ZC31S 専用 TM-SQUARE 新製品 リリースのお知らせ!

2014年02月21日(金)

 

今夜は、TM-SQUARE 発

ZC31S 専用 の 新製品 のお知らせです!

じつは、ずっと前から、

TM ダンパー(ZC31S用) の 新仕様 を開発しており、

いよいよ、このたび 製品化 となりました!!

発売当時から、現在、販売分まで、

田中的には、まったく減衰力に不満がない、TM ダンパー。

(あれだけ、開発にお金と時間を使えばねぇ・・・・・笑)

また、今までに、180ポンドから 1200ポンドまで のスプリングを

デモカーに、使用しましたが、

まったく持って、減衰力に変更が必要とは、感じませんでした。

でも、ひとつだけ、気になっていたこと、があったのであります。

それは・・・・・・・・、

リアダンパーの 「長さ」 です。

スイフト の場合、リアサスペンション は、トーションビーム 式となり、

スプリング と ダンパー は、セパレート の状態で装着されますよね?

ですから、

① スプリングレート

② スプリング の レングス

で、車高が決まってしまいます。

よって、ハイレート に、なるればるほど、

低い車高を維持するには、短い スプリング が必要となります。

そこで、問題となるのが、 ダンパー の長さ なのであります。

だって、ダンパー 全長が長いと、

ハイレート の短い スプリング を装着したり、

スプリングシート を車高が下がる方向にセットすると・・・・・、

ジャッキアップ 時に、スプリングの遊びが 発生してしまうことがあるからです。

ということで、TM ダンパー の 新仕様 では、

リアダンパー を より ショート 化 させたのであります。

サイズ的には・・・・・、

18

 

 

 

 

 

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇最短            最長

通常品   ダンパー長         440mm         480mm

新仕様   ダンパー長         420mm         460mm


※ ダンパー 長の 最短⇔最長 の調整は、ブラケット (黒い ケース 部分)により行います。

※ 最短/最長ともに、ダンパー が伸びきっている時の サイズ です。

また、ストローク量は、


通常品   ストローク量        130mm

新仕様   ストローク量        110mm

となります。

 

 

 

要するに、現行ダンパーを 20mm ショートストローク化 させたものが、

新設定となりました。

※ リアダンパー のみの変更となり、フロントダンパー は、変更しておりません。

213

(右が、新仕様  左が、通常品 です)

でもって、

ショートストローク 化の メリット は、

〇 短いスプリングが、装着できる

ハイレートスプリングが、装着できる

より低い車高に、設定できる

プリロードによる、セットアップが可能になる

また、デメリット は、

× 長いスプリングでは、プリロードがかかってしまう

× 高めの車高設定では、プリロードがかかってしまう

× リバウンドストロークが、少なくなってしまう

(乗り心地が、大きく悪化します・・・)

となります。

田中が思う、

このTM ダンパー 新仕様 (ショートストローク ダンパー)

と、マッチングが良い スイフト ユーザー さんは・・・、


① かなり、サーキット寄りの ハイレート & 低めの車高設定

② 車高 によっては、ジャッキアップ 時、スプリング が遊んでしまう

③ リア の リバウンドストローク を 短く設定したい

といった感じとなり、

具体的には、

チョイスされる スプリングレート(リア) が、

〇〇〇〇〇700~800ポンド 以上 (12.5k 以上)

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 +

設定する車高 600mm 以下 (路面 ⇔ フェンダーアーチ 間)

あたりですと、ショートストローク 仕様の方が、マッチング する可能性が高くなります。

また、700ポンド以下の スプリング を ご使用の場合は、

たとえ、設定車高が低めであっても、

乗り心地をはじめ、デメリット が多くなりますので、

圧倒的に、通常 ストローク 仕様が、マッチング します。

(この場合は、まったくもって、ショートストローク仕様 を オススメ しません)

また、マッチング に関する 詳しい お問い合わせは、

TEL   03-5706-1888 (月~金 9:00~19:00)

メール  mail@tm-square.com

まで、お気軽にご連絡下さい!

