BILLION
86/BRZ 専用 M/T オイル TL70 発売です!

2016年06月22日(水)

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予想より、少々時間が、かかってしまいましたが、

BILLION OILS から、ついに!

86/BRZ マニュアル トランスミッション 専用 オイル

TL70 が、リリースされました!! 

いや~、86/BRZ 乗りのみなさん!

本当に、お待たせいたしました!!

では、この BILLION OILS TL70 の詳細を ご紹介しましょう!!

まず、このオイルの特徴は、

① 油温に影響されることなく、

低温域から高温域まで、「究極のシフトフィール」 を実現!

② ストリートも、サーキットも、 完全対応 の 

マニュアル トランス ミッション 専用 ミッションオイル!

となります。

まぁ~、平たく言えば、

一般的なギアーオイルのように、

ミッション/LSD(デフ)共用ではなく、

「マニュアル トランス ミッション 専用油」 として、

徹底的に、86/BRZ にて、開発を行い、

「究極のシフトフィール」 を追い求めた オイル なのであります。ハイ。

2014/03/24  FSW ショート

2014/04/16 FSW レーシング

2014/04/23 FSW レーシング

2014/05/13 FSW レーシング

2015/02/13 本庄サーキット

2015/09/16 本庄サーキット

2015/11/18 本庄サーキット

2016/03/16 岡山国際サーキット(レーシングカー)

2016/04/24 岡山国際サーキット(レーシングカー)

で、どうして、この「究極のシフトフィール」 を

実現できたかと言いますと・・・・、

2つ の秘密があります。

秘密①

超優秀な 増摩擦剤 (摩擦係数調整剤) の採用!

ミッションオイル にとって重要なことは、摩擦係数を低減させ、

潤滑性能を向上させることだけではありません。

なぜなら、摩擦係数が低過ぎると シフトチェンジ にて、ギア を

同期させることができず、ギア が入りにくくなってしまうからです。

よって、ミッションオイル には、油膜がある程度 薄くなると

「摩擦係数を上昇させる」といった性能も必要となるのです。

(そうです! ただ、ツルツルと滑るだけのオイルでは、シフトフィールは向上しません!!)

この摩擦係数の変化を

「指を机の上で滑らせること」で、表現するならば・・・、

たとえば、机の上に、一滴の水があり、

その水滴の上に指を置き、そのまま前方に滑らせると、

①  最初、指は軽々と机の上を滑る

②  一定の距離を移動すると、少し重くなる

③  大きな抵抗とともに、指は完全に ストップ する

といった動きになると思います。

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これを潤滑油的に表現すると、

①  机と指の間には、厚い油膜(水膜)が存在するので、摩擦が少ない

②  油膜(水膜)が、徐々に薄くなり、ある程度の摩擦が発生

③  油膜(水膜)が、完全になくなり、大きな摩擦が発生

となります。

そして、マニュアル トランスミッション にて、シフトフィール を向上させるには、

上記② の状況が、安定して継続することが、大きな ポイント となります。

要するに、油膜が一定 レベル まで薄くなると、ある程度の摩擦を発生させ、

もし、それ以上に油膜が薄くなった場合は、反対に大きな摩擦を発生させることなく、

潤滑させることで、同じ摩擦のままキープさせることが、重要となるのです。

机と指でたとえるなら、②の状況から、油膜(水膜)が薄くなっても、

③の状況に移行せず、ずっと②の状況で、キープ し続けることが ポイント となります。

(指の動きは少し重くなりますが、その後、そのままの重さで動き続ける イメージ です)

そこで、この性能を確保するために登場するのが、増摩擦剤(摩擦係数調整剤)となります。

この添加剤の仕事は、油膜がある一定の薄さになると、摩擦を発生させ(増摩擦)、

その後、油膜がより薄くなっても、それ以上、摩擦が強くなることを抑制(摩擦調整)し、

同じ摩擦を キープ することです。

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上のグラフのように、この添加剤がうまく機能すると、シフトチェンジ において、

安定した摩擦を発生させることができますので、シフトフィール が大幅に向上するのです。

また、増摩擦剤(摩擦係数調整剤) の配合により、たとえ油膜が薄くなっても、

摩擦係数を一定に維持する効果がありますので、シフトフィール の向上だけではなく、

「ギアを守る」といった部分にも、アドバンテージ があります。

秘密②

超優秀な 「粘度指数 205」 の採用!

