BILLION
2017-01-19 匠工房 駆動系を ゴッソリ と!

2017年01月19日(木)

p13

本日、ご紹介する ZC31S オーナーさんには、

駆動系をガッツリ、リフレッシュいただきました!

64b67280d82

なんと、ご依頼いただいた項目は・・・・・、

ミッション OH  (純正2/3速ギア交換、各種ベアリング交換)

LSD OH (TM LSD SPEC1 の OH でございます)

be086dddba3

ミッションオイル交換 (BILLION OILS FF-730)

シフトワイヤー交換 (純正品)

フライホイール交換 (TM-SQUARE)

b080ef4b434

クラッチカバー (TM-SQUARE)

クラッチディスク (TM-SQUARE SPEC2)

レリーズベアリング (純正品)

ドライブシャフト交換 (TM-SQUARE SPEC2)

4821f241ea5

とまぁ~、まさに、ガッツリ と、リフレッシュ いただきました。

で、阿部ちゃんによる 作業終了後、田中試乗を実施。

いや~、駆動系って、少々地味なイメージですが、

シッカリ手を掛けることって、やっぱ、重要なんだなぁ~と、

改めて感じるぐらい 上質な乗り味になっておりました。ハイ。

ということで!

ZC31S オーナー様

匠工房のご利用、ありがとうございました!!

(お引取りをお待ちしております!)

BILLION
2016 スイフト マイスター決定戦  人物伝  番外編!

2017年01月18日(水)

p1-114

2016 スイフト マイスター決定戦  人物伝 

今回は、最終回となる 番外編! でございます。

まずは、田中ミノルが、独断と偏見で決定する

日本三輪選手権 初代の チャンピオンは・・・・・・・、

(ドラムロール)

まったくの同ポイントで、

このお二人がチャンピオンでございます!!

45dec156b82

89edfcaf963

たいしょー 選手!

a2b12be4a841

4964315b555

腹黒くまち号 選手!

受賞とは無関係ですが、ボンネット カッコいいですね!! (笑)

aa12251ee36

で、よく 三輪になると、NGなのか?? と、質問を受けますが、

まったく問題ないと田中は思います。

減速を伴う、タイトコーナーの進入時、

FFは、どうしても、三輪になるものであり、ある面、三輪になるから、

曲がるといっても過言ではないのであります。

もちろん、オーバーステアが強い状況なら、

ある程度、リアの接地を確保しなければならない場合もありますが、

アンダーステア、ニュートラルステアの状況では、三輪になっても、大丈夫です。

では、路面からタイヤが大きく離れる場合と、

少しだけ浮き上がり三輪になる場合がありますが、

その違いは何なのか・・・・・?

それはね・・・・、コーナリングスピードが同じ場合、

フロントのスプリングレートによって、浮き上がる大きさが違ってきます!

そうです、フロントのレートが低い方が、浮き上がる量は大きくなるのであります。

(たとえば、右コーナーであれば、フロントの左が、

大きくストロークすることにより、対角の右リアが大きく浮き上がるのです)

もちろん、

リアダンパーのリバウンドストローク量や、

リアスタビの強さも影響しますが、

フロントのスプリングレートは、この浮き上がり量に、

一番大きく関与しているのであります。ハイ。

ちなみに、腹黒くまち号 選手の スプリング/ダンパーは、純正でございます!

ということで、お二方、おめでとうございます!!

それから、スーパーラップ出場者で、まだご紹介できていないのは・・・・・、

b0b2c076d37

46484b59a28

D540 選手!  

前回のマイスター以来、久し振りのFSWショートなのに、

今回も、最後はキッチリ合わせてきましたよね~!!

(総合5位 NA-2クラス4位)

bacaf628eb9

スイフト界のレジェンド!  かんた 選手!!

エンジンチューニング以降、確実に、ファイナリストですね~!!

(総合8位 NA-2クラス6位)

472a3a803210

くりはら 選手!

後輩からの ECU略奪作戦失敗談は、きっと、これからも、

スイフトマイスター決定戦で語り続けられると思いますよ~!!

(総合11位 NA-2クラス7位)

0aff157e0b11

ゆうすぽ 選手!

FSWレーシングコースでのクラッシュから、見事復活!!

(総合13位 NA-2クラス8位)

0a07980a5312

Kasai-hiro 選手!

練習の虫、Kasai-hiro 選手 ですが、今年は、練習をサボったらしいですよ~!!

(総合14位 NA-1クラス5位)

それから・・・・、ギャラリーの中には・・・・・、

df3f87344013

50837725c114

REV SPEED ご一行様!

大井さん、デカトーさん、取材をありがとうございました!!

d239d9dd3d15

おっと! 86の神様!! 三塚さんではありませんか!!!

まさか、このお方 じゃ・・・、ありませんよね・・・・・(笑)

(なにやら、レーシングコースで、86の耐久レースがあったらしい・・・・・・)

30f4213f7516

M線社長!

最近、結婚した 幸せそうな若者が、どうも、気に入らない・・・??・・・・(じ、冗談ですから!!)

c32ec3890017

ご存知! スイフトの神様!! 松野社長!!!

今年も、神様のご加護により、クラッシュ ZERO で、

イベントを終了することができました。 ありがとうございました!

ちなみに、神様の歌声に、53000人 の大観衆は酔いしれました・・・・!

037902aa6c18

(やっぱり、演歌は、心に染みるなぁ~  笑)

そして、BEST PHOTO は、この作品でしょうか!

f98d82144119

(パパ! 頑張れ!!   いや~、素晴らしい写真ですよね)

そして、そして、これら大量の写真を撮影してくれたのは、

ミノルインターが誇る 契約カメラマン 3名でございます。

ec2f8d2f8921

(もちろん、3人ともスイフト乗り!!)

いや~、本当に、寒い中をありがとうございました!

ということで、以上! 

2016 スイフト マイスター決定戦  人物伝 でした!!

(次回は、レッスンクラスのことを 少々・・・・!)

BILLION
2016 スイフト マイスター決定戦  人物伝  ファイル④

2017年01月16日(月)

p130

さぁ~、人物伝  ファイル④ で、ご紹介したいのは、

激戦の NA-1 クラスで、好成績を収められた方々でございます。

まず、今回のマイスター で、大活躍した

ルーキークラス の 「ゼッケン 7」 waku-3 選手です!

なんと、

ルーキークラス (サーキットデビューして2年以内のドライバー) なのに、

099079483721

52abc3eba931

2回のフリー走行にて、連続 TOP 10 入り!

