2020 TSUKUBA スーパーバトル レポート!

2020年12月10日(木)

SNSでは、速報というカタチでお伝えしました
2020 TSUKUBA スーパーバトル イベント!!

我々は、TM-SQUARE 6号車(ZC33S)にて、
ノーマルエンジン & ノーマルタービン といった条件で、
TC2000 02秒台 を記録するという 明確な目標を持って、
このイベントに挑戦しました。

ちなみに、車両の仕様は、以下のとおりです。

タイヤ        ADVAN A08B    

            F:225-45-17      R:215-45-17

内圧(温間)      F:2.0        R:2.0

スプリング       F:65-06-1300   R:60-06-0800

トー          F:OUT 0°15’     R:IN 0°10

キャンバー       F:4.8/4.8°      R:3.2/3.3°

ダンパー        F:Type TD 量産品  R:試作品(コイルオーバー)

ダンパー 減衰     F:MAX 5戻し    R:MAX 10戻し

フロントロアアーム  試作品

スタビ         F:試作品(ブッシュ) R:試作品 Φ38

ブレーキパッド     F:ZONE 05K +  ブレーキダクト(試作品)    
            R:ZONE 88B

ブレーキフルード   ZONE  ZF-031

フライホイール    TM-SQUARE フライホイール

クラッチ       TM-SQUARE クラッチKIT

エンジン/タービン  純正品

インテーク      純正品

排気         スポーツ触媒(試作品) 
           TM-SQUARE コンプリート マフラー R-60

ECU         TM-SQUARE SPORT ECU

エンジンオイル    TM-SQUARE K14C

インタークーラー    試作品

サーモスタット     BILLION スーパーサーモ 76.5℃

E/Gマウント      TM-SQUARE  3点

LSD          TM-SQUARE デュアルコア LSD

ファイナル       純正品

ミッションオイル    BILLION FF-750

空力デバイス     F カナード  + F アンダーパネル
           R ガーニー
           サイドステップ( 70mm仕様)

しかし、前日のテストでは、

NEWタイヤを使用し 本番想定のアタックを行ったものの
目標タイム(02秒台)に、0.3秒 足りず・・・・・、

走行DATA を何度も何度も見返し、

今から、何ができるのか、
そして、何をやってはいけないのか、

この 0.3秒 を削り取るために、
「執着心という名の作業」は、遅くまで続きました。

そして、迎えた本番当日。

コンディションは、WETからスタートし、

徐々に、DRYコンディションに!!

我々は、セミWET だった第1セッションを
コースの確認だけで早々に切り上げ、

DRYコンディションとなった 第2セッション に、
NEW タイヤを投入! 渾身のアタックに挑みました!!

そして、リザルトは・・・・・!

まさに、ギリギリではありますが、

目標の 02秒台 に突入することができました!! (嬉)

その後、第3セッションには、新しいセットアップをTRYして、
またまた、ギリギリではありますが、02秒台 をマーク!!

いや~、タイムの出方から、
まさに、物理の限界だったように思います。

もちろん! ノーマルエンジン & ノーマルタービン ですので、
ライバルたちに、エンジンパワーでは、大きく劣りますが、

足回りのセットアップと、空力を武器に、
徹底的に、コーナリングスピードを磨き上げた、

TM-SQUARE 6号車にて、
02秒台 を記録できたこと、田中は誇りに思います!!

で、今回のアタックに向けて、
高橋さんに無理を言って作ってもらった 
低い車高を実現する コイルオーバー式のダンパー!

でなきゃ、こうはならないですよね~(笑)

また、ハイレートスプリングに、よりマッチングさせるために、
F/R ともに、ダンパーの内部にも、一部、追加加工を行いました。

(これがまた、イイ仕事してるんですよ~!!)

そして、本番前に、何度も、ECU 適合を行い、
0.5馬力単位でかき集めた エンジンパワー!


ノーマルエンジン、ノーマルタービンですから、
やっぱり、ECU 適合は、生命線ですよね~。


この地道な努力は、
きっと、TM-SQUARE SPORT ECU に、
かなり、フィードバックされると思いますよ~!!

で、大きな声では言えませんが、アタック当日は・・・、

なんと! フィルターレス!! (笑)
だって、なにがなんでも、02秒台 に突入したかったのですから!!!

(もちろん、フィルターレスでの ECU DATAも、作りました!)

そして、そして、空力デバイスにより、

DUNLOPコーナー と、最終コーナー の
ボトムスピードを超徹底的に、追求しました。

ちなみに、エンジンパワーがガッツリある車両の場合、
空力デバイスは、装着すれば、装着するほど、速くなりますが、



今回の TM-SQUARE 6号車のパワーでは、
DUNLOPコーナーと、最終コーナーが、速くなる代わりに、
ストレートでは、空気抵抗が多い分、かなりスピードが落ちてしまいます。



今回の戦いでは、空気抵抗により、0.5秒遅くなって、
DUNLOPコーナーと、最終コーナーで、0.7秒タイムを稼いで、
差し引き、0.2秒 空力デバイスの効果がありました。

まぁ~、事前に、こんなテストまで行って、本番に挑んだのですから、
どれぐらい、我々が、02秒台 のタイムが出したかった・・・、
ご理解いただけると思います。ハイ。

とまぁ~! 
正直、エンジン & タービン に手を入れず
02秒台に挑むのは、かなり厳しく、
我々の想像を遥かに超えた戦いではありましたが、


今回、この戦いに挑んだことで、
そして、この戦いに強烈に苦戦したことで、
結果的に、スイフトを速くするロジックが、たくさん解明できました。

ですから、今回のアタックは、
今後の商品作りに、強烈に貢献してくれると思います!!
(乞うご期待でございます!)

それでは、2020 TSUKUBA スーパーバトル 

TM-SQUARE 6号車 が、
どのように、02秒台 のタイムを刻んだのか!!
車載動画 にて、ガッツリと どーぞ!!

以上、全力で準備し、全身全霊にて、タイムアタックを行い
ギリギリ 02秒台 を出せたことが、嬉しくて仕方ない、
田中ミノルがお伝えしました!!

(やっぱり、執着心は、大切ですね~!!  笑)

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