エンジン
TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3  発売のお知らせ!

2012年06月29日(金)

 

いよいよ、2年間の開発を終え、

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 をリリースすることになりました!

 

この Ver.3 は、スイフトスポーツ(ZC31S)に採用されている

電子スロットルの制御(スロットルマップ)を

よりドライバーがコントロールしやすいよう独自の解析により変更を加え、

ドライバビリティ(運転のしやすさ)に、重点を置いた、ECU DATA となります。

 

※ 点火、燃調、バルタイ等のデータは、すべて Ver.2 DATAがベースになっています。

 

 

 

(ここから、かなりの長文です・・・)

 

 

 

求めたのは、ドラテクに直結した 究極のドライバビリティ!

スイフトスポーツ(ZC31S)の純正 ECU に組み込まれている

スロットルマップ DATA の特徴は、

低回転域 + アクセル開度10%~20% の状況 では、

ドライバーの指示(アクセル開度)より、実際にスロットルは開かず、

高回転域では、ほぼ全域でドライバーの指示以上にスロットルが開きます。

 

 

上記の特徴から、ECU 開発において、こんな出来事がありました。

ダイナパック で、ノーマルエンジンのパワーを計測すると、「94ps」 (係数 ゼロの状態)

 

そこで、アクセルを全開(100%)から、少し戻して、

アクセル開度を 80% にして、パワーを計測しても、「94ps」 ・・・・・・。

 

もっと、アクセルを戻して、50% にすると、やっとパワーは落ちはじめ、

「91ps」 になります。

 

これらが、なにを意味しているかというと、

高回転域では、ドライバーの意思に反して、

勝手にスロットルが、開いているということなのです!!

 

 

 

本文にある アクセル/アクセル開度とは、ドライバーが操作するアクセル量を指します。

また、スロット/スロットル開度とは、スロットルボディー内のバタフライが開く量を指します。

 

 

 

 

 

 

低回転域 + アクセル開度10%~20%の状況 において、

実際にスロットルが、あまり開かないことは、

 

燃費や、排ガスの問題を考慮すれば、ある面、致し方ない部分であり、

スポーツドライビングでは、使用しない領域です。

(少なくとも、田中はこの部分にストレスを感じたことはありません)

 

 

しかし、中~高回転域 において、

ドライバーの意思より、スロットルが開くことは、

スポーツドライビングにおいて、大きなデメリットが発生します。

 

 

そのデメリットとは・・・・・・・・、

たとえば、3速全開から、ブレーキング & 2速にシフトダウンして、

ヘアピンコーナーへ進入することをイメージしてください。

(どのサーキットの どのコーナーでもOKです)

 

ブレーキリリースとステアリングを組み合わせて、

クリッピングポイントを目指し、

クリップを過ぎたあたりから、アクセルを踏んで立ち上がりますよね?

 

これを、クルマの姿勢で解説すると、

進入時は、ブレーキを踏んでいることから前傾。

 

立ち上がりは、アクセルを踏むことから後傾となります。

 

 

問題は、前傾 → 後傾 に移り変わる部分です。

この部分は、ドラテク的にも、できるだけスムーズに移り変わることが重要ですので、

アクセルの踏みはじめは、ミリ単位で踏み込んでいくのですが、

シフトダウン & エンジンブレーキによってある程度、エンジン回転は高い状態です。

 

 

そうすると・・・・・・・・、

純正 ECU のスロットルマップでは、

いくらドライバーが、スロットルを一気に開けないように、優しくアクセルを踏んでも、

実際スロットルは、「ガバッ」と、大きく開いてしまうのです。

 

結果、一気に前傾状態から、後傾状態になることから、

この勢いで、トラクションが抜け、アンダーステアが発生します。

 

また、ミッション、ドライブシャフト、クラッチ等々には、

ほんの少しですが、減速 → 加速 の間に、クリアランスがありますので、

急激に、スロットルが開くことから、このクリアランスを一気に飛び越えて

トラクションが掛かってしまいます。

 

 

このとき、「ガツン」 とショックがあり、横方向にギリギリ耐えている

タイヤのグリップも、カンタンに限界を越えアンダーステアになってしまうのです。

 

