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ZONE ブレーキフルード ZF-031 モニターレポート! その②

2015年08月06日(木)


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2015年6月に、ZONE ブレーキフルード ZF-031

発売記念として開催しました モニターキャンペーン!

本日は、その モニターキャンペーンにて、

実際に、ZONE ブレーキフルード ZF-031 を ご使用いただきました

モニター様 からの レポート を ガッツリと、ご紹介したいと思います。

それでは、各質問項目ごとに、どーぞ!!


Q 交換後、ペダルフィールに変化はありましたか?

○ 6月初めに、大容量キャリパーに交換し、効きは文句ないのですが、

いくらエア抜きをしても、タッチがスポンジーで正直がっかりしていました。

しかし、ZONEに交換したところ、期待していた以上にフィーリングがカッチリし、

思わすニンマリしてしまいました。

○ 交換後まずブレーキを踏んで、しっかりとした剛性感のあるペダルタッチに驚きました。

粘度を高くしたと聞いていましたが、踏んですぐに分かるほどです。

○ フルード交換時にブレーキタッチがカッチリすると聞いていましたが、確かに最初の

ブレーキで違いが分かるほどカッチリしました。

元々BILLIONのスーパーブレーキフルード   を使用していましたが、それでも違いが

分かるほどでした。また、カッチリする事によって扱い難くなるような事は無かったです。

○ ペダルストロークが短くなり、剛性感のあるフィーリングに。 

ただ硬いフィールではなく、街乗りでも操作しやすい。

○ 驚きました。カッチリした感触になりました。 まるで ブレーキホース を

スポーツタイプ に交換したかのような シッカリ感になりました。

○ 変化ありました。ブレーキペダルを踏み込んだ時の効き始める位置が少し高くなり、

街乗りでは以前より少ないペダルストロークでブレーキをコントロールできるようになりました。

Q ブレーキペダルの踏み込み量と減速感はリンクしていましたか?

○ とても良くなりました! 

以前は 「10段階で1踏んでも効き始めず、2踏むと突然2の分効く」 という感じでしたが、

このフルードでは 「1踏んだ時点で1効き始める」 といった感じでとてもリニアになりました。

○ 踏み始めてから制動力が立ち上がるまでのラグが無く、踏力の通りに制動力が立ち上がる。

○ ペダルの踏み込みに合わせて制動力がリニアに変化する感じ。

パッドはそのままなのに、ブレーキの効きがよくなった様にも思えました。

○ 素晴らしいです。踏み込み量と減速感がピッタリ一致しました。

ブレーキフルードだけなのに劇的な変化です。

○ ブレーキが効き過ぎる事なく踏んだ分だけ効いていると思います。

Q コーナー進入時、ブレーキリリースは思い通りのコントロールが

行えましたか?

○ リリースもリニアになりました。

踏み込みを緩めていったとき、以前は突然制動力が下がるようなポイントがあったが、

そのような嫌な感じが減りイメージに近いコントロールが出来るようになりました。

○ 交換した翌日にサーキット(袖ヶ浦フォレストレースウェイ)を走りましたが、

全てのコーナーにおいて非常に滑らかなブレーキができて

上手くなったように錯覚してしまいます。(笑)

踏力の変化に対して、非常にリニアで滑らかに反応してくれるのは

サーキットにおいて非常に強い武器になることは間違いないです。

○ 車がブレーキリリースによって向きを変えて行き、コントロールしやすくなりました。

○ 思い通り以上のリリース。

Q ヒール&トウのペダル操作時、踏力コントロールのしやすさは

体感いただけましたか?

○ 非常にやりやすくなったと思います。街乗りの低速域だとサーキットとかよりも

ブレーキの踏力とアクセルの煽りがぶれやすいのですが、ブレーキ踏力によるブレが

ないというか開発コンセプトのコントロール性っていうのは良くわかる気がしました。

○ まだワインディング程度しか走行していないですが、サーキットより緩い操作で、

より精密さが必要な場面でもイメージ通りの制動力がかかるためドライブに

(先の道路やハンドル、シフトワーク)集中できるようになりました。

○ 剛性感が適度にあるので、ブレーキをよく感じられヒールトゥしやすい。

○ 体感しました。以前よりはヒール&トウ時のブレーキの制動力変化が少なくなりました。

○ ダイレクト感があるので、操作性は格段と向上しました。

○ ヒール&トーでアクセルを煽る時にブレーキを一瞬踏み増してしまっても

急激にブレーキの効きが変化せず、修正できる猶予があるので、

踏力のコントロールができ姿勢を乱しにくいと思います。

Q ZF-031のコントロール性能により、ドライバビリティの向上に

つながりましたか?

(向上した場合、どのような変化がありましたか?)

○ ブレーキペダルから、今どれくらいの制動力がかかっているかが手に取るようにわかり、

結果想定通りのブレーキング進入ができる様になりました。リリース時は、うまく言葉では

説明できませんが、自分のペダル操作に対してアシストを入れてくれているような感覚。

結果想定以上にうまくリリースできるので、前輪荷重をしっかりかけたまま曲げることが

できます。まさに曲げるためのブレーキフルード。

○ ブレーキのフィーリングは、ブレーキを残しながらコーナリングする時のブレーキが

楽になったと言うか、コントロールがし易くなった感じがしました。

筑波1000の走行では、特に最終セクションの洗濯板から最終コーナーへ

3速から2速へダウンシフトし、ブレーキングしながら右へ回り込む際のブレーキングが

今までより安定して踏むことができました。

○ サーキットで連続周回をしてもブレーキタッチに変化がなく安心してブレーキを踏み込めました。

○ ドライバーの意思通りにブレーキの効きが変化するので、

ドライバビリティの向上に効果があります。

○ 踏力に対してのブレが少ない。

いや~、ZF-031 イイ仕事していますよね~!

モニターレポートをいただきましたみなさん、本当にありがとうございました!!

もう、かなり、前の話になりますが、レーシングカー(スーパーGT)にて、

田中が、はじめて HYPERCO スプリングを使用したとき、

それまで使用していたスプリングとは、あまりにも、ドライバビリティが違ったので、

「なんとかして、このスプリングを誰でも買えるようにしたい!」

という思いで、HYPERCO スプリング の輸入を始めました。

でも・・・・・・、発売当初は、

「こんなマニアックな違い、みなさんに理解していただけるだろうか・・・・・?」

と、強烈に不安で、仕方ありませんでしたが、

今では、田中がレーシングカーで感じた違いを

まったく同じように、みなさんにも、感じていただけたことで、

現在の HYPERCO マーケットが存在しているんですよね~。

そして、なんだか、ZONE ブレーキフルード ZF-031 も、

HYPERCO の登場と、同じ様に、感じるんですよね~。

まぁ~、それぐらい、

ブレーキのコントロール性を 劇的に進化させる ブレーキフルードであると、

開発担当者としても、自信を持っています。ハイ。

ということで!

