ZONE
ブレーキパッド の鳴き止め シム

2009年08月02日(日)

TM-SQUARE

ストリートメンテナンス」キャンペーン実施中!

と言うことで、

今日は、ブレーキパッド交換に関する

ウンチクを少し。

 

私は、

ブレーキパッドの交換時、

いつも迷うことがあります。

(いや、迷っていた頃がありました)

 

それは、バックプレートの後ろに

付いている、

鳴き止めシムを装着するか

しないかです。

 

e38396e383ade382b0e38080090414-009

 

写真は、FD3S のフロントに付いている

シムですが、

このシムを付けると、

「鳴き止め」 というだけあって、

多少、効果があります。

 

もちろん、状況によって、

効果は異なりますが、

私のイメージだと、シムが付いていれば、

鳴き30%ダウン のレベルです。

 

でもね、装着による、

大きなデメリットがあるんですよ。

 

それは、ペダルタッチ の悪化 です。

 

この、鳴き止めシムは、

薄い金属でできていて、

必ずハードなブレーキングで

歪が出て、変形してしまいます。

 

そうすると、皿バネのように反力が発生し、

パッドを押し戻し、

フカフカした ペダルタッチとなってしまいます。

 

このペダルタッチの差は、

かなり大きく、

おそらく、みなさんも、比較すると

ビックリするぐらいの違いがあります。

 

特に、ZONE では、

他社よりも、硬度のある

バックプレートを使用したり、

(これが、また高いんですが・・・)

 

摩材配合も、成型時も

ペダルタッチが悪くならないように

気を使って、ブレーキパッドを

作っています。

 

だから、田中としては、

この鳴き止めシムなしで、

使用していただきたいんです。

(だって、もったいない!!)

 

ほんの少し、ブレーキ鳴きは

起こりやすくなりますが、

そのデメリットを差し引いても

十分なほど、ペダルタッチという

メリットが手に入りますので。

 

もちろん、これは、

ストリートパッドでも同様ですから、

現在、ZONE を使用いただいていて、

鳴き止めシムを装着されている方は、

ぜひ、トライしてみて下さい。

 

きっと、ペダルタッチという

大きなメリットが手に入りますよ。

 

PS   このブログは、純正のシムについて

コメントしています。

純正以外の、シムは、テストを行って

いませんので、この限りではありません。

あしからず・・・。

 

ZONE
ZONE マテリアル ソムリエ

2009年07月30日(木)

ZONE ブレーキパッドの

販売店の中でも、

コースや車輌の仕様に、

摩材をマッチングさせる

ノウハウが長けているお店に、

 

「マテリアル ソムリエ」 

(摩材チョイスのスペシャリスト!)

の認定書をっ作っちゃいました。

 

ジャジャ~ン。

 

p1040136efbc88e58aa0e5b7a5e593813efbc89

 

クリスタルで、

なかなかカッコいいでしょ。

 

そして、栄えある

第一号 受賞店は、

ノウハウも、販売量も素晴らしい!

AUTOBACS ASM YOKOHAMA さんです!!

 

 

ASM  さんと言えば、

TM-SQUARE のイベントを

開催させていただいたり、

商品開発にも、

大変貢献していただいているのですが、

なんと言っても、商品知識のすさまじさは、

ハンパじゃありません。

 

レカロの販売を見てもわかるように、

やるからには、徹底的に!

と言った感じです。

 

たま~に、ちょっこっと遊びに行くと、

お店にいらっしゃる、ユーザーさんと、

ふつ~に、ZONE の突っ込んだ

マニアックな話になってしまいます。ハイ。

 

ZONE  の摩材を、

お店の方と、徹底的に話し合って、

チョイスしたい ユーザーには、

まさに、ピッタリのお店ですね。

 

田中も、自信を持って、

お奨めできます!!

 

ということで、今回は、

「ZONE  マテリアル ソムリエ」

第一号 受賞店

ASM さんのお話でした。

 

現在、4店舗の受賞が決まってますので、

他のお店は、また、ジックリご紹介しますね。

 

目指せ!全国 20店舗!!