そして、予選では・・・・・・、

55503482ab4

堂々の総合8位 (NA-1クラスなら、3番手!!) は、

強烈なインパクトでございました。

9da4032fbd5

38e3a7c2f16

で迎えたスーパーラップでは、

dd367428527

051e0fb0d47

少々、気合が入り過ぎて・・・・・、

下位に沈んでしまいましたが、

QFでのタイム、35.245 は、素晴しいと言うより、

驚愕のタイムですよね~。

(間違いなく、ルーキークラスのタイムではない!)

また、ご本人に話を聞くと、

まだ走り始めて1年と少し・・・・・・・・・・。

でも、NA-1 クラスで総合優勝してしまった、

あのお方が、選任コーチらしく、

わずか1年で、後輩ドライバーを ここまで速くして、しまったようです・・・・。

(恐るべし・・・・、スズオタ塾・・・・・)

でも、まぁ~、いくらコーチがよくても、

1年で、それも、NA-1車両規定で、

こんなタイム出しちゃうなんて、

やっぱり、抜群のドライビングセンスなんでしょうね~。

waku-3 選手 おめでとうございました!!

でもって、NA-1クラス なのですが、

まず、優勝したあのお方は、先日ガッツリ、ご紹介したので、割愛! (笑)

で、NA-1クラス 2位に入賞したのは・・・・・・、

そう! カモチン なのです!!

27285e6a438

f79dac82439

まずは、朝から、神様に怒られ・・・・・・、

be829e9c0310

なにやったんだ・・・?

でも数々の言い訳で、乗り切り・・・・・・(笑)

60a2f6c7fb11

ドラミでは、笑いを取り・・・・・、

8da699e1f512

参加者には、もし、5,000円くれたら・・・・・、

eb425bf03113

ボクの権限で、でっかい写真、掲載しますよ~と、

お小遣い稼ぎをし・・・・・(うそうそ・・・笑)、

アンケートは、原稿のように、真剣に記入し・・・、

d32ad94d3e14

28

あんた・・・・、

あくびするの 堪えてるよね・・・・・・(笑)

(ちなみに、 TM-SQUARE に次に作ってほしいものは・・・・、の問いに、

「やせる薬」 と、明記されておりました・・・・・・・・・、やっぱり・・・・・・)

といった、いつものような感じの カモチン だったのですが、

走り始めると・・・・・・・・、

1781f851e31517

5d2df146ff16

4006889a1718

3cca27621119

速いんですよ!!

で、パッドックでは、セッションが進むにつれて、

「あの ぽっちゃり なかなか、やるなぁ~」 という声が、あちらこちらで・・・・・(笑)

そして、スーパーラップ も、バッチリ決めて、

総合6位 NA-1クラス 2位に、輝いたのであります!!

dbc389a11620

でも、このお方、勝負に対しては、すご~く貪欲で、

勝ちに対する執着心が、すご~いのであります。

今回、田中が目撃した現場は、

ダウンフォースの拡大のために、テーピング を行ったとき・・・・、

2b9381cbbe21

こっそり、ラップタイムを計測する 発信機を 

一番フロントよりに、固定!!!!!

d881e1dc2c22

8829473cd4823

本人いわく、FSWショートは、コントロールラインを

減速しながら通過するコースレイアウトのため、

「一番前に、発信機があるほうが、連続周回のQFでは有利!」 と

言うのですが、コレって本当なの・・・・・・?

確かに、アタックラップ直後の1コーナーは、ある面、飛び込み優先になるので、

やっぱり、一番前に装着している方が、有利なのかなぁ・・・・。

(ちなみに、スイフトマイスターのルールでは、1コーナーのスピン、

コースアウトがあった場合、その前のLapタイムは抹消となります。)

でも、まぁ~、カモチン !

よく考えますよね~~!!

この、少しでも、ドラテク以外で、タイムを稼ごうとする

ズルさ 貪欲さは、いかにも カモチン らしくて、ステキですが・・・・(笑)

ただ・・・・、クラッシュしたときの ダメージには、プラスα がありそうですので、

そこだけは、十二分にご注意下さいね!!

そして、そして、NA-1クラス 3位 は、ITASUN 選手 でございました!

8fef71f2e625

47050aa9f924

6f9b1f251626

b624977a1827

元々、RX-7 乗りの ITASUN 選手 ですが、

最近は、小富士スイフト軍団 の 中核的存在 ですからね・・・・・・・。

50fbbc82aa27

でも、まぁ~、強敵 小富士スイフト軍団 に、

割って入った カモチン も、すごいけど、 

やるときは、やる! という感じで、キッチリ リザルト を出してくる

おっちゃん たちも、やっぱり すごいなぁ~、と、改めて感じた、人物伝でございました!

NA-1クラスの 上位3台 & ルーキークラス を制覇した みなさん!

おめでとうございました!!!!!

 
 
 
 
 
 
 

BILLION
2016 スイフト マイスター決定戦  人物伝  ファイル③

2017年01月14日(土)

p1-113

そうです、今夜は、

2016 スイフト マイスター決定戦  人物伝  ファイル③

なのでございます!

本日、ご紹介するのは、今回で、2回目の開催となりました、

NA-0クラス 上位 3名 をご紹介したいと思います。

まずは、NA-0クラス 2連覇を達成した 

TEAM ワンダー の ワークスドライバー でこーす選手 です。

d05685da9b2

fcf99c75af3

24ce9450314

昨年は、QF上位5台で競われる 最速決定戦 において、

終了ギリギリでの大逆転劇にて、見事!初代チャンプをGETした

でこーす選手 でありますが、今年は、本当に強さを感じましたね~!

最速決定戦の開始早々に、タイムを叩き出し、

だれかが、そのタイムに迫ってくると、ベスト更新!

で、また、誰かが、そのタイムに迫ってくると、またまた、ベスト更新!

と、まさに横綱相撲のようでした。

0db6f177e75

(近い将来、NA-0 も、35秒台突入の予感が・・・・・・)

もちろん、戦いの準備も万全で、

余裕すら感じられた でこーす選手 ですが・・・・・・・・、

1f835dd6346

じつは、トラブルを抱えていたのです・・・・・・・・・・。

でも、TEAM ワンダーの 結束にて、トラブルを乗り越えて、

見事! 2連覇!!   いや~、さすがとしか言いようがありません!

(でこーす選手 & S田さん! おめでとうございました!!)

そして、2位には、NA-0クラス 2年連続表彰台となる

親スポ選手 が入賞しました!!