BILLION OILS TL70 は、「205」 という、非常に高い 「粘度指数」 を誇ります。

「粘度指数」が高い と聞くと、オイルの粘度が強く、ドロドロと硬いイメージを持ちますが、

それは、「粘度」が高い という状況であり、「粘度指数」 とは、まったく意味が異なります。

「粘度指数」とは、温度の変化に対して、粘度がどれぐらい変化するのかを

数値化したものとなり、実際には、40℃および、100℃でのオイル粘度を計測し、

この2点における粘度の差(変化量)が大きいと、「粘度指数」は、低く(小さく)なり、

粘度の差が小さいと、「粘度指数」は、高く(大きく)なります。

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40℃での粘度が高く、100℃では粘度が低い(温度により粘度が大きく変化する)

→「粘度指数」が低い

40℃と、100℃での粘度があまり変わらない(温度により粘度が大きく変化しない)

→「粘度指数」が高い

(一般的に、グループ1と呼ばれる鉱物油がベースの場合、粘度指数は、約 「100」~「120」

化学合成油がベースとなると、「130」~「180」 といったように、温度による粘度変化が、

少なくなると、この「粘度指数」は、高くなります)

そして、BILLION OILS TL70 の 「粘度指数 205」 は、非常に高く、

40℃ と、100℃ での粘度が、あまり変わらないことを意味します。

ということは、温度変化に対して、油膜の厚さが大きく変化しないことから、

秘密① の 増摩擦剤 (摩擦係数調整剤) が、安定して作用してくれるのです。

いかがでしょう・・・・。

なかなかの秘密でしょ? (笑)

では、本日開通しました 

BILLION OILS TL70  の WEB 広告文章 (開発現場から) を 

抜粋してお届けしましょう!!

TL70型ミッション に完全適合する ミッションオイル は、かなり難しい・・・・・。

開発を スタート させた直後に、本気で悩みました。

なぜなら、低温域にて、TL70型ミッション 最大の難関である

1、2速の入りを良くするには、低粘度の オイル を使用しなければならない。

しかし、その粘度で、サーキット をはじめとする スポーツドライビング を行うと、

今度は油温の上昇により、カンタン に2速の入りが渋くなってしまいます。

反対に、サーキット 走行にて、快適に2速へ入るように、少しでも粘度を上げると、

コールドスタート 時に、1、2速の入りが悪くなります・・・。

要するに、常温から超高温まで、

(弊社が行った サーキットテスト での油温は、110~135℃)

「究極の シフトフィール を実現する」という目標は、かなり ハードル が高いものでした。

そこで、この「シフトの入りには、どのような要因が関与するのか?」

といったことを粘度の部分だけではなく、

あらゆる方向から、潤滑油の スペシャリスト たちと強力なタッグを組んで、

ひとつひとつ テスト を行い解明していきました。

まず、十数 アイテムにおよぶ他社製品の比較から テストはスタート。

ベースオイルの選択では、オイルの種類

(たとえば、一言で エステル油といっても、かなりの種類があります)、

配合 バランスは、もちろん、ときには質量や分子量まで変化させて

シフトフィールを確認。

また、徹底的な粘度指数へのトライに、既製の パッケージ添加剤ではない

独自配合の添加剤群の使用。

そして、絶妙の シフトフィールを生み出した

最新鋭の増摩擦剤(摩擦係数調整剤)との出会い等々、気が付けば、

2年以上の歳月が経過していました。

このように、時間的な リミットを設定することなく、

「解からないことは、解かるまでやってみる」、

「変化があれば、必ずその理由を理解する」といった、

まさに、“コスト度外視”による開発にて、

BILLION OILS TL70 ミッションオイル は、誕生しました。


油温に影響されることなく、

低温域から高温域まで、変化しない

「究極のシフトフィール」

この性能がどれほどまで、ドライバビリティを向上させるか、

ぜひ、みなさんに、お試しいただきたいと思います!

そして、田中ミノルの「執念」を感じ取っていただければ、幸いです!!

いや~、またまた、マニアックな WEB と なってしまいました・・・・・・(笑)




86/BRZ 専用 M/T オイル 

BILLION OILS TL70  の WEB サイトは、こちら!!

また、スペック & お値段は、以下のとおりでございます。

動粘度40℃ 72.29 mm2/S

動粘度100℃ 14.15 mm2/S

粘度指数 205

粘度 75w-90

API GL-4

100%化学合成油


86/BRZ に 容量ピッタリ! 2.2L

¥11,000(本体価格)

(もちろん、在庫も、ありますよ~!!)

ちなみに、ミッションオイルの成分に関しましては、

先日、一足先にリリースをスタートしました MT-520 と、現在は、同一となります。

詳しくは、先日の ブログ

FR マニュアル トランスミッション 専用油 BILLION OILS MT-520 発売です!
にて!

ということで!

サーキットでも、ストリートでも、

そして、低温でも、高温でも、

「究極のシフトフィール」 という、極上の ドライバビリティ と、

4速ギアをはじめ、とってもデリケートな TL70型 ミッションを

ガッツリ守ってくれる BILLION OILS TL70 を みなさん! どうぞよろしくお願いします!!