ブレーキ
うれしいメール! TMストリート編

2009年06月10日(水)

今日、うれしいメールが届きました。

 

 

内容は、

 

スイフトに乗り換えてから、ヒール&トウ が、できなくなってしまい、

テクニックに自信を失っていた、ユーザーが、TMストリートを装着したら、以前と同じように、

いや、それ以上の精度で、ヒール&トウ が、できるようになった

 

ということでした。

 

 

 

スイフトは、どうしても、スポーツパッドを入れると、低速での初期が強く、

 

「カックン ブレーキ」

 

になってしまい、ヒール&トウ が、難しくなってしまいます。

 

 

 

 

でも、田中が開発した、TMストリートなら、大丈夫。

 

 

踏んだら踏んだだけ、効くような仕様となっていますので、

思う存分、ヒール&トウ を楽しんでいただけます。

 

もちろん、ヒール&トウ を練習中の人にも、

TMストリートは、最適なブレーキパッドであると、自信を持って、断言できます。

 

でも、こうして、メールをいただくと、

ホントうれしいです!!

 

だって、本気になって、箱根で、一生懸命

開発したんですから、喜びも、ひとしおです。

 

m0271

m0281

m0411

 

 

 

 

 

ブレーキ
「TMストリート」 発売開始!

2009年06月01日(月)

 

 

じつは、数ヶ月前から、ストリートパッドの開発をしてました。

(今日は、コンプリートエンジンのことの予定でしたが、

番組?を変更してお伝えしています)

 

 

だって、スイフトのブレーキって、制動力の強い、

スポーツ系の摩材を使用すると、高速域では、安定した制動力を発揮するものの、

低速域では、急激に効きが立ち上がる、いわゆる「カックン ブレーキ」ですよね?

 

 

この「カックン ブレーキ」は、踏力コントロールがシビアになり、

ドライバビリティが、大きく損なわれますので、私は、以前から、不満がありました。

 

 

 

ちょうど、

株式会社ミノルインターナショナルには、

「BRAKING MEISTER ZONE」 という、

とっても「旬」な、ブレーキパッドブランドがあります。

 

 

 

であれば、この開発力と、技術力で、

ストリートで、スイフトにピッタリのブレーキパッドを作ろうと、企画したのが、

「TMストリート」 です。

 

 

 

そうです、「TMストリート」 は、

「TM-SQUARE」 と  「BRAKING MEISTER ZONE」 の

コラボレーションにより誕生した商品なのです。

 

 

 

スイフトだけのために

開発した専用摩材ですので、

 

低速域では、緩やかに効きが立ち上がり、

高速域では、踏力にリンクしたリニアな制動力を発揮!

 

もちろん、

ストリートパッドですので、鳴きやダスト、ライフといった面も、

十分に考慮し製造されています。

 

 

 

ドラテク&スイフト マニアの田中ミノルが、

今までの摩材開発で培ったノウハウを投入し、

徹底的に、スイフトのストリート&ワインディングに、

合わせ込みを行った専用摩材のストリートパッド。

 

 

 

装着後、きっと「なるほどね!」 と

言っていただけると思いますよー。

 

 

 

で、気になるお値段は・・・・・、

 

 

 

 

フロント摩材 TM-92F  10,000円(税込)

リア摩材   TM-98R   8,000円(税込)

 

です。

 

 

 

どうです、リーズナブルでしょ?

 

 

(フロント/リアとも、対応ロータ温度は、450℃ までです)

 

フロント

フロント

リア

リア

摩材面

摩材面

 

 

当然、ZC11S、ZC21S、ZD11S、ZD21S も、

フロントブレーキは、同じキャリパーを使用していますので、

フロントのみ使用可能です。

 

 

 

さあ、田中が、

箱根でテストに明け暮れて作った、「TMストリート」 。

 

 

 

オーダーお待ちいたしております!!

 

 

 

WEBページはこちら。

 

 

img_3952_s

 

 

 

ZONE
REV SPEED の取材 in しのい & 日光 ③

2009年05月19日(火)

今日は、先週金曜日に

行われました、

REV SPEED 取材 in 日光

のお話を。

img_1690

 

今回の取材は、

日光サーキットに、

ブレーキパッドメーカー9社が集結し、

同じ車輌(S15シルビア)、

同じドライバー(大井選手)で、

ガチンコ対決をするという企画でした。

 

大井選手は、全開で走り、

ブレーキパッドをコメントし、

助手席では、

スイフト王子(編集部の前田さん)が、

体感したことをコメント。

img_1692

そして、木下みつひろ 選手が、

コーナーの外から、

クルマの動きを見て、

ブレーキの効きを解説するという、

かなり豪華な企画です。

 

おまけに、

全メーカー、条件がそろうように、

パッド交換と同時に、ローターも新品にし、

キッチリ焼入れを行った後、

10LAP の全開アタックを行うのです。

 

そして、田中が用意した摩材は、

フロント 08H  リア 10F 

の組み合わせ。

(摩材の詳細はこちら)

 

ブレーキに厳しくない、

日光サーキットだということと、

1コーナーでの

リリースコントロール性の重要さ。

 

そして、リアにフロントより、

少しだけ、効きの強い摩材を入れて、

直線状態での「止まり感」 も、攻めてみました。

 

で、結果は?