ZONE ブレーキフルード ZF-031

みなさん、どうぞよろしくお願いいたします!

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ZONE
ZONE ブレーキフルード ZF-031 モニターレポート! その①

2015年08月05日(水)

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2015年6月1日 に、発売を開始しました

ZONE ブレーキフルード ZF-031

発売以来、たくさんのみなさんに ご使用いただき、

とっても、ご高評をいただいて おります。ハイ。

ということで! 本日は、

神戸在住の 超マニアックな 86オーナー様から、

インプレッション が届きましたので、ご紹介したいと思います!!

それでは、どーぞ!

第一印象は「硬っ」ですw。

エンストしてブースターが効いてないのかと一瞬思ったほど。

しかしそれはごくごく最初だけで、あとは通常よりも少し踏力を

要するかな?程度になりました。

お店の近くを走ってみると、まずは、タッチがしっかりして

マスターシリンダーからオイルライン、

そしてキャリパーまでの剛性が上がったかのような感覚を覚えました。

ストリート コメント

交換後は、強いブレーキングから徐々に踏力を抜いていくと

それに呼応してリニアに減速力が落ちる、

抜くブレーキコントロールが今まで以上にわかりやすく

やりやすいことに気が付きます。

踏み込んで踏力を上げる時もとても感覚がわかりやすい。

まるでブレーキホースやマスターシリンダーストッパーなど何か

ブレーキ周りのライトチューンをしたような不思議な感じです。

そして、高速に入ってからは本領を発揮した感覚を強く感じました。

前方が空いたところで加速をし、コーナーに向かって減速を開始。

ガツンッと踏み込んでいくと非常にしっかり、かっちりとした感覚で

踏力がブレーキパッドに伝わっていく感触があります。

しかもグラフにしたとすると、定規で線を引いたように

一定の減速Gで減速していきます。

コーナーに近づくにつれ徐々に踏力を弱めていきますと、

やはり、そのまま緩めた分だけ減速Gが弱まる感じ。

これまでのBILLIONのスーパーブレーキフルードでも十分に踏力、

減速Gの関係はリニアだと思っていましたが、

この感覚はBILLION以上だと思います。

また、タイトなコーナーが連続するJCT部分では、

進入時にグイッと減速してそこからブレーキリリースするという作業が

無意識に非常に楽しく出来ていたのです。

できるだけ速い車速から急減速し、そこからブレーキをリリースしながら

ノーズをインに向け、しっかり旋回体勢ができたら加速に入る。

書くと当たり前のことですが、これが何の不安要素もなく、

しかも続けて何度やっても全く同じ感触のまま連続して行えるのです。

違う角度から言うと、しつこい(未練たらしいw、長く引きずる)

ブレーキングがいとも簡単にできてしまいます。

これまでなら減速しすぎて余らせていたものが狙ったところまで

狙ったようにブレーキを引っ張ることが簡単に出来ます。

うまくなったのかと勘違いしそうですw。

ワインディング コメント

高速コーナーの連続するワインディングで、

ブレーキをギリギリまで遅らせてからフルブレーキングし、

リリースしながらステアリングを切り込むと言う一連の流れは、

某JCTと同じ作業ではありますがギアが1~2段ほど高くなります。

そういう速度域でもブレーキに対する不安感は一切感じず

存在を忘れるが如くタイヤのグリップと車体の挙動に集中できます。

ちょっとビビってw ほんの少し踏力を増すだけでクルマはクッと減速をし、

またブレーキ余りそう! と思ってほんの少し緩めるだけで減速Gが弱まります。

本当に足に即応してリニアに減速力が変化するのです。

まるで、足の裏にブレーキパッドを付けてローターを踏んづけてる感じw

それほどダイレクト感があります。

気持ちよく流したあとは、タイトコーナーの連続する急な下りを降りました。

急勾配で不快なほどタイトで曲がり込んでいるコーナーですが

グッとブレーキングしてリリースしながら切り込んでいく作業が

苦になりません。

急な下りなのにもかかわらず踏力に対してリニアな減速Gが発生させられる

のですから、すなわち荷重移動(制御)も非常に行いやすく

車全体を操っている感覚を手軽に楽しめた気がしました。

また、ブレーキに対する不安感がかなり減少するので

(というよりなんだか妙に信用できる)、より深く突っ込んでも

「とっ散らからない」と自信を持って進入できる。

だから下りでも全然怖くなく攻められる。

ブレーキング操作のレベルが上がる = 姿勢制御の技術のレベルも

上がる だと思いますのでコーナリングに入る時の姿勢の作り方まで

簡単になったように思いました。

今後、自分は運転がうまくなったと勘違いして事故らないように注意

したいと思いますw。

いやはや・・・・、田中の言いたいこと、

すべて代弁いただきありがとうございます!!

しかし、まぁ~、ダイレクト感が向上するという表現で、

「足の裏にブレーキパッドを付けてローターを踏んづけてる感じw」

といったコメントがありますが、メッチャわかりやすい 表現ですよね~!

(ぜひ、弊社のカタログ製作を・・・・・・・笑)

でも、まぁ~、インプレッションを読んでいて、

これほどまで、ブレーキフルードは、

ドライバビリティに直結しているんだと、改めて感じました。

そして、田中は、も~、何も言うことがありません(笑)

(神戸の 86オーナー様 ありがとうございました)

以上、ZONE ブレーキフルード ZF-031 モニターレポート! その①

を お届けいたしました!!

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ZONE ブレーキフルード ZF-031 の解説ブログは、こちら!

ZONE
ZONE LTD 86/BRZ for CIRCUIT 発売開始のお知らせ!

2015年06月23日(火)

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ずっと、ずっと、開発を続けてまいりました

86/BRZ の サーキット 完全対応 の ブレーキパッド!

(いや~、徹底的にやりました!!)

