今まで、LSDに関しても、数々のテストを行いました。
田中が思う、スイフトにとって、BEST の LSD とは、以下の条件にあてはまるものです。

①絶対にチャタリング音がないこと

もうこれは、絶対です。レース専用車輌だと、話は別ですが、ストリートでも使用する限り、
ドライバビリティを損なう、振動やチャタリング音は、絶対NGです。

私もスイフトをストリートで使用している一人のドライバーとして、これらのデメリットが
発生しない範囲で、カム角とイニシャルトルクを設定しました。


②タイトコーナーの出口で、アンダーステアが抑制されること

これは、LSDを装着する最大のメリットとなります。
しかし、一般的に振動やチャタリング音がしないタイプのLSDは、どうしてもこの部分が、
弱く設定されています。

TM-SQUARE LSD では、イニシャルトルクは比較的、低めに設定しましたが、加速側のカム角は、
ある程度、強いタイプをチョイスしています。

多く順列組み合わせの中から、ドライバビリティを損なわない範囲で、タイトコーナー出口の
トラクションは、シッカリ確保しましたので、アンダーステアを抑制し、ラップタイム短縮に
貢献します。


③中低速コーナー進入でクルマが安定し、恐怖感なく責められること。

このメリットは、イニシャルトルクと減速側のカム角で、作り上げました。
弱いブレーキングや、アクセルオフだけの減速、パーシャルによるスピードコントロールを 要するコーナーにおいて、
少しだけLSDを効かせることで、クルマの不安定な動きを抑制しています。

もちろん、2wayのように、強くは効きませんので、コーナー進入でアンダーステアが
強まることはありません。

このように、スイスポの車輌特性に合わせ込んだ作りとなっておりますので、一般的なLSDメーカー
の商品とは、確実に一線を引く、言わばセットアップ済みのLSDとなります。

田中の自信作、「TM-SQUARE LSD」。
ラップタイムと快適さを両立したいドライバーには、超お奨めです。

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