ね~、みなさん!

この 親スポ選手 なんと、お父さんのクルマで、参戦して、

2位になっちゃうところが、ステキではありませんか!!

769d61ce0e7

7875d367cc8

c64462f6639

(ダウンフォース 出そうですね~)

親子二代でスイフトに乗り、NA-0クラス で、2位になっちゃうなんて、

きっと、お父さんも嬉しかっただろうなぁ~と、

たぶん、お父さんと同世代の田中は、感動してしまいました。ハイ。

また、親スポ選手 の目標タイムは、36.9 ということでしたが、

QF で、36.6  そして、最速決定戦 では、36.5 と、

ラップタイムを縮めてきた ドラテク!

強烈にカッコいいと、田中は思いますね~!!

親スポ選手、2位入賞 おめでとうございました!!!

そして、そして、3位の座は、

初参戦の おさる選手 が、GET しました!

665483ee9810

dbb2be671111

茨城県からのご参加で、ホームコースは、TC2000

使用タイヤは、ディレッツア GⅡ ☆ F 225-45-16 R 205-50-16

の組み合わせにて、参戦いただきました!

(おさる選手 3位入賞 おめでとうございました!!)

しかし、NA-0 は、熱いですよね~。

車両的にも、ZC31S  ZC32S が、まったく互角で、

今回の最速決定戦に出場した車両も、

ZC31S 3台  

ZC32S 2台

と、かなり実力が均衡していました。

a64709ee0512

6ace0e8a9d13

(なんと! ノーマル足で、最速決定戦出場!!)

また、ドラテクがタイムに影響する領域が大きいことも、

NA-0の人気の秘密かも知れないですね!

なにやら、2連覇を達成した、でこーす選手は、

次回大会では、NA-1クラスに、ステップアップするようですので、

いったい今後は、誰がチャンピオンに輝くのか、いまから楽しみの田中なのであります!

ということで、NA-0クラス 上位3名のみなさん!

おめでとうございました!!

BILLION
2017 東京オートサロン!

2017年01月13日(金)

p129

本日は、東京オートサロンに、行っておりました!

と、いっても、今年は、出展しておりませんので、見学でございます。ハイ。

で、一番、気になったクルマは・・・・・、

やはり、コチラ でしょうか・・・・・・・・・。

25812c3e442

3211d193e23

いや~、穴があくほど、ジックリ見てまいりました(笑)

で、田中の感想は・・・・・・・・、

長くなりそうなので、やめておきましょう・・・・・・(笑)

また、BBSさんで、打ち合わせしていたら・・・、

こんな、チョコ もらっちゃいました!!

64374684094

うっ~ん、このチョコは、安いのか・・・・・、

それとも、高いのか・・・・・・・・・(笑)

しかし、今年も、

幕張メッセ 全館制覇 の 東京オートサロンは、大盛況でしたね~。

ということで!

明日   土曜日は、 9:00~19:00

明後日  日曜日は、 9:00~17:00

の開催となりますので、みなさん、ぜひぜひ、楽しんできて下さいね!!

edd45614675

bdc25d4b8c6

67220cd55a7

BILLION
2016 スイフト マイスター決定戦  人物伝  ファイル②

2017年01月11日(水)

p1-112

さぁ~、本日は、

2016 スイフト マイスター決定戦  人物伝  ファイル② でございます!

先日、ご紹介いたしました様に、

オーバーオールの優勝は、スズオタ選手でしたが、

本日の人物伝は、そのスズオタ選手と、

スーパーラップにて、0.1秒を切る大接戦を演じた、

NA-2 の勇者たちをご紹介したいと思います!!

c2ad749d382

まずは、NA-2クラス優勝! 

オーバーオール2位に輝いた T板金選手です!!

もちろん、クルマは、HT81S !!

ee610073f33

作手で鍛えた、抜群のマシンコントロール テクニック と、

まさに、お手本のような 荷重移動により、

とにかく、Lap を まとめるのが、お上手な スーパーエキスパートなのであります。

4bfcb16a6e4

f39b2c45da5

cd1fea585e6

5e59eb3ccd71

ea20fcb59c8

(FFとは思えない、ドリフト走行も ◎。  なんだか、ミズスマシのように、コースを

スイスイと、走ってしまう そんな印象が、田中は強いですね~)

また、T板金選手は、

以前所有していた、HT81S を クラッシュ させてしまい 箱換え!

でもって、イベント直前に、エンジンも壊れ・・・、中古エンジン(ノーマル)と乗せ換え!!

といった、アクシデントを乗り越えて、勝ち取った、表彰台!!!

きっと格別だったと思いますよ~。

そして、タイム的にも、スズオタ選手の 34.983 に対して、

35.073 ですから、な、な、んと! 9/100秒 差!!!

まぁ~、まばたきの瞬間に、勝負が決着した そんな感じの戦いだったのであります!

(T板金選手 おめでとうございました!)

そして!

激戦の NA-2クラス 2位

オーバーオール 3位 表彰台の座は、

T板金選手から、遅れること、7/1000秒 !!

スイフトマイスター決定戦の常連、ともちゃん でございました!!!

cd5ed6b6109

d9a47778bb10

967848963d11

f9408a1fa412

ca9487812b13

f68fe0dfcc14

e05a76453715

(いや~、おめでとうございます!)

また、いつも思うのですが、この ともちゃん の 32・・・・、

なんだか、不思議なオーラを 田中は感じるんですよね~。

e215d0dfbb16

(おとなりの D540さんとのダブルオーラ・・・・、ステキです!)

そして、今回から、ハイカム装着により、

NA-2 に、クラス変更した ともちゃん ですが、

今年も抜群の安定感にて、QFを勝ち上がり、

スーパーラップの常連らしい走りで、表彰台をGET!

優勝には、ほんの少しだけ、タイムが届きませんでしたが、

正確でクレバーな アタックは、いかにも、ともちゃん らしい

素晴らしい走りだったと思います。ハイ。

ぜひ、ぜひ、次回は、スイフトの頂点に挑んでいただきたいと思います!

いや~、本当におめでとうございました!!

(ご家族でのご参加、ありがとうございました!!!)

