リム部の製造方法

2010年02月26日(金)

ホイールのリム部は、

鍛造工程だけでは作れません。

 

よって、リムを製造する方法も、

製造メーカーにより手法が違います。

 

一般的には、ホイールを回転させながら、

ホットスピニングという方法にて、

暖めながら圧力をかけて、

アルミを伸ばし、リム部を成型します。

(日本の伝統工芸である、ヘラ絞り に似ている技術です)

 

対して、BBS では、スピニング時に、

オイルにて摩擦で発生する熱を抑制し、

ホイールの熱を奪いながら、

リム部を成型する、

コールドスピニング方式を採用しています。

 

コールドスピニングのメリットは、

結晶流を粗大化させることなく、

緻密な鍛流線を細部にいたるまで、

作り出せることです。

 

 

サスペンションスプリングの製造方法に、

温間成型と冷間成型があるように、

リムの成型にも、温間と冷間があるのですね。

 

 

もちろん、この技術は、

BBS(ワシマイヤー)のみが使用できる、

強度に優れる手法なのです。

 

 

このように、各部に、

技術の魂が宿っているのです!

 

 

次回は、設計力と試験規格の

ことを少し。