そして、気になるプライスは・・・・・・、

新規購入の場合

TM ダンパー & HYPERCO スプリング & スプリングアタッチメント 

の フルキット で、¥334,000 となります (通常品の ¥4,000 アップ です)。

また、「いつも、在庫がない・・・・」 で、有名な? 

TM ダンパーではありますが、

なんと! 新仕様 を含めて 現在、在庫があります!!

(高橋さん、シーズンオフ に頑張りました!)

そして、

TM ダンパー ユーザーの場合

もちろん、オーバーホール の タイミング 等にて、

ショートストローク 化 への変更が可能です。

お値段は、通常の オーバーホール工賃 + 4,000円 (2本分) となります。

※ ショートストローク 化 への変更は、ダンパー を バラ して、

内部に パーツ を組み込みますので、 オーバーホール 時が オススメ です。

※ オーバーホールの基本工賃 (ウエアリング / シール 含む)は、

¥12,000/1本 (リアダンパー) となります。

 

 

 

さすが、TM ダンパー!

オーバーホール 時に、ストローク 量まで変更できるなんて、

なんて ステキ なんでしょう!   (・・・、自我自慢)

TM-SQUARE ダンパーキット WEB サイト

以上、

TM ダンパー ショートストローク 仕様 (リア専用品) 

発売のお知らせでした!

※ ちなみに、リアダンパー のみの販売は、行っておりません。

 

 

 

 

2015年8月追記

 

本製品は、ZC32S にも適合確認が取れておりますので、

ZC31S同様、ショートストローク仕様としてご使用いただけます。

 

 

 

 

 

今週末は、SA43道意店(尼崎) です!

2010年06月30日(水)

富山巡業が終わったばかりですが、

田中の全国巡業は、まだまだ続きます。

 

 

そうです、

今週末(7/3~4)は、尼崎市にある、

スーパーオートバックス 43道意 店 に、

田中は出没です。

 

 

 

ECU 書き換え では、イベント限定プライス ¥85,000 で、完全対応!

 

もちろん、書き換え後は、田中が試運転して、

回転の上がりや、スロットルレスポンス、

トルクの谷の埋まり具合の確認を行います。

 

同時に、車輌側の不都合(異音や振動)、

そして、サスペンションのバランスも、瞬時に判断して、

こっそりセッティングの方向性をお伝えしますよ~。

 

「なんてったって、今まで乗っているスイフトの数が違いますからね~」

 

当然、いろ~んな仕様のクルマに乗ってますから、

どんな小さなことでも、すぐにわかっちゃいます。ハイ。

 

ECU の書き換えを行った方は、

同時に、エンジンもサスペンションも、

健康診断?が、できると言うわけです。

 

こんなこと、イベント以外では出来ませんので、

ECU が気になっている方は、ぜひこの機会に!

TM ダンパーキット 2台分 持込 決定!

 

 

 

今週末は、ダンパーキットを 2台分 持ち込みます。

 

同時にスプリングもチョイスが出来るように、

多数持ち込みますので、

車高もレートもキャンバーも、

ジックリと相談して、決定いただけます。ハイ。

 

また、作業にも立ち会いますので、

デモカー開発のノウハウが、バッチリと注入されるのです。

 

だって、TM ダンパーキットは、

調整できるところが、多い分、組み込み&セットアップの精度は、

とっても重要ですからね。

 

 

こちらも、当然、田中が試運転を担当し、

万が一、ご希望のフィーリングにならなかったら、

そこからの再調整(スプリング交換を含めた)も、

責任を持って行いますよ~。

 

 

 

 

そして、今回のスペシャル企画として、

TMのエアロKITを狙っている方に、朗報がありますよ~。

 

内容は・・・・・、

現地に来られた方に限り、お知らせします(ナイショ、ナイショ・・・・・)。

 

きっと、この企画を聞くと 「ヘェ~~~~~~ッ」 って、

言っていただけると思います。

 

ま~、ブログでは書けないぐらいの BIG プレゼント企画です!