そして、そして、NA-2 3位は、

兵庫県からご参加いただいた、たつ選手 でございます!

aa90245d5a17

202b50484118

ca055276b019

4c6819a11d20

adf8440b7221

(ホイール割れますよ~  笑)

かなり、軽量化の進んだ車両 (なんと!リアのガラスは、ポリカ!!) にて、

b7f447e97a22

NA-2クラス からのエントリーでしたが、

やはり、FSWショート エキスパートとの短期決戦は、

遠征組みには、少々、分が悪かったですよね・・・・・・・。

でも、QFのタイムと、スーパーラップのタイムが、

0.1秒しか違わなかったことに、

たつ選手の実力を、いや、男の意地を感じることができた

今回のスーパーラップ対決でございました!

3位入賞 おめでとうございました!!

とま~、エントリー台数 9台と、

今回のマイスターを大いに盛り上げてくれた、NA-2クラス。

エンジンチューニング & 軽量化ともに、

なんだか、一気に進みましたよね~。

ということで、次回も、熾烈な戦いを ぜひ、見せてください!

以上、NA-2クラス 上位 3名のご紹介でした!!

BILLION
2016 スイフト マイスター決定戦  人物伝  ファイル①

2017年01月10日(火)

p128

昨年、12月17日 FSWショート にて開催された

スイフト乗り、日本 No1 を決める スイフトマイスター決定戦!

なんと、今回で、第6回大会 となり、

まさに、スイフト サーキットフリーク にとっては、

冬の風物詩になりつつある イベントなのであります。

で、今年は、快晴の中、スイフトマイスター決定戦クラスには、

32台のエントリーをいただき、大激戦が繰り広げられた

スイフト頂上対決は、な、な、なんと!

NA-1クラスの車両規定なのに、オーバーオールの優勝は、

スズオタさん(大田錫さん)の頭上に輝いたのであります!!

(いや~、お見事! でございます!!!)

では、優勝までの軌跡は、どんな感じなのか、

少々解説いたしますと・・・・・・、

09907948372

まず、第一セッションは、走行時間の半分をPITで待機!

で、いきなり、スーパーラップの予行演習!!

で、たった、1Lapで叩き出したタイムが・・・・・・・・、35.071 でした。

この速さには、解説席の田中も、度肝を抜かれましたね~。

だって、朝サーキットまでやってきて、いきなりアタックして、

35.071 の2番手タイムなのですから・・・・・・・。

その後も、PIT へ、入ったり、また出てきたり・・・・、

完全に、スーパーラップに照準を合わせた 作戦だったのであります。

で、フリー2回目は・・・・・、

52abc3eba93

35.009 にて、3番手!

でも・・・、いろんなことを確認しているのか・・・・・、

飛んだり跳ねたり、大カウンターになったりと、大暴れ!!(笑)

5dd6d515cb4

f9b8730e155

また、QFでは、シクルことなく、

連続ラップにて、34.789 をマーク!!

55503482ab6

(総合4番手! もちろん、NA-1最速のタイムでございました)

そして、このオッチャン、ここからがスゴかった・・・・・・・。

この写真は、スーパーラップのスタート前の写真なのですが、

何か気付きませんか???

fa269dda0e7

そう、後方をよ~く見ると・・・・、

7c0d67415b7

少しでも、ギリギリまで、タイヤを温めて、

そのタイヤを走行直前に装着するという

この勝負への 「誰にも負けない執着心!!!!!」

結果、NA-1クラスでありながら、オーバーオールの優勝を

勝ち取っちゃたんですから、も~、カッコいい! 以外の言葉がございません!!

cda1f4c5898

5127ebc9ed9

c2ad749d3810

でね・・・・、

田中は、タイムを出すには、2パターンの考えがあると思います。

1つ目は、物理的にクルマを速くする方法

エンジンをチューニングしたり、軽量化を行ったり、

クルマの運動性能を上げることにより、タイムを出すという考え方です。

メリット   → 今までと同じ走りにて、タイムが短縮できる

デメリット → クラスが変わってしまう

2つ目は、現在あるものを有効活用する方法

徹底的な走り込み、セットアップ、ドラテクを活用し、

物理的に、そのクルマが出せるリミットタイムを出すという考え方です。

メリット   → クラスが変わらない

デメリット → 今までと同じ走りでは、タイムが短縮できない

そして、今回の スズオタ選手は、まさに、後者の考え方に徹した

素晴らしいアタックだったと思います。

まぁ~、なんといっても、NA-1の車両規定で、

オーバーオールにて優勝しちゃうんですから、

ドラテク、セットアップ能力 & 一発にかける執着心と、メンタルの強さは、

間違いなく、No1 だったこと、誰もが認めざるを得ない 事実だったと、田中は思います。

クルマの限界を上げるのではなく、

人間が、クルマの限界をキッチリと、出し切ることで、

勝負に挑んだ スズオタ選手 の総合優勝は、

きっと、これからの スイフトマイスター決定戦の楽しみ方を

大きく変えたような、そんな気がすんですよね~。


クルマが速いんじゃない!

オレが速いんだ!!

って、スズオタ選手からの叫びが聞こえてきそうな、

とってもステキな優勝! 本当に本当に、おめでとうございました!!

e3b7972a6d11

ちなみに、スズオタ選手には、

2013年から、参戦いただいており、

リザルトの推移は、下記のとおりでございます。

2013年

QF            36.943     総合 23位  NAクラス 20位   

QFにて、敗退

2014年

QF            34.920     総合 3位  NA-1クラス 1位 

スーパーラップ    35.371     総合 6位  NA-1クラス 2位 

2015年(WET)         

QF           40.244     総合 4位  NA-1クラス 3位   

スーパーラップ    40.558     総合 5位  NA-1クラス 3位    

うっ~ん・・・・、

ローマは1日にして成らず とは言いますが、

どうすれば、スイフトマイスターに成れるのか・・・・・、

今回は、徹底的に作戦を考えて、それを的確に実行したという

そんな香りがプンプンする、スズオタ選手 優勝への軌跡でございました!!

いや~、スズオタ選手 アッパレ でございます!

おめでとうございました!!!!!

PS  スズオタ選手!  田中の 34.313 (NA-2) に挑戦することは、禁止です (笑)

BILLION
スイフトマイスター決定戦 2016 を 振り返って!

2016年12月31日(土)

p1-111

いや~、スイフトマイスター決定戦が終了して、

約2週間となりますが、

本当に今年の大会は、感動しましたよね~!!

田中は、今回のような戦いを見たくて、

スイフトマイスター決定戦を企画したんだ! と、思えるような 

まさに、そんな戦いが、リアルタイムで見られたことに、ただただ、感謝いたします。

参加者のみなさん! 本当にありがとうございました!!