ヘヘヘッーと!!

 

ZONE のポテンシャルと、

田中の摩材チョイスが、

完璧にリンクし、

すばらしい結果となりました。

(詳しくは、6/26発売のREV DVD で!)

 

大井選手、木下選手には、絶賛され、

王子にも、「助手席でも、

十分体感できました」 なんて、

うれしい言葉をいただきました。

 

また、この取材の中で、

木下選手が語っていた、

「ブレーキは、サスペンションの一部」

という言葉に、

かなり納得してしまいました。

 

だって、フロント荷重の大きさも、

荷重がかかってる時間の長さも、

すべて、ブレーキによって

作られるわけですから

まさに、サスペンションの一部ですね。

 

いやはや、深い!

田中が作ってきたブレーキパッドは、

止まるだけではなく、

曲がるために、積極的にブレーキを

使うわけですから、

まさに、この表現が、ピッタリです。

 

いやはや、ホント気持ちの良い、

会心の取材でした。

 img_1752

ZONE
REV SPEED の取材 in しのい & 日光 ②

2009年05月18日(月)

では、今日は、

先週、行われました、

REV SPEEDの取材の話を。

 

まず、木曜日には、

栃木県の「ヒーローしのい」 サーキットで、

塚編号(塚本編集長のFD号)の

ブレーキセットアップに関する

取材だったのですが・・・、

img_1589img_1588 

朝、いきなり、

大井さんに会ってら、

「あっ、フライング男だ!」 と、

まったく持って、意味の解らない?

ニックネームをつけられていました。

 

どうやら、ハイパーミーティングの

スイフトレースで、

私のクルマに車載カメラが

装着されていたようで、

事の一部始終が、映像に

残っているらしい・・・・・。

 

(ま、しらばっくれるのは、今月号の

REV SPEED DVDが出るまでのようですが・・・)

 で、取材の方は、

塚編号の、ブレーキをZONE にして、

前後の効きを変えることで、

クルマのバランスがどのように

変化するかという、

まさに、ZONE のためにあるような、

企画でした。

 

オッ、今日は気合が入ってる!!

オッ、今日は気合が入ってる!!

この日は、田中も、

ブレーキパッド交換人員でしたので、

アルボーのメカニックさんと一緒に、

楽しく作業。

 

 そして、

ブレーキの効きを合わせ込むのは、

ご存知、木下みつひろ 選手でした。 

 

あっ、となりは、いじめっ子の 大井選手 だー。

あっ、となりは、いじめっ子の 大井選手 だー。

 

そう、木下選手が、効きを合わせ込んでは、

塚編が、確認をしていくという企画です。

 

 

結果を言ってしまうと、

REV SPEED の編集部の方に

叱られそうなので、

言えませんが、

PIT では、異様な盛り上がりを

見せました。ハイ。

 

何に盛り上がったかって?

それは、塚編のラップタイムですよ。  

 

img_1640

 

一発、ラップタイムを出して、

ZONE のパフォーマンスを

見せつけて欲しい、田中と、

確実に速くなっては、いるのに、

なかなか、走りがまとまらない、

塚編・・・・・。

 

もう、PITでは、

田中の絶叫で、みんな大爆笑でした・・。

 

まあ、そんな、こんなで、

大盛り上がりの取材だったのです。

 

楽しかった~。

 

では、明日は、

「日光」 の話を!

ZONE
REV SPEED の取材 in しのい & 日光

2009年05月17日(日)

じつは、

木曜、金曜と、

REV SPEED さんの

取材があり、出かけておりました。

(おまけに、別件で、昨日も・・・)

 

今回は、

BRAKING MEISTER ZONE の

取材で、

木曜日が「ヒーローしのい」 、

でもって、

金曜日は「日光サーキット」 でした。

 

そこで、

田中、やりましたよー!

 

どんな、取材だったかは・・・・・、

来週に、詳しく書きますね。

 

乞うご期待!

 

img_1597

ZONE
ヒール&トゥ ができない? ③

2009年03月26日(木)

では、今回は、今ひとつのヒール&トゥ のお話です。

 

では、グラフを見てください。

 

e38392e383bce383abefbc86e38388e382a5

 

これは、前回と同じコーナーですが、

レッド ライン のブレーキ踏力が、

明らかに、「ギクシャク」 していますよね?

