「道場破り」 Vol 1  筑波1000  秘密の攻略法 (ドラテク)

2011年02月18日(金)

 

 

 

いや~、
田中のノリではじめた 「道場破り」 ツアー。

みなさんから、コメントもたくさんいただき、
なんだか盛り上がりそうですよね~。

嬉しい限りです!

 

 

では、お約束どおり、
田中ミノル式 筑波1000 攻略法をお伝えします。

(走っているのはスイフトですが、
スイフト以外でも、攻め方は同じですので、ぜひご活用ください!)

 

 

あっ・・・・・・、まず、ご注意ですが、
この攻略法は、田中ミノル式 ということで、
試されたことで発生した、トラブル等には
まったく持って責任が持てませんので、
そこんとこ、ご理解してお読みくださいね。

 

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最終コーナーを駆け上がってくると、
短いストレートのアウト側を走行します。
(ピットアウトしてくるクルマには注意を)

ちょうど、スタートラインあたりで、
ギアを、 2 → 3  にシフトアップ。
1コーナーへ向かいます。

 

① の 1コーナーは、3速のまま進入し、
イン側のクリップをシッカリとるのですが、
重要なのは、ブレーキングのタイミングと強さです。

まず、タイミングですが、
コースに慣れるまでは、
ブレーキ そしてステアリングの順。

 

そこそこ慣れてくると、
ブレーキとステアリングが、ほぼ同じタイミング。

 

ラップタイムが速くなってくると、
ステアリング、そしてブレーキングの順となります。

 

よって、ブレーキの強さも、
ステアリングより先にブレーキのときは、
強く踏むことができますが・・・・・・、

 

同時とか、ステアリングが先になると、
強く踏むことができません・・・・・・・・。

 

もし、同時とか、ステアリングが先の状態で、
ブレーキを強く踏むと、一気に、サヨナラ です。

 

でも、ステアリングを切ってから、
ブレーキを踏むということは、
進入スピードもかなりあるということですよね。

だから、どうしても、強く踏みたくなる・・・・。

ここは、自分との戦いです。

 

では、どう戦えばよいか。

それは、ブレーキを やさしく、長く踏むんです。
(これは、かなりのポイントとなります!)

ただ、コーナーの中の中まで、ブレーキを残すのではなく、
やさしくしか踏めない分、イメージより、5m ぐらい 
コーナーの中まで、ブレーキを残すという感じです。

 

すると、フロント荷重が効いて、クルマは、曲がり出します。

 

このとき、いつまでも長くブレーキを残したり、
曲がりはじめてから、スピード感に負けて、ブレーキを強く踏むと、
リアがブレイクして オーバーステアになりますので、ご注意を!

 

でもって、クリップ近辺で、リアが軽くなったら、
アクセルを踏んで、バランスさせます。

 

アクセルを踏むと、荷重がリアに移りますので、
ブレイクしそうなリアが、落ち着きを取り戻し、
そのまま、加速状態で一気に ①コーナーをクリアーします。

(この感覚が、たまりません・・・・・)

 

 

もちろん、② の部分は、インベタとなり、
ベッタリと、イン側にくっ付いてください。

すると、コーナー出口では、自然とアウトに、ハラんでいきますので。

 

 

1コーナーを速く走るコツは、

1. 思い切った進入スピード
2. やさしく、少しだけ長いブレーキング
3. リアがブレイクする前に、アクセル

です。

 

進入の部分を、たとえるなら・・・、
狙った角度に、①コーナーの先へ、クルマを投げ込む感じです。
(あくまでも、イメージですよ!)

