「出会い」 があったから、続けられたレース。

2010年05月25日(火)

今日は、田中の昔話をひとつ。

 

18歳でレースをはじめ、

その後、FJ1600に参戦したかった、20歳の田中少年?は、

死ぬ気でアルバイトに明け暮れていました。

 

作らなければならないお金は、10ヶ月で600万円。

 

でも、働き過ぎで、もう、意識も、もうろう、

身体も限界になったとき、思ったんです・・・。

 

「オレ、こんなに頑張ってるのだから、

絶対にチャンピオンを取る!」 ってね。

 

この決意は、ハンパなものではなく、

お金を作る田中ミノル を見て、

レーシングドライバー田中ミノル が、決意したわけですから、

それはそれは、まさに、「絶対」 でした。

 

 

そして、2年後・・・・・、

19レース中11回の優勝(参加50~80台中!)で、

3つのシリーズタイトルを奪取しました。

(やっぱ、 やる時は、やる!  の精神です)

 

 

でね、通常なら、全日本F3へと

ステップアップするのが順当だったんですが、

マカオGPを見て以来、どうしても、レースの本場

イギリスで、勝負したくって、

 

せっかく、いただいた、

全日本F3の凄い好条件のお話をお断りして、

今度は、死ぬ気で、スポンサー活動してました。

 

 

そしたら、お正月が過ぎ、桜が咲き、

イギリスのレースは開幕したのに、

お金が足りず、イギリスに行けない日々が続きました。

 

 

周りのみんなからは、「バカなヤツ」 って、言われ続け・・、

(当然ですよね、イギリスに行ける、あても、保証もないのに

F3のお話をお断りしたんですから・・・・・)

 

 

スポンサー活動と言っても、

ぽっと出の、FJチャンピオンに、

ウン千万円のスポンサーフィーが、

出るわけもなく、

東京で、時間だけがどんどん過ぎていきます・・・。

 

 

そんな中、今後の田中の人生を大きく左右する

人物と出会いがありました。

 

 

その人の名は、「舘 信秀さん」 です。

 

 

日本最大のレーシングチーム 

株式会社トムスの当時、社長、現、会長です。

 

 

当時、トムスには、

毎日、数人のレーシングドライバーが

スポンサー営業に来ていたらしいのです。

 

 

でも、田中は、たかが、FJチャンピオン。

大切な人様のお金を

スポンサーと言う名目でいただける自信も、

価値もないことを、十分理解していました。

 

でも、イギリスで自分がどこまで出来るのか

挑戦してみたい・・・・・。

 

 

だから、田中は、舘さんに、

「お金を貸してください」 って、言いました。

 

 

ほぼ、初対面にかかわらず、

とりあえず、「プロフィールを置いていけ」 って、

言っていただき、その日の夜、

舘さんの自宅に泊めていただきました。

 

 

それから、数日後、

舘さんは、どこのウマの骨か、わからない田中に、

大金を工面してくださいました。

 

田中は、そのお金を持って、一路イギリスへ!

 

 

以後、4年間も、

イギリスでレースを行うことが出来ました。

 

 

今でも、舘さんとは、仲良くしていただいているのですが、

 

「あの時、お前は、

絶対お金を返しそうな気がしたから貸したんだ」 なんて、

シャレっぽく言われるのですが、

自分が、あの状況で、良く知らない人間に

大金を貸せるかと自問自答しても、やっぱ、NO です・・・。

 

私には、そこまでの器がありません・・・。

 

それを、いともカンタンに貸してくれた、舘さん・・・・・。

(もちろん、数年かかりましたが、全額返済しましたよ)

 

 

舘さんがいなければ、FJ1600から、上には、

いけなかったと、今でも、マジにそう思います。

 

 

 

 

そして!

昨夜は、その 「舘 信秀」さん が、

な、なんと、今夏の、参議院選に

「みんなの党」 から、出馬される決起集会が、

都内某所でありました。

 

 

 

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(右側が舘さん 左側は、元TR〇 のK村さん)

 

 

マニフェストは、

以下のサイトでご確認を。

 

 

舘 信秀 公式サイト

 

 

 

帰りがけに、田中が、

「もし、落ちたら、どうするんですか?」 って、聞いたら、

 

 

「そのときは、レース業界、自動車業界が、

それだけの認知度しかないと言うことを認識して、

もっと、メジャーな業界になれるように、

努力するしかない」

 

「オレは、それを確認したいんだ」

 

と、熱くおっしゃってました。ハイ。

 

 

政治家って、

自身の利害しか考えない人がなるんだと

思っていましたが、

舘さんなら、腐敗しきった国政に、

きっと、新風を吹き込んでくれると思います。

 

 

でなきゃ~、親戚でもなく、誰かの紹介でもない、

見ず知らずの田中の話を聞いて、

大金なんて、貸してくれないですよね。

 

 

今回の参議院選挙は、

ブロック制ではなく、全国から

「舘 信秀」 さん に、投票が可能ですので、

田中も神奈川県から、

「期待の一票」 、いや、「魂の一票」 を投票したいと思います。

 

 

モータースポーツ関係者として、

私の人生の恩師として、

ぜひぜひ、「舘 信秀」 さん には、頑張っていただきたいです!