にクムホタイヤで、
シャシーをセットアップする時間がなかったので、
フロント 225-45-16
リア 205-45-16
で走り出し、オーバーステアなら、
すぐに、225-45-16 の4本履きへ
交換する段取りでした。
(クルマでセットアップする時間がなかったので・・・・・)
理由は、ただそれだけ。
セットップできるなら、
躊躇なく、225-45-16 の4本履きを
チョイスしていたと思います。ハイ。
以上、とってもマニアな
スイフトのタイヤチョイスの話でした!
クムホ V700 専用オーダーフォーム
※ 今週末の 「匠の日」 では、
BBS + V700(225-45-16 と、205-45-16) が、
現地にありますので、気になる人は、マッチングも確認です。
自分のクルマに装着して、フェンダークリアランス等、
ぜひご確認下さい!
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クムホタイヤ(V700)販売開始のお知らせ! ④ はコメントを受け付けていません Read more
富山帰りの田中です。
ちょっと、風邪っぽい・・・です・・・。
今日は、セットアップのことを
書こうと思っていましたが、
みなさん、タイヤには、
やはりご興味があるようで、
質問もいただきましたので、
まずそのあたりを。
質問1
タイヤメーカーによって、サイズは違うのか?
これは、ハッキリ言いましょう。
違いがあります。
でも、タイヤサイズのルールも、
かなり、・・・・・、なところがありますが・・。
たとえばですが、
205 と言ったら、タイヤのトレッド幅が
205mm ということなのですが、
ルールでは、
195mm ~ 215mm のタイヤを
205 と呼びます。
だから、メーカーによって、
多少タイヤの幅が違ってきます。
以前と同サイズの、
違う銘柄にしたら、
いきなりフェンダーと干渉した
なんてことが、普通に起こります。
田中の知ってる限り、
ADVAN 系は、ポテンザ 系より、
少し、太いですね。
もちろん、これは、ショルダーの
形状によっても違ってきます。
ラウンドショルダーと
いかり肩のショルダーでは、
やはり接地面積が違ってきます。
田中の知りうる限りでは、
ポテンザ 系は、ラウンドショルダーで、
AD07 が、一番、いかり肩 が
強かったと思います。
また、タイヤの外径も
微妙にメーカーによって
違っていますね。
私の知りうる限りでは、
(こればっかり・・・)
ポテンザ 系が、少しだけ、
大きいかと・・・。
質問2
同じタイヤでも公差はあるのか?
厳密にはあると思いますが、
まったくもって、
気が付かないぐらいのレベルだと、
思います。
さすが、ものづくり大国、日本です。
質問3
タイヤ銘柄や、サイズによって、空気圧は変わるのか?
変わると思います。
構造が弱いタイヤと、
構造が強いタイヤでは、
構造の弱い方が空気圧が
少し高くなります。
また、偏平率によっても、
変わってきます。
これも、偏平率による
構造の強さを加味して、
構造が硬い → 空気圧は低い
構造がやわらかい → 空気圧は高い
となります。
しかし、
30とか35 とかになると、
エアボリュームが極端に少ないので、
あまり低い設定は、
タイヤがホイールから外れたりして、
危険なので、
やめた方が、良いと思います。
実例を出すと、
AD08 は、RE11 より、
空気圧が高めになると思います。
ご質問いただいた方、
こんな感じで、
よろしいでしょうか?
でもって、セッティングの話ですが、
17インチより、16インチの方が、
スプリングレートは、高めになります。
なぜなら、タイヤが持っている
バネレートが、17インチは、
16インチより、高いからです。
スプリングレートは、タイヤの持っている
バネレートと一緒に考えなければ、
セットアップはうまく行きません。
タイヤのバネレートが硬い → スプリングはやわらかい
タイヤのバネレートがやわらかい → スプリングは硬い
となります。
また、グリップが上がれば、
バネレートも、上がります。
グリップが大きい = クルマのロールも大きい
となるからです。
以上、タイヤサイズとセットアップの話でした。
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今日は、タイヤサイズの続きです。
205/40/17 作戦に敗れた、
田中少年?は、
今度は、他社メーカーの
ホイールを購入し
16インチに挑戦してみました。
タイヤサイズは、17インチと同じ幅の
215/45/16 です。
で、走ってみると・・・・・。
コーナーで最大G がかる部分で、
ほんの少しですが、
16インチの方がグリップを強く感じます。
イメージとして、キレイに接地している
感じがします。
理由は・・・・・、
エアボリュームにあったのです!
エアボリュームとは、タイヤを
ホイールに組み込んだとき、
注入できる、空気の量のことで、
当然、偏平率が大きい(タイヤが分厚い)
16インチの方が、17インチより、
空気の量が多くなります。
この空気の量は、多すぎると、
タイヤが変形しすぎてグリップダウンし、
(よく、タイヤがブリブリするって言ってる人いますよね?)
少なすぎると、
タイヤのショルダーに剛性を持たせることから、
今度は変形しにくく、
ロールやGフォースにより
接地離れ(タイヤの接地面が減る)となり、
グリップダウンします。
そうです、
要するに、16インチ の
エアボリュームが
スイフトの重量や、タイヤのグリップに、
ちょうど合っていると、
田中は感じました。
また、16インチ だと、
ホイールが小さくなり、
タイヤが分厚くなりますよね?