81fc7ce9612

それでは、今年の戦いは、どんな展開だったのか、

過去のDATAと比較しながら、スイフトマイスター決定戦 2016 の

全貌をお伝えしたいと思います。

まず、スイフトマイスター決定戦 に、ご参加いただいたのは、

全32台!

表彰式でも話しましたが、

「この戦いに出場してみよう!」 

「どこまで できるかわからいけど、やってみよう!]

と決断いただいたことが、田中はとってもうれしいですね~。

だって、出場しないための理由なんて、山のようにあるけれど、

出場する理由は、自分自身の心の中にある

「やる!」

「やってみる!!」

という気持ちだけですからね。

そして、プレッシャーも、ドキドキも、乗り越え、

勇気を持って参戦いただいて、

バッチリ田中のインストラクションを理解いただき、

全員、クルマで来て、クルマで帰る を実行いただいたこと、

(なんと! クラッシュ ゼロ!!)

もちろん、ラップタイムによる優劣は付きましたが、

田中は心の底から、参加いただいた全員が勝者だと、思います。

(走り終えた後のみなさんの清々しい表情、本当に最高でした!!)

参加いただいたみなさん!

本当に、ありがとうございました!

で、戦いは、32台が 4グループに分かれて、

フリー走行① から、スタートしました。

09907948373

上記のリザルトは、フリー走行① (全32台) の TOP 10 となり・・・・、

なんと、最速は、

HT81S での参戦となる T板金 選手!

おまけに、タイムは、34.840 と、いきなり、34秒台なのであります!!

いや~、このリザルトに、会場は、ドヨメキましたね~!

32f98352474

また、TOP 10 には、NA-2 クラスが6台と、

スイフトの ハイチューニング化が象徴されておりました。

(ちなみに、NA-2 6台中 3台が、ZC31S!)

それから、驚かされたのは・・・・・、

10位に食い込んだ waku-3 選手!

な、なんと、このお方、

ルーキークラス (サーキット走行経験2年未満) からのエントリーでございます!!

いや~、また、恐ろしいお方が・・・・・・、現れましたね・・・・・。

(ちなみに、車両規定では、NA-1 クラスでございます)

4a967d629a5

で、フリー② では・・・・・、

このような、リザルトとなりました。

52abc3eba96

なんと! TOP を奪ったのは、

ZC31S  ノーマルエンジン & ノーマルECU  の MOMI 選手!!!

88e317bf5c7

これで、作手スペシャリスト の 1-2 フォーメーションが完成!!

いや~、やっぱ、オートランド作手 で走っているお方って、

レベル高いんだなぁ~と、改めて感じました。ハイ。

また、NA-1 クラスも、

3番手  大田 錫 (スズオタ) 選手

6番手  ITASUN 選手

9番手  waku-3 選手

の3人が、TOP 10 となりました。

(ラップタイムも、超激戦であります)

そして、迎えた QF は!

以下の結果となりました!!

55503482ab8

まず、TOP を奪ったのは、

今回が初参戦 のファミリーカー代表 選手。

ラップタイムは、驚愕の 34.569 !!

335e9611ef9

オープンクラス (過給機装着)

ちなみに、このお方・・・・、

今年、初めて、サーキットデビューし、

なんと、今回で、サーキット走行 3回目 とか・・・・・?

(いや~、マジで、またまた、恐ろしい選手が出てきましたよね~!!)  

で、2番手以降は、フリー走行の上位陣が続き、

15番手の くりはら 選手までが、スーパーラップ出場となりました。

(あっ! カモチン 入ってるじゃん!!!)

ではここで、歴代マイスターたちのタイムと、比較してみたいと思います。

2015年 (昨年)は、WETコンディションでしたので、

2013年 2014年 と、比較してみると・・・・・、

2013年     QF  1位  フクちゃん    34.857 

2014年     QF  1位  マーシ       34.737

といった結果でしたので、

今回の QF 上位 3位までが、過去最速タイムを更新!

いや~、強烈にハイレベルな、

史上最速スイフトによる 頂上決戦 となったのであります!!

それと・・・・、QF にて、4番手タイム(34.789) を叩き出した、

スズオタ選手 は、NA-1クラスでの参戦といったところに、

田中は、驚異を感じましたね~。

(スズオタさん、まさにアッパレでございます!!)

ちなみに、スーパーラップ出場ライン(QF 15番手)は、

2013年     QF  15位  かんた、さん   36.201 

2014年     QF  15位  お代官様     35.557

となっており、今年は、

2016年     QF  15位  くりはら 選手  35.698

でしたので、ほぼほぼ、2014年と、同じといった結果となりました。

また、NA-0クラス 最速 は、

でこーす選手 の 17位となりましたので、

スーパーラップではなく、NA-0最速決定戦を 上位5台にて実施!!

(来年あたり、NA-0にてスーパーラップに出場するドライバーが出てきそうですね~)

でもって、NA-0最速決定戦 のリザルトは、こちらでございます。

0db6f177e710

でこーす選手 の2連勝!

cadf95059a11

そして、親スポ選手 (お父様のスイフトにて、参戦です!!)は、

昨年の3位から、ひとつ順位を上げて、2位。

3位には、初参戦の おさる 選手 が、入賞しました。

(いや~、NA-0クラスは、セットアップの進んでいる 

ZC31S が、まだまだ、速そうな感じですね~)

そして迎えた、決勝 (スーパーラップ)は、

以下のリザルトとなりました!

c2ad749d3812

な、なんと!

NA-1 クラス の スズオタ選手が、

34.983 にて、オーバーオール優勝!!

bc014c87ed13

いや~、TOP 3 の 1/100 秒台での戦い・・・・、

きっと、これからも、語り続けられる 素晴らしい 戦いだったと田中は思います。

また、タイム的にも、

2013年     SL  1位  マーボー   35.404 

2014年     SL  1位  たかしさん  34.762

NA-1クラスでありながら、まったく引けをとらない

素晴らしいタイムだったと、田中は思います。

だって、みなさん! NA-1 ですよ!!

ノーマルエンジン だし、

車重も、NA-2 の一番軽い車両から、100kg以上重い のに、

ドラテクと、走り込みを武器に、

オーバーオールで優勝しちゃうんですから、本当にステキです。

NA-1 でも、シッカリ頑張れば、このリザルトが取れるよ!

