2012 勝手に「道場破り」 in TC2000 (ドラテク編)②

2012年12月29日(土)

 

 

さあ、今日は、TC2000 ドラテク編 の2回目です。

 

前回お話した、

「バンク」 のレールに、ガッツリ タイヤを はめ込むための ノウハウ

ご理解いただけましたでしょうか?

 

 

ということで、今回は、

1ヘアピンの立ち上がりからの続きを!

 

 

「バンク」 のレールに乗って、クリッピングポイント付近まで、 

ハイスピードで進入してきたら、

これまた、一番 縁石に近づく、ほんの少し手前から、

アクセルを少しだけ ON!

 

 

このアクセルで、しっかり、LSD を効かせて、

もうひと曲がりしてから、徐々に加速を強めていきます。

(まだ、この部分でも、レールに乗っています)

 

 

でもって、アウトの縁石が見えてくるあたりで、

アクセルは100% となります。

 

 

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このアウトの縁石は、

使い方に、ちょっとした 「コツ」 があります。

 

1ヘアピンは、かなり 「バンク」 が強く、

この 「バンク」 は、出口に向かって 緩やかになり、

縁石のある あたりでは、フラットとなります。

 

 

ですから、インの縁石と、出口の縁石を 

直線で結んだようなラインで、アクセルの踏み込み量が多い場合は、

想像以上に、クルマがアウト側に膨らみ、カンタンに縁石の外側まで行ってしまいます。

 

 

田中ミノル式 の立ち上がり方は、

イン側をしっかりクリップした後、

雨ラインのように、少々ワイドっぽく、立ち上がり、

アウトの縁石付近では、

できるだけ、縁石に対して角度が付かない(縁石と平行)状況で、

ガッツリと、縁石の上もラインにする 作戦です。

 

 

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1ヘアピンの立ち上がりは、

TC2000 で一番、タイムに影響する部分ですので、

 

ステアリングの切り角を少なくし、トラクションを路面に伝え、

立ち上がりスピードを稼ぐことと、

 

出口では、「バンク」 がなくなり、

急に路面がフラットになる という状況に、しっかり対応できる、

この作戦が、有効だと思います。

 

 

 

また、一部エキスパートの方々は、

イン側の縁石をガッツリ使って(時にはタイヤを引っ掛けて)

走る方法もあるようですが、

 

スプリングレートが高いと、

この作戦では、アクセルを踏んだ状態にて、縁石から下りる時、

トラクションが抜けてしまします。

 

このトラクションが抜けない場合は、縁石ガッツリ 作戦も有効ですが、

正式競技では、縁石の内側(グリーンの部分)にタイヤがタッチすると

ペナルティーになりますので、かなり微妙な感じですよね・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

1ヘアピンを強烈なトラクションで立ち上がると、

③ ダンロップコーナーに向けて、

素早く、コース左側にクルマを移動させます。

 

 

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なぜ素早くかというと、

ダンロップの進入前に、荷重が大きく変化している途中で、

ステアリングを切り出すことを避けたいからです。

 

 

たとえば、1ヘアピンを立ち上がって、一番スムーズなラインで、

コースの 右側から、左側に、クルマを振ると、

 

 

1ヘアピン立ち上がり   →   右荷重

コースの 右側から左側に、移動する時   →   少し右荷重

 

この状態で、ダンロップコーナーに向けてステアリングを切ると、

右側にいた荷重が、一気に左側にかかることから、

クルマが、不安定になってしまいます。

 

 

 

 

 

でも、少し早めに、クルマを左側に振ると、

 

1ヘアピン立ち上がり   →   右荷重

コースの 右側から左側に、移動する時   →   少し右荷重

早めに、左に振ることで、少し ストレートがある   →   左右均等の荷重

 

となります。

この状態だと、荷重が左右均等の状況から、

ダンロップコーナーへ向けて、ステアリングを切ることができます。

(ダンロップコーナー手前で、2→3 とシフトアップしてくださいね!)

 

 

 

もちろん、荷重が右から左に変化することで、

キッカケになり、曲がりやすいという 意見もあるかと思いますが、

それは、アクセルを いったん戻して、進入する場合です。

 

 

ダンロップコーナーを 

全開 もしくは、ほんの少しだけ

アクセルを戻した状態 (アクセル開度 70~80%)で、走る場合は、

ステアリングを切る時、静かな荷重状態が、なんと言っても有利です。

 

 

 

また、このダンロップコーナーは、ドラテクというより、

ステアリングを切った瞬間から、クルマがどれぐらい曲がってくれるかが、

ある面すべてとなりますので、シッカリ曲がるように、セットアップすることが、

ドラテク以上に重要です。

決して、根性や、勢いで、全開にできるコ-ナーではありませんので、

お間違いないよう・・・・・・・。

 

 

なお、ドラテク的に、重要なことは、

絶対に、インの縁石にはタッチしないことと(タッチするとクルマが大きくジャンプ!)、

アウト側縁石の上で、ステアリングを切らないことです。

 

 

もし、アンダーステアっぽく、立ち上がり、

根性?で、全開状態を続け、アウト側縁石の上に、

ステアリングを切った状態で乗ると・・・・・・・、

 