少々、余談ですが、オートバイのコーナリングでは、

減速区間では、エンジンブレーキが効くことから、

チェーンの下側が張り、チェーンの上側には、「タルミ」 ができます。

反対に、加速区間では、チェーンの上側が張り、下側には、「タルミ」 ができます。

 

 

当然、この切り替わりの区間で、スロットルが一気に開くと、

大きなショックとともに、リアタイヤのグリップはなくなり、

横転してしまうことから、

スポーツライディングでは、

「チェーンを張るためのスロットル」 と呼ばれる、テクニックを使用します。

 

 

チェーンさえ、加速に備えて、シッカリ張れていれば、

そこからアクセルを開けても、ショックがなく、

トラクションはスムーズに掛かることから、

限界時のコーナリングでは、必ずこのテクニックが使用されています。

 

 

そして、チェーンの 「タルミ」 と、まったく同じことが、

ミッション内、ギアのクリアランス等により、4輪車輌にも発生しているのです。

 

ドラテクを最大限に活用し、速く、安全に走るには、

このチェーンの 「タルミ」 を取るための、アクセル操作が、4輪でも必要となります。

 

 

 

では、下のアクセルロガーを見てください。

 

 

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まず、全開状態から、①区間で、一気に減速をはじめ、一旦アクセルは、全閉になり、

②区間では、ヒール & トウ による ブリッピングのためアクセルを踏み込んでいます。

 

そして、コーナーの立ち上がりとなる ③区間では、ほんの少しアクセルを踏み、

各部のクリアランスが取れたことを確認して、一気にアクセル開度は高くなってきます。

 

この走りができれば、アクセルを踏みはじめる区間にて、アンダーステアを最小限に

抑制することができるのです。

 

 

話を戻しましょう。

このドラテクの 「キモ」 になる、「加速も減速もさせない、ほんの少しのアクセル」

それが、スイフトスポーツの 純正 ECU では、

かなり難しく、不可能と言っても過言ではありません。

 

なぜならば、中~高回転域 では、

スロットルが、指示以上に大きく開いてしまい、

その結果、急激にトラクションが掛かり、アンダーステアを助長するからです。

 

この回転域によってスロットル開度が変化することは、

静止状態にて、アクセルを踏み、5000rpm に回転をキープするトライを行えば、

誰でも実感できると思います。

(回転によりスロットル開度が変化するので、かなり難しいです・・・・)

 

 

もちろん、スロットルコントローラーや、チューニングECU により、

純正 ECU 以上にスロットルが開く仕様になっている場合は、

「加速も減速もさせない、ほんの少しのアクセル」 は、より難しい状況となります。

 

 

 

では、高回転域において、スロットルがどのように開くかをイメージ化した

下のイラストを見てください。

 

 

 

 

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解説

純正 ECU のスロットルマップは、踏みはじめの部分(アクセル開度10~50%)では、

目盛りが詰まっていますので、少しのアクセル操作にて、スロットルは大きく開きますが、

全開に近づくにつれ、目盛りが大きくなり、感度が鈍くなります。

 

街中や、ハーフスロットルでは、パワフルに感じるエンジンが、

全開にするとパワーが足りなく感じるのは、このスロットルマップの影響です。

 

 

対して・・・・、

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 の スロットルマップは、踏みはじめの部分では、

目盛りを大きく取り、全開に近づくにつれ、目盛りが細かくなります。

 

ドライビングにおいて、繊細なアクセルコントロールが必要なのは、

ほとんどがアクセルの踏みはじめから、スロットル開度50%までであることから、

この部分の目盛りを大きく取り、コントロール性を向上させています。

 

また、スロットル開度50%以上に関しては、繊細なアクセルコントロールは、

さほど重要ではないため、目盛りを少し細かくしています。

(スロットル開度50% → 100%は、一気に全開になることが多い)

 

 

 

 

 

 

デメリット

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 の デメリットとして、

同じスロットル開度(同じ加速)にする場合、

純正 ECU DATA 以上にドライバーは、アクセルを踏まなければならないことが、

あげられます。

(ドライバーの感覚としては、アクセルをたくさん踏んでいるように感じますが、

実際のスロットル開度は同じです)

 

 

特に、スロットルコントローラー装着車のように、

少しアクセルを踏むことによって、クルマが大きく加速することにニーズがある場合、

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 は、真逆の特性となりますので、

オススメ致しません。

 

 

※ スロットルマップのみの変更ですので、全開にした状況でのパワーは同じです。

 

 

 

 

 

キビキビと効くエンジンブレーキ!

