2012 勝手に「道場破り」 in 阿讃サーキット (セットアップ編)

2012年03月26日(月)

 

さぁ~、「道場破り」ツアー が、毎週続き、

なかなか、アップできませんでしたが、

 

 

いよいよ、

 

 

2012 勝手に「道場破り」 シリーズ 第2弾、

阿讃サーキット 極秘のセットアップをみなさんに、リークするお時間です。

 

 

 

 

 

 

徳島県と、香川県の県境にある 阿讃サーキット。

 

まさに、日本の 「マチュピチュ」 のような、

山の上に、突然現れる 神秘的なサーキットなのであります。

 

 

 

セットアップのお話をする前に、

 

 

まず、とっても重要なこと、

 

 

それは、サーキットまでの道中、車高は高めにセットアップすることです。

でないと、なかなか、サーキットに到着できません・・・・・・。

 

 

 

 

r14397211

 

 

 

 

 

 

では、はじめましょう!

 

 

 

 

 

まず、持込のセットは・・・・・、

 

 

 

イニシャルセット

 

ホイール BBS         F 7.5J-16 +30  R 7.5J-16 +46 

タイヤ KUMHO V700   F 225-45-16(中古品)  R 205-45-16(中古品) 

内圧              F 2.7  R:2.9 (温間)

 

ホイールスペーサー     F なし  R なし

リヤスタビ           38φ 

スプリング           F HYPERCO 65-07-0700  

                 R HYPERCO 60-06-0600                         

 

ダンパー 減衰        F MAX 5戻し  R MAX 8戻し (TMダンパー)

ブレーキパッド         F ZONE 03C  R ZONE 88B 

LSD              TM LSD   50-20 6.5kg

エンジンオイル        TM-SQUARE 開発品 5W-40  (継続使用)

オイルクーラー        TM-SQUARE 開発品  

                 純正ヒートエクスチェンジャー取外し

車高              F  605  605

                 R  585  585

トー               F  OUT 0:20 /  R トーレスシム(-30) 0:00  

キャンバー           F  実測 -6.2   /   R  並盛  -2.0 

フロントロアアーム      TM-SQUARE 開発品

 

 

 

といった感じでした。

 

 

 

 

ただ、阿讃サーキットは、コーナーが、

かなり タイト だと聞いていましたので、

 

アールズさん の ファイナル を組んで持ち込みました。

 

 

 

 

そしたらね、各ギアが、200~400rpm ショート(回転が高くなる)となり、

これがまた、バッチリ 阿讃サーキットに、マッチングしたのであります。ハイ。

 

 

さすが、佐藤!

レーシングエンジニア 御用達の レシオ表(これがスゴイ!) にて、

 

「ファイナル 4.7 なら、すべてのコーナーで、マッチングします!」 と、

言い切りましたからね~、まだ走ったことないのに・・・・・。

 

 

 

で、走ってみたら・・・・・、

「やっぱ、やるなぁ~!」 と、感動してしまいました。ハイ。

 

 

 

 

 

阿讃サーキットの コースレイアウトは、こんな感じで、

 

 

 

 

 asan1

 

 

スイフトの場合、すべてのコーナーを 2速で走ります。

 

 

 

  

 

 

で、走りはじめると、

路面が想像以上にバンピーで、

持込の状態では、各所で跳ねまくり・・・・・・・・・・・。

 

 

 

また、コーナーも思ったより、回り込んでいて、

M字コーナー(②③④)では、ステアリングが追いつかず、U/S・・・・・・・・・。

(手アンダー??)

 

 

 

ま、まじですか・・・・・、といった感じが、

田中のファーストインプレッションでした。

 

 

 

 

 r14398581

 

 

 

 

 

走行コメント ①-1  イニシャル  BEST 50.6 

 

路面が信じられないぐらい、バンピー

ファイナルは、◎  すべてのコーナーでギアが合う!

ブレーキは、03C で、ジャスト  

連続周回の安全面を考えると、04Mの方が良いと思う

バランスは、悪くないが、セットアップには、特殊性(かなり、O/Sセット)が必要

 

 

 

といったコメントとなりました。

 

 

スプリングレート( F 700ポンド  R 600ポンド ) も、

ダンパーの減衰( F -5  R -8 )も、

 

まったくもって、阿讃サーキットのギャップを吸収してくれず、

セッション中なので、ダンパーの減衰のみ、調整を加えました。

 

 

 

 

  

走行コメント ①-2  F ダンパー  -5  から -10 へ   BEST 48.5   

 

跳ねが抑制されて、トラクションが向上

ターンインの レスポンスダウン

 

 

 

でも、まだ足りないので・・・・、

 

 

 

 

 

 

走行コメント ①-3  F ダンパー  -10 から -14  へ   BEST 48.5  

 

 

跳ねは、かなり抑制されましたが・・・・・・・・、

ターンイン レスポンス 大きくダウン

U/S 増大

 

 

 

そうです、スプリングが、硬いのに、

ダンパーで対応したときの 典型的な症状ですね・・・・・・・・・

 

 

 

ということで、次のセッションに向け、

セッティング変更!

