ZONE ブレーキパッド TT  全車種に対応可能!

2016年04月07日(木)

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いままで、スイフトのみにて、

テスト販売を行っておりました、

ZONE ブレーキパッド の TT 加工 が、

このたび、全車種に対応可能となりました!!

ということで!

本日は、この ZONE TT と呼ばれる  

ブレーキパッドに関して、解説を行いたいと思います!

まず、その前に、ZONE ブレーキパッド とは、

国産車、輸入車、レーシングキャリパーと、

すべてのクルマ(バックプレート)に対応可能な 

ブレーキパッド のブランドなのであります。

そして、最大の特徴は、

全16種類 も、摩材バリエーションがありますので、

使用するサーキット 

使用するタイヤサイズ

クルマのスペック

セットアップの状況

等々によって、最適なブレーキの効きに、合わせられることです。

(もちろん、ストリート ONLY に、合わせることも、可能です!)

たとえば・・・・、

ZC32S / FSWショート ラジアル 215サイズ なら  →  F 04M  R 88B  がオススメ!

Z33 / TC2000 ラジアル 275 サイズ なら  →  F 14B  R 14B  がオススメ! 

S2000 /  ラジアル & ストリート なら   →  F 88B   R 88B  がオススメ! 

といった感じで、必要に応じた摩材をチョイスできるのであります!

(おそらく、このブログを読んでいただいている みなさんは、ご存知ですよね・・・・笑)

そして、ZONE ブレーキパッド TT とは・・・・、

純正ブレーキパッドに装着されている 

鳴き止めシム を取り外すことを前提に、

ブレーキパッド摩材を 通常より 片側1mm 厚く製造した、

(厚みは指定が可能です!)

ライフと断熱性(新品時)に優れるブレーキパッド なんですね~。

より詳しく、解説しますと・・・・、

一般的に、純正ブレーキパッドには、

厚さ 約1mmの金属板である、「鳴き止めシム」が装着されていています。

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このシムを装着することで、

ブレーキ鳴きはある程度、抑制されるのですが、

高踏力を多用するスポーツドライビングでは、

ブレーキタッチが、悪化するというデメリットも、発生してしまいます。

ですから・・・・、

ブレーキタッチを より優先させるドライバー達は、

この鳴き止めシムを取り外した状態でブレーキパッドを

装着するケースが非常に多くなります。

そこで! ZONE ブレーキパッドTT では、

この 鳴き止めシム を装着しないことを条件に、

シムの厚さに相当する1mm分、

摩材の厚みを増やした状態で、ブレーキパッドを製造しました。

これを 図解しますと、こんな感じ でございます!

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そして、ブレーキパッド摩材を厚く設定できると、

メリットがあるんですね~!!

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ライフが伸びます!

たとえば、スイフトスポーツのフロントブレーキパッドの場合、

ブレーキパッド トータルの厚みは、14.4mm。

また、バックプレートの厚みは、5.0mm ですので、

摩材部分の厚みは、14.4mm - 5.0mm = 9.4mm です。

しかし、この 9.4mm の摩材すべてを使用できるのではなく、

スポーツドライビングでは、摩材が薄くなった状態で使用すると

剝離する危険性があるため、使用可能な残厚リミットは、

5.0mm に設定されています。

よって、実際に使用できるのは、9.4mm - 5.0mm = 4.4mm となります。

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そして、この 使用可能な 4.4mm に、

ZONE ブレーキパッドTT では、+1mm の厚みが追加されますので、

合計 5.4mm が有効に使用できる摩材厚となります。

要するに、計算上、通常のブレーキパッドから、

なんと! 22.7% 使用できる摩材が増えることになり、

ライフへ対して大きなアドバンテージとなるのです。

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左  通常のブレーキパッド     右  ZONE ブレーキパッド TT !

メリット2  

断熱効果が向上します!

