田中ミノル の 勝手に、タイヤ比較! (A052 vs V700)

2017年06月20日(火)

 














別に、誰かに頼まれたわけではなく、



お金をもらっているわけでも、ありませんが、





4月に行われた REV SPEED ミーティング の事前テストにて、



ADVAN A052  と、 KUMUHO V700 を比較する機会がありました。











でね、タイヤメーカーのみなさんには、



とっても、迷惑なお話ですが・・・・・、







タイムアタック大好き! な、みなさんに、



田中ミノル式の とっても偏った、



そして、超個人的なインプレッションを お届けしたいと思います。











もちろん、本ブログの内容には、正当性も、裏付けもなく、



もちろん、タイヤの内部構造等を切り刻んで、



比較確認も行っておりませんので、なんの公平性もないことを



ご理解の上、お楽しみいただければ、ありがたいです。













また、すべては、偏った 超個人的な見解ですので、



実際に使用されて、田中のインプレッションと、



大きく性能、イメージが違っていても、



田中ミノル および、株式会社ミノルインターナショナル は、



一切の責任が取れませんので、



すべては自己判断であることを ご了承の上、お楽しみいただければ、幸いです。























では、はじめてみたいと思います!





















じつは、このタイヤテストを行う前は、RE-71R を使用していましたが、



どうも、製造タイミングによってグリップに変化があるように感じたので、



(きっと、田中が夢か何かを見ていたのだと思いますが・・・・・・・)




























ADVAN A052  と、 KUMUHO V700 を比較して、速い方のタイヤを



REV SPEED ミーティングに使用しようと思ったのが、今回のタイヤ比較の背景です。



















また・・・・・、



今回の比較は・・・・・・、



タイヤサイズが違っており、



まったく同じ条件での比較ではありませんでした。

















ADVAN A052



F 225-45-16    R 205-50-16










KUMUHO V700



F 235-40-17    R 215-45-17














本当は、ADVAN A052 も、17インチでテストしたかったのですが、



サイズバリエーション がありませんでしたので、



上記のサイズにて、比較しました。



























では、タイヤを各項目別に、比較してみましょう!



















まずは、キャラクター から!!



















① コンパウンドのキャラクター






ADVAN A052   →  密度が低い ソフトコンパウンド系



KUMUHO V700  →  密度が高い ハードコンパウンド系







まぁ~、一般的には、



ソフトコンパウンド = ハイグリップ といったイメージが強いですが、



これは状況によって逆転することも多々あります。









そう! 使用環境によっては、ソフトコンパウンドより、



グリップが高い ハードコンパウンド という状況も、存在するのであります。





























② トレッド面の厚みに対するキャラクター






ADVAN A052   →  ゲージと呼ばれる トレッド部が厚い



KUMUHO V700  →  ゲージと呼ばれる トレッド部が薄い





これは、ちょっとマニアックな表現となりますが、



トレッド部(タイヤが路面と接してる部分)の厚みの比較となります。





この厚みの中には、



ベルトと呼ばれる構造が、ゴムでサンドイッチされている部分と、



タイヤのブロック(山)の部分があり、これらの厚みをトータルし、



ゲージと呼ばれます。





まぁ~、カンタンに表現するならば、



タイヤを輪切りにした時のトレッド部の厚みと言えば、



ご理解いただけると思われますが、いかがでしょうか?



















そして、上記、①②にて、大まかなタイヤのキャラクターが決定します。

















ADVAN A052   →  厚いゲージに、密度の低い ソフトコンパウンド



KUMUHO V700  →  薄いゲージに、密度の高い ハードコンパウンド















で、このキャラクターにより・・・・、





















③ タイヤの温まりやすさ





これは、圧倒的に、ADVAN A052  にアドバンテージがあります。





まず、ゲージが厚いと、ゴムとゴムにサンドイッチされた



ベルト(構造部分)が動くことで発熱します。



ちなみに、レーシングカーのスタート前、フォーメーションラップ等で、



ジグザグ運転しているのは、この構造部分にヨレを発生させて



タイヤ温度を上げているんですよね~。









おまけに、ADVAN A052 は、



温まりやすい ソフトコンパウンド との組み合わせですから、



温まりに関しては、ADVAN A052  に、圧倒的なアドバンテージが、あるのです。







対して、KUMUHO V700 は、ゲージが薄く、ハードコンパウンド ですので、



特に、路温の低い冬場とか、路温の低いWETコンディションでは、



なかなか、タイヤが温まってくれません・・・・・・・・・・・・・・・・。



















④ 低荷重でのグリップ





こちらも、圧倒的に、ADVAN A052  にアドバンテージがあります。



厚いゲージに、密度の低い ソフトコンパウンド の組み合わせですので、



やはり、低荷重には強いです。それぐらい、低荷重の状況では、



トリモチのような、ゴムのグリップが、有効なのだと思います。ハイ。





そう言えば、昨年、スイフトマイスター決定戦のスーパーラップにて、



ADVAN A052 が、強力なパフォーマンスを発揮したのは、









1) FSW ショート は、大きな荷重がかからない コースレイアウト!



2) 季節的に、とっても低い路面温度!



3) 十分にウォームアップができない スーパーラップ方式のタイムアタック!