 

 

 

 

セット変更

 

F パッド     03C → 04M

F スプリング  700 → 500

R スプリング  600 → 500

F ダンパー  -14  →  -8

 

 

 

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 r14398381

 

 

 

 

 

②-1 イニシャル コメント   BEST 48.1 

 

F/R とも、スプリングはソフトの方が正解!

M字コーナーは、速くなった U/Sが抑制される方向 

1コーナーもU/S 抑制

もっと、O/Sセットの方が、アクセルオンは、早まるように感じる

エスケープが狭いので、ブレーキは、04M の方が安心感あり

 

 

 

ということで、セット変更は、正解でした。

 

スプリングレートを落としたことで、跳ねが抑制され、

 

 

リアの荷重移動スピードが、少し遅くなったことで、

タイトコーナーの曲がりも、良くなりました。

 

 

 

 

でも少し、レスポンスが欲しいので・・・・・・、

 

 

 

 

 

②-2  F ダンパー  -8 から -5  へ   BEST 48.1   

 

F ダンパー HARD の方が、M字2つ目(③) のレスポンスが向上  

M字ひとつ目(②)は、跳ね大 

この跳ねは F のロール小 R のロール大 による 進入の跳ね

 

 

 

セット変更

 

R トーレスシム 追加 -30  (OUT -23)

 

※ リアに、トーレスシムを追加し、リアをトーアウトのセットアップとしました。

 

 

 

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(注意! トーレスシムを重ねる場合、長いボルトが必要になります!!)

 

 

 

 

③-1 イニシャル コメント   BEST 48.1   

M字の ②③ は、速くなった (U/Sレス)

1コーナー(①) U/S 大 (タイヤの磨耗か??)

最終(⑥)の  U/Sレス  

1コーナー(①)、M字の ④ 、コークスクリュー(⑤)、最終(⑥)のボトムスピード ↓ 

F のグリップが薄い ので、フロントタイヤの可能性あり (1部山)

 

 

  

 

 

ここまで、走って気が付いたことがありました。

 

じつは、このセッションまで、クルマのバランスを

1コーナー(①) と、コークスクリュー(⑤)をメインに

合わせ込みを行ってきましたが、

 

 

 

阿讃サーキットで、一番タイムに影響するのは、

どうやら、M字コーナー(②③④)のようです・・・・・・・・・・

 

 

 

 asan1

 

 

 

 

 

そこで作戦変更!

 

徹底的に、M字コーナー(②③④)に合わせ込む作戦に切り替えました。

 

 

 

 

 

 

セット変更

 

F キャンバーレス  -6.2 → -5.8

F トー OUT 40分

 

 

 

 

 

 

④-1 イニシャル コメント   BEST 47.9 

 

M字 コーナーが速い  イン側タイヤの接地感が強い (キャンバー/トーアウトが効いている)

1コーナーは、U/S に  しかし、抵抗感はかなり減少 (キャンバーが足りていないと思われる)

他のコーナーは、変わらない

トラクション 少し向上

ブレーキ 少し向上

 

 

 

 

と、ここまで、セットが合ってきましたので、

いよいよ、NEWタイヤの投入なのであります。

(だって、フロントタイヤには、もう山がありませんでしたから・・・・・・・)

 

 

 

 

セット変更

 

F/R NEW タイヤ

カナード ON

 

 

 

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⑤-1 イニシャル コメント  BEST 47.3 

 

NEW タイヤで、グリップ ↑ 

M字コーナー(②③④)では、NEW タイヤは、かなり効く

F カナード効果もあり レスU/S

 

 

 

 

 

NEW タイヤのパワーも、ありましたが、

セットのポイントを 

M字コーナー(②③④)に変更し、

大きくタイムアップすることができたのです。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、

フロントのトーアウトを大きくしたセットの意味は、

 

 

ステアリングを大きく切り込む M字コーナー(②③④) にて、

フロント イン側のタイヤに、より大きな切れ角(アングル)が、付くためです。

 

 

 

このように、Rが小さく、

荷重が外側のタイヤだけではなく、

イン側のタイヤにも、しっかり残っているようなコーナーは、

効くんですよね~、トーアウト作戦。

 

 

 

 

 

 

 

 

とうことで、阿讃サーキットでの

セットアップポイントは・・・・・・・、

 

 

 

 

 

 

◎ クルマのバランスは、M字コーナー(②③④)に合わせるべし。

 ◎ スプリングレートは、跳ねなくなるまで、落とすべし。

 ◎ イン側のタイヤが、しっかり仕事ができるよう、キャンバー/トー を調整すべし。

 ◎ クルマのバランスは、かなり、O/S に振るが、リアをルーズにするだけでは、

  コーナーのボトムスピードが落ちるので、可能な限り、フロントに仕事をさせるべし。

 

 

 

 

 

以上、阿讃サーキット 攻略法

セットアップ編でした。

 

 

 

いや~、マニアックだ・・・・・・・。