勝手に 「道場破り」 Vol 3 in セントラルサーキット攻略法 (ドラテク編)

2011年03月09日(水)

 

 

ごく一部の方! お待たせしました!!

セントラルサーキットの攻略法(ドラテク編)です。

 

 

セントラルでは、3箇所、複合コーナーと呼ばれるコーナーが存在します。

この複合コーナーの攻略が、セントラルサーキットの基本となり、

3箇所とも、考え方は同じです。

 

 

 

では、はじめましょう。

 

 

1

 

まず、ストレートは、4速までシフトアップし、(ロガー上の最高速 156km/h)

①コーナーに向けて、4 → 3 → 2 と、シフトダウン。

 

①コーナーの手前は、路面がかなり荒れているので、

ブレーキングが安定せず難しいことから、アウトから、カックンと曲がるのではなく、

少し早めに、クリップを目指すイメージです。

 

そして、この ①②コーナーは、複合コーナーです。

 

複合コーナーを攻める王道は、2つ目のコーナーをしっかりクリップすること。

そのために、一つ目のコーナーのクリップは、必ずしも取らなくてもOKなんです。

 

カンタンに言ってしまうと、2つ目のコーナーをしっかりクリップできるラインで、

一つ目のコーナーのライン取りを考えるのです。

 

でも、アンダーパワーになればなるほど、一つ目のコーナーで、

ガッツリとイン側を空けるラインではなく、一つ目も、二つ目もクリップを取るような、

コンパクトなラインとなる・・・・・・・。 ここが、ちょっと複雑ですね・・・・・。

 

 

では、どのように、走るかを説明しますね。

 

 

ほんの短い区間ですが、①コーナーと、②コーナーの間に、

少しだけ、まっすぐな部分があるのですが、

この部分を、一定の横Gがかかるように、走りたいんです。

 

2

 

 

そのために、必要なことは、ある程度、スピードを持って、進入することと、

ほんの少し(40~50センチぐらい) ①コーナーのイン側を空けます。

 

すると、このつなぎの部分も、きれいに横Gがかかり、

ひとつのコーナーとして走れるんです。

 

そうです、すべては、②コーナーのクリップをガッツリと取るために、

どのように①コーナーを走ればよいかを考えるというわけなんです。

 

反対に、①コーナーでガッツリとクリップを取ると、横Gが、つなぎ部分で減少し、

ひとつのコーナーとして、走れなくなり、②コーナーが厳しくなってしまいます。

 

ですから、

一定の横Gで、①②コーナーをひとつのコーナーとして走り、

②コーナーのインをガッツリとクリップし、アウトいっぱいに立ち上がります。

 

すると、次の③コーナーは、ラインが少々タイトになりますが、全開で問題なく走れます。

そして、③コーナーに入る寸前で、3速へシフトアップです。

 

それから、ストレートで、4速までシフトアップし(ロガー上の最高速 157km/h) 

ブレーキを踏み、④コーナーは、2速で進入します。

 

 

ここは、路面が上っていることもあり、ブレーキはよく効くので、減速し過ぎないのがポイント。

また、ブレーキのリリースも少々早めとなり、リリースしながら、

④コーナーのクリップを目指しますが、ここも複合コーナーなんです。

 

 

 

3

 

 

だから、目指すことは、⑤コーナーのクリップをしっかり取ること。

④コーナーは、ほんの少し40~50センチぐらい、クリップを空けて、2速のまま、

⑤へとアプローチします。

 

ここも、①②コーナーと同じく、コーナーの間に少しだけ、直線区間があるので、

横G が、途切れないように、できるだけ、一定の横G が発生するラインで、

⑤コーナーのクリップをしっかり取ります。

 

もちろん、④コーナーでクリップを空ける量は、セットアップ等によっても変わってきますが、

1m以上空ける様なことは、ないように思います。ハイ。

 

そして、⑥へのアプローチ寸前で、ギアを、2 → 3速 にシフトアップし、

⑥コーナーのイン側を目指します。

 

このコーナーは、全開でクリアーできるか、できないかの設定ですが、

速度的にも、そこそこ高く、路面も悪いので、全開トライをするのは、

相当クルマが決まっているか、かなりの走り込みが必要だと思われます。

 

 

 41

 

また、⑥コーナーをハイスピードでクリアーすればするほど、

出口でアウト側へ膨らむことから、⑦コーナーへのアプローチは、

ライン的に厳しくなります。

(田中はアウト側にクルマ一台ぐらいのスペースがあるラインがBEST だと思います)

 

