2013 「道場破り」 in TSタカタ サーキット ドラテク編
2013年02月07日(木)
お待たせしました!
本日は、TSタカタ サーキット ドラテク編 で、ございます!!
先日の報告ブログにも書きましたが、
TSタカタ サーキット にいらっしゃった、
とってもフレンドリーで、ステキな、みなさんに、
たくさんのインフォメーションをいただきました!!
(ありがとうございました)
ということで、みなさんに教えていただいたことを含め、
ジックリと、攻略法を解説していきたいと、思います。ハイ。
まず、コースは、こうなっていまして、
① ⑦ の高速コーナー
③ ⑧ の複合コーナー
② ④ ⑤ ⑥ のタイトコーナー
そして、⑨ シケイン といった レイアウト です。
では、はじめますね。
3速全開で ストレートを走り、
高速 コーナーである ① コーナー に アプローチします。
アクセルOFF より、
一瞬、先に、ステアリングを切り、ほんの少し、ブレーキング。
順番は、
ステアリング → アクセルOFF → ブレーキペダルに足を乗せるだけのブレーキング
となります。
ここの クリッピング ポイントは、
コース イン側に、路面が足されていますので、
思い切って、イン側 (脱輪しないレベル) を使用してください。
で、クリップ手前ぐらいで、一瞬、アクセルON
といっても、全開にはなりません・・・・・・・・。
イメージ的に、アクセル開度 20% レベルで、
もし、ここで、全開になるようなら、
① コーナーの飛び込みスピードが低いということですね・・・・・。
ここのアクセルは、加速目的ではなく、
少し前傾したクルマをフラットにして、旋回する限界を上げるためです。
そして、イメージより、少し早めに、② コーナーに向けて、
ブレーキング & 3 → 2 へ、シフトダウン。
ここのイン側は、かなり荒れており、
水や砂も出ていますので、最初は十分に注意してくださいね。
で、この ② コーナーのクリップへは、
コーナー手前で、ある程度 向きを変えるのではなく、
ハイスピードで、ナナメに、「ズバッ」 といきます。
なぜなら、② コーナーのアウト側は、
かなり広く、それを、十分に活用するため なんですね~。
で、もちろん、アウトいっぱいに立ち上がり、
ストレートで、3速にシフトアップし、③ コーナーに向かいます。
このコーナーは、複合コーナーになっており、
数種類のラインはあるかと思いますが、
近いは偉い! の法則?
にて、徹底的に最短距離を走ります。
(ギアは、2速です)
だって・・・・・、ロガーで見ると・・・・・・、
距離で、6m 短く、
タイムでは、0.16秒
イン側のラインの方が、速いんですから・・・・・。
コース的には、このホワイトラインを ガッツリ 踏んで、
小回りするのです。
また、ひとつ目のクリップの先は、アクセルを 景気良く?開けると、
どんどん、ラインは外に膨らみますので、
膨らまない、ギリギリで、アクセルコントロールが必要となります。
そして、コーナーの R が、少しゆるくなっても、
立ち上がりで、一番、路面が高くなって、
鋭角に見える部分をめがけて、まだまだ、ガッチリ イン を キープ。
この部分は、コースが登っていて、先が見えず、
もし、立ち上がりで、アウトに出るポイントが、少しでも早いと、
即座にコースアウトとなりますので、
コースが理解できるまで、十分に気をつけて下さい。
(ここでのコースアウトは、かなり、ヤバイです・・・・・・・・)
そして、お次、④ コーナーへと向かいます。
この ④ コーナーは、TSタカタ サーキットの中でも、
一番 ブレーキに 厳しい コーナーとなりますので、
ブレーキパッド の効きを合わせるのは、このコーナー となります。
なお、アプローチまでのライン (③ → ④ 間のライン) は、
④ コーナー のアウトへ、クルマを振ることなく、
③ コーナー を立ち上がった位置から、真っ直ぐ、直線的に、④ コーナーの
クリップを目指します。
(そうです、ここも、最短距離 で、走ります)
④ コーナーへは、2速の レブがあたる 寸前から、フルブレーキ。
田中は、2速のまま、コーナーに入ります。
そして、ここも、イン側は、ギリギリを狙います。
もちろん、この白線を ガッツリ 踏んでください。
ここから、連続する ④ ⑤ ⑥ コーナーは、
車速が遅い、かなりの タイトコーナー ですので、
走行距離が、想像以上に効きます。
ということで、この ⑤ コーナーも、
1m でも、50cm でも、短く走るためにも、
思い切って、イン側 白線 を踏みます。
ただ・・・、⑥ コーナーは、
あまり、イン側を攻めすぎると、
段差があるので、ご注意を!