 

この ① の部分では、
進入スピードと、ブレーキングのタイミングと量で、
アンダーもオーバーもドライバーが作ることが可能です。

 

詳しくは、ZONE WEBサイト 
ブレーキングマイスターへの道 をご参照ください。

 

22

 

 

1コーナーをハイスピードでクリアーすると、
次のヘアピン ③ は、自然にアウトから進入できます。

 

ギアを 3 → 2 へシフトダウンして、
インにステアリングを切り込みます。

 

ここでのポイントは、ブレーキのリリースです。
少し早めにリリースをはじめ、リリースと同時に
ステアリングを早めに切り込みます。

(早めとは、タイミングの話で、ステアリングを
切るスピードではありませんのでお間違いなく)

 

ライン的には、イン側の縁石に、ガッツリと乗ります。
この縁石は、低いので、思い切って利用してください。

 

後は、向きが変わるのを待って、アクセルオン。

 

縁石から降りるときに、少々、バタバタしますが、
そのまま、アクセルを踏み続けます。

 

で、このとき、アウトいっぱいまで行ってしまうなら、
それはOKなのですが、
いっぱいまで行かなくても、クリアーできるなら、
コースの真ん中レベルでも問題ありません。

 

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次の ④ コーナーまで、シフトアップは、
必要がありませんので、そのまま2速でブレーキング。

この ④ コーナーのラインは、インからでは、少々、出口が厳しいのですが、
ド・アウトから、大きくクリップを外すのも、あまり効率的ではありません。

 

 

このコーナーで、重要なことは、
⑤ コーナーで、しっかりクリップをとることとです。

 

だから、田中は、クルマのバランスで ④ コーナーを
どのあたりから進入するかを決めます。

 

バランスがよければ、
コースの中央から、少しインサイドを狙って進入し、
(④のクリップは少し空けます)

 

アンダーステア気味なら、
潔く、インに、スペースを空けながら、
アウトから、少しだけ、スピードを落として、大回りします。
(ほんの少しだけですよ)

 

で、⑤ をガッチリとクリップして、加速状態で、コーナーを抜けます。

 

 

⑤ コーナーの出口 外側は、フラットな縁石があり、
広くなってはいるのですが、
外側は、路面が落ち込んでいるため、
あまり、早くから、縁石の外側を使うのは危険です。

 

特に、クルマの向きが、ある程度変わっている状態で、
外側に行くのは良いのですが、
向きが変わっていない状態(ステアリングをかなり切り込んでいる状態)で、
手前から、アウトいっぱいまで行くと、マジ、ヤバイです。

 

アンダーステア状態で、ハンドルを切ったまま、
コースアウトすると、横転の危険性、アリアリですので、十分ご注意ください。

 

42

 

⑤ を2速で立ち上がったら、⑥ の少し手前で、
2 → 3 へシフトアップ。

ここは、コーナーに切り込むタイミングで、
シフトアップしますので、タコメーターがゆっくり見られません・・・。

リミッターに当たらないように、落ち着いて、
的確に、シフトアップする必要ありです。

 

全開で、⑥をクリアーすると、
少々、右にG が残っているタイミングで、ブレーキング
3 → 2 とダウンし、⑦ に進入します。

このコーナーでも、ブレーキは、
強く踏みたいのを、グッとこらえて、やさしく長くです。

 

ここのクリップは、ラインが2種類ありますが、
セットアップによって変わってきますので、
詳細は、セットアップ編で解説しますね。

 

で、 ⑦ をクリアーすると、⑧ あたりで少し、アクセルオンとなり、
⑨ の手前で、いったん踏んだアクセルが少し戻ります。

 

ここでのポイントは、アクセルを 全開 → 全閉 にするのではなく、

⑧ では、ハーフスロットル。

⑨ では、一瞬全閉に近い、ハーフスロットル と
いう感じとなります。

 

要は、アクセルによって、姿勢を、大きく前後させないことと、
ボトムスピードを上げることが重要なのです。

 

また、このアクセルワークを可能とするために、不可欠なことは、
⑦ を できるだけハイスピードで、クリアーすることと、
進入時に、ブレーキングで、あまり前荷重に、しすぎないことです。
(ブレーキにより、減速し過ぎない)

 

⑦ のスピードが低いと、⑧ でたくさんアクセルが必要となり、
⑨ の手前でアンダーステアを招きます。

 

また、前荷重が強すぎる(ブレーキが強すぎる)と、
アクセルオンで、クルマがギッタンバンタンして、
ボトムスピードが上がりません・・・・・。

 

でも・・・・・、⑦ の出口でスピードがあれば、
タイヤのグリップがトラクションに、あまり使われないことから、
横方向のグリップに余裕ができ、コーナリングスピードが上がります!