数々のテストを終え、田中のイメージどおり、

効きとリリースコントロール性が、完全にリンクしたブレーキパッドが完成し、

このたび、ZONE LTD (ゾーン リミテッド) として、発売を開始することになりました。

で、なぜ、ここまで、

開発に時間を要したかと申しますと・・・・・、

① 車重 ブレーキ容量 のバランスから、強烈に効きの強いパッドが必要でした。

これは、マジに 想像以上でした・・・・。

ZONE のバリエーション で、一番強い 58D を装着しても、

ハイスピードサーキットでは、少し効きが足りず、

ローターの温度も、驚くほど高い・・・・・・。

結局、86/BRZ の専用摩材として、

1から開発をスタートさせる必要がありました。

② 既存の材料では、まったく、ストッピングパワーが足りず・・・。

この事実に直面したとき、ちょっと、唖然としました・・・・・。

だって・・・・、こんなに 効きの強い摩材って、

今まで必要と感じたことがないのですから・・・・・・・。

(それほどまで、86/BRZ には、強い効きが必要でした)

結局、超高価な特殊な材料を 海外から調達しましたので、

時間が、かかってしまいました・・・・・。

③ フロント/リアのバランスが、とっても特殊・・・。

86/BRZ のブレーキバランスは、かなりフロント寄りです。

そこで、ブレーキパッドの効きで、バランスが取れるように、

フロントに対して、リアの効きを 「かなり」 強めました。

前傾が強くなり過ぎず、ブレーキングオーバーも出ない、

絶妙のバランスに合わせ込むのに、時間が、かかってしまいました・・・・。

しかし、まぁ~、ホント 

86/BRZ & ハイスピードサーキット 完全対応 の

ブレーキパッド開発は、難しかったです・・・・。

でも・・・、

攻略が難しかった分だけ、

たくさんテストを要した分だけ、

ヤリガイ は、ありましたよ~!!

では、ZONE LTD 86/BRZ for CIRCUIT の 広告文を どうぞ!

強力なストッピングパワーを必要とする 86/BRZ 専用摩材

車両重量とブレーキ容量のバランスから、

サーキットでは、特殊なほど強力な制動力が、ブレーキパッドに求められる 86/BRZ。

特に、ハイスピードサーキットの連続周回においては、制動力が少しでも足りないと、

ローター温度が一気に上昇し、ブレーキパッドにも、ローター/キャリパーにも

ダメージを受けてしまいます。

ZONE LTD 86/BRZ for CIRCUIT は、この 86/BRZ が必要とする

強力なストッピングパワーに対応するために開発された 86/BRZ 専用摩材です。

適正な踏力で、安定した減速を維持するために、高い摩擦係数と高温安定性に優れた

新素材を採用し、ドラテクマニア 「田中ミノル」 が、複数の仕様の 86/BRZ を

サーキットに持ち込み、徹底的に合わせ込みを実施しました。

開発コンセプトは、

「サーキットで、ラップタイムを削り取れるブレーキパッド」 と、とってもシンプル。

86/BRZ のサーキット走行、タイムアタック、

そして、86/BRZワンメイクレースにて、真価を発揮する 

サーキット完全対応のコントロール性に優れるブレーキパッドの登場です。

※ ストリートにおける使用では、「効きに関しましては問題ないレベル」 となりますが、

ブレーキ鳴きが発生しますので、快適性は大きく損なわれます。

また、86/BRZ の 

各サーキットに対する適合的は、

フロント         リア

サーキット グループ A           10F         10F (12D/14B)

サーキット グループ B        ZONE LTD      ZONE LTD 

サーキット グループ C        ZONE LTD      ZONE LTD   

サーキット グループ D        ZONE LTD      ZONE LTD   

サーキットグループ の詳細は、こちら!

となります。

なお、ZONE LTD のレンジが、かなりワイドな理由は、

86/BRZ のブレーキシステムは、

初期の立ち上がりが、非常にマイルドで、

ある程度 効かせても、カックンブレーキになったり、

踏力コントロールが、シビアにならないからなんですね~。

ちなみに、開発時、

86/BRZワンメイクレースの トップランカー(プロクラス)に、

使用いただき、下記のコメントをいただきました。

(諸事情により、名前が公表できません・・・・・・)

86/BRZ ワンメイク車両 

ドライバー  ○○氏

サーキット  FSW レーシングコース

コメント

コントロール性 が高い

F/R の 効きのバランス が良い

ローターの攻撃性が低い(現行パッドとの比較)

(いや~、短いけど、イイじゃありませんか!)

ということで、

86/BRZ ワンメイク レースにご参加のみなさん

田中ミノル が 自信をもってオススメいたします。ハイ。

そして、お値段は・・・・・・、

フロント            ¥30,000

リア               ¥30,000

フロント/リア セット    ¥58,000

となります。

(もちろん、在庫も、OKです!)

86/BRZ ワンメイクレース

86/BRZ タイムアタック

86/BRZ サーキット走行会

に完全対応する ZONE LTD!  

みなさん、どうぞよろしくお願いします!!

86/BRZ 専用の サーキットパッド ZONE LTD の WEB サイト はこちら!

以上、「効き」 と、「リリースコントロール」 のバランスに重点を置く、

BRAKING MEISTER ZONEから、

86/BRZ 専用の サーキットパッド ZONE LTD リリース のお知らせでした!!

ZONE
ZONE ブレーキフルード ZF-031 発売のお知らせ!

2015年06月01日(月)

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ずっと、ずっと、開発を続けてきました

ZONE ブランドの ブレーキフルードを

いよいよ、本日より、発売することになりました!!

この ブレーキフルード の キャッチコピー は、 ズバリ!!


踏めばわかる! リリースすればもっとわかる!!

「曲げる」 ための ブレーキフルード!

ZONE ZF-031

です!

で、いったい どのような テイストかと言いますと・・・・・・・、

(以下、広告文章の抜粋です!)

「タイムアタッカーに必要とされるブレーキフルードを作りたい!」 

そんな想いで、ZONEブレーキフルードの開発はスタートしました。

ブレーキフルードの役割は、圧力伝達です。

ドライバーがブレーキペダルの踏力をコントロールすることにより、

発生した圧力(液圧)を的確に4輪のブレーキシステムに伝えることです。

そして、この圧力伝達をよりハイレベルに行うため、

サーキットでも安心の高沸点であることは、もちろん、

我々が、ブレーキフルードに求めた最大の特徴は、

リリースコントロール性に優れているという点でした。

なぜなら、コーナーへの進入時、大きな 「減速G」 が発生している状態で、

的確にブレーキをリリースすることは、数あるドラテクの中でも、

非常に難しい課題であり、このブレーキリリースの精度で、

「曲がる」 「曲がらない」 が決まるといっても過言ではないからです。

そこで、ZONE ブレーキフルード ZF‐031 は、上記のニーズに合わせ込むため、

フルードの動粘度(フルードの硬さ)をDOT規格より格段に高く設定したことにより、

以下2つのドライバビリティを手に入れました。

ドライバビリティ① 剛性感あるブレーキフィール!

まずは、ブレーキング時のペダルストロークを大幅に抑制し、

「ガッチリ」 とした 「ダイレクトなペダルフィール」 を実現。

この剛性感により、ドライバーは、「今、どれぐらいの力でペダルを踏んでいるか」 を

把握しやすくなり、結果、踏力コントロールをより細かく行えることから、

リリースコントロール性が向上します。

ドライバビリティ② スムーシング効果によるコントロール性!!

