HYPERCO
よくわかる! HYPERCO テンダースプリング の解説!! ③

2013年04月12日(金)

 

 

かなり濃い内容が、2回続きましたが、

今夜は、少々、わかりやすいと思いますよ~。

(ホントか??)

 

 

 

 

よくわかる! HYPERCO テンダースプリング の解説!! ③  は、

HYPERCO ヘルパースプリング と、

HYPERCO テンダースプリング の違いを少々。

 

 

 

まず、サブスプリング のネーミングは、

各メーカーすべて同じではありません。

 

 

 

だから、ここからの説明は、HYPERCO 製品に限定して、

理解いただければ、ありがたいです。

 

 

 

では、はじめたいと思います。

 

 

 

 

 

 

以下は、ID65 タイプの比較となります。

 

 

アイテム          自由長       レート      密着長    密着荷重

ヘルパースプリング(ID65)   101.6mm     0.18 kg/mm    8.13mm    16.8kg

テンダースプリング(ID65)     76.2mm    0.98 kg/mm    23.7mm    51.5kg

 

 

自由長、スプリングレート、密着長、密着荷重 ともに、スペックが違いますよね。

 

 

ヘルパースプリング        テンダースプリング

 

自由長                  長い                 短い

スプリングレート            低い                 高い

密着長                  短い                 長い

密着荷重                低い                 高い

 

(上記の評価は、HYPERCO ヘルパースプリング / テンダースプリング での比較です)

 

 

 

両アイテムのメリット/デメリット は、以下のとおりです。

HYPERCO ヘルパースプリング

 

 

メリット

 

重量が軽い

 

自由長が長いため、車高や、リバウンドストローク の調整幅が大きい

 

密着長が短いため省スペース

(メインスプリング の長さを変更せずに、使用できる可能性が高い)

 

 

デメリット

 

レートが低いため メインスプリング の上部でのみ使用が可能

 

(下部で使用すると、メインスプリング の重量により、0Gで、遊びが出る)

 

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密着長が短いことから、線間密着前に、

スプリングシート の形状によっては、ヘルパーシート と干渉することがある

 

詳しくはこちら

 

 

 

 

スプリングシート の形状によっては、使用できなかったり、

メインスプリング の下部にて使用できなかったりと、

少々、デリケート な部分はあるものの、機能的には、とっても高いのが、

HYPERCO ヘルパースプリング なのであります。

HYPERCO テンダースプリング

 

 

メリット

 

角断面ワイヤーの採用により、密着時スクエアな形状となる

(そうです、金属製のスペーサーのようになるのです!)

 

 

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レート的に、メインスプリング の上下、どちら側でも使用が可能

 

密着長が長いことから、スプリングシート と、シートが干渉しない

(装着するダンパーを選ばない)

 

 

 

デメリット

 

密着長が長いことから、車高調整幅が少ない車両では、

短いメインスプリングに交換しないと装着できない場合がある

 

 

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現行スプリングの長さが、ダンパーいっぱいなら 少々問題ですが、

少しスペースがあるならば、

 

装着できるダンパーも、装着場所も選ばず、

シッカリとした、スぺーサー 形状で、大きな荷重を受けてくれます。

 

 

 

 

とまぁ~、このあたりが、

 

HYPERCO ヘルパースプリング と、

HYPERCO テンダースプリング の

 

メリット/デメリット となります。

 

 

 

 

 

また、セットアップの一環として、

テンダースプリング のレートをある程度、高く設定し、

メインスプリング と、併用して使用することで、

「ストローク中にレートを変化させる」 という場合にも、

テンダースプリング が使用されることがありますが、

 

 

 

 

やっぱり、なんと言っても、

「ストローク中に、レートの変化が極めて少ない!」

ということが、HYPERCO の 「売り」 ですので、

 

HYPERCO スピリットに従って(笑)、

HYPERCO テンダースプリング は、

スプリングレートを低く設定して、

低荷重にて線間密着することを重要視しました。

 

 

 

結果、約60kg のスプリング荷重により、

HYPERCO テンダースプリング は、線間密着しますので、

金属製のスペーサーのように、完全なブロック形状を保ち、

約60kg 以下の超低荷重状態を除き、スプリングレートは、一定に推移します。

 

 

 

 

いや~、このあたりは、

好き嫌い、合う合わない、そして趣味趣向が、あると思いますね~。

 

 

 

 

 

以上、

よくわかる! HYPERCO テンダースプリング の解説!! ③  でした。