エンジン
ZC32S 強化 エンジンマウント との セット が、オススメ!!

2016年02月09日(火)

2回にわたってお届けしました

強化エンジンマウントの マニアックなブログ・・・・・、

お楽しみいただけたでしょうか?

(エンジンマウントの解説でとしては、

かなりのボリュームでしたよね・・・・笑)

そして、今回は、オプションパーツのご紹介です。

スイフトが大好きな 田中ですが、

ZC32S のシフトフィールは、はじめて乗った時から、かなり苦手・・・・。

(ZC31S は、まったく 気にならないのになぁ・・・・・・・)

だからこそ、型まで作って、

強化エンジンマウント をリリースしたのですが、

じつは、TM-SQUARE には、ZC32S の開発をはじめた当初から、

このシフトフィールを改善するために、密かに使用されていた試作品があります。

それが、!

本日、ご紹介する シフトカラー なのであります!!

こちらの商品は、いったい・・・・、どんなものなのか?

気になりますよね~(笑)

では、カンタンに、解説したいと思います。

まず、スイフト(ZC32S) の シフトレバー周辺の写真を見てください!

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写真の白いプラスティックが、

シフトレバー ベース と呼ばれるパーツとなり、

カンタンに言うと、シフトレバーをホールドしている部分なのであります。

そして、スイフトの場合、シフトレバーと、ミッションケースは、

2本のワイヤーでつながっており、シフトレバーを操作すると

このワイヤーによって、ギアが変わる仕組みになっています。

(FF は、ほとんどが、このパターンですね!)

でね! シフトレバー ベース は、

ボディに、4箇所 が固定されているのですが・・・・・、

問題は、シフトレバー ベース が、リジットに固定されておらず、

ゴムブッシュによって、フローティングマウント になっていることです。

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また、シフトワイヤー の ブラケット (ミッションケース上に、シフトワイヤーを

固定するためのブラケット) にも、ゴムブッシュ が使用されています。

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もちろん、室内へノイズが入ること等、

快適性は、ゴムブッシュ の方が高くなりますが・・・・・、

シフトレバー ベース は、ギアチェンジのたびに、グラグラと動き、

シフトワイヤーが、引っ張られたり、押されたりするときも、

動く量が、力の入れ方で変化する・・・・・・。

結果、ムニュッ とした シフトフィール に、なっちゃうんです・・・・。

そこで!

これらのゴムブッシュの変わりに、

カラーを金属で作って、リジット にしちゃったんですね~!!

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すると・・・・・、

カチッ とした、田中が大好きなシフトフィールに、

変身するのであります。ハイ。

で、お値段は・・・・・・・、


6,500円!

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ただ、一点、注意事項があります。

この TM シフトカラー は、

強化エンジンマウント と同時装着されると、

「も~、抜群のシフトフィール!!」
となり、

メリットが山盛り! で、デメリット と思えることは、見あたりません。

しかし、純正エンジンマウント との組み合わせでは、

冷間時に、ギアの引っ掛かり を発生させるという デメリットがあります。

これは、純正エンジンマウントにより、

エンジン/ミッションが大きく動いている状態にて、

シフトワイヤーのみが、カチッ と、リジットな状態で、

ギアチェンジの指示を伝えると・・・・・、

ギアの引っ掛かり を発生させてしまうことが、あるんですよね・・・。

(特に、冷間時 & 2速に入れるタイミング で、田中は感じます)

まぁ~、ムニュッ としているものに、

カチッ としているものを組み合わせると マッチング が悪く、

ムニュッ としているものに、

ムニュッ としているものを組み合わせると、

マッチング が良いということ、なんですよね~。

(やっぱり、純正は徹底的に、このあたりの合わせ込みを行いますから・・・・)

そして、この引っ掛かり感は、ある程度、ミッションオイルが温まると、

大きく抑制することから、純正エンジンマウント との組み合わせにて、

この シフトカラー をご使用される場合、

冷間時に、この特性をしっかり理解して、

優しくシフトチェンジされる方には、オススメ しますが、

少々、ミッションが入りにくい冷間時でも、力任せに、ガリガリ と、

ギアを入れるタイプの方には、あまり オススメ しません。

(だって、ガリガリ すると、ギアに良くないですから・・・・・)

純正エンジンマウント との併用の場合は、

上記のこと シッカリ 理解した上で、ご使用下さいね。

もちろん、ミッションが温まってからの シフトフィールには、自信アリアリでございます。

ちなみに、やる気になれば、

DIY 装着も可能な商品となりますので、

TM-SQUARE 強化エンジンマウント を装着される みなさん!