(マジ、すごいです・・・)

 

 

 

それから、

TM-031 アルミホイール 1台分ご成約で、¥10,000 OFF!  も、

ZONE 1台分ご成約で、ビリオン スーパー ブレーキフルード プレゼント!  も、

ストリート メンティナンス セット を ¥20,000 で販売!  も、

同時開催です。

 

 

もちろん、ミラーもステッカーも、足廻りのパーツも、

多数持ち込みますので、

今週末は、スーパーオートバックス43道意 店 に、

遊びに来てくださいね~~。

 

 

 

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そういえば、ドデカくて、使えない研修生も、アルバイトに来る予定です。

今週末 6/26-27 は、SA富山南店 でイベントです!

2010年06月23日(水)

今週末は、

スポーツコンパクトフェアー 弟2弾!  in  富山です!!

 

 

田中は、デモカー(2号車)にて、富山入りしますので、

現地には、ず~っと、2号車&田中が、常駐しております。ハイ。

 

もちろん、田中が運転する同乗走行も、

みなさんに運転していただく、試走も行いますよ~。

 

 

 

持ち込み時の2号車の仕様は、

 

 

エンジン    →    フルノーマル

(エンジンを降ろしたことも、ヘッドをめくったこともありません)

 

ECU      →     TM スポーツECU  Ver2.0

 

マフラー    →      サクラム管

 

ダンパー    →     TM ダンパーキット

 

スプリング   →     F 350ポンド 7インチ

R TM サーキットスプリング  410ポンド

 

リアスタビ   →     TM トーションビーム&スタビライザー(32φ)

 

ホイール    →       BBS クリアウェイズ 7.5J  16インチ

 

タイヤ     →      クムホV700   225-45-16

 

 

となります。

 

 

ということは・・、

ECU の違いダケで、どれぐらいエンジンパワーが違う・・・・・・・とか、

TM足の 想像を絶する、乗り心地と、ロール感のバランス・・・・・・・とか、

BBS独特の鋭い加速感と、ホイール剛性・・・・・・・とか、

クムホV700 のグリップレベルの確認・・・・・・・とか、

サクラム管の控え目なのに、存在感のある 独特のサウンド・・・・・・・・とか、

 

み~んな、ジックリと試していただけるのです。ハイ。

 

 

また、販売イベントでは、

 

① TM-SQUARE SPORT ECU が、イベント限定プライス ¥85,000 !

もちろん、現地で書き換えを行いますので、約1時間お待ちいただければ、

帰り道は、驚愕のエンジンフィールが待ってます。ハイ。

(もうすでに、TM-SQUARE SPORT ECU をお持ちで、

バージョンアップ希望の方の書き換えは、当日行えません。すいません)

 

② TM-031 アルミホイール 1台分ご成約で、¥10,000 OFF!

また、センターキャップも、プレゼントしちゃいます。

 

③ ZONE 1台分ご成約で、ビリオン スーパー ブレーキフルード プレゼント!

もちろん、摩材のチョイスは、田中にド~ンと、お任せ下さい!

 

④ ストリート メンティナンス セット を ¥20,000 で販売!

TM-SQUARE ストリートブレーキパッド 1台分 + インテークフィルター +

BILLION ブレーキフルード BB4 を、セットにして、¥20,000 (税込)で

販売します。

 

 

その他、ダンパーキットも、最低でも1台分、

高橋さんが徹夜して頑張ってくれれば、2台分持ち込みますので、

車高やスプリングレート、キャンバーをバッチリ打ち合わせて、

装着確認も、装着後の試走も、田中が責任をもって、

対応させていただきます。

 

 

それから・・・、

人気炸裂の 「ワイドレンジ ドアミラー」 や、ステッカー各種も、

持ち込みますので、みなさん、ぜひぜひ、遊びに来てくださいね!

