クラッチカバー＆クラッチディスク ZC32S

ZC32S用　クラッチカバー＆クラッチディスク

ZC31S のクラッチは、油圧をストロークに変化させるレリーズシリンダーから、複数のパーツを経由して、クラッチカバーに力が加わる構造となっています。よって、クラッチカバーの圧着力が高い強化タイプでは、クラッチの操作時に、これら複数のパーツが歪み、タッチとコントロール性が大きく悪化することを考慮して、TM-SQUAREでは、圧着力を必要以上に高くしない設定としました。

対して、ZC32S のクラッチは、レリーズシリンダーから、ダイレクトにクラッチカバーへ力が加わる構造となっています。要するに、ZC31S　のように、圧力を伝達するパーツが歪むことがありませんので、多少、圧着力を上げても、タッチやコントロール性が悪化することはありません。

そこで、TM-SQUARE 強化クラッチ（ZC32S）の開発に対して、田中ミノルからのニーズは・・・・、

①　圧着力は、純正の40％アップ近辺とする　（約180PS　対応品）
②　クラッチペダルの重さは、ドライバーに負担にならないレベル
③　半クラッチの操作が、純正並みにカンタンなこと
④　クラッチが切れるポイントは、純正と同じ場所であること
⑤　純正クラッチより、ライフが長くなること

以上の5つです。

これらのニーズを忠実に具現化した TM-SQUARE 強化クラッチ（ZC32S）は、 ECU　＆　吸排気チューニング　はもちろん、過給器を装着している車両にも対応する安心の圧着力を確保しました。（ ※出力により、適合しない場合もあります）　また、半クラッチ領域も、とてもマイルドでコントロール性に優れ、スポーツドライビング等の厳しい環境下でも、ロングライフを実現します。

クラッチカバー　解説

圧着力は、純正比 +40％と、圧着の強いクラッチカバーを採用しました。
この高い圧着力でも、ZC32S　のクラッチシステムでは、タッチやコントロール性が悪化することなく、
快適でドライバビリティの高いクラッチフィールを実現します。

クラッチディスク　解説

半クラッチ領域のコントロール性を向上させるため、クラッチディスクのライニングとライニングの間に、
純正同様の波型ディスクスプリングを装着。操作がより簡単となりましたので、
ストリート派にも自信を持ってオススメできるクラッチディスクです。

もちろん、ライニング部は、高温対応のハイグリップスポーツタイプを採用していますので、
サーキットの連続走行も安心です。