他社製 強化エンジンマウント を装着されている みなさん!

そして、冷間時、優しい シフトチェンジ が可能な みなさん!

TM-SQUARE シフトカラー (ZC32S用) を

どうぞ よろしく お願いします!!



TMメンバーズのみなさん!

明日までなら、会報でご案内した

「アレ!」 も、間に合いますよ~!!

PS  ZC31S オーナーの みなさんへ!

「なんで、32用だけ作るんだー!!」 と言われそうですが・・・・、

じつは、ZC31S は、シフトレバー ベース も、シフトワイヤー ブラケット も、

リジットで固定されております・・・・・。 だから、シフトフィールが、良いんですよね(笑)

エンジン
ZC32S 強化 エンジンマウント 入荷しました!! ②

2016年02月08日(月)

 

今回は、TM-SQUARE 強化 エンジンマウント ZC32S スペック の

田中、マニアック解説、第2回です(笑)。

前回のブログ でも、ご紹介しましたように、

強化エンジンマウントは、メリット と デメリット の両面が存在するパーツです。

だからこそ、どの設定でパーツを作れば、

この メリット / デメリット が、バランスするのか・・・・・・・、

そのあたりを徹底的に探るために、

数種類のゴム硬度にて、試作品を製作。

また、純正エンジンマウントも含め 3箇所あるエンジンマウントを

順列組み合わせにて、すべてのパターンを試してみました!

(いかにも、TM-SQUARE でしょ・・・・笑)

まず、エンジンマウントは、

① フロント右

② フロント左

③ リア

の3箇所に装着されています。

① フロント右

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② フロント左

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③ リア

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そして、最初に、


「①②③ とも、純正を使用した仕様」

「③ のみを強化にした仕様」

「①②③ とも、強化にした仕様」

の3パターンを 田中試乗により、メリット / デメリット を比較してみました。

でもって、田中のポイント表は、以下のとおり。

(ポイントは、0~10 までとし、数字が大きいほど高評価、

デメリット 小  メリット 大  という評価となります)

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(純正品×3個 の仕様をベンチマークとし、5ポイントとしました)

で、結果は・・・・・、

やっぱり、3個とも、強化にすると、

シフトフィーリングや、アクセルレスポンスといった メリットは絶大!!

(いや~、このシフトフィーリング・・・・、たまりませんね~!)

しかし、アイドリング振動や、ギアノイズといった デメリットも、確実に発生します。

また、リアのみを強化品とした仕様は、

デメリットは、かなり少なく、確実にメリットは、存在することが確認できました。

ただ・・・・、ZC31S の リアのみ強化品と、比較すると、

デメリットも少ないけれど、メリットもそんなに大きくないように感じました・・・・・。

で、次のテストでは・・・、

どこの場所が、デメリットに大きく関与しているかを確認するため

右フロント & リア を強化品 (左フロントは純正品)

左フロント & リア を強化品 (右フロントは純正品)

といった組み合わせをテストすると・・・・・・、

こんな 評価になりました!

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そうです!

このテストから、以下のことが明確になりました!


○ デメリットに大きく関与するのは、右フロント!!

○ 左フロントは、メリットは大きくなるのに、デメリットが増加しない!!

いや~、奥が深いですね~。

また、右フロント & リア を強化品 (左フロントは純正品)

の組み合わせでは、アクセルを踏んだ瞬間、

エンジンの動き方が、少々バランスが悪いような感じがしました。

(やるときは、徹底的に!  笑)

その後、ゴム硬度 違いの試作を数種類作り・・・・、(合計3種類作りました!)

それらを、ガッツリと、テストして・・・・・、

最終的に、以下の組み合わせにて、販売することになりました!!