 

 

あと、

当日は、スプリングも、ブレーキパッドも、多数持ち込み予定ですが、

持ち込みが怪しそうなパーツは、事前にお電話いただければ、ありがたいです。

TEL 03-5706-1888 (ミノルインターナショナル)

 

もし、送るのが間に合わなければ、田中が2号車に載せて、持ち込みますので!

 

 

 

さぁ~、今週末は、SA富山南店で、みなさんに会えること、楽しみにしてま~す!

 

 

 

SA富山南店 の詳細

 

 

 

p12101351

TM ダンパーキット 販売日記

2010年06月17日(木)

なかなか、デリバリーが追いつかない、

TM-SQUARE の ダンパーキット・・・。

 

 

先日の姫路イベントには、

何とか持ち込めるように、

なかば強制的に、高橋氏に

ダンパーを組んでもらいました。

(GTのマレーシア決戦前に無理言いました・・・)

 

 

持ち込んだ、ダンパーキットは、

「アッ」 という間に、

ご購入いただいたのですが、

 

イベントですから、田中とオーナーさんとで、

ガッツリ話し合って、

 

 

① 使用するスプリングのサイズ

② 使用するスプリングのレート

③ 設定する車高

④ フロントキャンバー

⑤ フロントのトーイン

 

 

を決め、そのとおりに、組み付けを

行っていただきました。

 

 

組み付け担当のメカニックさんが

また、かなりの技術者で、

田中のマニアックなオーダーに対しても、

スラスラとメモを取り、

1mmと狂わないレベルで、装着していただけました。

(SA姫路恐るべしです!)

 

 

そして、装着後は試運転。

(もちろん、田中がステアリングを握ります)

 

 

なんといっても、このダンパーを

開発した張本人ですから、

すべてが機能しているかどうかは、

乗ればすぐにわかりますからね~。

 

 

試運転が終われば、

ポイントになる部分のみ、

スパナチェックをしていただき、

今度は、オーナーさんの試運転。

 

 

これで、オールOK をいただいて、

納車となりました。

 

 

 

また、フロントキャンバーを

-4.5° に設定したいオーナーさんが

いらっしゃいましたが、

ホイールのオフセット的にかなり厳しい・・・・・。

 

 

こんなときは、まず、-4.5° で組んでみて、

クリアランスを計測してみます。

 

 

p12101541

これは、ちょっと、厳しすぎる・・・・・・。

(ホイールは、7.0J +48)

 

 

 

 

このクリアランスを見て、

-4.5° が良いのか、-3.5° の方が良いのか、

チョイスしたり・・・・・、

 

ま、出張 「匠の日」 の状態です。

 

 

でも、ここまで、こだわって

作ったダンパーだけに、

やっぱり、100% の性能を発揮し

満足していただきたいですね~、田中は。

 

 

だから、ホント、メカニックさんには

いろいろと、細かくオーダーを出させていただきました。

 

 

 

 

そう言えば、

すでに、TMダンパーを装着されている

オーナーさんから、

 

「硬く感じる・・・・」 と、

事前に情報をいただいてましたので、

実際に、田中が運転して、チェックさせていただきました。

 

 

p1210180

(写真は車高変更前)

 

 

 

 

試乗後の、田中の感想は、

ありえなく硬い・・・・・。

TMダンパーでは経験したことのない

硬さがあるのです。

 

 

うっ~ん、と考え込んで、

いろいろと、チェックしていると、

とある、社外パーツを発見。

 

 

「アッ、これが原因だ!」 と、瞬時にわかり、

オーナーさんに無理を言って、

取外していただきました。

(さぁ~、なんでしょうね・・・・・?、もちろん、秘密ですが・・・)

 

 

それから、リアの車高が高かったので、

田中データバンクのお家芸、

黄金のルールに従った、車高バランスに変更。

 

 

 

その後の試運転では、

まさに、TMを感じる足になり、

オーナーさんにも、気に入っていただきました。ハイ。

 

 

 

