軽量フライホイールで、ドライバビリティーを低下させないためのポイント
開発時に、扱い難さ、ストリートでのドライバビリティーに関しては、個人差があると考え、約20名による、
発進や、低速走行においての ユーザーテストを行いました。
そして、全員に、「問題なし!」とコメントをいただいています。
じつは、軽量フライホイールで、ドライバビリティーを低下させないためには、2つのポイントがあります。
一つ目は、ノーマルECU または、TM-SQUARE SPORT ECU をはじめとする、電子スロットルに
制御が入っていないチューニングECUを使用することです。
発進や車庫入れ時に、必要以上にスロットルが開くECUプログラムと、軽量フライホイールは、
相性が悪く、かなりデリケートなクラッチミートが必要となります。
反対に、純正と同等のスロットル制御なら、このあたりはまったく気になりません。
そして、二つ目は、ノーマルクラッチカバーを使用することです。
一部、強化タイプのクラッチカバーは、ダイヤフラムのレバー比が変更されていますので、
軽量フライホイールとの組み合わせでは、クラッチミートがデリケートになります。
このあたりは、経験値によっても変わってくるかと思いますが、田中はお奨めしておりません。
また、クラッチに関しては、フライホイール交換時に、新品(純正品)に交換されることをお奨めしています。
※ 吸排気 + ECUチューン では、純正クラッチで問題は発生しません(By 田中 ミノル)。