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 では、アクセルOFF による、

スロットルの戻りスピードも、変更されています。

 

純正 ECU では、素早く アクセルを全閉にしても、

スロットルは、ドライバーのイメージより、少しゆっくりと戻りますが、

Ver.3 では、この部分のレスポンスを上げることで、エンジンブレーキが

有効に使用できます。

 

アクセルの開閉によるドライバーの意思が、

よりリニアに、そしてダイレクトに伝わることから、

キビキビとした、心地よいドライバビリティを実現します。

 

また、エンジンブレーキが、リニアに効くことにより、

インマニ内の負圧も素早く立ち上がることから、

アクセル → ブレーキ の踏み換えスピードが上がっても、

ABS が誤作動することが大きく抑制されました。

 

 

 

 

 

 

ストリートでのメリット

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 は、

スポーツドライビングでの、ドライバビリティの向上を目的に

開発を行いましたが、ストリートにおいても、大きなメリットがありました。

 

純正 ECU スロットルマップでは、

低回転域 + アクセル開度10%~40% の領域において、

スロットルがリニアに開きません。

 

10%~20%では、ドライバーの指示より、スロットルは開かず、

30%~40%になると、急激にスロットルが開きます。

 

この仕様では、アクセルを少し開いた状態(30%~40%)では、

一気に回転が上がり、それを落とすために、

少しアクセルを戻す(10%~20%)と、スロットル急激に閉じることから、

エンジン回転数が、低回転に向かう時のクラッチミートが、非常に難しくなります。

 

Ver.3 のスロットルマップは、この踏みはじめの部分で、

目盛りを大きくしていることから、

必要以上にスロットルが、ピーキーに反応しませんので、

エンジン回転数が、高回転に向かう時も、

そして、エンジン回転数が、低回転に向かう時も、

クラッチミートが、とってもカンタンになります。

 

特に、渋滞時や、坂道でバックさせながら車庫入れ等のストレスが、

大きく軽減されます。

 

 

 

すでに、開発段階にて、Ver.3 を導入いただいた スイフトオーナーさんたちには、

 

 

「発進が楽になった」

「街乗りで、より扱いやすくなった」

「踏めば踏むだけ、加速する」

「コントロールがカンタンになった」 等々

 

 

ドライバビリティの高さをコメントされています。

 

 

また、クラッチミートが、カンタンになることで、

軽量フライホイールの装着も、よりマッチングが、良くなります。

 

 

 

 

 

 

AT車にも、かなりオススメ!

以前から、田中が気になっていた、AT車の特性。

それは、発進時に、少しアクセルをラフに踏むと、一気に加速モードに入り、

慌ててアクセルをOFF にすると、そのまま、2速に入ってしまい、

以降の加速が 「マッタリ」 してしまうことです。

 

Ver.3 のスロットルマップなら、少々ラフにアクセルを踏んでも、

踏みはじめの部分では、必要以上にスロットルが、ピーキーに反応しませんので、

すぐに、2速に入ってしまうことが抑制でき、ストリートでのコントロール性が高まります。

 

もちろん、スポーツドライビングにおいても、「加速も減速もさせない」

アクセルコントロールが、可能となりますので、アンダーステアの抑制にも効果的です。

 

以上、かなりのボリュームとなってしまいましたが、

TM-SQUARE SPORT ECU  Ver.3  の詳細解説

いかがでしたでしょうか?

 

 

ドライバビリティ の向上は、

ストリートでも、サーキットでも、

必ずやみなさんの 味方になってくれると、思いますよ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ!

書くの忘れてた!!

お値段は、

Ver.2  →  Ver.3 へのバージョンアップ の場合 ¥15,000

新規導入の場合は、いつもと同じ ¥85,000

となります。

 

長文、お付き合いいただき、ありがとうございました!

エンジン
CLEAR WAYS 鍛造アルミホイール 取扱店!

2012年06月21日(木)

今日は、朝から、

クラシック MINI が、匠工房に、ご来店!

 

 

 

 

 

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で、作業は・・・・・・・、

VFC-eLM装着  &   LLC交換  &  バンテージ装着 !!