やっぱり、足廻りは、

小さなことの積み重ねが、大切なんだなぁ~と、

改めて感じた、イベントだったのです。

 

 

 

 

 

これからも、まだまだ続く、

スポーツコンパクトフェアー。

 

このイベントには、高橋さんに、

「スーパーお願いコール」 を連発してでも

可能な限り、ダンパーキットを

持ち込みたいと思っています。

 

 

なんといっても、

今までのセットアップで得た、

膨大なセッティングデータがありますから、

きっと、使用用途にバッチリ適合した状況で、

また、それを田中が、確認(試乗)した上で、

納車できますから。

 

 

 

ある面、これが一番の イベント メリット かも

知れないですね。

 

 

 

間違いなく、100% 機能した状態で、

使用をスタートできる、

 

パソコンで言えば、「出張セットアップ」 のような

感じです。

 

 

 

でも、ま~、なんと言っても、

手塩にかけた 子供のように

可愛いパーツですので、

最高の状況で使用していただきたいのが、

田中の本音かも知れないですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

今後のスポーツコンパクトフェアーの予定

 

6/26~27   SA富山南 店

7/3~4     SA43道意 店

7/10~11   SAかしわ沼南 店

7/17~18   SA京都ワンダー 店

7/24~25   SA浜松 店

7/31~8/1  SA東京ベイ東雲 店

8/7~8    SA福岡東 店

サスペンション
TM ダンパーキット のオーバーホールについて

2010年06月02日(水)

WEB サイトに表記されているように、

TM-SQUARE のダンパーは、

オーバーホール が可能です。

(と言うか、どんなダンパーもオーバーホールは必要です・・・)

 

 

でね、最近、良くご質問をいただくのは、

WEB サイトにある、この文章です。

 

 

BEST な状態でご使用いただくためにも、

約2~3万キロの走行でのオーバーホールを

お願いします。

(使用状況により、オーバーホールの時期は、一定ではありません)

 

 

たとえば、年間2~3万キロの走行される方なら、

毎年オーバーホールが必要か、否かということですよね。

 

 

じつは、その答えは、とっても難しいです・・・。

 

 

メーカーサイドの回答としては、

やはり、安全面、機能面を重視しますので、

オーバーホールのタイミングは、早いに越したことはない・・・。

 

 

でも、みなさんのコスト面や、手間を考えると、

できるだけオーバーホールのスパンは長くしたい・・・。

 

 

だから、誤解を恐れずに、田中の見解を言うと、

「気になったら、オーバーホールする」 で

良いのではないでしょうか?

 

 

ダンパーの消耗品といえば、

ウェアリング&シール類ですので、

この部分が消耗すれば、

減衰が弱くなったり、オイルがリークしたりします。

 

 

そうなれば、そのときがオーバーホールの

タイミングであって、必ずしも、2~3万キロで、

オーバーホールしなければならないと言うことでは、ないと思います。

 

 

だって、使用用途や、使用スプリングによって、

ダンパーのオーバーホールのタイミングは、

大きく違ってきますからね。

 

 

一概には言えませんが、

トータルのストローク量(ストロークの回数)によって、

オーバーホールのタイミングは決まりますので、

スプリングレートがやわらかいほど、

走行している路面が悪いほど、

オーバーホールのタイミングは早まります。

 

 

でも、それが嫌だからといって、

不必要にスプリングレートを上げるのは、本末転倒。

 

クルマは、道具であって、

人間が道具に合わせる必要はないと思います。

 

だから、自分の使用用途でしっかり使って、

減衰の低下という不都合を感じれば、

オーバーホールすれば良いと思います。

 

 

ハンドルの切るタイミングを決めているのは、

ドライバーなんですから、

ダンパーのオーバーホールのタイミングも、

ドライバーが決めれば良いと、田中は思うのです。

 

 

 

 

TM-SQUARE ダンパーキット

 

 

 

2010_apr01-058111

サスペンション
TM ダンパーの個別プライスリスト

2010年06月01日(火)