ブレーキパッド摩材は、とても優秀な断熱材です。

この断熱性能にて、たとえ ブレーキローターの温度が、

600℃ を超える状況でも、キャリパーや、ブレーキフルードへの

熱伝導を抑制しています。

ZONE ブレーキパッドTT では、

新品時の摩材が、1mm 厚くなることから、この断熱効果がより向上し、


◎ 連続周回でも、効きが安定している

◎ 剛性感のあるペダルタッチ

といったメリットも発生させます。

また、ブレーキパッドは、上記の理由にて、

摩材が厚いと摩材本体の温度も上がりにくくなることから、

磨耗のスピードが、残厚によって、異なります。

当然、断熱効果の高い新品時の方が、

同じ負荷でも磨耗量は少なく、残厚が半分ぐらいになると、

磨耗するスピードが速くなるといった特性を持っています。

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以上のことから、通常品より、摩材が +1mm 厚くなる 

ZONE ブレーキパッドTT では、

摩材が厚くなった割合(22.7%)以上に、実際のライフは、向上するのです。

いや~、こんなに、マニアックなブレーキパッドが、販売できて、

本当に、工場のみなさんには、感謝、感謝でございます!!

装着時/使用上のご注意

○本製品を装着される場合は、鳴き止めシムは、絶対に装着しないで下さい。

また、装着後、試運転を行い、ブレーキに引きずりがないことを必ずご確認下さい。

○本製品を装着すると、ブレーキ鳴きの発生頻度が高くなる場合があります。

なお、本製品に関しまして、

お問い合わせ、ご質問 等がございましたら、

株式会社 ミノルインタ-ナショナル

TEL   04-2788-7878

メール  info@bm-zone.com

まで、どうぞよろしくお願いいたします!

そして!

ZONE ブレーキパッド TT の WEB サイトは、こちら!!

ということで!

いかにも、ZONE らしい、

ZONE ブレーキパッド TT (加工)

ZONE の全アイテムにて、対応が可能となりましたので、

ライフの延長 & ペダルフィールの向上に、

みなさん! どうぞよろしくお願いします!!

スイフト専用! ZONE 「RT」 & 「TT」 発売開始 の お知らせ!! 

2016年01月19日(火)

 
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先日、モニター販売を行い ご好評をいただきました

ZONE TT

現在、すべての車種にて、

ご要望があれば、対応できるように、準備を進めておりますが・・・・、

その前に・・・・・、

ずっと水面下にて、開発を続けておりました

もうひとつの ZONE ブレーキパッド

ZONE 「RT」 という名前の試作品が、

出来上がったのであります!!

このネーミングの 「RT」 とは、

リジットタイプ の 頭文字 なんですね~。

では、詳しく解説しましょう。

スイフトの ブレーキ キャリパー は、

みなさんもご存知のとおり、

1POT タイプ (別名、片持ちタイプ) と呼ばれる形状をしています。

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下図のように、ブレーキペダルを踏むと、

ブレーキフルードに圧力がかかり、

キャリパー内のピストンが押されます。

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そうです! ピストンが押され、

ブレーキパッドがローターを挟み込むことから、

その摩擦によって、ブレーキが効くという構造になっています。

この 1POT タイプ は、部品点数が少なく、

コスト的には、とっても有利なのですが、デメリットもあります。

中でも、田中がとっても懸念する

ブレーキコントロール & ドラテクに直結する 大きなデメリットは、

ピストン側のブレーキパッドにかかる圧力が、場所によって、異なるという部分です。

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まぁ・・・、システム的に、当然と言えば、それまでなんですけど、

ピストンが当たる ブレーキパッドのセンターは、圧力が高く、

ピストンがタッチしない 両外は圧力が低くなってしまいます・・・。

ちなみに・・・、ピストンが当たらない反対側のブレーキパッドは、

キャリパーの 「2本の爪」 でガッチリと、ホールドされていますので、

ほぼ均等に、ブレーキパッドに圧力が、かかります。

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で、問題のピストン側ですが、

ピストンがバックプレートに当る 中央部の 圧力が高くなることから、

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サーキット等、強い踏力 & 高温 といった状況で、連続使用すると、

ブレーキパッドの中央部分のみ磨耗が進み・・・・・、

結果、ブレーキを踏んでいるときに、バックプレートが、反ってしまいます。

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こうなると・・・・・、

ブレーキの踏み始めから

しっかり、摩材がローターに密着するまでの間

ペダルストロークが増大し、非常にタッチの悪いブレーキになってしまいます。

それに、

ピストン側のブレーキパッドが全面で使用できないことから、

高温、高踏力では、本来の効きを発揮できないこと・・・・・。

そして、中央部が磨耗し、ブレーキング中に、バックプレートが反ることで、

ブレーキパッドが薄くなった状況では、摩材が剥がれやすくなること・・・・・・・。

(※ ブレーキパッドは、残厚 5mm 以下では使用できないと、製品にも明記されています)

このあたりも、サーキット走行では、デメリットになりますよね・・・・・。


そこで!!