TM-SQUARE 強化エンジンマウント 3個 SET

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販売価格  ¥72,000

アイドリング振動、ダッシュのビビリ音、メカニカルノイズ等のデメリットは、

確実に発生しますが、シフトフィール、アクセルレスポンスといったメリットは、

大幅に向上します。ラップタイムを求めるサーキット派をはじめ

スポーツ色の強い仕様用途にオススメの強化マウントセットです。

もちろん、少々プルプルしないと物足りない!

という とっても、アスリートなドライバーにも、◎ です。


TM-SQUARE 強化エンジンマウント 2個 SET

(右フロントは、純正品を使用してください)

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販売価格  ¥45,000

アイドリング振動、ダッシュのビビリ音、メカニカルノイズ等のデメリットは、

純正品より少し大きくなるレベルで、シフトフィール、アクセルレスポンスが

確実に向上します。ストリートの快適性をある程度のラインで維持できる

最小限のデメリットにて、ワインディング、サーキットでは、明らかな違いを

体感できる強化マウントセットです。

※ フロント左 または、リアだけの 単品販売は、行っておりません。

※ 2個セット →  3個セット への バージョンアップのため

フロント右 は、単品販売を行う予定です。

ちなみに・・・・、

強化エンジンマウントのデメリットに関する

田中の超、個人的な意見としては、

装着直後   →   やっぱ、我慢できない・・・・・。

装着翌日   →   あれっ、前日ほど気にならない・・・・・。

装着1週間  →   何とか順応できるかも!

といった感じで、人間が慣れていくようにも、感じました(体験談です・・・)。

ということで!

純正エンジンマウント と、

TM強化エンジンマウント の違いを

動画で撮影してみましたので、どうぞ!!


by TM-TV !

(出演  佐藤亮 TM-SQUARE)

 

 

 

 

まずは、純正エンジンマウント!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、TM-SQUARE 強化エンジンマウント !!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、比較すると、わかりやすいですね・・・。

なお、もうすでに、製品は入荷しておりますので、

「商品のご注文」 も、「匠工房」 による装着も、オール OK となります!

(ZC32S オーナーのみなさん どうぞ よろしゅ~に、お願いします!!)


あっ! TM-SQUARE 強化エンジンマウント ZC31S は、こちら!

ちなみに、次回のブログは、

TM-SQUARE 強化エンジンマウント ZC32S スペックと、同時発売の

とある新商品について解説したいと思います!!

乞うご期待!

ちなみに、明日は、某所に出動です!

(ドキドキするなぁ~!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジン
ZC32S 強化 エンジンマウント 入荷しました!! ①

2016年02月06日(土)

 

待ちに待った、新商品!

TM-SQUARE 強化エンジンマウント

ZC32S スペックが入荷いたしました!!

 

 

そうです!

「匠の日」 等にて、一部のみなさんには、

試作品を装着した 5号車に試乗いただき、

たくさんご意見をいただきました

あのエンジンマウントが、やっと完成したのであります!

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では、少々、解説を!

まず、TM-SQUARE 強化エンジンマウントは、

純正品を加工し強化したタイプではなく、

ゴム硬度を変更し、新規に作った エンジンマウント となります。

(いや~、強烈な型代で、ございました・・・・・・笑)

で、製品のゴム硬度は・・・・・・、

すいません・・・・。

企業秘密(笑)となり、公表ができません・・・・・・。

まぁ~、イメージでお話しするならば、

一般的な 強化エンジンマウント より、

少々、硬めのゴム硬度にセットいたしました。ハイ。

そして、強化エンジンマウント と言うと・・・、

メリット と、 デメリット の両面が存在する パーツなのであります。

メリット

○ ギア の入りが圧倒的に良くなる! (シフトミスの大幅減少!)

○ アクセル レスポンス が リニア になる! (コントロール が カンタン!)

○ 発進時、半クラッチ の コントロール性が向上する!

デメリット


○ アイドリング時の振動が大きくなる

○ 走行音(メカニカルノイズ)が、室内に入りやすくなる

といった感じでございます。

まず、メリットから説明しますと・・・・、

純正マウントにて、スポーツドライビングを行うと、

アクセルの ON/OFF による トラクション & エンジンブレーキによって、

エンジン本体は大きく動いてしまいます・・・・・。

しかし! 強化エンジンマウントを使用すると、

このエンジン本体の動きが、大幅に抑制されることで、

ギア の入りが圧倒的に良くなるのであります!!