最近、TMダンパーキットを導入予定の方々から、

「じつは、すでにHYPERCO を使用しているですが、

フルキットでしか、買えませんか?」 なんて

質問を受けます。

 

 

ということで、

すでに、HYPERCOスプリングや、

スプリングアタッチメントを導入されている方に、

より、TM ダンパーキットを導入していただきやすいように、

個別のプライスを設定しました。

 

構 成 品

価格(税込)

Fスプリング

Rスプリング

Rアタッチメント

\ 330,000

×

\ 310,000

×

\ 310,000

×

×

\ 290,000

×

\ 308,000

×

×

\ 288,000

×

×

\ 288,000

×

×

×

\ 268,000

 

たとえば、すでに、HYPERCO 4本を

お持ちなら、¥290,000 で、

 

また、HYPERCO 4本 と、

スプリングアタッチメントをお持ちなら、

¥268,000 で、フルキットとなります。

 

 

確かに、最近、他社製ダンパーに、HYPERCO を

装着されている方も、かなり多くなりましたので、

この個別の設定は、

より、次のステップへ、進化しやすいかもしれませんね。

 

 

 

要するに、TMダンパーキットの導入前に、

HYPERCO のみを装着しても、無駄にならないということです。

 

ただ、価格が安いからといって、

TMダンパーに、他社製のスプリングは、

組み合わせないでくださいね。

 

あくまでも、TMダンパーは、HYPERCO の

特性に合わせて、減衰設定を行っていますので、

必ず、スプリングは、HYPERCO をご使用下さい。

 

 

 

2010_apr01-05811

サスペンション
TM-SQUARE ダンパーキットの詳細説明②

2010年04月02日(金)

TM-SQUARE のダンパーには、

減衰力の調整がついています。

 

 

フロント部分は、倒立なので、

ダンパーの下側に調整する部分があります。

 

 

 

p11509371

 

 

 

そして、リアは、正立なので、

ダンパーの上部に調整する部分があります。

 

 

p11505351

 

 

減衰力を調整するときは、

一番締め込んだ状態から、

何段階戻したかをデータとして、セッティングに役立てて下さいね。

(反対は、ダメですよ)

 

 

でもって、ひとつの目安として、

 

サーキットでは、1戻し~15戻しの全域を使用しますが、

田中が、基本的に使用しているのは、

 

フロント 5戻し~12戻し

リア   8戻し~15戻し

 

そして、ストリートでも、1戻し~15戻しの全域を使用しますが、

田中が、基本的に使用しているのは、

 

フロント 5戻し~15戻し

リア   5戻し~15戻し

 

レベルです。

 

 

また、TM-SQUAREダンパーキットは、

1way タイプですので、

ダイヤルを回すと、バンプ側/リバンプ側ともに、

減衰力が変化します。

 

(バンプ側/リバンプ側を個別に、

減衰力調整することは、できません)

 

 

 

 

もちろん、フロント/リアともに、

ダストブーツも、付属しています。

 

 

 

p11505891

p116001511

 

以上、スゴ~く長くなってしまいましたが、

TM-SQUARE ダンパーキットの説明でした!

サスペンション
TM-SQUARE ダンパーキットの詳細説明①

2010年04月01日(木)

桜、ぐぐっと、咲いてきましたね~。

我が家近くの公園の桜も、

現在、3分咲きといった感じでしょうか?

 

 

さて、今日は、ダンパーキットの

こだわりをいくつかご紹介しましょう。

 

 

まずは、ストラットブラケットの固定部分を

かなり頑丈に作りました。

 

 

p11509801

p11504921

 

 

この部分って、結構よく緩みますよね?

(特に左側)

 

開発テストで、何度か緩んで、

ホイールをやっつけたことがあったので、

ここは、ガッツリと強化しました。

 

 

 

お次は、

フロントスタビのブラケット部分を

ちょっとマニアックに作ってみました。

 

 

p11504651

(焼け色からも、溶接のクォリティが、わかるでしょ?)