 

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ハイスピードで、⑧ を通過したら、
⑨ に向けて、少しアクセルを戻し(全閉にはなりません)、
曲がるのに必要なだけ、荷重を前に移し、
フロントが、クリップに向けて、反応してくれたら、アクセルオンで、⑩ へ向かいます。

 

⑩ のアウト側は、かなり余裕がありますので、
ガッツリ 使用しても良いのですが、

⑤ と同様に、向きが変わっていない状態
(アンダーステアで、ステアリングを大きくきっている状態) で、
縁石まで行くと、かなり角度も悪く、危険です。

 

ここのアウト側の縁石を使用できるポイントは、
必ず向きが、縁石までに変わっていること(出口方向を向いていること)です。

 

あとは、コントロールライン付近で、2 → 3 へ、
素早くシフトアップすると、OK!

 

 

以上、田中ミノル式 筑波1000 秘密の攻略法 でした!

 

 

いや~、マニアックですね・・・・。
田中のドラテク・・・・・・・。

ここまで書いて、気が付きました・・・・・・・・・・。
(おそらく数回読み直していただかないと、少々難しいかもしれません・・・)

 

こんなマニアなドラテクを、
みなさんが、どう思われるか・・・・・・・、
必要とされているのか・・・・・、とっても心配です・・・・・。

 

でも、レーシングドライバーが読んでも、
少しぐらい、役に立つぐらい、奥の奥まで書いたつもりです。

 

 

 

みなさん、いかがでしたでしょうか??

REV スーパーバトル 2010

2010年12月14日(火)

報告がかなり遅くなって、すいません・・・・。

 

田中のプライベートブログ でも、

お伝えしたとおり、波乱万丈な、イベントでした。

 

 

 

12/8 の夜・・・・、

 

 

 

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そして、12/9 の事前テストと、

トラブルに見舞われ・・・・・・・、

 

 

 

 

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2日連続の徹夜・・・・・・・。

 

 

もう、みんな、ヨロヨロの戦いでしたが、

何とか、ノーマルエンジンでは、

前人未到の8秒台を叩き出し、

足廻りをはじめとする、TMパーツの底力を

ご披露できたのではないかと、思っています。

 

 

 

 

 

でも、今回の戦いは、厳しかったです・・・・・。

 

 

 

だって、ノーマルエンジン に、

ノーマルエキマニ(純正触媒)に、

ノーマル中間パイプ(純正触媒)で、

8秒台に入れたんですから・・・・・・・。

 

 

 

 

同乗走行された方には、

ご理解いただけると思いますが、

 

TM2号車は、まったくのノーマルエンジン。

エンジンを降ろしたことも、

ヘッドをめくったこともないのですが・・・・・、

 

一部の方からは、

「ノーマルエンジン、ノーマルエンジンって言っても、

何かしてあるんでしょ?」 って、

なにやら、疑惑があったようです・・・・・・・。

(ま、レースみたいに、終了後、車検がありませんからね・・・・)

 

 

 

でも、今回は、事前テストでエンジンが壊れ、

急遽、スイフトオーナーの方からエンジンを

お借りして、出走しましたので、

エンジンチューニング疑惑は、完全に払拭です。

 

 

 

だから、正真正銘 ノーマルエンジンでのタイムなのです。

 

 

 

 

田中が走行したのは、2セッション。

(NEW タイヤが、2セットしかなかったので・・・・・)

 

 

両セッションとも、8秒台が出たのは、

たったの1回のみ。

 

その BEST が、

1:08:81 と、 1:08:80 。

 

なんと、その差 1/100秒!

 

 

もう、これ以上でない!!  って、

感じでした。

 

 

 

 

この歳で、2日連続の徹夜はかなり効いたようで、

土曜日/日曜日は、完全にダウン・・・・。

 

 

 

でも、気持ちのいい疲れです。

 

 

 

もし、エンジンを提供していただくことが

できなかったら、

イベントには、参加できなかったわけですから

間違いなく、エンジンチューニング疑惑は、広がっていたでしょうね~。

 

 

 

ノーマルエンジンなら、壊れることはないから、

絶対に・・・・・・、ってね。

 

 

 

 

 

でもね、ノーマルエンジンでも、壊れるんですよ。

こんなことしたら・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

p1310268

 

 

 

 

もちろん、田中の指示です。

だって、1/100秒 でも、どうしても欲しかったんです・・・・。

(油量を下げると、フレクションロスが・・・・・・・・)

 

 

 

ま、自業自得です。

間違いなく。

 

 

 

 

良い子のみなさん、決して真似しないでくださいね!