でも・・・、本当は・・・・・・、

クラシック MINI マガジンさんの 取材でした・・・・・・(笑)

 

 

 

 

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クラシック MINI の室内に、

有機EL の VFC-eLM  なかなか、似合ってましたよ~!

VFC-eLM の WEB サイトは、こちら。

そして、午後からは、こちらのお店に。

 

 

 

 

 

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そうです、RECARO シート  世界No1 のお店

ASM YOKOHAMA さんです。

来店の理由は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、

 

 

 

 

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そうです!

CLEAR WAYS  TT-10F の 新商品案内 なのであります。

そしたらね、 「じゃ~・・・」 ということで、

展示サンプル用として、1本 ご購入いただきました!

(あざーす!!)

 

 

 

 

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ですから・・・・・、

関東圏のみなさん!

ASM YOKOHAMA に行けば、いつでも、実物を ご覧いただけます!!

 

 

 

Z33 Z34 GT-R(32/33/34) ランサーエボリューション インプレッサ

S2000(ワイドフェンダー車) をはじめ、

10.0J 18インチ インセット +25

10.5J 18インチ インセット +20

サイズが、入りそうな みなさん、

一度、実物を見ていただければ、

きっと、「やるなぁ~」 って、言っていただけると思います!!

 

 

 

 

ということで、

ASM YOKOHAMA さんにて、

CLEAR WAYS  TT-10F のお取り扱いが、はじまりましたので、

みなさん、どうぞ、よろしくお願いしま~す!

 

 

CLEAR WAYS  TT-10F  WEB サイト

 

 

 

 

 

エンジン
FT ソフトマター って なんなのよ? Part②

2012年06月21日(木)

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某大手化学メーカーが開発した、

新規化学物質 FT ソフトマター

今回は、ジックリと、イラストにて解説したいと思います。

まず、FT ソフトマター の単体イラストは、

こんな感じとなります。

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(実物は、各部の形状が、イラストとは、少々違いますが、

カンタンに説明できるように、あえてシンプルにしてみました)

ポイントは、髭状に伸びた、「手」 です。

この 「手」 により、潤滑が厳しくなったら

FTソフトマター 同士が、どんどん合体していくんですね~。

では、前回説明した、潤滑の状態ごとに、説明していきましょう!

まず、油膜がバッチリある

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拡大図を見てみると・・・・・、

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この状態での FT ソフトマター は、

エンジンオイル内を 均一に混ざった状態で、浮遊しいています。

そして、

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拡大図

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少々、通路が狭くなる 弾性流体潤滑領域でも、

まだ、FT ソフトマター 同士は、合体せず、

狭い通路でも、均一に混ざった状態で、浮遊しいています。

でもって、潤滑が、徐々に厳しくなってくると・・・・・・・、

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拡大図

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もっと、通路が狭くなることで、

FTソフトマター が、金属に、絡み付きはじめ、

絡み付いた、FTソフトマター には、他の FTソフトマター が、

どんどん、合体していきます。

そうです!

エンジンオイル内で、 均一に混ざっていた、

FTソフトマター は、

潤滑の厳しい部分に、集結するのです!!

でも、

エンジンオイルの粒子は、FT ソフトマター をすり抜けることができますので、

FT ソフトマター によって、エンジンオイルの流れが、

妨げられることはありません。

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そして、かなり ヤバイ 潤滑状態になってくると・・・・・・・・・・・・、

な、なんと!!!

拡大図

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変身しちゃうんです!

この変身は、超分子構造体と呼ばれ、

元の単位分子での性格・性質とは、まったく別物・・・・・・。

また、この物質は、耐荷重性能に優れ、

摩擦係数が非常に低く、強力な潤滑性能を発揮するんですね~。

この、変身こそが、

「超分子」 パワーなのであります!!

これで、弾性流体潤滑領域を保持し、

混合~境界潤滑領域に移行することを防いでくれると言うわけです。

もちろん、エンジンオイルの粒子は、

変身後の FT ソフトマター でも、すり抜けることが、可能なのであります。ハイ。

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そして・・・・・・、

厳しい 状況を 乗り切ったら・・・・・・・、

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元のバラバラの状態に戻るのです。

もちろん、単一分子に戻った、FT ソフトマター は、

エンジンオイル内を 均一に混ざった状態で、浮遊しますので、

再び、潤滑に厳しい箇所が、発生すると、

その場所に集結し、超分子構造を作って、変身! してくれるのです!!