という、スズオタ選手の心の声が、

放送席まで聞こえてきたような、そんな気がしました。

まさにこの快挙は、

ドラテク LOVE の田中にとっても、

「これぞ、スイフトマイスター!」 であり、

NA-1 のスズオタ選手が、徹底的に走り込んで、

ドラテクを駆使して、チャンピオンに輝いたことが、

自分のことのように、嬉しく思いました。ハイ。

また、参加いただいた方、全員が、ルールの中で、

そして、ドライバーがクルマを的確にコントロールしている状態で、

真っ向勝負している姿は、本当にカッコよかったです。

田中は、今年も、こんな素晴らしい

スイフトマイスター決定戦を LIVE で見れたこと、

ご参加いただいた すべてのみなさんに、感謝いたします!!

本当に、ありがとうございました!

ということで!!

年は越えそうですが、

今回も、「人物伝」 を頑張って作りたいと思います!!

乞うご期待です!!!

それでは、みなさん!

良いお年を!!!!!

BILLION OILS
GR 86/BRZ Race 専用油 のお話。 その②

2016年12月28日(水)

p1-1

前回の GR 86/BRZ Race 専用 ミッションオイル の お話し、
みなさん、いかがでしたでしょうか?

普通なら、絶対ナイショにしておく内容でしたが、
GR 86/BRZ Race に参戦されている みなさんに、
ちゃんと説明がしたく、勇気を持ってリークした次第でございます。
(ですから、他ではくれぐれも、ご内密に・・・・・・笑)

では、今回は、GR 86/BRZ Race 専用 LSD オイル の解説を
少々・・・・、いや、ガッツリと、行いたいと思います。ハイ。

まず、予選油/決勝油 という考え方は、ミッションオイルと、まったく持って同様です。

予選油  →
周回数を限定することにより、超低粘度のオイルを使用し、
アタック中のフリクションロスを低減させる

決勝油  
連続周回が可能なレベルで、可能な限り低粘度化したのオイルを使用し、
トラブルが発生しない範囲で、フリクションロスを低減させる
そうです、LSD オイルも、油温が上昇するのは、連続周回時だけですので、
周回数が少ない予選では、徹底的に低粘度のオイルを使用する作戦です。

そして、予選/決勝 と、各々の走行環境に合わせ込むことで、
フリクションロスを徹底的に、抑制することにより、タイムを削り取るとういう
いかにも、BILLION OILS らしい戦略なのであります。

もちろん、予選アタックにおいて、
ミッションオイル/LSDオイル の両方を予選油にすることで、
相乗効果が発生することは、カンタンに想像できますよね~。

でも、LSDオイルに必要な性能は、
ギア&LSDディスクを守ることと、フリクションロスの低減だけではありません。

GR 86/BRZ Race にて、LSDオイル に求められる もうひとつの性能、
それは、どれぐらいの強さで、LSDディスクをロックさせるかです。

GR 86/BRZ Race では、LSD の中を分解して、
ディスクの当たり面の数と、カム角(2種類からチョイス)の変更が可能となっています。

ですから、サーキットレイアウトに合わせて、

通常より、効きを弱めに組む とか、
通常より、効きを強めに組む とか、

LSDの効き具合で、アンダーステア/オーバーステア といった
クルマのバランスを合わせ込むのであります。

05e8e3c3b6-2

セットアップの方向性としては、

アンダーステアが強い状況     →    LSD の効きを弱く
オーバーステアが強い状況     →    LSD の効きを強く

となりますが、ほんの少しの アンダーステアを解消したいとか、
気持ちオーバーステアになっている部分を安定させたいといった
微調整といった部分は、LSD本体のセットアップでは、少々難しいので・・・・・・、

「LSDオイル によって、LSDの効きを変化させる」

というニーズにて、BILLION OILS GR 86/BRZ Race 専用 LSD オイルの
開発はスタートしました。

しかし、この合わせ込みには、かなりの時間を要しましたね~!! (笑)

まぁ~、100回以上は、
岡山トヨペットのメカニックさんに、
LSDオイルの交換をお願いしました・・・・・・・。

c4da61f0a8-3

bc0c8f91b5-4

(POP新谷隊長、本当にありがとうございました!)

で、最終的に、

予選油   →    効き弱め ~ 効き強め までの 5種類をバリエーション!
決勝油   →    効き弱め ~ 効き強め までの 5種類をバリエーション!

と、10種類の LSDオイルをバリエーションして、レースに挑みました。

ですから、走行後、ドライバーコメントを聞いて、
エンジニアさんと打ち合わせ、

「じゃ~、次は、ワンランク 効き強めのオイルにします!」

とか・・・・、

「だったら、一番、効きの弱いオイルに交換ね!」

といった感じで、どんどんセットアップが進んだのであります。

で、オイルでは対応できない領域に入ると、
LSDのセットアップ(プレート数/カム角)を変更し、
また、LSDオイルで、微調整を行うというパターンだと、
セットアップ的に、道に迷いにくいことも、大きなメリットになったと思っています。

また、テスト段階で、決勝用のLSDオイルが決まれば、
予選油は、何をチョイスすれば、バランスするか、
マトリックス表も、作ってあるのであります。

437300d786-5

この徹底ぶり・・・・、いかにも、
GR 86/BRZ Race 専用油 といった カテゴリーでしょ?? (笑)

そして、このLSD オイルの種類によって、
LSD の効きが変わるという特徴は、セットアップできる箇所が、
かなり限定されているワンメイクレースでは、大きなメリットとなり、
最終的には、数チームに使用していただけるようになりました。

でもって!

最後は、GR 86/BRZ Race 専用 の エンジンオイル開発 にも着手!!
(やっぱり、やるからには、徹底的に! 笑)

f5b02409b2-6

まずは、GR 86/BRZ Race の定番である
0w-20 といった粘度から、開発はスタート!
(そうです! BIILION OILS エンジンオイルのテクノノジーはそのままに、低粘度化させました!!)

で、テストしてみると、ドライバーコメントも上々で、
ロガーで見ても、連続周回による、オイルのタレは、発生していませんでした。

また、使用油を解析すると・・・、
まだまだ、攻められることが、明確となりましたので、
もう一段階攻めて、次の試作は、0w-16 といった粘度で挑戦!!