きっと徹夜に?なりますよ~。

 

 

 

 

とま~、波乱万丈な、

REV スーパーバトルだったのです。

 

 

 

走れて、ホント良かったです・・・・・・。

あと1週間! スイフトミーティング in スパ西浦 !!

2010年10月22日(金)

さぁ~、あと1週間ですね!

 

スイフト にとってのBIGイベント。

「SWIFT meeting in TUBU」

 

 

昨年は、デモカーアタックで、

0.1秒差にて、トライフォース号に勝利し、

嬉しかった記憶が、よみがえりますね~。

 

 

 

p1080918

 

 

 

 

今年は、進化した1号車で、夢の59秒台を目指します!

 

 

でも・・・・・・・、今回は、レーシングメカニック2人体制なのに、

出張 「匠の日」 の作業予約が、寂しいんです・・・・・・・・。

 

イベント当日、田中が走るのは、10分足らずなのに・・・・・・・・・・・・・。

 

 

出張 「匠の日」 の詳細は、こちら。

 

 

 

今なら、上記以外の作業も入れられるかと思いますよ~。

作業内容等のご連絡は、下記まで!

 

 

TEL 03-5706-1888

メール mail@tm-square.com

 

 

 

また、田中&レーシングメカニックの2人は、

前日のテスト(ハンコックチャレンジ)から、

スパ西浦に、入っておりますので、

10/30(土)に、サーキットまで来ていただければ、

すべての作業が対応可能です。

 

 

10/30-31 に、スパ西浦で開催する、

TM-SQUARE 出張 「匠の日」。

みなさん、どーぞよろしくお願いします!

 

 

 

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クムホタイヤ(V700)販売開始のお知らせ! ④

2010年05月27日(木)

今日は、スイフトに適合する

V700 のサイズについてのお話です。

 

 

 

まだまだ、サイズバリエーションが

少ないV700ですが、

16インチなら、適合するサイズがあります。

 

 

通常、16インチでの

タイムアタックの定番といえば、

215-45-16 ですよね。

 

このサイズ、ネオバAD08なら、

外径は、600mm となります。

 

 

これを元に、

クムホV700で適合を取るなら、

225-45-16 が、バッチリです。

(ちなみに、215-45-16は、設定がありません・・・)

 

 

V700 の 225-45-16 では、

外径が、602mm ですので、

約2mm、大きくなるレベルです。

これだと、スピードメーターの狂いや、

ブレーキの効きに関しても、問題がありません。

 

 

実際にスイフトに装着してみると、

フロントは、楽勝。

 

 

 

問題のリアも、こんな感じです。

(215 17インチ と、225 16インチの比較です)

 

 

(AD08 215-40-17  7.5J +43)

p1190846

 

 

(V700 225-45-16  7.5J +46)

p1190824

 

 

確かに幅は、10mm強、225の方が太いですが、

17 VS 16インチ ということもあり、

ほぼ、同じぐらいの納まりです。

 

ホイールのオフセットが3mm違うことと、

16インチタイヤの方が、サイドウォールが、

ラウンドしていることも、納まる理由です。

 

 

また、車高を上げていくと、

よりスペースが出来ることは、言うまでもありません。

 

 

(純正比 -60mm)

p1190821

 

 

 

(純正比 -40mm)

p1190836

 

 

 

このテストは、

2号車で行いましたので、

大盛りキャンバーシム装着状態での

マッチングとなります。

 

 

そう、キャンバーシムさえ装着すれば、

225-45-16 の4本履きは、可能なのです!