ふたつ目は、ブレーキング中の液圧変動が少ないという点です。

走行中は、「減速G」 や 「振動」 により、ドライバーが、いくら一定の力で

ブレーキを踏もうとしても、ブレーキ踏力は、小刻みに変化してしまいます。

このピーキーな踏力変化に対しても、キャリパーへは、液圧変動が

大きく抑制された状態にて(スムーシング効果)伝わることから、

コントロール性が向上します。

上記のとおり、踏力コントロール という ドライバビリティ にて、

「曲げる」 に大きく貢献する まさに、ドライバー視線から誕生したブレーキフルード。

それが、ZONE ブレーキフルード ZF‐031 です。


スペック  

DRY沸点           324℃

1%含水沸点         291℃

WET沸点(3.5%)      200℃     

品番             MZF-031

価格            ¥5,400 (+税)

容量             1000ml

※本製品は、低温(-40℃)における動粘度が規格値より高いことから、

DOT規格および、JIS規格に適合しておりません。

※本製品は、気温‐5℃以下の環境では、ご使用になれません。

といった感じの製品なのであります!

要するに、コントロール性 & リリースコントロール性 といった

ドライバビリティ を求めるために、

ブレーキフルードの粘度を徹底的に高く設定したのであります。

結果、強烈に剛性感が強いペダルフィーリングと、

液圧変動を大きく抑制(スムーシング効果)することに成功しました。

では、少々、突っ込んだ 話をしましょう!

まず、ブレーキフルードの粘度を高く設定することで、

ブレーキペダルの剛性感が向上するのは、ご理解いただけると思います。

でも、スムーシング効果 と言われても、ピン と来ないですよね・・・・・。

広告文にもありますように、

ドラテクの中で、一番難しいテクニックは、

ブレーキリリースの精度 だと、田中は思っています。

でも、実際、ブレーキリリースを行う状況では、

「減速G」 や 「振動」 により、

ブレーキ踏力は、小刻みに変化してしまいます・・・・・。

これを、DATA ロガーの液圧チャンネルで見てみると、

こんな感じとなります。

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どうでしょう・・・・?

みなさんが想像されていた以上に、「ブレ」 がありませんか?

だって・・・・、

カカトが空中に浮いている状況で、

振動があり、減速G が、かかっているのですから、

やはり踏力は、小刻みに変化してしまうのです。

そして、この踏力変化 (圧力のブレ) は、

キャリパーへ、ダイレクトに、伝わってしまいます。

※ 以下のグラフは、通常粘度のブレーキフルードです。

こうなると・・・・・、

ブレーキの効きが、小刻みに変化することから、

ブレーキのコントロールは、やはり、難しくなってしまいますよね・・・・・・・。

まぁ~、このあたりが、

ブレーキのリリースコントロールが、

数あるドラテクの中でも、最難関と言われている 理由なのかも知りません。

しかし!!

ブレーキフルードの粘度をガッツリと 高粘度にすると、

圧力伝達のスピードが、穏やかになることから、

キャリパー内の圧力変化は、こんな感じになっちゃうんです!!

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そうなんです!

このグラフのように、キャリパー内の圧力が変化してくれると、

ドライバーは、かなり、コントロールしやすいですよね~。

これが、まさに、スムーシング効果 なのであります!!

ということで、ZONE ブレーキフルード ZF-031 は、

田中が一番欲しかった

ブレーキのコントロール性という ドライバビリティを追い求めて

作られた ブレーキフルード なのであります。

また、とっても嬉しいことに、

「匠の日」 & TM コレクション にて、

モニターとして、ご使用いただきました みなさまからも、

田中と同意見の 好評価なレポートが、たくさん 届いております!!!

(やっぱり、コントロールしやすい って、大きなアドバンテージですよね~!)

ZONE ブレーキフルード ZF-031 WEB サイト

そして! そして!!

この ZONE ブレーキフルード ZF-031 のテイストを

みなさんに試していただける キャンペーンも、

発売と同時に開始したいと思います!!

ZONE ブレーキフルード ZF-031 モニターキャンペーン!

募集期間 2015年6月1日 ~ 6月15日 まで

募集詳細

1) 下記、ZONE マテリアルソムリエ 店 におきまして、1店舗 2名のモニターを募集いたします。

2) 1店舗 2名以上の応募があった場合は、抽選となります。

(当選者の方には、ご連絡の上、スケジュールの確認をさせて頂きます)

3) 当選者には、ZONE ブレーキフルード ZF-031 を1本 無償提供!

交換は、下記、マテリアルソムリエ店での作業となり、交換工賃は、有償となります。

(作業工賃は、店舗規定に準じ、当選者には、事前にご案内いたします)

(マテリアルソムリエ店以外での作業、商品のみのお引取りには対応いたしておりません)

4) 交換後、簡単なモニターレポートを専用の投稿フォームに記入し送信をお願いします。

対象マテリアルソムリエ店

ARVOU(栃木県)

ノウムモータースポーツファクトリー(千葉県)

AUTOBACS ASM YOKOHAMA(神奈川県)

スーパーオートバックス 浜松(静岡県)

菱木レーシング(愛知県)

ATHLETE(愛知県)  TEL 0566-71-1000

ガレージミヤタ(愛知県) TEL 0586-23-8378

カーランドバーデン安城店(愛知県)

ストラダーレ(岐阜県)

スーパーオートバックス 京都WOOW wonder City(京都府)

スーパーオートバックス サンシャインKOBE(兵庫県)

アライズモータースポーツ(兵庫県)


応募方法

ZONE WEB サイト 内の 

ZF-031 モニターキャンペーン 欄  専用フォーム より (終了いたしました) 

応募をよろしくお願いいたします。

とまぁ~!

少々、長文となってしましたが、

以上、 ZONE ブレーキフルード ZF-031 発売のお知らせ!

ならびに、モニターキャンペーンのお知らせでした!!

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きっと、

いままで経験したことのない コントロール性・・・・・・、

好きになってもらえると、思いますよ~!!

BILLION
開発テストの内容公開! 

2015年02月13日(金)

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今日は、ずっと・・・・、

先日の開発テスト (86 & 本庄ね!) レポートを作っておりました。

でも、まぁ~、開発テストって、基本、極秘ですよね・・・・・・・。

だって、どのメーカーが、

いま、何を開発しているか・・・・・・とか、

どこまで進んでいるか・・・・・・・とか、

どんなやり方で、開発をしているか・・・・・・・というのは、

当たり前だとは、思いますが、秘密ですよね・・・、やっぱり。

でもね・・・・、これを秘密にしちゃうと、

佐藤さんが、どれほど、田中を 「こき使って」 いるか、

きっと、みなさんには、伝わらないと思い (笑)

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先日、行いました 本庄テストの内容を 公開してみたいと思います!

(勇気あるでしょ!!)

まず、テストは、2015年2月10日 本庄サーキットにて、

田中 & 3名 で行いました!