 

こうなると、エンジン回転も、

等間隔のグラフとはなりません。

(もちろん、誰かは言えません・・・)

 

でもね、このグラフだけを見ると、

さぞかし、クルマも、「ギクシャク」 してるように

思えますが、じつは、クルマとしては

これでも非常に安定しています。

 

なぜなら、この車輌は、

ある程度、踏力が必要なブレーキパッドを

使用しているからです。

 

要するに、ある程度、

ブレーキ踏力が、ヒール&トゥ により変化しても、

全体から見ると、

半分になったり、倍になったりするほどではないので、

精度としては高くなくても、

クルマが「ギクシャク」 するレベルまでには、ならないのです。

 

どうです?

ブレーキパッドの効きって、大切でしょ??

適正なブレーキ踏力について、より詳しくは こちら  をどーぞ。

ZONE
ヒール&トゥ ができない? ②

2009年03月25日(水)

ヒール&トゥ の精度には、

ブレーキパッド摩材の特性が大きく関与していること、

理解いただけたでしょうか?

 

今回は、ヒール&トゥ の話を

もう少し突っ込んで、

ロガーで確認しながら、行いたいと思います。

 

まず、上手な ヒール&トゥ から。

 

e38392e383bce383abefbc86e38388e382a52

 

各ラインの詳細は、

ピンク ライン   スピード

ブルー ライン   エンジン回転

レッド ライン   ブレーキ踏力

ブッラク ライン  アクセル開度 (上が全開)

となります。

 

まず、下の方にある、

ブッラク ライン と、レッド ライン の

アクセルとブレーキの解説を少し。

 

ストレートを全開で来て、アクセルをOFFに

したと同時に、ブレーキ踏力が立ち上がります。

 

そして、そのあと、

ブレーキを踏みながら、アクセルが

ほんの少しだけ、計4回、開いています。

 

そう、これが、

ヒール&トゥ の正体です。

 

ブルー ライン のエンジン回転を

見ればわかるように、

アクセルに”アオリ”を入れた直後に、

シフトダウンをしますので、

エンジンブレーキにより回転が上がっています。

 

そして、そのとき、

レッド ライン のブレーキ踏力は変化していません。

 

このドライバーは、なかなか上手いですね!

(誰かは言えませんが・・・、もしかして、現役F1ドライバーかも!!)

 

次回は、今ひとつのヒール&トゥ をお伝えします。

ZONE
ヒール&トゥ ができない?

2009年03月23日(月)

サーキット走行の代表的なテクニックと言えば、

やっぱ、ヒール&トゥ ですよね。

 

サーキットビギナーには、

このヒール&トゥ の壁がまず立ちはだかるわけです。

 

もちろん、サーキットビギナーに限らず、

カタチとしてはできていても、

実際の効力を伴っていないドライバーも

かなりいると思われます。

 

そして、みんな、やり方は、知ってると思います。

 

しかし、ブレーキを踏みながらアクセルを”アオル”

ことが、なかなかできない? ってことですよね。

 

この、”アオリ”で、ブレーキの踏力が変化し、

クルマが「ギクシャク」 するのが、

典型的な、失敗のパターンです。

 

でもね、ヒール&トゥ を成功させる、

一番の近道は、ブレーキの摩材なんです。

 

たとえば、自分の最大踏力の20%ぐらいの力で、

ブレーキペダルを踏んだときにロックするような

効きの強いブレーキパッドでは、

さほど強い力でブレーキは踏めません。

 

この状態で、”G” や、振動の多い車内で、

それも、カカトが、浮いた状況で、アクセルを”アオル” と、

プロのレーシングドライバーが運転しても、

ブレーキ踏力は、微妙に変化してしまい、

例の「ギクシャク」 となってしまうのです。

 

そうです、サーキットビギナーが、

悪戦苦闘している、ヒール&トゥ は、

テクニックの問題ではなく、ブレーキ特性による部分が、

かなりあると、田中は思うのです。

 

だって、田中が走行会で、

みなさんのクルマに乗ったとき、

ブレーキが効き過ぎて、

ヒール&トゥ ができないクルマって、かなりありましたよ!

 

やっぱ、どんなスポーツでも同じですが、

ビギナーがトレーニングするときは、

絶対に適正な道具を使わないと、

進歩を遅れさせるだけです。

 

「自分はまだ、テクニックが・・・」 といって、

間違った道具で一生懸命練習している人、

マジで多いと思いますよ。

 

テクニック向上を目指すなら、

絶対の絶対に、適正な道具です。

 

曲がったゴルフクラブで、いくら練習しても、

何の意味もないように、

練習するなら、適正な道具が一番近道です。

 

 

2008_dec11-02042