(車高も下げてくださいね)

 

 

 

もちろん、205-45-16 も、

装着は可能ですが、タイム狙うなら、

やっぱ、225-45-16 だと田中は思います。

 

 

あと、15インチも設定があります。

 

現在、主流の、

195-50-15

195-55-15

なら、バッチリ、設定があります。

 

 

 

でも、17インチは、少々厳しいです。

215-40-17  225-40-17 の設定がなく、

 

近いサイズだと、

235-40-17 (外径614)

205-40-17 (外径595)

となります。

 

205は、問題ないと思いますが、

235は、外径も、幅も、ちょっと厳しいですね・・・。

(でも、トライフォースは、確か 235・・・・・)

 

 

ちなみに、ハイパーミーティングで、

田中は、

225-45-16 4本

205-45-16 2本 を持ち込みました。

 

これは、エンジンチューニングが長引き、

事前にクムホタイヤで、

シャシーをセットアップする時間がなかったので、

 

フロント 225-45-16

リア   205-45-16

で走り出し、オーバーステアなら、

すぐに、225-45-16 の4本履きへ

交換する段取りでした。

(クルマでセットアップする時間がなかったので・・・・・)

 

理由は、ただそれだけ。

 

セットップできるなら、

躊躇なく、225-45-16 の4本履きを

チョイスしていたと思います。ハイ。

 

  

以上、とってもマニアな

スイフトのタイヤチョイスの話でした!

 

 

 

クムホ V700 専用オーダーフォーム 

 

 

 

※ 今週末の 「匠の日」 では、

  BBS + V700(225-45-16 と、205-45-16) が、

  現地にありますので、気になる人は、マッチングも確認です。

 

  自分のクルマに装着して、フェンダークリアランス等、

  ぜひご確認下さい!

クムホタイヤ(V700)販売開始のお知らせ!③

2010年05月26日(水)

では、今日は、構造のお話を。

 

 

ご存知のように、タイヤの構造は、

スチールワイヤーや繊維による

構造部分が、存在します。

 

それを、ゴムでサンドイッチして、

荷重や、コーナリングフォースに

対応し、タイヤの変形を最適な状況にします。

 

 

一昔前は、構造を強くするとなると、

スチールワイヤーや繊維による

構造部分を強くする手法が主流でした。

 

 

住宅で言うところの、

柱を太しくたり、柱の数を増やすことで、

荷重に対応する、いわば、在来工法。

 

 

でもね、最近は、硬くて密度が高くても、

しっかりグリップする、ゴムの出現で、

壁により、強さが確保できる、

ツーバイフォー的な考えが出来るようになったのです!

 

 

密度の高いゴムを使用すると、

構造が荷重に負けることなく、シッカリとしますので、

トレッド面をいつも良い状態で、

路面に押し付けることが可能となるのです。

 

 

じつは、この効果は、絶大で、

ある面、密度の高いゴムを使用する

最大のメリットかも知れません。

 

特に、トレッド面の剛性が強く、

発熱しても、ゴムがヨレないことは、効果絶大!

 

 

だから、連続ラップでも、

安定してタイムを刻むことが可能となるのです。

 

 

そのひとつの証として、

クムホV700 の空気圧は、

1.7~1.9k ぐらいで十分なんです。

 

(ちなみに、ハイパーミーティングでのアタックは、

冷間1.5k スタートでした!)

 

 

この空気圧は、

ツーバイフォーの発想だからこそ、

可能なんだと田中は思います。ハイ。

 

 

 

 

韓国製タイヤ = 安いけど・・・・・

 

というのは、もう、昔の話しなんですね。

 

 

 

ガンバレ、国産メーカー!!

 

 

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クムホタイヤ(V700)販売開始のお知らせ!②

2010年05月24日(月)

では、今日は、

クムホタイヤ(V700)販売開始ということで、

昨今のタイヤトレンドのお話を。

 

 

まず、昔は、ハイグリップタイヤと言えば、

ソフトコンパウンド が、

一世風靡 した時代があります。

 

 

レーシングカーのQF専用タイヤに代表される、

トリモチのような、ベタベタしたコンパウンド を使用し、

路面にゴムを貼り付けて、走らせるようなタイヤでした。

 

 

その延長の考えで、ラジアルタイヤも

ツメで押したら、型が付くような、

ソフトコンパウンドが主流となりました。

 

 

 

 