なぜなら・・・・、

エンジン本体が、大きく動くと・・・・・・・・、

エンジンとボルトでバッチリ固定されている

ミッションも、同じように動いてしまいます。

そして、このエンジン&ミッション が、

大きく動いている瞬間に、シフトチェンジを行うと・・・・・・・・、

シフトのゲートが、いつもとは違う位置、違う感じとなることから、

シフトミスを誘発してしまうのです。

まず、良くあるのは、シフトレバーは、的確に動かしているのに、

次のギアに、最後まで完全に入りきらない状況です。

タイムアタック中なら、「もう~っ!!」 となるこの状況は、

場合により、シンクロおよび、ギアの破損にも、つながります。

そうです! あの 「ムニュ」 としたフィーリングで、次のギアに入らないのは、

エンジン&ミッションが、動いているからなのであります。ハイ。

また、もっと怖いのは・・・・・・、

エンジン&ミッション が、大きく動いていることで、

シフトレバーは、的確に動かしているのに、

意図しているギアではない ギアに入ってしまうことがあります。

特に、ZC32S にて、よく発生するのが、

3速で、リミットまで引っ張って、4速に入れたつもりが・・・・・・、

2速に入ってしまう・・・・・・・・・、といったパターン・・・・・。

これは、もう・・・、

オーバーレブにより、エンジンにダメージが及びますね。

M16A エンジン(ノーマル)における オーバーレブ の代償

○ メタル トラブル

○ ピストン棚落ち

○ コンロッド/コンロッドボルト ダメージ   等々。

ちなみに、田中も、このパターンにて、

DATAロガーを見たら、

11000rpm 回っていた・・・・・、という実績? があります。ハイ。

(自慢できた話ではありませんが、本人は自分自身の問題ではなく、

すべてエンジンマウントに問題があると思っているようです・・・・・・笑)

それから、このエンジン&ミッション の動きは、

アクセルレスポンスの良し悪しにも、大きく関与しています。

だって、コーナリング中に、アクセルを踏んで、

トラクションが、かかる寸前に、エンジン&ミッション が、

大きく動きますので、実際にトラクションがかかるのは、

エンジン&ミッション が動ききった後となることから、

アクセルレスポンスに、「ラグ」 が発生します。

そうすると・・・・、ドラテクの肝となる、

アクセルを踏み始める部分のコントロールが難しくなってしまうのです。

また、上記と同様に、クラッチミート(発進時)を行う場合も、

エンジンマウントが強化されると、

トラクションを よりコントロールできることから、発進がカンタンになります。

とまぁ~、シフトチェンジ、アクセルコントロール、そして発進と、

エンジンマウントの強化によるメリットは多いですよね~。

余談ですが、レーシングカー(スーパーGTや、フォーミュラ)には、

エンジンマウントというものがなく、

エンジン & ミッション は、ボディにボルトで直接、固定されています。

(ある面、これが、速く走るための 究極の状況なんですよね~)

このように、メリットのみを解説すると、

強化品の方が、圧倒的にアドバンテージがありそうなのですが、

強化エンジンマウントには、デメリットもあるのです・・・・・。

それは・・・、

アイドリング時の振動 と、

走行中、室内に入ってくる メカニカルノイズ です。

これらを 良しとするか、良しとしないかは、

とっても、個人差があるように思います。

人によっては、

どうしても気になる!  という人もいれば、

まったく気にならない!  という人もいます。

中には、強烈な強化タイプでないと物足りない!!

というお方まで、いらっしゃいます(笑)

ですから、クルマに対するニーズによって、

メリットが、大きくデメリットを上回る場合 と、

メリットより、デメリットの方が、大きい場合 とがあるように思います。

(ですから、このあたりは、何を求めるか・・・・・、ですよね、やっぱり・・・・・)

いや~、エンジンマウントの解説なのに、

かなりの長文となってきました・・・・・・・。

では、この続き(開発の詳細等)は、

また次回、お伝えしたいと思います!!

では、お楽しみに!