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(一番右のお方は、某メーカーの開発のお方でございます)

(お付き合いありがとうございました!!)

で、田中も佐藤さんも、元々はレース界出身ですので、

レーシングカーの開発と同じスタンスで、

ガッツリと、スケジュールを立てて、テストを行うのですが、

まぁ~、佐藤さんは、欲張りなのであります・・・・・・。ハイ。

このテストでは、主に、

○ ミッションオイル (BILLION OILS FR 専用 ミッションオイル)

○ LSD オイル (BILLION OILS FR 専用 機械式 LSD オイル 80w-140)

○ ブレーキパッド (ZONE 86 専用 サーキットパッド)

の評価がメインだったのですが、

佐藤さんが作ったスケジュールは・・・・・、

なんと・・・・・・、

こんな感じでした・・・・・・・。

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(ありえない・・・・・)

では、順番に解説しましょう!

まずは、ミッションオイル。

最初に使用する(通称、ベンチマーク) は、

FR用 ミッションオイル として、とっても評判の良い 某外国製の高級オイル。

このオイルで、2セッションを走り、

温度変化によるシフトフィールの変化 をコメントします。

また、このタイミングに、

その後、評価が的確に行えるように、クルマのセットアップを行います。

(この日は、内圧調整だけで、開発テストに突入でした)

で、フラッシングを行い、

試作品である T4(コード205) に交換。

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このオイルは、2年に及ぶ開発によって、

現在のところ リリースに一番近い試作品です。

(でも、まだ、やらなければならないことが、あるんです!)

あっ、もちろん、フラッシングを行う理由は、

前のオイルが残っていて、

的確に判断ができなくなることを 嫌うからであります。ハイ。

(テスト時、フラッシングは、次に使用するオイルにて必ず行います)

で、今度は、86 ワンメイクレースで実績のある、他社品 D に交換。

こちらも、ガッツリ評価して、

お次は、T4(コード305) に交換。

これが、今回持ち込んだ、BILLION OILS の新しい タイプの試作品です。

まぁ~、ひと口に 言えば、低温時の粘度を下げたタイプですね。

(あっ、言っちゃった・・・・・・)

ちなみに、ミッションオイルに関しては、

ベース オイルの選択や、添加剤配合に関しては、すでに開発が終了しており、

現在、粘度設定の最終段階でございます。ハイ。

そして、最後に、T4(コード405) に交換。

(こちらも、BILLION OILS の試作品です)

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で、各項目を10段評価としたポイント表と、各種コメントを記入して、

決定した、ミッションオイルの 田中評価は、

他社品 A   <   T4(コード305)  <  他社品 D  <  T4(コード205)  <  T4(コード405)

といった順位となりました。

でもって、各オイルを 0.5L 抜き取って、成分分析をかけて、

オイル内にどれぐらいの金属が混入しているかを確認します。

(そうです! この分析で、内部の磨耗状況が、明確にわかるのであります!!)

同様に、LSD も・・・・・・、

まずは、ベンチマーク FR-780 (80w-250) を使用。

こちらは、すでに、開発済みの 

FR 機械式 LSD 専用 デフオイル です。 

でもって、フラッシングして、

75W-140 (コード BR120) に交換。

(BILLION OILS の試作品であります!)

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またまた、フラッシングして、

75W-140 (コード BR140)
に交換。

(こちらも、BILLION OILS の試作品です!)

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で、最後に、より的確な評価になるように、

もう一度、ベンチマークに戻すという徹底ぶり・・・・・。

さすが・・・、Sato Style・・・・・・。

そして、田中が思う 

FR 機械式 LSD 専用 デフオイル の評価ポイントは、

なんと言っても、安定した、トラクション性能です。

温度変化に強く、超高温になっても、

リニアに、そしてシッカリ、LSD ディスクが、ロックできるかどうかを中心に、

各項目ごとに、ポイントとコメントを記入して、決定した田中の評価は、

75W-140 (コード BR140)  <  75W-140 (コード BR120)  <  FR-780 

という結果となりました。

(いや~、改めて、FR-780 の凄さを再確認したのでありました・・・・・)

(まだまだ、頑張らなくては・・・・・・・・。)

そして、そして、ブレーキパッドは・・・・・・、

まず、ベンチマークは、

86/BRZ ワンメイクレース で、実績のある 某社製のブレーキパッド使用。

(いったい、今まで、何セット買ったんだろう・・・・・・笑)

それから、

F IP327   R 152S

(共に、ZONE の試作品) に交換。

でもって、お次は、

F RS275   R 152S に交換。

(もちろん、ZONE の試作品  リアは、KEEPです) 

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ここから、怒涛の ZONE 試作品攻撃。

F RS275   R RS224

F RS224   R RS224

F RS224   R RM3

(R RM3 は、予定にはなかったのですが、試作品を持ち込んでいただきました!)

と、続きました・・・・・・・・・・。

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もちろん、こちらも、ポイント表によって、細かく各項目を評価。

ちなみに、今回のテストで、BEST の組み合わせは、

最終セッションの F RS224   R RM3 でした。

RM3・・・・・、凄すぎる・・・・・・!)

そうだ!ブレーキパッド開発に関しては、

パドック動画がありますので、どーぞ!

 

 

 

 

 

150210 パッドテスト ①

 

150210 パッドテスト②

 

150210 パッドテスト ③

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁ~、

ミッションオイル

LSD オイル 

ブレーキパッド

といった、3つのアイテムを同時進行で、

次から次へと、センサーの感度を Max にして、

評価するのですから、

本当に、フラフラになってしまいました・・・・・・・・。

おまけに、7セッション 130 Lap ですからねぇ・・・・・・・・・・・。

ということで、本日のブログは、

弊社の開発現場と、佐藤さんの欲張り具合を みなさんにお伝えいたしました!

もちろん、本編の内容、ぜひ、ご内密に・・・・・! (笑)

BILLION
ZONE なら、レーシングキャリパーにも 完全対応!!

2014年10月28日(火)

p14

今夜は、いよいよ、タイムアタックシーズン到来ということで、

ZONE ブレーキパッド のことを少々。

ZONE = 効きの強さが異なる 16種類の 摩材からチョイスできる!

ということは、徐々に認知いただけるように、

なりつつありますが、

ZONE ブレーキパッド の もうひとつの メリット、

それは、各種 レーシングキャリパー に完全対応した

ブレーキパッド の製造が可能ということを ご存知でしょうか?

そうなんです!!

国産車、輸入車 だけではなく、

各種 レーシングキャリパー のブレーキパッドが、作れるんですね~!

そして! 

これら レーシングキャリパー に対応する ブレーキパッドにも、

もちろん!制動力の違う16種類の摩材を フリーチョイスいただけるんです!!