そう、FT ソフトマター は、厳しい部分の潤滑が終了しても

スラッジ になることなく、繰り返し、何度でも、

潤滑に厳しい部分が発生するたびに、活躍してくれる 

不死身の物質なのであります。

でもまぁ~、よくこんな 物質 よく見つけましたよね~。

さすが、レース関係の油脂開発を行っているメーカーさんです。

また、この FT ソフトマター は、

C(炭素)  H(水素)  O(酸素) のみから、構成されており、

環境にもやさしい 物質なのであります。

田中は、「世紀の大発明!」 といっても過言ではないぐらい、

素晴らしいと思うのですが、みなさんいかがでしたでしょうか??

エンジンオイル内に混入していて、デメリットは、ゼロ。

なのに、

「もしも?」 のときに、大活躍する FT ソフトマター

エンジンオイルは、守りのパーツだと考える田中にとって、

FT ソフトマター は、本当に強い味方です。

ただ、ひとつ、間違えていただきたくないのは、

TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」  の 最大の売り は、

油温が上昇しても、油圧が下がらない 粘度特性 だということです。

この 粘度特性 と、

今回ご紹介した FT ソフトマター のメリットは、まったく別です。

FT ソフトマター が、入っているから、油圧が下がらないわけではありません)

基本性能として、シッカリ、スイフトにマッチングする骨格を作って、

そこに、FT ソフトマター という、「最後の砦」 を添加したのが、

TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」 なのであります。

まぁ、ある面、FT ソフトマター は、保険だと思っています。

そして、

ベースオイル、各種添加剤、そして、FT ソフトマター 等々。

田中が採用した、すべての素材には意味があります。

現在のエンジンオイルのトレンドでは、

田中がチョイスしたものと、違うものが、

脚光を浴びているものも、あるかと思いますが、

発売して、半年、そして1年と、月日が過ぎると、

「なるほどね!」 って、きっと思っていただける と思いますよー。

(スゴイ自信・・・・・・・笑)

田中が、使ってみたいと思う エンジンオイルを

真剣に、そして、真摯に 作り上げた TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」

みなさん、ぜひ、よろしくお願いします!!

以上、FT ソフトマター の解説でした。

PS WEBサイトにも、上記のイラストを追加しました!

TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」 WEB サイト

エンジン
またまた、TM-SQUARE に 新商品 が!

2012年06月20日(水)

 

 

やっと、最終的な仕様が決まり、

リリースすることになった、TM オイルクーラー。

 

 

 

 

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いやはや、長い道のりでした・・・・・・・。

 

 

エンジンオイル の開発と、同時進行 でしたので、

やっぱ、2年間も、「あ~でもない、こ~でもない」 と、やっていたんですよね・・・・。

 

 

 

でも、まぁ~、トコトン 開発できましたから、

最終仕様に、田中は、大満足です!!

 

 

リリースまでには、もう少し、時間がかかると思いますが、

いかにも、TM らしい商品をお届けできるように、

頑張ります!!

 

 

全国のスイフト乗りのみなさん、もう少々、お待ち下さいね!

 

 

 

 

 

 

エンジン
FT ソフトマター って なんなのよ? Part ①

2012年06月20日(水)

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TM エンジンオイル 「M16A」 に配合されている

「FT ソフトマター」 と呼ばれる 怪しげ? な 新規化学物質・・・・・・・・。

(ホントは、なにも怪しくないんですけど・・・・・・・)

ということで、今回から 2回に分けて、

FT ソフトマター のことを 完全解説 したいと思います。

ぜ~んぶ 読み終わったら、きっと、「なるほどね~」 って、

言っていただけると思いますよ~。

では、はじまり はじまり~!

まず、この FT ソフトマター を作ったのは、

みなさんも、よ~くご存知の 超大手化学メーカーです。

(契約の問題で名前が出せません・・・・・・・)

液晶技術の分野において、ソフトマター は、すでに大活躍しており、

それを、はじめてエンジンオイルの添加剤として、

採用したのが、TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」 なのであります。

で、そもそも、ソフトマター というものは、何かと言いますと、

「超分子」 と呼ばれるものです。

すご~く カンタン に、説明すると、

酸素とか、水素とか 炭素とか、みなさんがご存知の 分子 ってありますよね?