オクトパスダンス(別名 タコ踊り・・・笑)が、待っており、とっても危険です。

 

 

万が一、ステアリングを切った状態で、

アウト側縁石に乗らなければならないなら、

潔く、ステアリングを戻して(ストレート状態にして)、

アウト側縁石の外側(芝生の上)に出て行ったほうが、キズは浅いです。

 

 

この状態は、アウト側縁石より手前で、「ヤバイ!」 と思った瞬間に、

アクセルを戻せば、イイだけですので、

往生際の悪さが、大きなダメージになることをシッカリ理解してください。

 

 

 

そして、③ と ④ の中間である、80R へと続きます。

 

 

 

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パワーのある車輌なら、ダンロップコーナーの立ち上がりは、

アウトいっぱいまで行かず、この 80R を可能な限り、

アクセル全開で走れるようなラインを取りますが、

 

 

ノーマルエンジンのスイフトなら、

ダンロップコーナー出口をアウトいっぱいまで使っても、

問題なく、80R は、全開のまま走れると思いますので、

重要なドラテクは、ありません。

 

 

しかし、スピードもかなり高いので、

急激なアクセルOFFは、とっても危険です。

 

ですから、しっかりコースが把握できるまでは、

徐々に、全開にできるよう ステップ BY ステップで、走ってくださいね。

 

 

 

そして、お次は、④ 2ヘアピンです。

 

 

 

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このコーナーも、強烈に「バンク」 が付いていますので、

ポイントは、1ヘアピンと同じ。

 

 

3→2 とシフトダウンをして、

ブレーキング区間を ナナメ にとって、

早めに、ブレーキリリースを行い、

「バンク」 の中にある レール に、ガッツリ はめ込むだけです。

 

また、2ヘアピンでは、

立ち上がりの 「バンク」 は、1ヘアピンより、長めですので、

通常のラインで立ち上がって、OKです。

 

 

 

 

そして、ひたすら、裏ストレートを全開。

4速までシフトアップした状態で、⑤ 最終コーナーを迎えます。

 

 

 

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最終コーナーのポイントは、

曲がらないクルマなら、頑張って飛び込んで、

フロント荷重の状態で、向きを変える必要がありますが、

 

ダンロップコーナーが、

全開か、ほんの少しアクセルの角度が緩むレベルぐらい、

セットアップが進んでいれば、

入口を飛び込まなくても、コーナーの中で、クルマは、グイグイ曲がってくれます。

 

また、クルマがある程度曲がる場合、

アクセルオンのポイントは、かなり手前となることから、

最終コーナーでのボトムスピードは、かなり高くなります。

 

 

 

イメージ的にお伝えすると、

 

曲がるクルマの場合、

1) ナナメに軽いブレーキング

  (ブレーキより、ステアリングの方が、先です)

2) 4→3 にシフトダウン

  (コーナリング中のシフトダウンです)

3) この段階で、待つことなく、クリップより、遥か手間で、アクセルON

  (完全に全開には、なりませんが、ほぼ、全開のイメージです)

4) この状態で、クルマはどんどん曲がります

5) クルマの曲がり具合に合わせて、問題ないなら、全開のままインをクリップ

6) そのまま、アウト縁石まで全開

となります。

 

 

 

 

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また、少々、アンダーステアが強い場合は、

 

 

1) ナナメに軽いブレーキング

  (ブレーキより、ステアリングの方が、先です)

2) 4→3 にシフトダウン

  (コーナリング中のシフトダウンです)

  と、ここまでは同じ

3) アンダーステアの量に合わせて、ここで、待ちが必要

4) クルマが、出口方向を向きはじめるにしたがって、アクセルON

5) クルマの曲がり具合に合わせて、アクセル開度調整

6) インのクリップあたりからは、全開にて、アウト縁石へ

 

となってしまします。

 

 

 

また、ダンロップコーナーと同様に、

インのクリップで、クルマの向きが変わっていないのに、

強引にアクセル全開で立ち上がると、アンダーステアにより、

コースが足りなくなってしましますので、ご注意を!

 

 

 

 

反対に、インのクリップから先、全開になっているにもかかわらず、

オーバーステアが出る場合は、セットアップが間違っています。

 

 

リアに極端にグリップしないタイヤを入れたり、

リアタイヤが温まっていなかったり、

セットアップ的に、ド・オーバーのセットをした場合 のみ

アクセルを踏んでからも、オーバーステアとなりますが、

 

このバランスで、最終コーナーの進入を頑張ると、

ほぼ間違いなく、アクセルOFF の状態で、スピンしますので、

アンダーステアだからといって、極端にオーバーステア方向にすることも、

注意が必要です。

 

 

 

 

以上、かなりの長文となってしまいましたが、

ご理解いただけたでしょうか?

 

 

 

では、最後に、REV スーパーバトル にて、単独で出した、

1分 7秒 5 のラップを 動画にて、どーぞ!!

 

 

 

 

 

 

 

タイヤが、一番美味しい状態で、出した、

自称 スーパーラップ です!

 

 

 

 

(オイルがなければ、ダンロップは、全開で行けたになぁ・・・・・・・・・)