⑦コーナーは、全開では少々厳しいので、進入でアクセルコントロールを入れ、

ステアリングを切り込みます。

出口アウト側は、かなり広くなっていますが、このコーナーも路面がかなり荒れていますので、

アンダーステアの状況で、どんどん外側に膨れるのは、かなりリスクがあるのでご注意を。

後は、⑧コーナーに向けて、最短の直線的なラインを取ります。

 

 

5

 

そして、またまた、複合コーナーの⑧⑨コーナーへと続きます。

ブレーキング そして、 3 → 2 にシフトダウン。

 

田中は、この日、2通りのラインをトライしました。

 

一つ目は、⑧コーナーのクリップに向けて、直線的なラインで、しっかり⑧をクリップするライン。

二つ目のラインは、⑧コーナーのクリップを少し空けて、丸くラインを取り、

⑨コーナーのクリップを確実に取るライン。そうです、複合コーナーの王道ラインです。

 

一つ目の、直線的に進入するラインでは、スピードによっては、

⑨コーナーまでに、向きが変わりきらず、⑨コーナーのクリップに、ピッタリとは付けません。

 

確かに、⑨コーナーのアウト側は、そこそこ広いので、スイフトなら、

このラインでも問題なく走れるのですが、やっぱ、少々アクセルオンが遅れてしまいます。

 

でも、二つ目のライン(複合コーナーの王道ライン)では、

⑧コーナーのラインを少し膨らませることから、⑨コーナーのクリップもガッチリと取れて、

アクセルオンも、早いですね、やっぱり。

 

ロガーで見た感じだと、⑧⑨ 両方のコーナーのクリップを取るか、

⑨のみクリップを取る走り方の方が、速いようでした。

まあ、このあたりは、ケースバイケースで、よろしいかと思います。ハイ。

 

 

 

6

 

そして、セントラルで、1番難易度が高い、⑩ ⑪コーナーへと続きます。

⑨コーナーを2速で立ち上がり、⑩コーナー手前で、3速にシフトアップ。

3速ホールドで、⑩コーナーへ、進入しますが、ここはかなりの下り坂なので、

精神的なプレッシャーがあります。

 

コーナー手前で、大きくクルマの姿勢変化を起こさないように、やさしくブレーキングの後、

⑩コーナーのクリップを目指します。

ここは、イン側の路面が再舗装されていますので、まさにその上を走る感じです。

 

⑩コーナーのアクセルも、クルマに大きな挙動を与えないように、やさしく踏みはじめ、

コーナーを立ち上がります。

 

このコーナーも、通過スピードが上がれば、立ち上がりが、アウト側になることで、

次の⑪コーナーはライン的に、厳しくなります。

ですので、次の⑪コーナーのラインが、最低限確保できるように、

アウト側に少し余裕を持ったラインで立ち上がります。

 

そして、そして、セントラル最大の難関コーナー⑪のクリップに対して、切り返すのですが、

このコーナーは、立体交差下ですので、立ち上がりが見えないブラインドコーナー。

なのに、立ち上がりは、コース幅が、かなり広くなっています。

 

ですから、重要なのは、ボトムスピードと、アクセルオンのタイミングです。

 

ライン的には、イン側をシッカリとクリップして、まだ、先が見えない状況で、

早めのアクセルオンとなりますが・・・・・・・、失敗したときの代償がかなり大きいコーナーです。

だから、攻めるのは最後の最後にしてくださいね。

(出口のランオフエリアも、かなり狭いことから、一発いくとかなりのダメージです)

 

もちろん、⑪コーナーの出口は、アウトいっぱいまで使用し、⑫コーナーへと向かいます。

 

 

7

⑫コーナーの進入で、3 → 2速と、シフトダウン。

このコーナーは、折り返しのヘアピンコーナーとなり、長いストレートへと続きますので、

ブレーキのリリースは、少々早めに終了し、ほんの少しだけ、

早めにアクセルペダルに足を乗せます。

 

ポイントは、踏むのではなく、乗せるだけ。

クリップ付近で、アクセルを踏むと、カンタンに立ち上がりでアンダーとなりますので、

少しアクセルを乗せてガマンです。

 

で、ステアリングの戻りに合わせて、徐々にアクセルを踏み、アウトいっぱいに立ち上がれば、

メインストレートとなります。

 

 

 

いゃ~、今回も、マニアックになってしまいました・・・・・。

 

では、おさらいの意味で、動画をどうぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画面、かなりブレてますよね・・・・・・・・。 なんだかスピード感もないし・・・・・・。

 

 

 

 

ということで、通称 「恋人カメラ」  (佐藤命名) 

 

 

 

8

 

 

での映像も、どうぞ!

(なにやら、恋人視線の映像だから・・・・、だそうです)