たとえば、酸素(O) と、水素(H) が、合体(結合)すると、 H2O(水)になるとか、

中学校で勉強したと思います。

そして、これらの分子が、どんどん結合して、巨大化 したものを、高分子と呼びます。

(50万個とか、100万個とかの 分子が結合します)

もちろん、この高分子は、結合を繰り返すことにより、

元の単一分子とは、性格が変わり、まったく新しい性格になってしまいます。

でも・・・・、もう、元には戻れないんです・・・・・・。

しかし!

「超分子」 は、高分子と同じように、結合を繰り返し、違う性格になっても、

また、元の単一分子に戻れることが、一番大きな違いなんです。

イメージ的に、小学生の 組体操 で作る、ピラミッド のような感じです。

数十人の子供たちによって、ピラミッド を作った後、

また、個々の子供たちに戻りますよね?

この部分が、一番大きな違いなんですよ、高分子 と 「超分子」 は。

で、なぜ この 「超分子」 が、潤滑に有効かを説明する前に、

潤滑の基本的な部分を説明しますね。

知ってる方もいらっしゃるかと思いますが、

潤滑には、4つの状況が想定されています。

まずは、これ。

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そうです、やっぱ潤滑といえば、このイメージですよね!

この 分厚い油膜により、金属同士が擦れないので、非常に健全な、潤滑状態です。

で、この油膜が薄くなってくると・・・・・・・、

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と呼ばれる潤滑状態になります。

①よりは、状況的に厳しいですが、まだ、大丈夫な範囲です。

そして・・・・・・、

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になります。

少々、ヤバイ状況ですよね・・・・・・・・・。

小さいですが、金属部分に、ダメージが、発生しはじめます。

で、最後は・・・・・・・・、

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となります。

ここまでくると、OUT! なのは、わかりますよね。

では、次回、エンジンオイル内に FT ソフトマター が、

配合されていると、この潤滑状況が、どのように改善されるのか。

イラストにより、ジックリ 解説したいと思います。

エンジン
風呂好きの犬って・・・・・・・、

2012年06月14日(木)

あまり、

聞いたことがないのですが、

ラティーは、なぜだか、お風呂が 大好きのようです。

(某ホームセンター の セルフウォッシュ コーナーにて・・・・・)

お湯の温度を 少し低く設定すると、

すんげ~、気持ち良さそうにして・・・・・・・・、

そのうち、ウトウトと・・・・・・・。

ラティー!

寝たら死ぬぞ!!

エンジン
CLEAR WAYS TT-10F 年間生産数のお話

2012年06月14日(木)

CLEAR WAYS TT-10F は、

F1をはじめとするレーシングカーに使用されている

BBS鍛造ホイール(通称 レーシングライン)にて、

生産を行っている生粋のスポーツホイールです。

ですから・・・・・、

生産していただける本数に、かなり制限があります。

先日発売を開始した、

CLEAR WAYS TT-10F 18インチ の場合、

MAXで、年間 約100本 のみしか製造ができません。

だって、1本のホイールを作る時間を

先日 BBSさんに、お聞きしたのですが、かなりビックリでした!

だから・・・・、

「もっと、作ってくださいよ~」 とは、

さすがの田中もお願いできませんでした・・・・・・・。

まぁ~、これだけの こだわりと精度で、

妥協することなく、作っていただいているんですから、仕方ないですね。

これからも、作っていただける分を大切に、販売していきたいと思います。

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ということで、来年の春までに、デリバリーが可能なのは、

「25台分」限定となりますが、

ホイール剛性と、ライトウエイトが織り成す

究極のドライバビリティを求めるタイムアタッカーのみなさんに

お届けできればと思っております。

このホイールは、100% 機能部品です。

一般道で数十メートル走っただけでも、

BBSテクノロジーは、必ず理解いただけると思いますよ~。

CLEAR WAYS WEB サイトは、こちら!!

エンジン
CLEAR WAYS TT-10F  ホイールに、剛性が必要な理由

2012年06月13日(水)

まずは、下の写真を見てください。

 

 

 

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これは、FSW の 13コーナー と、プリウスコーナー の

「つなぎ」の部分を、Z33 にて走行している写真です。

注目するのは、右リアのタイヤ。

 

 

 

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どうです、この「たわみ量」!