たとえば、

「APキャリパー CP7040 6POT」 に、「 53C 」 摩材 とか、

「フェラーリ F50 4POT キャリパー(フロント)」 に、「 10F 」 摩材 といった、

発注が可能です。

※ モデルが明確でないキャリパーでも、現在ご使用いただいているパッドを

お送りいただければ、パックプレートを製造しブレーキパッドを作ることも可能です。

(また、お急ぎの場合は、現在のバックプレートに摩材を張り替えることも可能です)


輸入車、レーシングキャリパー等、

特殊品 の プライス & アイテム情報は、こちら!

そして、そして!

ZONE ブレーキパッド は、受注生産品となりますので、

純正キャリパー、レーシングキャリパーともに、

摩材の 「厚み指定」 にも、完全対応 しています!!

たとえば、

「バックプレート込みで、厚さ16.3mm で作って!」 とか、

「鳴き止めシムを取り外すので、0.8mm 通常より厚く作って!」 といった、

スーパーマニアックな ご注文にも対応が可能です。

なお、現在、厚みの変更に関しましては、「 0円 」にて、承っております。

いや~、どこまでも、マニアックな ブレーキパッド  

BRAKING MEISTER ZONE

完全 受注生産 ですので、

納期は、少々かかりますが、

国産車            1週間~10日

輸入車            1週間~2週間(バックプレートの金型がない場合は、2週間以上)

レーシングキャリパー   1週間~2週間(バックプレートの金型がない場合は、2週間以上)

効きも、形状も、そして、摩材の厚みまで、

ご指定いただける ZONE ブレーキパッド。

みなさん、どうぞ よろしく お願いします!

あっ! 摩材チョイスのお手伝いは、

みんカラの メッセージ でも、対応可能 ですので、お気軽に ご連絡ください!

ちなみに、過去には、こんなご注文が・・・・・!

ZONE
ブレーキ鳴き に関する プチ ウンチク。

2014年08月29日(金)

ブレーキパッド開発も、

かれこれ、3年目に突入する ハイエース。

(いや~、早くリリースしたい・・・・・・・)

 

 

じつは、この、ハイエース の ブレーキパッド開発、

最大の難関は、ブレーキ鳴き なんですよね~。

 

 

ということで、今夜は、ブレーキ鳴きに関する、ウンチク を少々。

 

 

まぁ~、ひとことで、「ブレーキ鳴き」 といっても、

じつは、種類があったりします。

 

 

 

「キィ~~~ッ音」


メタルパッド (ハイスチール材)特有の ブレーキ鳴きです。

重量のある車両 & サーキット仕様のブレーキパッド の組み合わせで、

発生することが多く、すご~く大きな音がします。

 

レーシーな方の中には、この音がしないと、

安心できない という方まで いらっしゃいます・・・・・。ハイ。

 

音に関する対策は、摩材を変える以外、手がありません・・・。

 

 

 

「ゴー音」


摩材とディスクが摩擦するときに発生する音です。

サーキット走行等で、過度に熱が入り、摩材表面が硬化した場合によく発生します。

 

 

症状が軽い場合は、少し硬い部分が減るまで、走ると回復したり、

少々、サンドペーパーで、摩材の表面を削ると、回復したりしますが、

ストリートパッドをサーキットで使用した場合等、

完全に摩材が硬化してしまうと、交換するしか手がありません・・・・・。

 

 

 

 

「キィー音」


渋滞時等、やさしいブレーキ(踏力の弱い状況)で、発生しやすく、

音としては、決して大きくはありませんが、

気になりはじめると、気になってしまうのであります・・・・。

 

 

ヨーロッパでは、この音を 「あまり気にしない」 という風潮が強いですが、

日本では、やっぱり・・・・・・・、ね・・・・・・・。

 

 

もちろん、ブレーキは、摩擦を利用して、クルマを止める(減速させる)わけですから、

必ず、どこかの周波数で音がしています。ただ、その周波数が、人間の耳に、

聞こえるか聞こえないかが、問題となります。

 

 

 

 

 

ということで、今日のブログは、この 「キィー音」 のことを少々。

 

よく、ブレーキパッドを新しいものに交換して、少ししたら、

「キィー音」 が、発生する場合があります。

 

 

この場合、かなりの確立で、

ローターの 段付き磨耗が、原因だったりします。

下の写真を見てください!

 

 

 

 

 

 

 

よ~く見ると、パッドが当たっていない

ローターの一番外周部分だけ、「段付き」 になってますよね?

 

 

 

 

 

 

 

要するに、以前使用していた、ブレーキパッド摩材の形に、

ローターが磨耗しており、「段付き」 が、発生しているのであります。

 

 

この状態で、パッドを新しいものに交換すると、

新しいパッドの角が、この 「段付き部」 にタッチしてしまい

当たりが強くなってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

(角が少し崩れていますよね・・・・・?)

こうなると、「キィー音」 が、発生してしまうんです。

 

 

もちろん、ローターを交換する! という手もありますが、

まだ、交換しなきゃならない 厚さまで、磨耗が進んでいない場合は、

なかなか、判断が鈍りますよね~。

 

 

 

そんなときに、有効なこと、

それは、摩材の角を削ってしまうのです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、この加工にて、ブレーキ鳴きが消えたら、

やはり、問題は、ローターの「段付き磨耗」 ということになります。

(そうなんです、原因が確定され、ブレーキ鳴きも、解消されるのです!)

 

 

 

もちろん、ブレーキパッドの磨耗が進んで、

再び、この部分が当たりだすと、ブレーキ泣きが発生する可能性はありますが、

ブレーキ鳴きの原因が特定されることは、大きなメリットだと、田中は思います。

 

 

 

あっ、このあたりを 詳しく図解している、ZONE の ウンチク も どうぞ!

それから、ブレーキ鳴き対策 といえば、

ブレーキパッドのバックプレートに、「純正シム」 を装着すると、

 

 

 

 

 

 

 

(バックプレートに装着されている ゴールドの板です)

ブレーキ鳴き は、少し抑制されます。

(田中の個人的見解では、30% ぐらい減少するイメージです)

 

 

 

ただ、このシムを装着すると、

タッチが少々「ムニュ」 とした感じになりますので、

ブレーキ鳴き以上に、タッチを優先させる方は、「取り外し」 の方が、

マッチングするかもしれませんね・・・・・。

 

 

もちろん、ブレーキ鳴きの原因は、

ローター表面の荒れ、ローターの材質、キャリパー、ブレーキパッド摩材 等、

上記以外のパターンもありますので、一概には言えませんが、

「キィー音」 でお悩みの方、

ブレーキパッドの角削り作戦、ぜひ、お試しください!

 

 

以上、ブレーキ鳴き に関する プチ ウンチク でした!!

 

 

 

BILLION
2014 開発テスト in FSW ショート!

