ブレーキの踏み方 ⑤

2009年03月17日(火)

ブレーキの踏み方 ④ は、

かなりマニアックでしたが、

理解できましたでしょうか?

 

今回は、一箇所のブレーキだけではなくて、

サーキットをトータルで考えてみましょう。

 

まずは、下のグラフを見てください。

 

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このグラフは、レーシングカーで、

岡山国際サーキットを走行したときの

スピードとブレーキ踏力のグラフ(データロガー)です。

 

ドライバーの感覚から、

減速(シフトダウン)を伴うコーナーでは、

すべて、ロックするかしないかの、

ギリギリを狙っているのにかかわらず、

ブレーキ踏力は、コーナーによってかなり違っています。

 

そして、この踏力は、スピードに比例しています。

 

要するに、高いスピードからの減速になればなるほど、

初期のブレーキ踏力は強くなっていますよね?

 

これこそが、スピードにより、μ が、

変化していることへの実証です。 

 

すいません、今回もマニアックな話で。

 

サーキット別のデータロガーは、こちら  をどーぞ。

エンジン
バッフルプレートの製造者

2009年03月17日(火)

TM-SQUARE の商品は、

バッフルプレートといえども、

我らがレーシングネットワークの作品です。

 

では、バッフルプレートの製作依頼現場の再現を。

 

芹沢さん

「2機目のエンジンをバラして確認したけど、やっぱダメだね、メタル」

田中

「えー、何番?」

芹沢さん

「3番、4番だよ」

田中

「ちゅーことは、やっぱ、バッフル付けなきゃダメ?」

芹沢さん

「まあ、レーシングカーでは、ウエットサンプで付けていないエンジンは、

見たことないからね~」

田中

「わかりました・・・、(また、コンプリートエンジンの原価が・・・)」

「でもさぁ、どーせ作るんなら、すんごいのにしてよ」

芹沢さん

「それなら、フォーミュラTOYOTAで使ってた仕様だね」

「でも、誰に作らせる?」

「やっぱ、加工物の得意なメカニックが一番だと思うよ」

田中

「じゃ、やっぱり・・・、もしかして・・・・・」

芹沢さん

「そう、”アイツ”しかいないでしょ」

 

と言うことで、待つこと小一時間。

スーパーADバン(10年もの)に乗ってあの人が、

御殿場から静岡までやってきました。

 

片山

「オイーッス」

田中

「(相変わらずガラ悪~・・・)」

片山メカニックのことをご存じない方は、こちら ・・・。

芹沢さん

「おまえ、また、昨夜飲んでたな・・」

「もう、昼なのにまだ、酒抜けてねえのかよ・・・」

田中

「日高でしょ」 (御殿場の居酒屋さんね)

片山

「なんでわかんの?」

田中

「しかし、あんたも暇だね」

「こんなに早く来るとはね・・・・・」

片山

「暇とはどうゆうことですか!」

「だいたい、あんたらが呼んだんでしょうが!」

芹沢さん

「まあまあ・・・、いいから、仕事だよ」

 

という会話の中、

バッフルプレートの製作が始まったというわけです。

 

では、登場人物のおさらいね。

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芹沢さん

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片山さん

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田中

 

ということで、

バップルプレートプロジェクトは、スタートしたのでありました。

 

エンジンチューナーのノウハウと、

私生活は強烈ですが、

優れた加工技術を持つ「匠」 との、コラボレーション。

それが、TM-SQUARE のバッフルプレートなのです!