FSW を走った方なら、良くご存知だと思いますが、

ここは、コーナーではなく、

全開で駆け抜ける コーナーとコーナーの 「つなぎ」の部分。

 

 

 

ということは、100R なんて、

まぁ~、凄いことになっているわけですよ。

タイヤはここまで、「たわむ」ということは、

当然、ホイールも内側に引っ張られ、「変形」しています。

 

 

 

 

車高3mm、トーイン1mmで、セッティングが変わる

タイムアタック車輌で、このセンチ単位の

「ヨレ」や、「たわみ」が、発生している事実。

 

 

 

いかに、ホイールの剛性が必要か?

その解説は、どんな文章より、

この写真が、すべてを物語っていると、田中は思います。

 

 

 

ホイール剛性の詳しい解説は、こちらまで!

 

 

 

 


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エンジン
CLEAR WAYS TT-10F  タイヤサイズのお話

2012年06月12日(火)

ホイールサイズと、タイヤ幅には、密接な関係があります。

 

 

たとえば、Z33の場合。

 

 

 

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265-35-18 タイヤ を 10.5J のホイールに装着すると、

全体的に 「硬い」 イメージとなり、

ドライバーは少々ピーキーな状況で、タイムアタックを行うことになります。

 

 

しかし、その 265-35-18 タイヤ を

今度は、10.0J のホイールに装着すると、このピーキーさが減少し、

ドライバビリティが大きく向上するのです。

 

 

反対に、275-35-18 タイヤ を

10.0J のホイールに装着すると、

今度は、ステアレスポンスの遅れや、

一般的に、「ヨーが残る」 と表現される、グニュグニュ感が発生してしまします。

 

 

たった、0.5J(12.7mm)のホイール幅の違いでも、

タイムアタックの世界では、

サイドウォールの引っ張り方によって、

タイヤのグリップ性能が、左右されてしまうんですよね~。

 

 

 

ということで、

 

CLEAR WAYS では、

 

10.5J 幅 には、275サイズ

10.0J 幅 には、265サイズ

 

をオススメしています。

 

 

 

 

以上、ラップタイムを出すための

ホイール選び ウンチク でした!!

 

 

 

 

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エンジン
鍛造アルミホイール CLEAR WAYS 専用 WEB サイト!!

2012年06月11日(月)

Z33 Z34 GT-R エボ インプ オーナー をはじめ

18インチ タイムアタッカーのみなさん、

大変お待たせいたしました!

 

 

 

CLEAR WAYS TT-10F 専用 WEB サイト が、完成しました!

(もちろん、商品写真も、バッチリ掲載しましたよ~!!)

 

 

 

CLEAR WAYS TT-10F WEB サイト

 

 

 

まだまだ、WEB サイト として、不完全な部分もありますが、
 
今後、少しずつ 充実していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

では、今日は、キャリパーマッチングについて、少々。

 

 

 

CLEAR WAYS TT-10F は、

タイムアタッカーのために、プロデュースされたホイールですので、

大容量キャリパーとの干渉がないよう、設計段階から、十分に配慮されています。

 

 

 

たとえば、10.0J ×18 および、10.5J ×18 を 

Z33 に装着される場合、

 

エンドレスさんの6POTキャリパーをはじめ、

装着が一番厳しいと思われる、35GT-R のブレーキ流用も、

可能なデザインとなっています。ハイ。

 

 

 

 

やっぱり、キャリパーとのマッチングは、

気になる部分ですからね~。

 

 

 

 

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あっ、それから、

 

現在は、

 

10.5J 18インチ  →  マットブラック (在庫あり)

10.0J 18インチ  →  DBK (在庫あり)

 

のみの、カラー設定となっておりますが、

 

 

 
10.5J 18インチ  →  DBK  が、7月上旬に入荷することが、決定いたしました!

 

 

 

 

商品に関する お問い合わせは、

CLEAR WAYS TT-10F 専用 WEB サイト 内 の

お問い合わせ から、お気軽にご連絡下さいね!

 

 

 

 

いや~、いよいよ、スタートです!

 

BBS 生まれの

タイムアタッカー 御用達  鍛造 アルミホイール ブランド。

 

CLEAR WAYS TT-10F を みなさん、どうぞよろしくお願いします!!

 

 

 

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