 

 

これは、割を入れて、締め付けて

固定するタイプとなります。

 

装着状態は、こんな感じです。

 

 

p11509661

 

 

でもね、コレは、ガッツリキャンバー仕様です。

 

大きくフロントキャンバーを付けると、

ちょうどこの部分(ブラケットの中央)に、

タイヤが干渉しますので、

できるだけスリムな形状にしたんです。

 

 

 

 

で、もし、そんなに、キャンバーを付けないなら、

このような、装着状態に、なります。

 

 

p116005011

 

 

スタビブラケットを、シートでサンドイッチです。

 

 

要するに、キャンバーを大きく付けて、

タイヤと干渉する可能性がある場合は、

シートを取外して、クリアランスを取り、

 

スペースがあるときには、

ブラケットの締め付けによって発生する

ダンパーフリクションを取り除こうという作戦です。

 

確かに、ビビたるものなのですが、

まあ、このあたりが、こだわりです。

 

 

ホイールのオフセットにもよりますが、

-3° 台ですと、シートの使用が可能だと思います。ハイ。

 

 

 

とま~、中身はもちろんのこと、

随所に、こだわりが、ギッシリです。

 

 

だって、スイフトのためだけに、作った、

ダンパーですからね・・・。

サスペンション
TM-SQUARE ダンパーキットのスペック

2010年03月31日(水)

では、今回は、

TM-SQUARE ダンパーキットのスペックのお話を。

TM-SQUAREダンパーキットは、

フロント   モノチューブ 倒立式  減衰力15段調整(1way)  全長調整式

リア      モノチューブ 正立式  減衰力15段調整(1way)  全長調整式

を採用しています。

p1160003111

p11509221

内部構造の中で、特に重点を置いたのは、

「ローフレクション」 であること。

ダンパーシャフトが、動き始めるとき、

いかにスムーズに、抵抗なく動き始めるかに、

こだわりを持ち、

ピストンバルブの形状をはじめ、シムの構成、

ウエアリング、シール類を選別し、

絶妙なクリアランスで組み上げています。

結果、ダンパーのバネ成分を限界まで抑制し、

荷重はスプリングが受け持ち、

スプリングの伸び縮みのスピードだけを

ダンパーが制御できるような、仕様としました。

そして、使用するスプリングは、

もちろん、HYPERCO スプリング。

レートも、レングスも、自由にチョイスしていただけるので、

使用目的に、バッチリ合わせ込んだ、

状態で納品されます。

もし、スプリングチョイスに自信がないなら、

よ~く話をお伺いし、田中が責任を持って、

決定いたします。ハイ。

また、TM-SQUARE  のダンパーキットの

減衰力は、どのスプリングをチョイスされても

バッチリな性能を発揮します。

よく、スプリングレートを上げたから、

ダンパーの減衰力の変更をするという

話を聞きますが、

それは、ダンパーにもバネ成分を持たせている証。

だから、スプリングレートが上がれば、

ダンパーの減衰力も上がるという発想になります。

でも、ダンパーとスプリングの分業ができていれば、

レートが違っても、減衰力の変更は、必要ないと、

田中は思います。

(もちろん、強い希望があれば、

O/H時に、減衰を変更することも可能です)

また、リアの車高を調整するため、

スプリングアタッチメントも、SET になっていますので、

HYPERCO 4本 =  ¥58,800

アタッチメント  =  ¥32,000

合計、¥90,800 のパーツが、ダンパー以外に

付属していることになります。

そう考えれば、¥330,000 の価格設定は、

決して高くないように、田中は思いますね~。

いよいよ、リリースがはじまった、

TM-SQUARE  のダンパーキット。

みなさん、よろしくお願いしま~す。

ちなみにですが、

高橋氏が、一本一本、魂を入れて?組み上げますので、

月間 5 set  の製造ペースです。

現在、ご注文いただければ、

5月~6月の納品予定となります!!

ご予約は、ぜひ、お早めに!

