エンジン
TM-SQUARE SPORT ECU(ZC32S) のお話!

2017年03月07日(火)


発売以来、たくさ~ん のみなさんに、

投入いただいている

TM-SQUARE SPORT ECU (ZC32S) SPEC

まぁ~、最後発だけに、

ジックリと時間をかけて、開発を行った、

田中 渾身の ECU DATA でござます。ハイ。

で、今夜は、TM-SQUARE SPORT ECU の中でも、

まだ、みなさんに、シッカリ解説ができていない

クーリングに関する部分を 2点 お伝えしたいと思います。

(やっぱり、COOLING MEISTER ですから!  笑)

まず、ZC31S(DENSO)  →  ZC32S(BOSH) と、ハードが変わり、

水温と、VVT(可変バルブタイミング機構) のバランスが、変更されています。

みなさん ご存知だとは思いますが

ZC31S では、水温が、80℃以下の状況だと、

VVT は、Maxの状況まで作動しませんでした・・・・・・・・。

そうです、あまり、激しく冷却チューニングを行い、水温を低くすると、

吸入空気の温度等には、アドバンテージはあるものの

VVT が、Maxの状況まで作動しませんので、

「80℃以上の水温よりパワーが出ない!」 なんてことがありました。

そこで、TM-SQUARE では、ZC31S & 70~80℃ の水温状況にて、

VVT が、Maxの状況まで作動する Ver.4(LT) DATA を リリースしました。

TM-SPORT ECU の WEB サイト は、こちら!

TM-SPORT ECU の Ver.4(LT) DATA の解説 は、こちら!

でもね・・・・、

この LT(ローテンプ) DATA は、ZC32S には、不要なんです。

だって、ZC32S の場合、水温が70℃台なら、

ちゃんと、VVT は、Maxの状況まで作動するのですから!!

だから、今後、ZC32S SPEC では、

LT DATA を リリース することはないと思います。ハイ。 (笑)

また、上記の理由により ZC32S には、冷却チューニングは、

とっても効果的ですので、ローテンプサーモスタット の装着も、

かなり オススメ でございます。

BILLION  SUPER THERMO (ローテンプサーモ) の WEB サイト は、こちら!

そして、2点目は、電動ファンの始動ポイントに関してです。

じつは、ZC32S の ECU を解析したときに、

電動ファンの始動ポイント変更のアドレスを タッシーが、発見してくれました。

ですから・・・、TM-SQUARE SPORT ECU (ZC32S) SPEC では、

この部分に、変更を入れています。

ちなみに、ZC32S の場合、

電動ファンは、Low / High の2段階で作動し、

その各々に始動ポイントが設定されています。

で、TM SPORT ECU では・・・・・、

純正エキマニ DATA の場合

Low 側 始動ポイント  純正  97℃  →  TM DATA 92℃

High 側 始動ポイント  純正 102℃  →  TM DATA 97℃

TM エキマニ 専用 DATA の場合

Low 側 始動ポイント  純正  97℃  →  TM DATA 89℃

High 側 始動ポイント  純正 102℃  →  TM DATA 94℃

に、変更されているのであります!

だから、ECU の書き換えで、

電動ファンが、早め、早めに、作動しますから、

冷却アドバンテージも、「◎」 なのであります!!

それとね、

BILLION ローテンプサーモ

BILLION LLC

TM-SQUARE ファンシュラウド

TM-SQUARE オイルクーラー

等々の冷却パーツって、なんだか、夏のイメージが強いですが、

タイムアタックシーズンの この時期こそ、効くんですよね~。

だって、85~90℃の水温でアタックしているのと、

75℃の水温でアタックしているなら、

きっと、みなさんが想像されている以上のタイム差になると、田中は思いますよ~。

(あっ、ZC31S の場合は、Ver.4 LT DATA  または、TM エキマニ 専用 DATA 等々、

VVT の作動温度が変更してある DATA 限定のメリットとなります)

いや~、またまた、マニアックな話になりましたね・・・・・・・。

ということで!

TM-SQUARE SPORT ECU のマニアックな解説でした!!