ちょっと、複雑な話しなのですが、

昔のソフトコンパウンドは、

ゴムの密度が低いタイプとなります。

 

 

ラジコンの世界で、スポンジタイヤがあるように、

ゴムの密度を下げて、ゴムの粒子を動かし、

発熱させることで、

トリモチの様な、ベタベタ感となるのです。

 

 

でも、数年前から、このトレンドは大きく変わりました。

 

 

たとえばの話しですが、

レーシングタイヤの通称で、

ソフト ミディアム ハード 等がありますよね。

 

昔は、ツメで押したとき、

コンパウンドの固さは、必ず、

ソフト → ミディアム → ハード の順番でした。

 

 

でもね、今は、みんな同じぐらいなんです。

 

 

理由は、ゴムの密度が高くても、

グリップするゴム(コンパウンド)が、出現したからです!

 

 

だから、

ソフト ミディアム ハード という通称も、

ゴムの固さが、

ソフト → ミディアム → ハード とは、

ならない場合があります。

 

現在のレーシングタイヤでは、

一番グリップするのが、ソフト。

あまりグリップしないのが、ハード と呼ばれています。

 

要するに、グリップ力 = ゴムの固さではなく

タイムが出るのが、ソフト。

あまりタイムが出ないのが、ハードという

呼び名となっているんです。

 

 

この流れが、現在、ラジアルタイヤにも

やってきています。

 

 

私が知りうる限り、

ミシュラン ハンコック クムホ の一部の

ラジアルタイヤが、まさに、この流れだと思います。

(注 田中の勝手な想像です・・)

 

 

だから、「カチカチ」 なのにグリップする

なんて、一昔前では、考えられなかった減少が

起こっているのです。

 

また、ゴム密度が高く

ゴムが固いと、構造面で大きなメリットもあるんです。

 

 

次回は、このあたりのお話を

お伝えしたいと思います。

 

 

 

 

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クムホ V700 専用オーダーフォーム 

クムホタイヤ(V700)販売開始のお知らせ!

2010年05月21日(金)

ハイパーミーティングにて、

田中が使用した、

クムホV700(V70A)。

 

 

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驚異的なタイムの

立役者になったことから

「どこで購入できるの?」 と、

多くのお問い合わせをいただきました。

 

 

でもね、このタイヤ、

通常のクムホタイヤの販売ルートとルートが違い、

ごく一部の競技系のお店しか

取扱いがないんです。

 

 

ならば! ということで、

田中のレーシングネットワークを活用し、

みなさんが、カンタンに購入できるように、

ミノルインターナショナルで取扱いを開始しました!

 

 

もちろん、取扱いは、

V700の全ラインナップ!

(V700以外のクムホタイヤは取扱いを行っておりません)

 

 

まだ、輸入されて、間もないことから、

ラインナップされている、すべてのサイズで、

在庫OKとはいきませんが、

1/3~半分ぐらいは、日本に在庫があるようです。

 

 

ラインナップ&プライスは、以下のとおり。

 クムホ V700(V70A)

  サイズ  販売価格(税込)     納期
 335/30R18 \55,600  
 305/30R18 \51,600  
 285/30R18 \48,800  
 265/35R18 \44,300  
 245/35R18 \41,200  
 225/40R18 \36,400  
 335/35R17 \45,700   納期未定
 315/35R17 \42,900   納期未定
 275/40R17 \36,300    納期未定
 255/40R17 \33,900  
 245/40R17 \32,300   納期未定
 235/40R17 \30,100  
 205/40R17 \26,300   納期未定
 225/45R17 \28,200  
 215/45R17 \26,400  
 265/45R16 \30,800   納期未定
 245/45R16 \27,800   納期未定
 225/45R16 \25,400  
 205/45R16 \23,600   納期未定
 225/50R16 \22,500  
 205/50R16 \20,200  
 225/45R15 \24,400   納期未定
 225/50R15 \22,300   納期未定
 205/50R15 \17,900   納期未定
 195/50R15 \15,900  
 195/55R15 \15,700  
 185/55R15 \15,300   納期未定
 185/70R15 \14,500   納期未定
 225/50R14 \20,600   納期未定
 195/55R14 \16,600   納期未定
 185/55R14 \15,100   納期未定
 235/45R13 \23,300   納期未定
 215/50R13 \19,100   納期未定
 175/60R13 \11,300  
 185/70R13 \11,900   納期未定