だったら・・・・・・、

ピストン側のバックプレートのみ

通常の材質より、圧倒的に硬い材質で、

ブレーキパッドを作ったらどうなるのか・・・・?

という、ある面、田中の興味にて、

試作のブレーキパッドを作ってみると・・・・・・・、

これが、なかなか・・・・、

いや! かなり、素晴らしい!!

通常のバックプレートと比較して、

① ブレーキのタッチが素晴らしい!

これは、バックプレートが反らないことも大きいですが、

単純に、ピストンが当たる部分のバックプレートが硬いことで、

ピストンがバックプレートに、「めり込まない」 ことも、影響していると思われます。

② 同じ摩材での比較にて、ほんの少し、効きが強くなる!

ピストン側のブレーキパッド摩材が、ローター全面に当たることから、

ほんの少しですが、ブレーキの効きが向上します。

また、サーキット走行においても、ブレーキパッド のセンター部分のみ

磨耗が進むことも、大きく抑制されます。

③ コントロール性が大幅に向上する!

タッチがよくなることが、大きくコントロール性に関与していますが、

踏力に対して、効きがより、リニアになることも、

コントロール性を向上させています。

といった メリット を テスト ドライバー 田中ミノルは、感じました。

そして、この高硬度のバックプレートが、

アリなのか、ナシなのか、みなさんのご意見をお聞きしたく、

テスト販売というカタチで、

スイフト限定、 04M 10F 摩材 限定にて、

販売をスタートしたいと思います。

※ ZONE 「RT」 は、フロントのみの設定となります。

※ バックプレートは、IN側 (ピストン側) のみ、硬度の高い材質が使用されています。

(OUT側のパックプレートは、通常品となります)

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また、この ZONE 「RT」 は、鳴き止めシム を

装着しない想定で製作しておりますので、

ブレーキパッド摩材を 片側1mm 厚く設定した TT 仕様品 のみとなります。

で、お値段は・・・・・・、



ZONE 「RT」 For ZC31S/ZC32S

フロント 04M 摩材   19,980円

フロント 10F 摩材    21,060円

そして、今まで、モニター販売のみ実施しておりました ZONE 「TT」 も、

スイフト限定、そして、以下の摩材限定となりますが、

テスト販売を行いたいと思います。

※ ZONE 「TT」 は、フロントのみの設定となります。



ZONE 「TT」 For ZC31S/ZC32S

フロント 04M 摩材   18,360円

フロント 05K 摩材    18,360円

フロント 10F 摩材    19,440円

なお、両アイテムとも、鳴き止めシムを装着しないことを前提に、

摩材を片側、1mm 通常より厚く作っていますので、

以下のことに、ご注意下さい!

注意① 

ZONE 「RT」 または、「TT」 装着時、

鳴き止めシムは、絶対に装着しないで下さい。

注意②

装着後、試運転を行い、

ブレーキに引きずりがないことを必ずご確認下さい。

でもって! ご注文は、


ZONE マテリアルソムリエ店

全国の ZONE 取扱店

または、下記の ご購入フォーマット をクリックいただくと、

弊社、WEBサイトより、ご注文いただけます!



ご購入フォーマット

とまぁ~、今のところ スイフトONLY / 摩材限定 となりますが、

ZONE 「RT」

ZONE 「TT」

タイムアタックシーズン真っ只中 ということで、

全国のスイフトオーナーのみなさん どうぞ、よろしくお願いします!!

なんだか・・・・・、

いかにも、田中らしい商品ですよね・・・・・・・(笑)