2014年03月24日(月)

 

いや~、みなさん、

3連休 いかが、お過ごしだったでしょうか?

田中は、健康的に、

ラティオスと、山歩き に行ってました!

でね・・・・・、

最初は、良かったんですよ・・・・・・・。

ところが、歩き始めて、すぐに、やな予感・・・・・・。

そう言えば・・・・・・、

都内では、すっかり雪も融けていますが、

ここには、まだ、たんまりと・・・・・・・・・・・・・。

と、とりあえず、ラティオス・・・・、

行ける所まで、行こう・・・・・・・・。

でも、雪は、どんどん深くなり・・・・・・・・・、

4駆の ラティオスには、まったく、かなわない・・・・・・・。

そして、いよいよ、

2駆 の田中では、進めない 傾斜となり・・・・、

途中リタイヤ・・・・・・、となりました・・・・・・・。

でもね・・・・、素晴らしいトラクションを発揮する 

ラティオス にも、激闘の跡が・・・・・・・・・・・・・・。

で、あんた、いったい、何をたくさん付けてるの?? 

杉の葉 コレクター??? (笑)

ということで、

最後までは、登れませんでしたが、

一人と、一匹で、健康的に、楽しんできました!

でもって!

本日は、FSWショート にて、

3ヶ月限定デモカー 初のサーキット走行であります!

 内容は・・・・・・、

スプリングレートの合わせ とか・・・・・、

ブレーキパッドの適合 とか・・・・・、

そして、現在開発中の 


BILLION OILS
  FR 用 ミッションオイル
 と、

(本日は、2種類の試作品を持ち込みました!)


BILLION OILS  FR 用 LSDオイル!!

(本日は、4種類の試作品を持ち込みました!)

ストリートで、ガッツリ開発をかけて、

いよいよ、サーキットテストが、始まったのであります!

(ね、超マジメに、開発やってるでしょ!!)

ということで、86 の詳細 (セットアップの方向性等々) は、

テストレポートをまとめて、ガッツリと、86/BRZ オーナーのみなさんに、

リークしますので、乞うご期待でございますよ~!

86をサーキットで、はじめて走らせた

(ホントは、はじめて じゃないけど・・・・・・笑)

田中のインプレッションは、


「走っていて、まったく、恐怖を感じない FR」 
でしたね~。

本当に、上手に作られた クルマだと、あらためて感じました。

さぁ~、明日は、大阪出張だ!

BILLION
先週の名古屋出張 その理由は・・・・・・・・・。

2013年05月29日(水)

 

 

 

ブログでもお伝えしましたように、

先週末の SA京都ワンダーイベントの直前、

田中は、名古屋に居りました。

 

 

 

 

その理由は・・・・・・・・・・・、

 

 

 

 

 

 

ZONE マテリアル ソムリエ に登録いただいたショップさんに、

ZONE を有効に活用いただくため 説明に、行っておりました。ハイ。

 

 

 

ちなみに、ZONE マテリアル ソムリエ とは、

ZONE ブレーキパッド の詳細を理解し、

車種別、サーキット別、タイヤ別に、ベストのマッチングを提案できる

BRAKING MEISTER ZONE のスペシャルショップ なのであります。

 

 

ZONE マテリアル ソムリエ

 

 

 

 

 

 

 

まず、訪れたのは、

愛知県一宮市にある 「ガレージ ミヤタ」 さん。

 

 

ガレージ ミヤタ

愛知県一宮市佐千原字南切野12−1

TEL 0586-23-8378

 

 

 

田中が到着すると、PIT には、

2台の Vitz ワンメイク車両 が!!

 

 

 

 

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(2台とも、田中が開発を手がけた車両ではないですか!!)

 

 

 

こちらが、「91」

 

 

 

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そして、こちらが、現行の 「131」 です。

 

 

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で、お話をお伺いすると、店長は、なんと! 

Vitz ワンメイクレースの ドライバーさん!!  だったのであります。

 

 

 

 

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ということで、ZONE の数々のメリットは、モータースポーツにて、体験済み!!

摩材チョイスも、お手のもの でございました。  いや~、心強いです~!

 

 

 

お近くの 

Vitz、エボ、インプ、S2000 オーナー のみなさま、どうぞ よろしくお願いいたします!

 

 

 

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そして、次に訪れたのは、

愛知県守山区 にある 「菱木レーシング」 さん。

 

 

 

菱木レーシング

愛知県名古屋市守山区藪田町210番地

TEL 052-799-1766

WEB サイト  &  みんカラ

 

 

 

 

ちょっと、怖そうな看板と・・・・・・、

 

 

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ちょっと、怖そうなステッカーの奥には・・・・、

 

 

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やっぱり、怖そうな社長が・・・・・(笑)

 

 

 

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(す、すいません・・・・)

 

 

 

 

 

で、お話をお伺いすると、

菱木社長は、「レーシングプロジェクト バンドウ」 の現役メカニックさん!

(そうです、GT500 のメカニックさん!!)

 

 

 

ちょうど、田中が他のチームに移った後に、

「レーシングプロジェクト バンドウ」 の仕事をはじめられたようで、

一緒に、お仕事はしたことないのですが、

まぁ~、バリバリのレーシングメカニックさんです。

 

 

 

また、悪名高き? 「K山メカニック」 の お知り合い と聞き、

こわ~い お方かと思いきや、

「K山メカニック」 より、とっても、優しいお方で、「ホッ」 としました・・・・・(笑)

 

 

 

でもって、GT500 だけではなく、

Vitz / 86 といった、TOYOTA 系 ワンメイクレースの

車両製作やメンティナンスも、得意とされている、とっても レーシーなお店なのですが、

 

ガレージでは、ロードカーの チューニング & メンティナンス も、

ガッツリと、行われておりました。 (まさに、「匠工房」 です!)

 

 

 

 

ZONE のことは、

車種別の摩材チョイスから、ドライバーに合わせたチョイスまで、

かなり、深く理解をいただいておりますので、

 

ワンメイク車両はもちろん、

サーキット走行や、タイムアタック等々、

きっと、最適な摩材チョイスを 行っていただけると思いますよ~。

 

名古屋近郊のみなさん、どーぞ、よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、最後のお店は、

愛知県安城市 にある、「アスリート」 さんです。

 

 

 

アスリート

愛知県安城市古井町字北芝崎14-1

TEL 0566-71-1000

WEBサイト

 

 

 

 

 

9

 

 

 

 

お話をお伺いすると・・・・、

 

 

澤村社長 は、自ら 

エボ & AE86 にて、バリバリに、

美浜、モーターランド三河、鈴鹿サーキット 等を 走られていて、

ZONE の ヘビーユーザー !

 

ですから、摩材チョイスは、お手のもの!!