 

 

納期欄が無印のサイズは、

現時点で、日本国内に在庫があるか、

近々に日本国内に入荷が予定されている

サイズとなります。

 

 

また、納期未定と明記されたものは、

設定はあるものの、現在、日本国内に在庫がなく、

次回納期が、明確に決まっていないサイズとなります。

 

 

価格的には、現在、大人気のアドバン AD08より、

少し安いぐらいの設定でしょうか。

 

 

でも、グリップの高さには、

少々驚いていただけると思います。ハイ

 

 

国産ラジアルと比較すると・・・・・、

 

富士で約2秒・・・。

袖ヶ浦で約1秒・・・。

筑波2000で、0.5~0.8秒は、

アドバンテージがあると、田中は思います。

 

 

でも、ゴム(コンパウンド)は、

かなり 「カチカチ」・・・・・。

 

だから、ライフも、なかなかのものなのです。

 

 

ゴムが、「カチカチ」 なのに、

脅威のラップタイムを刻める秘密は・・・・・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後、ジックリ説明していきたいと思います。ハイ

 

 

ワンメイクレース等では、

すでに、人気爆騰 の、

クムホ V700 ラジアルタイヤ。

 

 

タイムアップを狙うなら、

かなり、いい仕事してくれると思いますよ!

 

 

この禁断の、グリップを経験すると、

田中が、ハイパーミーティングで使用した理由が

キットわかっていただけると思います。

 

 

 

なお、販売は、WEB販売のみとなりますので、

ご注文、お問い合わせは、

以下の、注文フォーム にてお願いします。

 

 

クムホ V700 専用注文フォーム  

 

 

タイムを出すなら、クムホ V700 

みなさん、どーぞ、よろしくお願いします。

 

 

メーカーのWEB サイト

ハイパーミーティング まで あと1週間!

2010年04月03日(土)

いよいよ、来週末は、ハイパミ ですね!

 

走行会へ参加される方も、

たくさん、いらっしゃるのでは、ないでしょうか?

 

 

我々も、現在、準備でバタバタしておりますよ~。

 

 

タイムアタック&レースに出場するため

1号車は、月刊「匠の日」 の翌日から、

横浜市幸浦にある、あの場所(もうバレバレ?)に、

出張中です。

 

 

で、何をしているかというと、

ミッションのOH。

 

もう、7万キロ走ってて、

一回もOHしたことがなく、

オマケに、アクセル戻さず、

全開のまま、ギアチェンジしてましたからね・・・。

 

 

で、そのついでに、

こんなことも、やってます。

ほんのちょこっとですが・・・・・・。

 

 

 

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えっ?何やってんだって??

 

そんなこと言えませんよ~。

ハイパミが終わるまで・・・・・。

 

 

ま、所詮、ミッションOH のついでに、

行うような作業ですから・・・。

 

 

それより、

これらの作業が終わるかどうかの方が、

心配です。

 

 

だって、今週末は、岡山でGTがあり、

み~んな、昨日からいなくなっちゃいましたからね・・・・・。

 

 

来週の金曜日に、ハイパミ前の

テストを予定していますので、

月曜日から本格的に組み込んで、

木曜日までに終われば、

カッコよく、みなさんお前で、お披露目できるのですが、

もし、間に合わなければ・・・・・・、

 

どうしよう・・・。

 

そうなれば、2号車でも走らせますね。

 

 

 

でもって、販売イベントの方も、

気合入ってますよ~。

 

当日の取付けはできませんが、

パーツを購入(後送りも含めて)いただくと、

特権がいっぱい!

 

 

その特権は・・・・・、

現在発売中のREV SPEED を見ていただければ、

 

 

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思わず 「ウォ・・」 と、いっていただけると思います。ハイ。

 

 

ちょこっとだけ、リークすれば・・・、

 

 

こんなのとか・・・・・、

 

 

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こんなのとか・・・・・、

 

 

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そして、こんなのまで・・・・・、

 

 

 

p1140986

 

 

 

ありますので、

みなさん、ぜひ、有効にご使用下さいね。

 

 

 

もちろん、アタック中以外は、田中もブースに、

ずっといますので、

パーツのこと、セッティングのこと、

そして、ドラテクのことなどなど

気軽に相談&情報収集に、来て下さい!