いや~、まさに、ブレーキフルードのような 驚きの粘度・・・・・・・(笑)

かなり、恐怖心(そうなんです、案外、ビビリなんです・・・) はありましたが、
走り出してみると、まったくトラブルは発生せず、連続周回も、問題なくクリアー。

また、ドライバーコメントは、0w-20 より、
もっと高回転域で、エンジンが軽いと、高評価でした。

なお、使用油を解析しても、金属成分の増加量、粘度劣化等、
まったく問題がなかったので、GR-016A というネーミングにて、
GR 86/BRZ Race 専用 エンジンオイル として設定しました。

で、迎えた、最終戦 SUZUKA に、
オイル工場の精鋭メンバーと、ガッツリ打ち合わせを行い、
もうワンアイテム、エンジンオイルの試作を作ってもらいました。

0e7cca003b-7

このエンジンオイルは、
高回転域にて、フリクションロスを低減することでアドバンテージを発揮する
GR-016A とは対極な特性として、SUZUKA の 2コーナーから DUNLOP。

ヘアピンから、スプーン  そして、裏ストレートといった、
上り区間 & 中速トルク に、フォーカスした仕様のエンジンオイルなのであります。
(エンジンオイルの作り方で、こんなことができるなんて、ちょっとビックリでしょ?? 笑)

で、走行後のドライバーのコメントも、
「明らかに上り区間が速くなった!」 と、まさに筋書き通りのコメント!!

また、ロガーDATA を見ても、バッチリ違いが出ていましたので、
このエンジンオイルも、GR-020B として、設定することになりました! 

GR-016A (0w-16)  →    ローフリクション  高回転重視タイプ

GR-020B (0w-20)  →    ローフリクション  中速トルク重視タイプ

ちなみに、通常の 0w-16/0w-20 にて、使用されている添加剤は、
省燃費タイプ の添加剤配列 が多い中、
BILLION OILS の エンジンオイルは、骨太なサーキット完全対応の添加剤群により、
ガッツリとエンジンを守ってくれます。

ですから・・・、

ノーマルエンジンからパワーを絞り出すための低粘度化だけではなく、
厳しい環境でも、しっかりエンジンを守れて、
でもって、サーキットレイアウトに合わせて、エンジンオイルをチョイスできるのが、
いかにも、BILLION OILS  なのであります!

そして、そして、このエンジンオイルを
Vitz のワンメイクレースに参戦されている 某ドライバーにも、
テストしていただいたところ・・・・・、

「絶賛!」の評価をいただきました!

(特に、GR-020B は、大絶賛でしたね~)

いや~、「ピットロードを出た瞬間にわかる!」 というコメントと、
統一戦の あのリザルトは、本当に、ス・テ・キです!!

とまぁ~、2回にわたり、お伝えした
BILLION OILS GR 86/BRZ Race 専用油 のストーリー
お楽しみいただけましたでしょうか?

ちなみに、今回、ご紹介した 全アイテムのオイルが、
すでに購入可能となっております。
(一部の商品は、まだ、十分な数が準備できておりませんが・・・・・・・)

でもって! WEBサイト も、すでに完成しております!!

BILLION OILS GR 86/BRZ Race 専用油

またね・・・、なんと!
ステッカー貼付による、サポート価格の設定もありますので!!

GR 86/BRZ Race 参戦者のみなさん!
レーシングチーム & ディーラーチームのみなさん!!

どうぞ、よろしくお願いします!!!

ということで!
先日の TGRF にて、岡山トヨペットさんとの契約も終了しましたので、
来年は、ただの・・・、いや、すご~い オイル屋のオッチャンとして、
GR 86/BRZ Race に、参戦予定の 田中ミノル がお伝えした、
BILLION OILS GR 86/BRZ Race 専用油 のお話 でした!!

BILLION OILS
GR 86/BRZ Race 専用油 のお話。 その①

2016年12月22日(木)

p1-13

いや~、初の テクニカルデレクター として、

AREA86倉敷(岡山トヨペット)チームと一緒に挑んだ、

GR(ガズー) 86/BRZ Race 2016

e7053f9884-2

第二戦の岡山で優勝し、

9b21811f3c-3

e341cf2331-4

前半戦は、シリーズTOPで折り返したものの

インジェクタートラブルにて、エンジンを破損した夏以降は、

本当に厳しい戦いが続きました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

で、 結果、シリーズ3位

ただ、最後の最後まで、望みを捨てることなく、

チーム 一丸となって、可能性を追い続けたことには、

胸を張れる・・・・・、そんなシリーズでした。

岡山トヨペットのスタッフのみなさん!

阪口良平選手!!

8872549653-5

お疲れ様でした!!!

そして、1年間 本当に、ありがとうございました!!!!!

とまぁ~、

チャンピオンこそ、取れませんでしたが、

2016 GR 86/BRZ Race シリーズにて、

BILLION OILS の オイル開発 は、進みましたね~!

6f9b57258d-6

ということで!

今年、田中がどのようにオイルの開発を行い、

どんなオイルが、GR 86/BRZ Race 専用油 として誕生したのか、

通常、オイル開発のガチの話など、きっと公表されないであろうことを

少々、語ってみたいと思います。ハイ。

まず、GR 86/BRZ Race のオイルを マジに作ってみよう! と思ったのは、

昨年の夏、BILLION OILS の営業活動の一環として、

FSW にて開催されていた GR 86/BRZ Race に訪れたとき、

谷口信輝 選手 が言った 「ひとこと」 がきっかけでした。

その言葉とは・・・・、

「ストレートで、少しでもアドバンテージがあれば、いくら高くても そのオイルを買う!」

まぁ・・・、すべてがイコールコンディションのワンメイクレースですから、

ほんの少しでも、ストレートが速いということは、強力なアドバンテージになります。

でも、この、当然と言えば、当然のことが、田中にはとっては、斬新でした・・・・。

なぜなら、BILLION OILS を立ち上げるために、

数え切れないぐらい試作オイルを作り、

田中自身のドライビングにて、気が遠くなるぐらい周回した、サーキットテストは、

すべて、「信頼性」 と、「ドライバビリティ」 といった

方向性を重視し作ったものばかりで、

「ストレートの速さ」 を追い求めたオイルが、存在しなかったからです。

でも・・・、数々の開発テストで、我々が得たノウハウは、

ストレートでの速さを重要視する

GR 86/BRZ Race 専用油 というチャンネルでも、

きっと、みんなのニーズに合ったものが、作れるのではないかと、直感的に思いました。

だって、我々が、ひとつひとつ、仮説を立て、それを実証するという、

地道なテストから学んだことには、不動の自信があり、

そのノウハウを 今度は、「ストレートの速さに結びつける」 といったように、

方向性が少し変わるだけなのですから・・・・・・。

で、まずは、ミッションオイルから、開発をスタートさせました。

ちょうど、社内では、 MT-520  & TL70  といった、

BILLION OILS の 柱となる商品群の開発が終了したタイミングで、

これら商品には、大きなメリットが存在していました。

そのメリットとは、なんといっても、

温度に左右されない あの究極のシフトフィールです。

(きっと、ご体感いただいた方には、わかっていただけると思います!)