この ⑥ コーナー を 2速で、うまくトラクションをかけ、
アウトいっぱいに 立ち上がり、
(その後、3速にシフトアップ!)
TS タカタ で、一番デンジャーな、
そして、かなりラップタイムに影響する ⑦ コーナーに
向かいます。
この ⑦ コーナー、最終的には、
3速ホールド + アクセル OFF のみで、進入するのですが、
かなり難易度が高いので、攻めるのは、「一番後回し」 が、無難です。
⑦ コーナーが、デンジャー な理由
それは、
1) ブラインドコーナー であること
2) スピード域が高いこと
3) 微妙にコースにウネリがあること
4) イン側の縁石は、ハイレートのスプリングでは乗れないこと
5) 見た目より、コースが曲がっていること
といった、いくつのも 難しい条件が・・・・・・・。
たとえば、下の写真を見てください。
これは、進入ポイントから 写したものなのですが、
写真の左端に、ちょっと、茶色くなった、木が見えますよね?
この ⑦ コーナーは、この木が見える角度より、
まだ、先まで曲がっているんです・・・・・・・・。
ですから、思い切って飛び込んで、
「あっ! まだ曲がっている!!」 と思って、
コーナリング中に、急激なアクセルOFF や 急激なブレーキング を行うと、
カンタンに、「さよなら・・・・」 と、なってしまいます。
それに・・・・・、
出口アウト側は、コースが少しワイドにになっていますので、
やっぱり、この部分も有効に使用したい・・・・・・・・。
しかし、このワイドな部分まで 有効に使用するには、
かなりの修行が必要な気がしました。
(田中も、まだまだ、余裕が残っています・・・・・・)
ということで、⑦ コーナーのポイントは、
クルマを大きく動かさず (コーナリング中に、急激なアクションを起こさない)、
それでも、できる限りハイスピードで通過するべし となります。
(言うのはカンタンだけど・・・・・・・・)
もちろん、アクセル OFF のみで走れるのは、
かなりコースに慣れてからとなりますので、
最初は、シッカリ と、手前でブレーキを踏んで下さいね!
そして、次の ⑧ コーナー には、
⑦ コーナーの アウトいっぱいから、
⑧ コーナーへの 進入アウト側へ、ナナメに、ライン をとって アプローチ します。
この ⑧ コーナー 雰囲気も、③ コーナーに似いていますが、
ポイントも、まるっきり、同じ。
ガッツリ と、ひとつ目、イン側の縁石にクリップし、
そこから、アウトに出ないような、コンパクトなラインで、2つ目のクリップを目指します。
(2つ目も、ガッツリ クリップします)
ちなみに、ロガーで見ると、
4m
0.10秒 の 違いでした。
そして、そして、最後の難関、 ⑨ シケインへと向かいます。
このシケイン、ハイスピードで、クリアーするには、
やっぱり、ひとつ目も、二つ目も、縁石に乗るしかありません・・・・・。
(ちょっと勇気が必要ですよね・・・・)
でも、シケイン ひとつ目 (右) は、
減速時に、縁石に乗る準備ができます。
準備とは、縁石に乗る寸前に、ブレーキを緩め(フロント荷重を解除)、
ステアリングで、事前に、可能な限り、右側に荷重を かけておくのです。
そうすると、縁石に乗る、左フロント の荷重を 適度に弱められることから、
思い切って、縁石に乗っても、クルマが弾かれることはありません。
で、問題は、次の右です。
この距離では、さすがに、事前準備はできませんので、
ある面、クルマ任せです・・・・・・・・(笑)
レートがあまり高くないなら、思い切って乗ることは、可能です。
ただ、ある程度のレートなら、ある面、覚悟が必要となります。
シッカリ、ステアリングを押さえ込んで、「ドン!」 と、乗っていくことになります。
そして、衝撃の大きさにより、
その先のラインと、アクセルON のポイントが、決まってきます。
衝撃が、大きいほど、ラインは、アウト側に膨らみ、
アクセルON のポイントも、奥になってしまいます。
いや~、かなりの長文となりました。
そして、今回も、かなり、マニアックですよね・・・・・・・・。
では、最後に、田中の BEST 動画 を どーぞ!
TSタカタ サーキット 田中ミノル BEST 63.0