 

 

 

 

また、エンジニアリング 力 に、長けたお店ですので、

セットアップ を含めた ZONE の摩材適合 も、

きっと、バッチリ取っていただけると思います。

 

 

 

 

 

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車種的には、

エボ、FD3S、DC2、EP91、NCEC をはじめとする、

走り系が多いと、いうことでした。ハイ。

 

 

 

 

 

あと・・・・・、

今回、お会いできませんでしたが、

奥様が、やたら、速いらしい・・・・・・・・です。

 

 

 

 

それに、

なんといっても、

店内には、アタック用のタイヤしか 見当たらないところが・・・・・・・・、

 

 

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121

 

スゴイです・・・・・・ね。

 

 

 

 

 

 

 

とまぁ~、今回の中部営業は、

3店とも、とっても、マニアックで、

モータースポーツとの関わりが深い、

まさに、ZONE マテリアル ソムリエ として 相応しい お店でしたね~。

 

 

 

 

ということで、お近くのみなさん、

どうぞ、よろしくお願いいたします!!

 

 

 

 

 

 

以上、名古屋出張の報告でした!

ZONE
ブレーキパッドのウンチク 

2011年09月30日(金)

p17

「ブレーキパッド から見るドラテク!」

という 切り口 (カッコいいなぁ~~) の

アイドラーズマガジンの取材を終え、雑誌も発売されましたので、

田中も、ちょこっと、ブレーキのお話を。

(だって、発売前にネタばらし しちゃ、怒られますから・・・・・・)

紙面でも触れていましたが、

パッドの表面を見ると、そのブレーキパッドが、仕様用途に

マッチングしているかどうかが、わかるんです。

(なんだか、鑑識捜査員みたい!)

まずは、

ストリートパッドを サーキットで使用した場合の画像がこちらです。

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表面が白くなってますよね?

コレは、炭化といって、ブレーキパッドの中に含まれる一部の成分が、

熱により固まってしまった状態です。

使用したローター温度が高過ぎる場合、このよう症状になってしまいます。

適正ローター温度が低い、ストリートパッドをサーキットで使用すれば、

まず、間違いなく、こうなってしまいます。

ブレーキパッドが、炭化すると、

ストリート走行でも、ブレーキが本来の効きを発揮できないばかりか、

ガリガリと音がしたり、ローターを傷つけ、磨耗させる原因となってしまいますので、

交換が必要となります。

ちなみに、パッドの写真左側が、白いのは、ローターが左側から介入するからで、

介出側は、介入側で削れた 摩材が張り付くことから、あまり白く見えません。

また、適正ローター温度域 以上の温度で、使用すると、

こんな症状も、発生してしまいます。

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この ガタガタ わかります?

もちろん、ローターがレコード盤のようになっていても、発生する症状ですが、

ブレーキパッドが、オーバーヒートしても、発生します。

微妙に、ブレーキパッドのまわりが、白くなっていることからも、

この場合は、使用した環境において、制動力が足りないことから、発生する、

オーバーヒートが原因です。

ドライビングのイメージとしては、

周回を重ねることで、どんどんブレーキの効きが甘くなり、

踏力が上がり、最後には、「まったく止まらない!」 と、

ドライバーがコメントする症状です。

では、次に、こんな表面の ブレーキパッド はと言うと・・・・、

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なんだか、表面が、ガサガサ ですよね・・・・・・・。

こんな場合、理由はふたつ。

ひとつ目は、求められる制動力に対して、ブレーキパッドが効き過ぎています。

本来は、そんなに、強い制動力が必要ないのに、

やたら、オーバースペックのブレーキパッドを装着したことが原因です。

フィーリングは、まさに「カックンブレーキで、止まり過ぎ」 です。

少しでも、強く踏むと、とんでもない制動力となりますので、

ブレーキングが、とてもシビアで、 ヒール&トウ も、

ありえないぐらい、難しくなってしまいます。

ブレーキパッドにおいて、

「大は小を兼ねる」

「オーバースペックの方が良い」

という、考えは、まったく成立しません。

だって、オリンピック選手は、ブカブカのシューズで、競技しないでしょ??

そして、もうひとつ理由は、ブレーキがシッカリ踏めていないことです。

まぁ~、これは、「卵が先か、鶏がさきか・・・・」 的な部分もありますが、

カックンで踏めないからか、それとも、強い踏力のブレーキングが出来ないのか が、

原因となります。

もし、強く踏むと、効きが強すぎるのなら、

それをコントロールするより、適正な制動力のブレーキパッドに交換した方が、

圧倒的に、近道です。

でもって、適正な効きのブレーキパッドは・・・・・・、

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こんな感じです。

表面がきれいに溶けて、摩材が流れてますよね?

この状態なら、効きも、リリースコントロール性能も、◎ となります。

ドライバーコメントとしては、

「踏んだら、踏んだ分 効く」

「リリースがとってもカンタンで、入口のアンダーステアが減少した」

となります。

(だから、やっぱり、ブレーキパッドは、使用するサーキットによって、

チョイスが必要なんですよね~)

また、一部 クラック が見えると思いますが、

縦方向の小さなクラックは、問題ありません。

ブレーキパッドを横から見て、

バックプレートと摩材の間に、深いクラックがあると、

摩材が剥がれる危険性がありますが、表面の縦のクラックは、

その摩材が、対応できるローターの上限温度付近ではありますが、

性能には、問題ありません。

ちなみに、この縦のクラックを抑制するために、

ブレーキパッドの中央には、スリット が入っているんですね~。

では、最後に、こんなブレーキパッドは、どうでしょう?

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一部の摩材は、溶けて流れていますが、

まったく溶けていない部分もありますよね?

これは、ローターとのあたりが悪い ブレーキパッドです。

原因はいくつか考えられますが、強い踏力で踏めていないということは、間違いなさそうです。

効きが強すぎて、踏み切れないのか・・・・・・・。

ただ、踏む力が弱いのかは、不明ですが、まったく持って、使い切れていない状態です。

また、この摩材が溶けている部分が、ブレーキパッドの上部だけで、

その分のあたりが強い場合は、キャリパーが開いている可能性もあります。

いや~、深いですね。

ブレーキパッドって!!

そうだ!

もし、ブレーキパッドのチョイスに迷っているなら、

現在使用しているブレーキパッドの表面の写真を 

ZONE の お問い合わせメール に、送って下さい。

メーカー名、アイテム名、

使用環境と、効きの感じ も一緒に、教えていただければ、

鑑定士の田中が、バッチリ と、ZONE の摩材チョイス しますので!!

(もちろん、無料です!)

以上、ブレーキパッドのウンチク でした。

ZONE WEB サイト

また、機会があれば、

ブレーキパッドのマニアなお話をご紹介しますね!

関連情報URL : http://bm-zone.com/