サスペンション
スイフトミーティング in スパ西浦 (土曜日の巻)

2009年11月09日(月)

昨夜(深夜)に帰宅した田中です。

 

いや~、今回のイベントも、

充実してましたよ~。

 

話したいことが、たくさんあるので、

まずは、土曜日の出来事から・・・。

 

今回のイベントは、

初めてのサーキットということで、

じつは、金曜日の夜に

こっそり、望月さんと2人、

蒲郡に入りました。

 

そうです、イベント前日の土曜日に、

コソ練 予定なのです。

 

で、望月さんとの夕食は、

田中の強烈なリクエストで、

王将の餃子 でした・・・・・。

 

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翌朝、8時前には、

サーキットに到着。

 

しかし、キレイなサーキットです!

 

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そして、サーキットの前は、

「海」 !  なのです!!

 

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いや~、気持ちいい!

 

今日の走行は、

仲間内で、サーキットを占有された

某社の方々に、

無理を言って、

飛び入り参加させていただきました。

(みなさん、ありがとうございました!)

 

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でもって、

ああでもない、こうでもないと、

セットアップ スタートです!

 

リアスタビを交換し、

 

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デフオイルの違いで、

LSD のロックが変わるか

確認し、

 

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(本邦初公開! 望月さんが考えた、デフオイル注入器?)

 

 

スプリングレートを変更し・・・、

パッドを換え・・・、

リアダンパーの新仕様と交換し・・・、

時間いっぱい、セットアップを行いました。

(すべては、明日のために・・・)

 

 

では、スパ西浦がホームコースの

方々に、セットアップの方向性を

リークしましょう!

 

まず、スプリングレートは、

他よりカタメです。

 

路面がフラットですので、

硬くしてもハネませんから。

 

ちなみに、田中がチョイスしたのは、

フロントが800ポンド、リアが900ポンドです。

 

 

 

でもって、ブレーキパッドは、

一発タイムなら、

フロント 03C  リア 88B

 

連続周回なら、

フロント 05K   リア 88B

となります。

 

サーキットのランクで言えば、

ちょうど、A と B の中間ぐらいな感じです。

 

事前情報では、ブレーキに厳しいと、

聞いていましたが、

制動力を長いストレートエンドの

1コーナーに合わせてしまうと、

他のコーナーがやさしいブレーキだけに、

リリースが少し難しくなってしまいます。

 

ですので、一発のタイム狙いなら、

少々、1コーナーでの効きは

物足りませんが、

フロントは、03C だと思います。

 

注  連続周回では、5ラップ以降、制動力が少し足りません。

また、止まりが悪くなっても、強烈な踏力でブレーキを踏み続けると

摩材の減りが早くなります。

 

 

そして、リアダンパーは、

今回持ち込んだ仕様で、

やっと、ちょうどいい感じになりましたので、

この減衰が最終仕様となります。

 

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とま~、レーシングカー並みに、

セットアップをしていたら、

なんだか、ひたすらタイヤカスを

掃除している

変なオッチャンを発見。

 

でもこのオッチャン、

よ~く見ると、どこかで見たような・・・・・。

 

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あっ! 伊藤レーシングの

伊藤さんではないですか!!

 

 

レース関係者は、よ~くご存知、

マフラーやGTカーのモノコックを

作っている、

溶接技術 No1 の伊藤さんです。

 

まあ、あの今西先生もかなわない、

溶接の人間国宝なのです。

 

(田中も伊藤さんが作ったモノコック、

いったい、何台ぐらい乗ったのだろう・・・・・)

 

 

そうなんです! ここ、スパ西浦は、

伊藤さんが作ったサーキット。

 

趣味?でサーキット作っちゃうところが、

やっぱ、伊藤さんです。

 

(ちなみに、望月さんは、伊藤レーシングに

住み込みで、丁稚奉公?したことがあるらしい・・・)

 

 

ま、そんなこんの、イベント前日でした。

 

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撮影    詩人 田中ミノル