 

 

ハイパーミティングで、みなさんにお会いできること、

楽しみにしていま~す!!

 

 

※ イベントブースでの詳細が決まったら、また、ご案内します!

 

 

 

 

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REV スーパーバトル 2009

2009年12月10日(木)

男のプライドと、社運をかけた、

真冬の熱き戦い、

REV スーパーバトル 2009 が、

昨日 筑波2000 で開催されました。

 

もしかすると、世間からは、

タダのクルマ好きが、

サーキットに集結し

どこのクルマが一番速いか競争するという

たわいのない 戦い、

ちっぽけな 勝負なのかも知れません。

 

でもね、

田中にとって、

スーパーバトルは、

特別な意味があるのです。

 

なぜなら、半年前に、

同じ筑波2000 で、

トライフォースカンパニー に、

コテンパンにやっつけられ、

 

その日以来、悔しくて悔しくて・・・。

 

 

でね、心に決めたんです。

絶対に、次に筑波で戦うときは、

「勝つ」 ってね。

 

ま、よく言う、「リベンジ」 というヤツです。

 

 

でも、元競争自動車運転手ですから、

自分の中で絶対! と決めたことは、

どんなことがあろうと、

いかなる状況でも、

絶対なのです。

 

 

この約束が守れないなら、

男のプライドというより、

人間としての価値すらないように

思います。

 

 

それぐらい、この戦は、

絶対に勝たなければならない

戦いだったのです。

 

 

 

NA スイフト クラスのエントリーは、

 

TM-SQUARE   (ドライバー 田中ミノル)

トライフォースカンパニー   (ドライバー 木下みつひろ)

アールズ    (ドライバー 山野哲也)

HKS関西    (ドライバー 和田Q)

 

の4台です。

 

 

どのクルマも、

各社の意地とプライドをかけて

このNA スイフト 頂上決戦に向けて仕上げ、

ドライバーも、GTレースの顔ぶれが揃いました。

 

 

そんな中、

TM-SQUARE が、

叩き出したタイムは、

1分06秒928 。

 

完璧なラップでした。

 

そう、うれしい、うれしい

完全勝利です。

 

 

この日のために、

徹底的にテストを行い、クルマを仕上げ、

ライバルたちのラップタイムを想定し

その上を行くという作戦が

見事に的中した瞬間でした。

 

 

 

この、会心の勝利の裏には、

多くの人たちの、協力や応援がありました。

 

 

リベンジのため、

レースより真剣に? セットアップしてくれた

望月 さん。

 

ヘッドの仕様を変更し、

何度も、ECU適合を取り直してくれた

タッシー。

 

田中が気に入るまで、

何度も、何度も、LSD を組み替えてくれた

なんぐう さん。

 

GTレースのように

真剣にダンパーを組んでくれた

高橋 さん。

 

急な切削モノでも、

夜遅くまでかかって、作ってくれた

今西先生。

 

ブレーキのことなら、

どんなオーダーでも、必ず作り上げてくれる、

ウインマックス の方々。

 

 

 

そして、

半年前に、一緒に悔しさを分け合った、

弊社の社員。

 

 

これぞ、

みんなの力で、勝ち取った、

勝利です。

 

 

決戦前、

タッシー&望月さん との打ち合わせで、

「トライフォースは、7秒1~2」 。

 

「だから、6秒9 なら勝てる」 と。

 

終わってみれば、まさにその通り。

ホント、このオッサンたちは、

恐ろしいぐらい、

勝負事を知り尽くしていますね・・・。

 

 

協力していただいたみなさんと、

応援していただいたみなさんに、

この場を借りまして、

心からお礼申し上げます。

 

「ありがとうございました!」

 

 

さあ~、今回、投入したパーツは、

可能な限り、リリースしますので

みなさん、期待して、待っててくださいね!

 

 

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