重量で考えると、
アルミ > ゴム となりますので、
タイヤ + ホイールのトータル重量は、
16インチ の方が、軽くなるんです!
だから、加速もピックアップも良くなる!!
オマケに、外径は、純正とほとんど同じです。
しかし、かなり優秀な結果となった16インチでも、
17インチに勝てないことがあります。
それは、剛性感です。
コーナーでの最大グリップは、
16インチに、少しアドバンテージがあるものの
最大グリップになるまでの過程を含め
剛性感と、この剛性感からくる
ドライバビリティーには、
17インチに軍配が上がります。
また、15インチも、
同様にテストしようと思ったのですが、
215/50/15 というサイズの設定が、
スポーツラジアルにないことから、断念です。
やはり、
タイヤ幅が重要だという結果は、
すでに出ていますから・・・。
ということで、
田中が出した結論は、
ドライバビリティーと、剛性感を
重要視するなら
215/40/17 (ホイールは、7.5JJ 17インチ)。
コーナーでの最大グリップと
加速特性を重要視するなら、
215/45/16 となります。
でも、ホイールが、7.5JJ 16インチ
となりますので、入手がかなり厳しいですね。
では、次回は、
17インチ と16インチの
セットアップのことをお話しますね。
つづく!

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最近、ちょっと
気になっているのですが、
スイフトのタイヤサイズ って、
かなり、いろいろな考えがあるようで、
けっこう、人によって、バラバラですよね。
でね、いったいどのサイズが、
一番ラップタイムが出るか・・・・・。
ちょっと気になりませんか?
(スイフトオーナー以外の方、すいません・・・・・)
TM-SQUARE プロジェクトを
はじめるときに、
田中が考えたポイントは、
① 純正タイヤと外径があまりかわらないこと
スピードメーターも狂うし、
外径が大きくなると、加速が悪く、
ギア比的に、厳しいし・・・・・、
反対に小さくなると、
縦方向の接地面積が減ることから、
ブレーキ/トラクションが、
悪くなりますからね。
② 幅は、可能な限り太くしたい
ま、サーキットを走るときの鉄則ですね。
タイヤのワイド化で、横方向の接地面積が
大きくなり、当然グリップも、高くなりますから。
③ スポーツタイヤがバリエーションされているサイズ
これは、重要。
だって、理想的なサイズであっても、
ハイグリップラジアルに設定がなければ、
タイムアタックどころではありませんから・・・。
以上の要素を参考に、
サイズをチョイスしたところ
現在、サーキット派の大多数が使用している
215/40/17 に落ち着きました。
そして、215幅の17インチになると、
40扁平となり、
タイヤの縦剛性も、横剛性も
大幅に上がります。
結果、タイヤが、たわみにくい代わりに、
ホイールが、たわみやすくなるため、
高剛性ホイール
TM-031 をリリースしたという経緯があります。

そして、タイヤの剛性の強さと、
ホイール剛性の強さから、
TM-031 独特のドライバビリティーを
生み出したというわけです。
ASM の金山氏に、
「このホイール、剛性強いね!」 って、
褒めていただいたときは、
非常にうれしかったです。ハイ。
でもね、その後、
ひとつ気になっていたことがあったので、
テストをしてみたのです。
それはタイヤの外径です。
ご存知のように、スイフトスポーツの
純正タイヤサイズは、
195-50-16 。
このサイズの外径と、
215/40/17 サイズの外径を比較すると、
ほとんど同じなのですが、
微妙に、215/40/17 の方が大きい(3mmぐらい・・)。
(タイヤ銘柄により、多少は変わってきます)
ということは、同じエンジン回転なら、
スピードは、出るけれど、
ギアがロングになったように、
感じるんです。
(かなり微妙な差のことです・・・)
そこで、各ギアのつながりと、
アクセルを踏んだ瞬間の加速感を
向上させるため
少し、径の小さなタイヤが
入れたくなってきたのです・・・(いつもどおりのワガママです)。
で、同じ銘柄の 205-40-17 を購入しました。
215 → 205 ですから、
幅は少し細くなりますが、
外径は、7~8mm 小さくなり、
ショートのギアを組んだように
なることと、
軽量化を狙ってみました。
同じ 40/17 で、
215 → 205 にすると、
幅も、微妙にですが外径も、
小さくなることから、
タイヤの重量が軽くなり
フライホイールを軽くしたのと
同じ効果があります。
これで、ピックアップの向上を、狙ったわけです。
(やっぱ、バネ下重量は重要です)
で、効果のほどは・・・・・・・、
加速、ギアのつながりは、抜群!
通常のデータロガーでは、
タイヤ外径が違うので比較できませんが、
GPSのスピードデータなら、
バッチリ比較できるので、
比較してみると・・・・・・、
やっぱり、ストレートスピードが
少しだけ速い!
これはいけるぞ! と思ったのですが、
いかんせん、高速コーナーで、
圧倒的にグリップ不足・・・。
トータルで速くなることは、
ありませんでした・・・。
残念・・・。
やっぱり、タイヤの幅って
重要なんだ・・・・・。
つづく!
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