ちなみに、GR 86/BRZ Race では、少しでも、ストレートで車速を上げるために、

アクセル全開のまま、クラッチを切って、シフトアップを行う 「スーパーシフト」 と呼ばれる

スペシャルテクニックを数多くのドライバーが活用しています。

ということは・・・・・、

「究極のシフトフィール」 が売りの BILLION OILS なら、

きっと、「スーパーシフト」 が、カンタンにできるのではないか?? と考えました。

そこで、まずは、このシフトフィールが武器になるものなのか、

昨年の最終戦 SUZUKA ラウンドにて、

田中と、ほぼ同期の 某おじさんドライバーにお願いして、

まだ、当時、発売前の MT-520 (TL70) を使ってもらいました。

すると・・・・・、絶賛の評価をいただきました。

(いや~、リザルトも、ハンパじゃ なかったですね~!)

これで、自信を確信に深め、

ならば、あとは、どれだけ低粘度化させて、フリクションロスを低減できるかだと思い、

岡山トヨペット(906号車)のテクニカルデレクターに就任したあとは、

徹底的に温度DATAをロギングしました。

だって、どれだけ低粘度化できるかを知るには、

まずは、走行中に、温度がどれぐらい上昇するのかを知らなければ、はじまりません。

(そうです! Maxの油温に、ギリギリ対応できる粘度のオイルを作るのであります!!)

そしたらね・・・・・、

すご~く、面白い、DATA が取れました。

それはね、ミッションオイルって、

最終的には、120~130℃ とかまで、油温は上昇するのですが、

想像していたより、上昇するスピードがゆっくりだったんです。

たとえば、暖気が終了し、

走り出したときの温度が、50℃だとすると、

スタート  →  50℃

1Lap目   →  55℃

2Lap目   →  60℃

3Lap目   →  70℃

といったように、ゆっくり油温は、上昇し、

連続周回で、7Lap とか、10Lap とかすると、

120℃オーバーといった油温になることがわかりました。

そして、GR 86/BRZ Race と言えば、プロクラスは、こんなタイヤを使用します。

0a69254eff-7

54164521e3-8

24533456a4-9

これらのタイヤって、見た目どおり・・・、

タイムが出るのは、かなりの確率で、1Lap 目 なんですよね~。

ということは・・・・・、

予選アタック中のミッションオイルの温度は、50~70℃レベル。

で、この温度域で、120~130℃でも、油膜が切れない

粘度の高いミッションオイルを使用すると・・・・・、

予選アタック中のフリクションロスは、強烈にデカイのであります。

(だって、低温域でのミッションオイルって、水飴のようですからね・・・・・・・)

おまけに、GR 86/BRZ Race の予選は、タイムが強烈に拮抗しており、

0.1秒でグリッドが、3~4位 違うなんてザラ。

また、スピードリミッターが作動することから、

決勝レースのオーバーテイクは、かなり難しく、大きなリスクを犯す状況となります。

ですから、GR 86/BRZ Race にとっての最重要項目は、

予選順位といっても過言ではない状況なのであります。

勘の良い方なら、もうお解りですよね・・・・・。

そう! この予選で、絶対的なアドバンテージを築くために、

BILLION OILS では、この GR 86/BRZ Race 特有の予選環境に、

条件を合わせ込んだ、予選専用 ミッションオイル を開発したのであります!

そうです、


① 連続周回しない! (タイヤの美味しいところは、1Lap目!)

② アタック中の油温は、かなり低い!

という条件に、バッチリ適合させた

超々低粘度スペック の ミッションオイルを作っちゃったんですね~!

(コード GR-511)

まぁ~、それからの快進撃は、

GR 86/BRZ Race のリザルトが物語っております。ハイ。

(もちろん、この予選専用油・・・・・・、

岡山トヨペットの906号車以外も、使っていたりしますね~・・・・笑)

また、決勝に使用する 連続周回可能なミッションオイルも、

予選専用油ほどは、低粘度ではありませんが、

MT-520/TL70 より、少し低粘度方向に設定しています。

(コード GR-521)

ですから、これらのミッションオイルを 予選/決勝と 使い分けることにより、

GR 86/BRZ Race では、大きなアドバンテージと、なるのであります!!

いや~、田中ミノル 頑張ったでしょ~(笑)

また、少々、余談ですが、

この GR-521 を開発中に、とあるハプニングがありました。

それはね・・・・、

岡山国際のテストで、阪口良平選手 が、

3速に入れて少しすると、ギアが抜ける(ニュートラルになる)と、コメントしてきました。

はじめは、ギアボックスのトラブルかなぁ・・・・、と考えていたのですが、

車載動画を 穴があくほど、何度も見返すと、

2 → 3速に、シフトアップして、トラクションがかかって、0.5~1.0秒後に、

「スルッ」 と、ギアがニュートラルになる感じで、

決して、「スパッ」 と弾かれる感じではないんです。

で、田中が出した結論、それは・・・・・・、

「シフトノブが重過ぎる」 でした。

要するに、86/BRZ のシフトは、

いまひとつ、フィーリングが良くないことから、

純正品は、かなり、重めのシフトノブが装着されています。

(シフトノブを外して持ってみると、あまりの重さにビックリしますから・・・・)

そう、テコの原理にて、シフトフィールが向上することから、

重いシフトノブが装着されているのであります。

でね、この重いシフトノブが、2 → 3速 と、Hパターンの前方に移動し、

その後、トラクションがかかることで、加速G により、Hパターンの後方に

少しだけ、引っ張られますよね。

そうです、その 加速G にて、シフトノブが微妙に引っ張られる

その力だけで、シフトが抜けるトラブルが発生していたのです。

いや~、これには、驚きを越えて、感動でしたね~。

だって、ミッションオイルにて、

それぐらい、シフトが軽くなっているという証ですからね~。

ですから、このトラブル? は、シフトノブを軽いタイプに変更して一発解消。

そして、この出来事にて、BILLION OILS 

GR 86/BRZ Race 専用 ミッションオイルの評価が、

「ググッ」 と上がったのであります!!

ということで、次回は、 GR 86/BRZ Race 専用油 

LSDオイル & エンジンオイル のストーリーをご紹介したいと思います!

つづく!!