といった、要因がバッチリと、ADVAN A052 にマッチングしたから、



だと田中は思います。

















でも反対に・・・・・、























⑤ 高荷重でのグリップ





これは、KUMUHO V700 の方が、圧倒的に、◎ です。





薄いゲージに、密度の高い ハードコンパウンド 



そして、とっても剛性のあるケーシング の組み合わせですから、



ドラテクにより、ガッツリとタイヤを上から押さえ付けて



高荷重の状況を作れるドライバーは、



剛性感ある 強烈なグリップを手に入れることができます。









そして、このグリップ感の凄いところは、





グリップする → もっと荷重がかかる → もっとグリップする → もっと荷重がかる・・・・・、





といたように、強烈な相乗効果にて、



ガッチリ とグリップして、まさに、オンザレール の状況となります。









そうです!  



この相乗効果を発揮するには、



大きな荷重を受け止められる 「剛性」 が何よりも必要なのです。





だって、大きな荷重を受け止めることができれば、



その荷重は、大きなグリップになるのですから!!



















対して、厚いゲージ & 密度の低い ソフトコンパウンド の 



ADVAN A052  では、







グリップする → もっと荷重がかかる → タイヤがヨレる → グリップダウンする・・・・・、





といたように、トレッドの内部にヨレが発生することで、



大きな荷重をかけると、グリップダウンしてしまうのです。







よく、ドライバーコメントでは、





高荷重の状況で、「グニャグニャする」 とか、



荷重をかけ過ぎると、「タイヤがヨレる」 とか、



「トレッド部分が動く」 とか、



「温まるとレスポンスが悪くなる」 





といった感じになりやすいと、思われます。ハイ。





















⑥ 高温時のグリップ





これも、KUMUHO V700 の方が、圧倒的に、◎ です。





「高荷重でのグリップ」 にて、説明しましたように、



タイヤが温まると、厚いゲージ & 密度の低い ソフトコンパウンド の



ADVAN A052  では、タイヤの内部にヨレが発生します。



すると、このヨレによる摩擦で、トレッド内部の温度は、どんどん上昇し、



でもって、温度が上がることで、このヨレはもっと大きくなってしまうのです・・・。







要するに、厚い部材はヒステリシスロスが大きいので、



運動エネルギーを熱エネルギーに変換しやすくなることから、



必要以上にタイヤ内部の温度が上がり、ヨレを発生させてしまうのであります。







まぁ~、どうしても、    厚い部材  =  蓄熱しやすい 



となりますので、路面温度の高いシーズンは、少々厳しい状況となるのであります。







ちなみに、ブローの原因となる、ブリスターは、



タイヤの構造部分にて、強烈に蓄熱することにより、



タイヤの内部がオーバーヒートして、タイヤ表面に穴があく現象なんですよね~。









以上の理由により、高温時のグリップを比較すると、



薄いゲージ & ハードコンパウンド により、



タイヤ内部の温度上昇が限定的で、タイヤのオーバーヒートに強い



KUMUHO V700 に、アドバンテージがあるのです。































いかがでしょう・・・・・?



なんとなぁ~く、タイヤのキャラクターは、伝わったでしょうか??



















誤解を恐れることなく、



V700 と、A052 の向き/不向き、得意/不得意、といった観点から、



各項目別に、田中がマッチングが良いと思うタイヤは・・・・・、













低荷重状態でのグリップ 力          →   A052



高荷重状態でのグリップ 力          →   V700



低い路温での温まりやすさ           →   A052 



高い路温でのシッカリ感             →   V700



冷間時のグリップ 力               →   A052



温間時の剛性感                 →   V700



温間時のレスポンス               →   V700



コーナリングはステアリング命!        →   A052



コーナリングは荷重移動の有効活用!   →   V700



重量の軽い車両(軽量化が進んだ車両)  →   A052 









と言った感じとなります。









(クドイようですが、すべて、田中の独断と偏見と思いつきですので、



物理的、化学的な根拠は何ひとつありません・・・・・・・・・・・・・・・・)

























で、4月に行われた REV SPEED ミーティング



このアタック本番 で、田中がチョイスしたのは・・・・・・、



















KUMUHO V700



(タイヤウォーマー使用)

















で、ございました。















ま、タイヤウォーマーを使用することで、



V700 のデメリットを最小限に抑制し、



TC2000 における高荷重に、ヨレることなく、対応できる V700 をチョイスしました。

















で、もし、タイヤウォーマーが使用できなければ、



A052/V700 のどちらにするか、かなり迷ったと思います。

















だって・・・・・、



A052 チョイスなら、タイムアタックのチャンスは、 1Lap のみ!



きっと、2Lap 目になると、「トレッド内部の動き」 により、タイムは伸びないし・・・・、







反対に、V700 で、タイヤウォーマー無しなら、リアタイヤが温まるのに、



7~8Lap は、必要となりますので、超オーバーステアの状況で、



冷静にタイヤを温めるという リスクが生じてしまいますからね・・・・・・・・・・・・・。













また、スイフトは、NAですから、



周回しても、パワー的にパフォーマンスは落ちませんが、



エンジンが熱を持つ前にアタックする必要のある ターボカーなら、



きっと、A052 チョイス になったと、思います。



















ですから・・・・、







アタックは、1Lap で決める自信がある   →   A052



数Lap 走らないとタイムが出ない      →   V700







といった、一面もあると、思います。























以上、忖度0% & 超個人的な思い込みによる



田中ミノル の 勝手に、タイヤ比較! (A052 vs V700) でした!!



























誰にも、怒られませんように・・・・・・・・・。